武田信玄など奉納 日本刀の魅力学ぶ 浜松・秋葉神社で講座
浜松市天竜区春野町の秋葉山本宮秋葉神社上社で18日、日本刀の知識を学ぶ初心者向けの公開講座が開かれた。32人が参加し、武田信玄や加藤清正といった武将たちが同神社に奉納した日本刀の特徴や魅力を学んだ。
講座は浜松刀剣愛好会(御室健一郎会長)が主催し、佐野美術館(三島市)学芸員の志田理子さんが講師を務めた。鋼を打って日本刀を作る時にできる模様の種類や、同神社が所蔵する日本各地で作られた名刀を紹介した。
参加者が鎌倉・室町時代などに作られた6本の刀の実物を手にする機会も設けられた。「一礼して両手で持ち、明かりで照らして見る」など日本刀を扱う際の作法や注意点を教わった参加者は慎重に持ち上げ、輝きや模様を眺めていった。
展示室では秋葉神社の河村基夫宮司の解説を聞きながら、名刀や版画などの文化財を鑑賞した。