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テーマ : 芸能・音楽・舞台

信康の非業の死、筑前琵琶で描く 「二俣城に散りし花」初演 浜松で奏者・藤高さん

 浜松市天竜区二俣町の天竜壬生ホールでこのほど、筑前琵琶奏者・藤高りえ子さんの公演が開かれた。委嘱制作された「信康 二俣城に散りし花」が初演され、400人を超える観客を魅了した。

熱演を披露する筑前琵琶奏者の藤高さん=浜松市天竜区二俣町の天竜壬生ホール
熱演を披露する筑前琵琶奏者の藤高さん=浜松市天竜区二俣町の天竜壬生ホール

 「平家物語」の「祇園精舎」に始まり、古典と創作琵琶を織り交ぜた計6曲が演奏された。曲間には、藤高さんが琵琶の歴史や曲についての説明を加え、筑前琵琶の世界に誘った。
 徳川家康の嫡男で、同町で自刃した信康をテーマにした新作について藤高さんは、「明確な悪人をつくらないよう構成した。信康がどんな人だったか想像を膨らませていただきたい」と解説。約15分の熱演で、信康の生涯と非業の死を描いた。
 演奏会シリーズ「壬生の響き」(浜松市文化振興財団主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の第3回公演として開催された。

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