三島の課題解決へ提案 多業種参加 研修プログラム発表
三島市内外の異業種の参加者がビジネスプランを考える研修プログラムの最終発表会がこのほど、同市の三島商工会議所で開かれた。多様な年代で構成した6チームが、三島の地域課題を解決するプランを紹介した。
プログラムは同市のイベント企画会社「結屋」が東京都の研修会社と連携して企画した。市内外の多様な人材の視点で三島の課題解決を図るとともに、市外からの参加者が研修を通じて地元住民らと交流することで関係人口の創出にもつなげる狙い。
参加者は20代から50代までと幅広く、都内の大手製造企業の社員や地元の大学生、金融マンなど業種もさまざま。10月に三島の課題を知るためのフィールドワークをした後、5~6人でチームをつくり、ビジネスプランを練り上げてきた。
参加者は、家族旅行を楽しむための観光案内サービス、ふるさと納税返礼品としての体験型旅行プランの提供などを提案した。欧米からの訪日観光客取り込みを狙うチームは「帰りたくなる街、三島」と題し、古民家をリノベーションしたゲストハウス運営を紹介。農業や伝統芸能の提供で長期滞在を促し「現代版の三島宿にしたい」とアピールした。
(三島支局・岡田拓也)