東海部品工業が玉沢地区に進出 三島市
三島市の豊岡武士市長は１１日の市議会１１月定例会一般質問で、玉沢地区の医療健康関連産業等集積事業用地に関し、整形外科用インプラントや手術機械を手がける東海部品工業（沼津市）を事業予定者に選定したと明らかにした。土屋利絵氏（改革みしま）、宮下知朗氏（新未来２１）への答弁。
市によると、同社は医療機器の開発や製造拠点とする意向で、約５０人が勤務する予定。隣接する三島総合病院などと医療機器の共同開発にも将来的に取り組む構想を示したという。
東駿河湾環状道玉沢インターチェンジ近くの事業用地は市有地と民有地が混在した市街化調整区域で誘致企業が限定され、企業誘致が困難だった。市は県の「ふじのくにフロンティア推進区域」の指定を受けて企業の進出を後押しし、医療・健康関連産業用途に絞って公募した。同社は民有地の地権者との売買契約を既に完了し、市有地の売買契約を１９日に締結する。
豊岡市長は現在の企業誘致に関し、現在約８０社と接触し、そのうち約６０社と意見交換を継続実施していると明かし「県東部の拠点優位性を生かして働きかけを続けていく」と述べた。
（三島支局・岡田拓也）
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