大田楽×よさこい=大迫力 沼津で共演、相乗効果の舞
平安から室町にかけて栄えた芸能「田楽」を現代風によみがえらせた「大田楽」と、県東部のよさこいグループが共演する「ぬまづ大田楽×よさこい東海道」(日本芸能実演家団体協議会、SBSプロモーション主催)が14日、沼津市民文化センターで開かれた。
力強い太鼓や笛の音色、アップテンポな音楽に合わせて、色とりどりの衣装を身にまとった出演者が舞を披露。大田楽の演目の一つ「番楽」でよさこいのメンバーが共演したほか、終盤には出演者全員が踊り、会場は熱気に包まれた。
大田楽グループ「伊東わざおぎ」の小松美麗さん(16)は「よさこいとのコラボは初めてで、迫力があった。共演することで大田楽も広まればうれしい」と話した。
大田楽は狂言師の故五世野村万之丞さんが舞踏家らとともに創作した。イベントは、市制100周年を記念して初めて企画した。
(東部総局・日比野都麦)