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テーマ : 芸能・音楽・舞台

鍵盤楽器奏者、ADAM at 「DJ」名義で初アルバム “六者六様”リミックス

 SBSラジオ「ADAM[アダム] at[アット]の詞がないラジオ」のパーソナリティーを務める鍵盤楽器奏者ADAM at(磐田市)が、サイドプロジェクト「DJ ADAM at」名義の初アルバム「百物語」を発表した。

「リミキサーには自由にやってもらった。“のりやすさ”しか要望していない」というADAM at=4月下旬、静岡市駿河区(写真部・宮崎隆男)
「リミキサーには自由にやってもらった。“のりやすさ”しか要望していない」というADAM at=4月下旬、静岡市駿河区(写真部・宮崎隆男)

 2017年から続く同プロジェクトは、バンド形式で演奏している楽曲を電子音楽として再構築し、DJ機器を使ってノンストップで聴かせるライブ形式。「ADAM atはジャズに分類されることが多いけれど、DJ ADAM atはクラブミュージックに近い感覚。(低音打楽器の)“四つ打ち”で同じ展開を繰り返し、音の抜き差しを考えます。お酒を飲んで踊るのにいいと思って」
 今作では新曲「百物語」に加え、既発表の6曲を6人の音楽家やDJらがリミックスしている。「彼らには『ご自由に』と言って曲をゆだねました。素晴らしいミュージシャンたちの解釈を楽しみたかった」
 ファンにはなじみの楽曲が、新たな音を足したり音響的な効果を加えたりすることで、全く異なる装いをまとった。“六者六様”の味付けに仕上がった。
 原曲のスネアドラムの音をハンドクラップに置き換え、軽やかなギターカッティングをループさせた「Install」(Schroeder―Headzリミックス)とともに強い印象を残すのが、高速ドラムンベースの「Echo Night」(Kosuke Takahashiリミックス)だ。「フロアで映える、どんぴしゃなものが来たなと。いろいろな要素を付け加えて、例えるならアイドルのファンが踊りやすい曲になった。『Install』が東京の港区だとしたら、渋谷の道玄坂のようなイメージですね」
 新作に合わせたツアーが始まっている。県内では14日に静岡市葵区の「フリーキー・ショウ」、7月3日に浜松市中区の「G―SIDE」でライブを行う。7月1、2の両日は同市西区の浜名湖ガーデンパークでインストバンドを集めた野外イベント「INST―ALL FESTIVAL(インストール・フェスティバル)」を主催する。「地方都市にインストバンドが集まる機会はあまりない。全国から多くの人が『楽器のまち浜松』に来る機会になれば」

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