島田髷まつり 3年ぶり開催 あでやか手踊り披露
華やかに舞う日本髪の祭典「第64回島田髷(まげ)まつり」(実行委主催)が18日、島田市内で3年ぶりに開催された。優美な髷を結い上げた「髷娘」がそろいの浴衣姿で、あでやかな手踊りを披露した。
新型コロナウイルスの影響により、まつりは規模を縮小して行った。髷娘は前回の半数以下の20人で、島田、牧之原、掛川市、川根本町から参加した。
髷娘たちはまつり保存会員の美容室で「乙女島田」「奴島田」など12種類の日本髪を完成させ、髪形名が書かれたうちわを背の帯に差して登場。島田市のおび通りで「島田髷小唄」「島田踊り」など4曲を踊った。
島田髷は島田出身の遊女「虎御前」が考案したとされる。手踊りは虎御前の菩提(ぼだい)寺「鵜田(うだ)寺」でも奉納され、髷供養感謝祭が行われた。