一流音楽家 中学生などに吹奏楽指導 三島
日本を代表する指揮者や奏者による吹奏楽クリニックがこのほど、三島市の市民文化会館で開かれた。プロの指導を受けた受講者の演奏は見る見るうちに変化していった。一流音楽家と市民が協働で作り上げる「三島せせらぎ音楽祭」の一環。
![下野さん(右)から指導を受ける受講者=三島市の市民文化会館](/news/images/n138/1375837/IP231210TAN900033000_O.jpg)
広島交響楽団音楽総監督を務める指揮者の下野竜也さんと、トランペットの東京都交響楽団首席奏者高橋敦さんが講師を務めた。県東部の中学生で構成するU―15伊豆中学生選抜吹奏楽団の練習では、バッハのアリオーソなど2曲を指導。演奏や表現の仕方などを丁寧に伝え、下野さんは「細かい音符も焦らずに演奏することでお客さんにより伝わる」と助言した。
三島市民吹奏楽団や県内のアマチュアオーケストラに所属するトランペット奏者も指導を受けた。吹奏楽団への指導は一般公開され、指導者らが見学した。
同音楽祭は来年2月8~11日に市内で開催する。