チェロとピアノ バレエが共鳴 静岡市葵区でコンサート
静岡市葵区のバレエスタジオ「ジャルダン・デ・アーツ」で21日、「チェロとピアノとバレエのコンサート」(音楽とバレエの街中コンサート実行委主催)が開かれた。約60人の観客が、美しい音楽と舞のコラボレーションに酔いしれた。
ピアニストの谷合千文さん(44)=東京都台東区=と富士山静岡交響楽団のチェロ奏者の生駒宗煌さん(38)=磐田市=が二重奏などを披露。2人の演奏に合わせて、バレリーナの鈴木菜花さん(19)=横浜市=が「瀕死(ひんし)の白鳥」を演じ、命が燃え尽きる白鳥の苦しみを繊細に表現した。観客は時折体を揺らしながら、3人が織りなす世界観に浸り、大きな拍手を送った。
同バレエスタジオの代表で、コンサートの構成や演出、振り付けを担当した深沢和子実行委員長は「音楽とバレエは切っても切れない関係。このスタジオでさまざまなイベントを行い、芸術全般の素晴らしさを広げていきたい」と話した。