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テーマ : 三島市

レモンを東部特産にブランド化へ研修 三島で生産者ら

 熱海市が「国産発祥の地」とされるレモンを県東部の新しい特産品に育てようと、JAふじ伊豆(沼津市)は22日、マーケティングセミナーを三島市内で開いた。レモン生産者やJA職員ら約50人が、ブランド化に向けた考え方を学んだ。

JAふじ伊豆が開いたマーケティングセミナーで説明する岩崎教授=三島市内
JAふじ伊豆が開いたマーケティングセミナーで説明する岩崎教授=三島市内

 県立大(静岡市駿河区)経営情報学部の岩崎邦彦教授が講師を務めた。冒頭、「品質は重要だが、品質を超えた『何か』が必要」と述べた。経営者千人に調査して分かった強いブランドの条件として、①コンセプトが明確②感性に訴求する物③メディアに取り上げられやすい情報発生力④口コミ発生力―を挙げ、①と②は消費者千人への調査でも必要とされている条件だと説明した。
 消費者はモノを売るだけでなく体験とともに消費する「コト消費」の創出を求めているといい、「JAふじ伊豆のレモンと消費者の出会いの場を増やすのが有効」と呼びかけた。「東日本にはレモンを特産としている自治体が少ないのも有利に働くのでは」と応援した。

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