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テーマ : 芸能・音楽・舞台

「西郷の局」ダンス劇に 6月18日上演 掛川「ARTS C3 company」

 掛川に生まれ、徳川家康に愛された側室「西郷の局」。その波乱の生涯を描いたダンス時代劇「西郷の局―家康を魅了した、お愛さま―」(かけがわ茶エンナーレ実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が6月18日、掛川市生涯学習センターで上演される。地元のダンス集団「ARTS C3 company」(山本真理子代表)が躍動的なダンスや迫力の殺陣で見せる新感覚の歴史エンターテインメントに仕上げた。

「ダンスや殺陣など、新感覚の時代劇」と見どころを話す山本真理子(左)と田端泰成=静岡市駿河区の静岡新聞放送会館
「ダンスや殺陣など、新感覚の時代劇」と見どころを話す山本真理子(左)と田端泰成=静岡市駿河区の静岡新聞放送会館
息の合った演技を披露する西郷の局役の山本と家康役の田端=2022年9月、菊川市の菊川文化会館アエル(写真・小松大樹)
息の合った演技を披露する西郷の局役の山本と家康役の田端=2022年9月、菊川市の菊川文化会館アエル(写真・小松大樹)
「ダンスや殺陣など、新感覚の時代劇」と見どころを話す山本真理子(左)と田端泰成=静岡市駿河区の静岡新聞放送会館
息の合った演技を披露する西郷の局役の山本と家康役の田端=2022年9月、菊川市の菊川文化会館アエル(写真・小松大樹)

 掛川、菊川両市内でダンススタジオを経営する山本と田端泰成が地元を盛り上げたいと昨年9月に上演。好評を得たため、来年開催されるアート祭「かけがわ茶エンナーレ」の舞台芸術プロジェクトの一環として再演が決まった。プロジェクトリーダーでもある山本が西郷の局、田端が家康役を務める。
 西郷の局は、江戸幕府2代将軍秀忠を産み、戦が続いた家康の苦難の時代を支えた。山本は「男性優位の時代、聡明[そうめい]さで家康の信頼が厚く、家臣や侍女にも慕われた。その愛情を分け隔てなく周囲に与え、とても魅力的な女性」と語る。
 出演者は地元の小学生から60代まで市民の参加も含めて総勢約40人。ジャズからヒップホップ、ハウス、ブレイクダンスまでさまざまなダンスを繰り広げる。ダンサーはせりふがなく、語り役とダンサーの一体感が見せどころ。田端は「ダンスと時代劇を一つにしたのは斬新。歴史好きにもダンス好きにも楽しんでもらえる」、山本は「ダンスによる喜怒哀楽の表現は見応えがある。地元でダンサーが活躍できる場を作り、若手を育てたい」と意気込む。
     ◆
 公演は午後1時、同5時の2回。前売り券は一般指定席3500円、学生指定席2千円、一般自由席は2500円、学生自由席1500円など。問い合わせは同カンパニー<電090(5633)3219>へ。

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