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テーマ : 三島市

地元野菜を子ども食堂に JAふじ伊豆三島函南が週1で提供開始 協力農家「助けになりたい」

 JAふじ伊豆三島函南地区本部は今月から、三島市内で子ども食堂の運営や宅食事業を行うNPO法人の「縁」と「森のようちえん 太陽と緑の風クラブ」に新鮮な野菜の寄付を始めた。同市谷田のファーマーズマーケット「みしまるかん」に出荷する農家の協力を受け、週1度提供する。

出荷者から提供を受けた野菜を積み込む職員=三島市谷田のみしまるかん
出荷者から提供を受けた野菜を積み込む職員=三島市谷田のみしまるかん

 子ども食堂で食材の確保が困難になっているという話を同JAの職員が聞いたのがきっかけ。「食での地域貢献はJAの役割。困っている人たちの助けになりたい」と考えて寄付を決めた。
 昨年12月に出荷者へ説明を始め、すでに約40人が賛同した。各農家の出荷物から1品ずつ集め、提供している。農家によっては、市場に出荷しきれなかった野菜を提供してくれる場合もあるという。16日はトマトや白菜、ブロッコリー、ネギ、ニンジンなど段ボールいっぱいに詰められた野菜を寄付。春の七草として出荷しなかったカブやセリ約200キロも農家から提供を受けて手渡した。
 縁は、子どもの居場所「ONeぴーす」(東本町)での月1回の子ども食堂や週3回の子ども向け宅食事業を展開。森のようちえんは毎週火曜、伊豆国分寺(泉町)で「寺っ子家子ども食堂」を開設している。高橋麻子理事長は「いろいろな野菜を子どもに提供できる。感謝しかない」と喜んだ。
 (三島支局・岡田拓也)

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