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テーマ : 芸能・音楽・舞台

SPAC宮城さんに国際交流基金賞 都内で授賞式

 学術・芸術の分野で日本と海外の橋渡しに貢献した個人・団体に贈られる国際交流基金賞の授賞式が18日、都内で開かれた。静岡県舞台芸術センター(SPAC)芸術総監督でグランシップ館長の宮城聰さんが受賞し、「地道な仕事が、国際的な緊張緩和や平和構築に関係すると認めてもらえてうれしい」と喜びを語った。

賞状を受け取る宮城聰さん(右)=18日午後、都内
賞状を受け取る宮城聰さん(右)=18日午後、都内
受賞のスピーチで喜びを語った宮城聰さん=18日午後、都内
受賞のスピーチで喜びを語った宮城聰さん=18日午後、都内
賞状を受け取る宮城聰さん(右)=18日午後、都内
受賞のスピーチで喜びを語った宮城聰さん=18日午後、都内

 宮城さんは数多くの海外公演を成功させたことに加え、世界各国の作品を国内に招聘(しょうへい)し、国際相互理解に貢献したと評価された。宮城さんはスピーチで、演出家の使命を「人間の苦闘の軌跡としての古典戯曲を、現在の文脈の中で提示する」と説明。現代の人々が危機に直面しても、過去の難局を作品を通じて客観的に見ることで「冷静さを取り戻せる」と話した。その上で「今こそ、人々が『破局』を選択しないためのいちるの望みを、演出家が引き受けるべきだ」と語り、演出家という仕事の必要性を説いた。
 宮城さんの他には、作家の小川洋子さんとペルー日系人協会が選ばれた。
 授賞式後のレセプションには秋篠宮ご夫妻が出席され、宮城さんらと歓談した。

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