能登半島地震の早期復興願う 静岡・草薙神社で祈りの舞
多数の犠牲者を出した能登半島地震の被災地の早期復興を祈ろうと、静岡市清水区草薙の草薙神社舞殿で3日、「浦安の舞」が披露された。親子連れなど地元住民が見守る中、宮司の森千早都さんが伝統的な振り付けで舞を舞うと拍手が起こった。
同神社で毎年恒例の節分祭に合わせ、特別に行われた。氏子総代の杉田政明さんによると、浦安の舞の「浦」は心を意味し、「安」は安らぎを意味する。浦安とはもともと日本の美称で、舞は日本の平和を願うために作られた神楽という。浦安の舞の披露の前には、弓の音を鳴らして邪気を払うという「鳴弦式」も地元弓道関係者によって執り行われた。
例年通り豆まきも境内で行われ、豆まき前には能登半島地震の犠牲者に対して黙とうも行われた。