伊豆活性化へ「ファン倶楽部」 三島で集い 首長ら意見交換
関係人口の増加や観光、産業の振興を目指す三島、熱海、函南の2市1町による共同事業「伊豆ファン倶楽部」のキックオフイベントがこのほど、三島市で開かれた。行政や商工観光関係者らが集い、伊豆地域の活性化に向けた可能性を共有し、事業への期待を高めた。
3市町の首長らが登壇した座談会は「伊豆ファン倶楽部と株主人口がもたらす地方創生の未来図」をテーマに開催。各市町の魅力を伊豆全体に広げていくための方法などを語り合った。
デジタル庁の村上敬亮統括官も登壇し、事業の目的として地元住民による新たな挑戦を増やし、そのファンを増やして循環させていく必要性を強調した。「事業者がチャレンジするからファンが生まれる」と話し、地元の熱量のある人を見つけ出していく大切さを訴えた。事業に関して「伊豆全体でやれば夢がある」と話し、2市1町にとどまらない広がりを期待した。
同事業は、パスポート発行された会員に提携事業者から会員限定の体験などを提供し、ポイントサービスも実施する。提携事業者には、会員の行動履歴や購買のデータを還元し、売り上げ促進やサービス創出に役立ててもらう。