情感豊かな語りに“ゾクッ” 伝承アレンジ 怪談師が披露 牧之原 東アジア文化都市
牧之原市坂口の龍門山石雲院で28日、人気怪談師城谷歩さんを招いた「石雲院百怪談」が開かれた。静岡県が推進する交流事業「東アジア文化都市」の一環。
荘厳な雰囲気が漂う本堂内に設けられた高座で城谷さんは、石雲院にある「袈裟(けさ)切りの墓」にまつわる伝承をアレンジした怪談などを次々に披露した。緩急をつけた情感豊かな語り口で繰り広げられる物語に、集まった約200人の来場者は息をのんで聞き入っていた。
イベントは市内に新たな文化拠点を創出しようと、静岡空港周辺の活性化に取り組むNPO法人「ソラノワ」が主催した。