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テーマ : 芸能・音楽・舞台

SPAC、GWに静岡で国内外5作品上演 ふじのくに⇄せかい演劇祭2024の概要発表

 静岡県舞台芸術センター(SPAC)は15日、静岡市内でゴールデンウイークに開催する「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」の上演作に関する発表会を同市駿河区の静岡芸術劇場で開いた。4月27日~5月6日に国内外の5作品を届ける。

上演作品について説明する宮城芸術総監督=静岡市駿河区の静岡芸術劇場
上演作品について説明する宮城芸術総監督=静岡市駿河区の静岡芸術劇場

 SPACと鳥取市の劇団「鳥の劇場」との共同作品となる安部公房作「友達」のほか、SPACの拠点の一つである舞台芸術公園(静岡市駿河区)周辺を散策しながら演劇を楽しむ「かちかち山の台所」、ドイツの演出家トーマス・オスターマイアーさん率いる劇場「シャウビューネ」によるアントン・チェーホフ作「かもめ」など。同時開催する「ふじのくに野外芸術フェスタ2024静岡」では、駿府城公園(同市葵区)の特設会場で、岡倉天心のオペラ台本を下敷きにしたSPACの新作「白狐伝」を披露する。
 宮城聰芸術総監督は「他者との関係に期待せず、自己完結する処世術が広がっている」と社会情勢を指摘。「今は鑑賞するために努力やエネルギーが必要かもしれないが、20年後にも見た人の体に残り自身の成長や変化が感じられる作品を選んだ」と語った。
 期間中の5月4~6日には、国内外のアーティストが静岡市中心部でストリートパフォーマンスを披露する「ストレンジシード静岡2024」も行う。
 (教育文化部・鈴木明芽)

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