幸せな地域の実現へ宣言 三島市、商議所、自治会連
三島市や三島商工会議所、市自治会連合会はこのほど、幸せな地域や社会の実現に向け、精神・身体・社会的に満たされている状態を指す「ウェルビーイング」を進める宣言を市民文化会館で共同表明した。幸福学の第一人者として知られる慶応義塾大ウェルビーイングリサーチセンター長の前野隆司氏による講演会に合わせて実施した。
前野氏は幸せを感じる精神的な状態として4因子を提唱する。宣言は「挑戦しよう」「感謝の気持ち」「なんとかなる」「ありのままに」の4因子に加え、三島にできることを考える市独自の「Withみしま」を掲げた。
共同表明に合わせ、豊岡武士市長は「市民が元気で幸せを感じるまちづくりを進めたい」、商議所の石渡浩二会頭は「企業を通じて地域に貢献する」、連合会の内田新一会長は「(宣言内容の)輪を広げていこう」とそれぞれ決意を示した。
前野氏は「幸せな地域、社会の実現と地域活性化」と題して講演し「利他的な人は幸せ。みんなが良いまちをつくろうとする町は幸せ」と呼びかけた。
(三島支局・岡田拓也)