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テーマ : 芸能・音楽・舞台

赤と黒の獅子、迫力の舞 グランシップ静岡能、「石橋」など上演

 グランシップ静岡能(県文化財団、静岡新聞社・静岡放送など主催)が27日、静岡市駿河区のグランシップで開かれた。現代の世相を反映してアレンジを加えた「石橋(しゃっきょう)赤黒」などが上演され、約600人の観客を幽玄の世界にいざなった。
赤と黒の獅子が迫力のある舞を披露した「石橋 赤黒」=27日午後、静岡市駿河区のグランシップ
 「石橋」は、浄土に架かる石橋にたどり着いた平安時代の僧侶寂昭の前に、霊獣である獅子が現れて吉兆を表す物語。本来は赤と白の親子の獅子だが、今回の演目では対立を象徴する赤と黒の獅子が登場した。獅子の豪快さと穏やかさを織り交ぜた舞で、相対する感情と互いの存在を認め合う寛容さを表現した。
赤と黒の獅子が迫力のある舞を披露した「石橋 赤黒」=27日午後、静岡市駿河区のグランシップ
 新型コロナウイルス禍による恐怖や人々の対立が生まれた時代を能楽として後世に残そうと、宝生流第20代宗家・宝生和英さんが「赤黒」に変えて演出した。赤獅子を宝生さんが演じた。

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