あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 三島市

Vリーグ 東レ新戦力、上位浮上 後押し 内定選手合流 20日から沼津連戦

 バレーボールVリーグ男子1部の東レに内定選手3人が合流し、リーグ戦上位浮上を後押しすべく、練習に打ち込んでいる。加わったのはアウトサイドヒッター山田大貴(函南町出身、清水桜が丘高出、早大)とリベロ武田大周(明大)、セッター小野寺瑛輝(国際武道大)。小野寺は別メニューで調整中だが、最も早く合流した武田は今月4試合にスタメン出場。20、21日に沼津市総合体育館で行われるパナソニックとのホーム戦でも出番が見込まれる。

スパイクの練習をする東レの山田=三島市の東レ体育館
スパイクの練習をする東レの山田=三島市の東レ体育館
レシーブ練習に取り組む東レの武田=三島市の東レ体育館
レシーブ練習に取り組む東レの武田=三島市の東レ体育館
スパイクの練習をする東レの山田=三島市の東レ体育館
レシーブ練習に取り組む東レの武田=三島市の東レ体育館

山田(函南出身) 攻撃力で「勝利貢献」  大学4冠、全日本大学選手権決勝MIPの実績を引っさげて合流した山田。大学4年間で体重は約8キロ増え、筋力も付いて「安定した高さでスパイクを打てるようになった」。東レアローズジュニア出身者の入部は富田(沼津市立高中等部出)に続く2人目。「チームの勝ちに貢献したい」と持ち前の攻撃力に磨きをかける。
 早大ではWD名古屋入りする同期の水町や1学年上の大塚(パナソニック)ら「すごい人たちを見てきた」。大塚が4年時に日本代表活動で不在の間に出番が巡ってきた。「大塚さんがいたら試合に出られていない。3年生で実戦経験を積めたのは大きかった」と巡り合わせに感謝する。
 実績は十分だが謙虚に足元を見つめている。「攻撃では(富田)将馬さんのようなテクニックとバリエーションが足りない。米山さんのように長く続けるには守備力も必要」と先輩から多くを吸収するつもりだ。
武田 強力サーブを「返し続ける」  篠田監督が「守備範囲が広い」と期待を寄せる武田は昨年12月12日に合流。既にリーグ戦デビューを果たし、特にサーブレシーブに手応えを得た。「コートの7割くらいは自分でいける自信がある」と頼もしい。
 ただ出場した4試合は東レより順位が下のチームが相手。20、21日に対戦するパナソニックは日本代表で固めたスター軍団だ。中でもエース西田のサーブは破壊力抜群。武田は「どのくらい通用するのか楽しみ。(サーブを)返し続けたら注目してもらえる。(日本代表リベロの)山本さんに拾い負けしたくない」と強気だ。
 小1でバレーを始めた当時から「日の丸を付ける」という目標は変わっていない。「目立つポジションじゃないけれど、武田がいるから東レが勝てると評価してもらえるようになりたい」と静かに闘志を燃やす。
 (結城啓子)

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

三島市の記事一覧

他の追っかけを読む