商店街が舞台 17団体・個人が路上で寸劇 浜松・中区
浜松市中区の砂山銀座サザンクロス商店街でこのほど、「路上演劇祭Japan in浜松2023」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が開かれた。県内外から17団体・個人が出演し、多彩な表現で思い思いにパフォーマンスを披露した。
浜松市の「木の実プロデュース」は同市出身のスズキコージさんの絵本「サルビルサ」を劇にし、戦争の無意味さを表現した。ほかにも知的障害や発達障害のある子の親でつくる「浜松キャラバン」がバスあるあると題して、バス停で順番を待つルールが理解できないことや車内でお気に入りの席に座りたがるなど障害のある人のこだわりを寸劇で紹介した。
実行委の里見のぞみ代表は「表現は一様ではなく、こうでなきゃいけないという正解もない。ここで演劇を身近なものと感じてもらえれば」と話した。