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テーマ : 芸能・音楽・舞台

チューバ奏者世界大会へ 清水南高の岩本さん26日渡米 

 静岡市清水区の清水南高芸術科音楽専攻3年岩本隼輝さん(17)が、米アリゾナ州立大で開かれる18歳以下のチューバ奏者の世界大会に出場するため26日に渡米する。レッスンのため1カ月に1回東京に通っている岩本さん。将来はチューバ奏者としてプロの楽団入りを目指していて「常に楽しく、自分らしい演奏を披露したい」と話す。

米アリゾナ州立大で29日に開幕する世界大会に向けチューバの練習をする岩本さん=静岡市清水区の清水南高
米アリゾナ州立大で29日に開幕する世界大会に向けチューバの練習をする岩本さん=静岡市清水区の清水南高

 岩本さんが出場するのは今回50回目を数える「ITEC2023」のチューバ・ヤング・アーティスト・ソロ部門。昨年12月末に提出した課題曲「チューバのための組曲」1、3楽章の音源審査を突破し、14人のセミファイナリストに選ばれた。2回戦では14人がピアノ伴奏なしで「ソロチューバのためのミニスイート」、伴奏付きで「夜想曲」を演奏。14人中4人が進む決勝ラウンドを経て、優勝者が決定する。
 岩本さんがチューバを吹き始めたのは中学の吹奏楽部時代。当初は別の楽器を希望していたが、温かみのある音色に引かれ続けている。低音で伴奏楽器のイメージが強いチューバだが、岩本さんは「チューバの可能性を広げたい。目立たない楽器との認識を変えていきたい」と抱負を語る。
 世界大会は29日から6月3日まで行われる。期間中は海外の有名プロ奏者から直々にレッスンを受ける機会もあるという。

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