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テーマ : 三島市

水の都再生へ、GW三島の取り組み評価 静岡県初の水環境文化賞

 三島市を流れる源兵衛川の環境改善などに取り組むNPO法人グラウンドワーク(GW)三島が、水環境の保全・創造に関する社会・文化活動で顕著な団体や個人を表彰する公益社団法人日本水環境学会の「2023年度水環境文化賞」に選ばれた。県内では初めてという。

GW三島が管理する三島梅花藻の里の状況を確認する渡辺専務理事(左)ら=三島市南本町
GW三島が管理する三島梅花藻の里の状況を確認する渡辺専務理事(左)ら=三島市南本町

 GW三島は1990年以降、源兵衛川の環境改善活動を続け、豊かな水辺自然空間を復活させた。一時は消滅したミシマバイカモを三島梅花藻の里で増殖させて移植し、多様な生き物が生息できる環境を整えた。2003年からは土地所有者の高齢化や管理放棄により放置竹林に覆われた松毛川の環境改善にも取り組んでいる。インストラクターの育成や子どもを対象にした環境講座の開催なども行っていて、地域協働で三島の水環境を再生する活動全体が評価された。
 渡辺豊博専務理事は「水の都三島を再生しようとやってきたことが正しかったと自信が持てた。支えてくれた人と喜びを分かち合いたい」と話した。
 同賞は今回、4団体が選出。1997年の開始以来、23道府県の43団体・個人が受賞している。表彰式は3月7日に同学会の年会で行われる。
 (三島支局・岡田拓也)

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