あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 芸能・音楽・舞台

「国内最年少」リサイタル コントラバス、稲木君(森下小5年) 父に師事、2年で急成長

 静岡市駿河区の森下小5年稲木大和君(11)が10日、コントラバスのリサイタルを同市葵区の静岡音楽館AOIで開催する。父親の稲木良光さんによると、コントラバスのリサイタル主催者としては国内史上最年少になるという。

コントラバスリサイタルに臨む稲木君=静岡市駿河区
コントラバスリサイタルに臨む稲木君=静岡市駿河区

 大和君がコントラバスを始めたのは約2年前。プロのコントラバス奏者である良光さんの勧めで、子ども用サイズのコントラバスに触れた。自宅のリビングで毎日練習を重ね、約半年間で自分の背丈よりも大きな楽器で曲目を演奏できるようになった。2021年の日本演奏家コンクールプライマリー弦楽器部門金賞を皮切りに数々のコンクールで受賞を重ね、現在は難易度の高い音楽大学レベルの演奏曲にも挑戦する。
 高度な技術が必要な「速弾き」が得意技。「きれいな音が出るとうれしい」とあどけない表情で話し、楽器を手にすると真剣なまなざしで演奏に没頭する。良光さんは「一人のプロ奏者として、大和の演奏に才能を感じた」と話す。
 10日のリサイタルは「カプッチー コントラバス協奏曲第1楽章」など全12曲を披露する。入場無料。午後2時半開演。
 (社会部・鈴木紫陽)

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

芸能・音楽・舞台の記事一覧

他の追っかけを読む