あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 芸能・音楽・舞台

劇団四季「クレイジー・フォー・ユー」 お待たせ! 静岡県内で8年ぶり

 一目ぼれから始まるコミカルな恋愛模様を華麗なダンスと珠玉のメロディーで彩る劇団四季ミュージカル「クレイジー・フォー・ユー」が8年ぶりに静岡県内で上演される。創立70周年の今年、ファンの要望で再演が決まった王道ラブコメディーだ。

主演の萩原隆匡(右)と町真理子=横浜市の神奈川芸術劇場
主演の萩原隆匡(右)と町真理子=横浜市の神奈川芸術劇場
「クレイジー・フォー・ユー」の一場面
「クレイジー・フォー・ユー」の一場面
主演の萩原隆匡(右)と町真理子=横浜市の神奈川芸術劇場
「クレイジー・フォー・ユー」の一場面

 1930年代の米ニューヨーク。ダンスに夢中な銀行の跡取り息子ボビーは、母親に命じられ田舎町のさびれた劇場を差し押さえに行く。そこで勝ち気なポリーと出会い一目ぼれするが、彼女はあろうことか差し押さえる劇場の娘だった。劇場を救う妙案を思いつくボビーだが、それが町に大混乱をもたらす。
 初演は92年のブロードウェー。その年のトニー賞で最優秀作品など3部門で受賞を果たした。劇団四季版は93年に初演。今年6月、上演通算2千回を達成した。
 観客の心をつかむ魅力の一つは「アイ・ガット・リズム」などガーシュイン兄弟の名曲だ。今回ポリー役に抜てきされた町真理子は「劇場を救おうと住民が『スラップ・ザット・バス』のリズムに乗って音楽を奏でる場面は胸が熱くなる。人々が生きがいを見つけ再生する物語に共感する人は多いのでは」と話す。
 2015年の公演に続き、ボビー役を託された萩原隆匡は、切れのあるタップと絶妙な間合いのせりふ回しで客席を笑いの渦に巻き込む。「劇場でしか味わえない感動がある。笑って泣いて、拍手に包まれる時間を一緒に過ごしてもらえたら」と語った。
 (柏木かほる)
来年1月27日スタート  県内公演(静岡新聞社・静岡放送など主催)は2024年1月27、28日に静岡市清水文化会館マリナート、2月3日に磐田市民文化会館かたりあ、6、7日にアクトシティ浜松。チケットは23年11月18日から一般販売する。S席1万円など。他に富士公演がある。
 問い合わせは劇団四季静岡オフィス<電0570(008)110>へ。

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

芸能・音楽・舞台の記事一覧

他の追っかけを読む