あなたの静岡新聞
▶ 新聞購読者向けサービス「静岡新聞DIGITAL」のご案内
あなたの静岡新聞とは?
有料プラン

テーマ : 芸能・音楽・舞台

浜田省吾の“伝説”映像作品に 浜松で先行上映 関係者登壇

 シンガー・ソングライター浜田省吾が1988年8月20日に浜松市の「渚園」で行った野外ライブ「A PLACE IN THE SUN」の映像作品が、5月5日から27日まで各地の劇場で上映される。全国公開を前に、浜松市中区の「TOHOシネマズ浜松」で先行上映会が開かれ、同ライブに関わった音楽評論家田家秀樹、岩熊信彦プロデューサーが会場で目にした風景を語った。

浜田省吾の渚園でのライブ映像を収めた「A PLACE IN THE SUN at 渚園Summer of 1988」の一場面
浜田省吾の渚園でのライブ映像を収めた「A PLACE IN THE SUN at 渚園Summer of 1988」の一場面
「渚園」でのコンサートを振り返る田家秀樹(中央)と岩熊信彦プロデューサー(左)=浜松市中区の「TOHOシネマズ浜松」
「渚園」でのコンサートを振り返る田家秀樹(中央)と岩熊信彦プロデューサー(左)=浜松市中区の「TOHOシネマズ浜松」
浜田省吾の渚園でのライブ映像を収めた「A PLACE IN THE SUN at 渚園Summer of 1988」の一場面
「渚園」でのコンサートを振り返る田家秀樹(中央)と岩熊信彦プロデューサー(左)=浜松市中区の「TOHOシネマズ浜松」

 ライブには5万5千人が集まった。田家は「日本の野外コンサートのエポックメイキング。70年代はオムニバスが主流で、これだけ大きなソロ公演は初めてだった」と説明。「空が美しい、海がきれいと感じていたが、映画になる日が来るとは夢にも思わなかった」と感慨を口にした。
 岩熊プロデューサーによると、公演準備に充てた約1週間はほとんど雨天だった。「台風も接近していたし、晴天を祈るしかなかった。でも、そんな中で浜田はステージに集中していた」と振り返った。「演出はあってないようなもの。自分が信じるエンターテインメントに基づいて動いていた。“身内”ながら『すごいな』と思った」
 膨大なオリジナルフィルムを、4Kデジタルリマスターでよみがえらせた。30代半ばの浜田が「路地裏の少年」「MONEY」「J[.]BOY」など代表曲を次々演奏する。岩熊プロデューサーは「作品を見た浜田は『映像、音を記録として残してくれたことに感謝するよ』としみじみ言っていた」と語った。
         ◇
 静岡県内では「TOHOシネマズ浜松」などで上映。

いい茶0
▶ 追っかけ通知メールを受信する

芸能・音楽・舞台の記事一覧

他の追っかけを読む