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テーマ : 芸能・音楽・舞台

ダ・カーポ50周年 2人の生き方 そのまま歌に

 榊原まさとし、広子の夫婦を核とした「ダ・カーポ」が8月、活動50周年を迎えた。フォーク調の爽やかなハーモニーは世代を超えた根強い人気を誇る。2人は「50年を経てお互いが空気以上の存在になった。私たちの生き方がそのまま歌になっている」と語る。

活動50周年を迎えたダ・カーポ。「コンサートでお客さんと気持ちを一つにできる瞬間がうれしい」と話す榊原まさとし(右)と広子=静岡市駿河区登呂の静岡新聞社制作センター(杉山英一)
活動50周年を迎えたダ・カーポ。「コンサートでお客さんと気持ちを一つにできる瞬間がうれしい」と話す榊原まさとし(右)と広子=静岡市駿河区登呂の静岡新聞社制作センター(杉山英一)

 1973年の「夏の日の忘れもの」でデビュー。「結婚するって本当ですか」「野に咲く花のように」などヒット曲を生みだしてきた。2008年、長女麻理子がフルート担当として加わった。
 50周年を記念して今年は新アルバムとベストアルバム、DVDを相次いでリリースした。最新曲「今日がいちばん若い日!」は、70歳を超え、年齢を重ねることへの前向きな思いを歌詞に込める。
 「速くは歩けないけど、人も名前も思い出せない時があるけど、早寝早起きは負けない。今だからこその使命感もある。状況や思いをシニア世代と共有したい」とまさとしは強調する。広子は12年前からNHKラジオでパーソナリティーを務める。「リクエストが多く、皆さん、豊かな人生の一編を添えてくださるのが楽しみ」と話す。
 半世紀を経てもなお、活動の中心はコンサートという。「コロナ禍の3年間はつらかったが、少しずつ正常化してきた。お客さんと気持ちを一つにできる瞬間がうれしい。歌ってみたいテーマはまだたくさんある。80歳を迎えたら、どんな歌ができるか楽しみ」と口をそろえる。
 (教育文化部・岡本妙)
   ◇
 ダ・カーポは、10月22日午後2時から静岡市駿河区のグランシップで開かれるR&Oリハビリ病院グループ(同市)のリハビリ・健康セミナーにゲスト出演する。入場無料。詳細は静岡新聞社・静岡放送企画推進部<電054(284)9236>(土日祝日を除く午前9時~午後5時)へ。

 

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