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有機農業拡大へ　交礼会で戦略学ぶ　ＭＯＡ三島普及会

　三島市で市民農園を展開し、環境に優しい持続可能な農業を推進する「ＭＯＡ自然農法三島普及会」は２１日、新年交礼会を同市のＭＯＡ三島会館で開いた。

　公益財団法人農業・環境・健康研究所の岩元明久代表理事が講演し、農林水産省が２０２１年に策定した「みどりの食料システム戦略」について解説した。５０年までに国内の耕地面積に占める有機農業の割合を２５％（１００万ヘクタール）に拡大する目標を掲げ、有機農業に地域ぐるみで取り組む産地「オーガニックビレッジ」の創出を進めていると紹介した。
　一方、自然農法に比べ、農薬や肥料などを使った一般的な農法は「地力がなく健康でないので、すぐ効く化学肥料が必要になる」とも言及。自然農法の普及は容易ではなく、地道に理解を求めていく必要性を強調した。

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