「地下水に異常あれば中断」 三島駅南口再開発 市が説明会
三島市は17日夜、JR三島駅南口東街区再開発事業に関する市民説明会を市民文化会館で開き、市担当者が事業概要や地下水保全対策、工事スケジュールを説明した。地下水に異常が見られた場合、施工業者は作業を中断し、市に報告するとともに原因を究明する対応になっていると強調した。
![事業概要や地下水保全対策について説明があった市民説明会=三島市の市民文化会館](/news/images/n140/1395948/IP240118TAN900044000_O.jpg)
工事は地下水に配慮した工法を採用して実施。事業区域を挟んでモニタリング調査し、影響の有無を把握できる状態になっているという。解体・整地工事は1月下旬に開始し、建物の建設工事は4月から始まる予定。完成は2028年2月を見込む。
工事に伴い、現在の市営駐車場は1月末で閉鎖する。工事期間中も駅利用者の送迎用駐車場を維持し、着工から約2年間は三島駅最寄りの敷地西側に32台の仮駐車場を設置する。26年3月ごろからは事業敷地東側に建設する駐車場棟の一部を活用する。周辺の渋滞対策として、搬入口での警備員配置、通勤通学時間帯における工事車両出入りの配慮などが講じられるという。説明会には市民ら約170人が参加した。
(三島支局・岡田拓也)