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テーマ : 芸能・音楽・舞台

長唄唄方 伊東市の吉住小佐久朗さん 重要無形文化財保持者に

 国の文化審議会は21日、重要無形文化財「長唄」の保持者として総合認定されている伝統長唄保存会(東京都)の構成員に伊東市の吉住小佐久朗(本名藤富清範)さん(85)ら36人を追加認定するよう永岡桂子文部科学大臣に答申した。同保存会の構成員は125人になる。=関連記事27面へ

吉住小佐久朗さん
吉住小佐久朗さん

 吉住さんは、江戸時代中期の享保年間から約400年続く長唄の流派「吉住流」の初世吉住小真治に師事。1960年から長唄演奏家唄方として活動を続け、国立劇場などで行われる歌舞伎公演や長唄協会定期演奏会などに出演している。多くの公演で唄方の首席として他の唄方を先導する立唄(たてうた)も務める。都内や名古屋市などに稽古場を構え、後進の育成にも尽力する。
 長唄は2017年に重要無形文化財に認定された。国がその保持者として同保存会の構成員を認定している。
 文化審議会は、古典落語の五街道雲助さんら12人を重要無形文化財保持者(人間国宝)、磐田市の遠江国分寺跡など特別史跡2件、史跡名勝天然記念物14件の追加指定、重要文化的景観1件の追加選定も求めた。
 (教育文化部・柏木かほる)

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