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テーマ : 芸能・音楽・舞台

磯村勇斗さん故郷で夢舞台 出身劇団、高校生と共演へ 沼津市制100周年事業 

 沼津市出身の俳優磯村勇斗さん(30)が7月に同市で上演されるロシアの劇作家チェーホフの戯曲「プロポーズ」に出演する。高校時代に初舞台を踏んだ思い出深い作品で、当時所属した劇団の現役メンバーやオーディションで選ばれた市内の高校生らと共演する。市制100周年記念事業の一環。念願だった地元での上演に心を躍らせる磯村さん。このほど、市内で通し稽古に励んだ。

演劇の稽古に臨む磯村さん(中央)=沼津市内
演劇の稽古に臨む磯村さん(中央)=沼津市内
演劇の稽古に臨む磯村勇斗さん(中央)=10日午後、沼津市内
演劇の稽古に臨む磯村勇斗さん(中央)=10日午後、沼津市内
演劇の稽古に臨む磯村勇斗さん(右)=10日午後、沼津市内
演劇の稽古に臨む磯村勇斗さん(右)=10日午後、沼津市内
磯村勇斗さん(上段左から3人目)と稽古に参加するメンバー。頼重秀一市長(同4人目)が激励に訪れた=10日午後、沼津市内
磯村勇斗さん(上段左から3人目)と稽古に参加するメンバー。頼重秀一市長(同4人目)が激励に訪れた=10日午後、沼津市内
演劇の稽古に臨む磯村さん(中央)=沼津市内
演劇の稽古に臨む磯村勇斗さん(中央)=10日午後、沼津市内
演劇の稽古に臨む磯村勇斗さん(右)=10日午後、沼津市内
磯村勇斗さん(上段左から3人目)と稽古に参加するメンバー。頼重秀一市長(同4人目)が激励に訪れた=10日午後、沼津市内


 磯村さんは沼津西高時代に地元劇団「沼津演劇研究所」に所属し、「プロポーズ」に出演した。「がむしゃらにやっていた。(演劇が)面白いなと感じた」と原点となった経験を振り返る。東京で俳優活動を始めてからも、同劇団員から演技の感想が届くなど交流が続いた。
 地元の大ステージ、沼津市民文化センターで演じることを目標の一つとしてきた。「大きな夢企画のようなもの。これができたら満足、というくらいうれしい」と声を弾ませる。演出を務める杉山義則さん(75)は再演について「夢のような話。東京で経験を積んだ演技をこの中でどのように発展させてくれるのか」と期待する。
 物語は、男性が女性との結婚を女性の父親に申し込む場面から展開する。3役を磯村さん含めたキャスト7人で演じる。磯村さんが高校時代に演じた際の台本を基に再構成した。
 通し稽古に臨んだ磯村さんは「少しずつ(芝居が)固まってきている。若い人たちからも学びたい。沼研の皆さんが当時自分にしてくれたように(若手キャストに)愛を伝えている」と印象を語る。オーディションで約140人の中から選ばれた共演者の一人、梁世姫[やんせひ]さん(高校2年)は「すごい人たちと舞台に立つ。いろんなものを吸収して成長したい」と意気込む。
 稽古は続く。「喜劇なので素直に笑えて楽しめる舞台にしたい」と磯村さん。夢の舞台に向けて情熱を傾ける。
 23日まで観覧者募集
 沼津市振興公社は7月22日午後2時から、磯村勇斗さんが出演する演劇と座談会「きらり沼津。磯村勇斗と~新しい100年へ」を市民文化センターで開く。入場無料。
 2部構成で、第1部は磯村さんと沼津演劇研究所メンバーらが戯曲「プロポーズ」を上演する。第2部の座談会「きらりトーク」は、磯村さんと地元の若者が未来への思いや夢を語る。
 入場希望者は往復はがきで申し込む。6月23日必着。希望者多数の場合は抽選。詳しくは市民文化センターの公式サイトで。問い合わせは同センター<電055(932)6111>へ。

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