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テーマ : 芸能・音楽・舞台

平均年齢80歳超のシャンソングループ 17日、新メンバー迎え発表会 静岡市葵区

 静岡市のシャンソン愛好家グループ「プチ・コパーン」が17日、発表会をしずぎんホールユーフォニア(葵区)で開く。平均年齢が80歳を超えるグループは今夏、視覚障害を抱える梅原慈香さん(59)=焼津市=を仲間に迎えた。メンバーは「それぞれが人生を楽しんでいる様子を伝えたい」と意気込む。

発表会に向けて稽古に励む梅原さん(左から3人目)ら=静岡市葵区
発表会に向けて稽古に励む梅原さん(左から3人目)ら=静岡市葵区

 グループは約20年前、「リンク西奈」の講座の参加者で結成。多彩な趣味を持つ人、病と向き合う人など73~87歳のメンバー14人が、月2、3回レッスンを続けてきた。
 梅原さんは30代の時、網膜色素変性症と診断された。マッサージなどの指導員として勤務する「静岡医療福祉センターライトホーム」で、施術を受けに来ていた「プチ・コパーン」の指導者、萩原一幸さん(69)に勧められて、レッスンに参加するようになった。「シャンソンは生き方を表すもの。人生経験豊富な皆さんの歌声に心を動かされる」。他の人の歌を参考にしたり、動画投稿サイトで音楽を聞いたりして表現を追究している。
 こうした梅原さんの姿勢は他のメンバーの刺激になっているという。松田尹久子代表(77)は「はつらつとした梅原さんの姿に、私たちも頑張らなきゃと思わされる。できないことを認め助け合いながら、皆で高め合っている成果を見せられたら」と話した。
 発表会は午後1時開演。入場無料。
 (教育文化部・鈴木明芽)

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