島田市の記事一覧
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県人口353万162人 1日現在 前月比2047人減
静岡県がこのほど公表した7月1日現在の推計人口は前月に比べて2047人減の353万162人だった。推計人口の減少は2カ月連続。社会動態も3カ月ぶりに減少に転じた。 転入数から転出数を引いた社会動態は158人減(転入8910人、転出9068人)、出生数から死亡数を引いた自然動態は1889人減(出生1428人、死亡3317人)だった。 推計人口を市町別にみると、増加したのは掛川市2人、吉田町1人。減少したのは33市町で、最大の浜松市が446人。以下は静岡市291人、湖西市142人、沼津市117人など。 社会動態が増加したのは14市町で、富士市の82人を筆頭に、掛川市43人、島田市24人、磐田市2
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バレーなど通じ友情深める 島田と富山・氷見 スポ少交流
島田市と富山県氷見市によるスポーツ少年団姉妹都市交流事業が26日、島田市内で始まった。両市の小学生約30人が28日まで、バレーボールをはじめ、宿泊体験や遊びを通じて友情を深める。 初日は同市のローズアリーナで対面式があり、鬼ごっこなどを楽しんだ。島田市の団員を代表し、金谷バレーボールスポーツ少年団の6年土田実乃梨さんが「交流しながら良い思い出を作りましょう」と呼びかけた。比美乃江バレーボールスポーツ少年団(氷見市)の6年三輪和泉さんは「会うことができてうれしい。バレーボールを通じて積極的に交流したい」と意気込んだ。 バレーボールVリーグ女子2部ブレス浜松の選手を招いたバレーボール教室や試合、
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住民ら 平和への誓い新た 島田空襲 犠牲者を慰霊
島田市は26日、「島田空襲被爆者慰霊の集い」を同市扇町の扇町公園で開いた。犠牲者の氏名が刻まれた祈念碑「平和之礎」の前で、地元住民らが平和への誓いを新たにした。 いずれも島田第二小6年の高橋美月さんと石川煌也さんが、それぞれ平和への誓いを読み上げた。高橋さんは「平和な世の中が永遠に続くように、まずは学校生活から友達を傷つけないようにしたい」と誓い、石川さんは「いつもそこにある大好きな日常が、戦争によって一つでも欠けてほしくない」と述べた。出席者全員で黙とうをささげ、住民らが献花した。 島田空襲は太平洋戦争末期の1945年7月26日午前8時34分、扇町に長崎型原子爆弾の模擬爆弾とされる約4・5
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若手署員中心に緊急走行訓練 島田消防署
静岡市消防局島田消防署はこのほど、緊急走行の模擬訓練を島田市の島田自動車学校で実施した。 運転経験の少ない若手署員を中心に60人が参加した。交通法規や事故の実例などを座学で学んだ後、自動車学校内のコースで走行訓練を行った。運転手や歩行者が緊急走行に気づいていない可能性も考慮し、交差点では減速するなど注意点を確認した。
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大井川の治水事業 国交省に推進要望 期成同盟会
大井川改修促進期成同盟会は24日、大井川の治水事業の推進を国土交通省に要望した。会長の染谷絹代島田市長が同省で吉岡幹夫事務次官と面会し、予算確保や護岸整備など11項目を求めた。焼津市の中野弘道市長、川根本町の薗田靖邦町長らが同席した。 染谷市長は、洪水流から堤防を防護するための低水護岸の整備・修繕▽河道掘削や樹木伐採など河口部の適切な維持管理▽多目的河川敷道路から一般道にアクセスする道の整備-を重点項目に挙げ「近年は雨も激しく毎年洪水の恐れが出ている。低水護岸の整備は1日も早く進めてほしい」と訴えた。
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島田の茶業 歩みを紹介 9月29日まで 市博物館で企画展
島田市博物館で9月29日まで、輸出用の茶の荷箱に貼られたラベル「蘭字」などを集めた企画展「蘭字・茶箱絵 島田の茶業の歩み」が開かれている。月曜休館。8月19~23日は展示替えのため観覧できない。 絵やブランド名、茶の種類などが描かれ、「近代グラフィックデザインの先駆け」とも言われる蘭字をはじめ、日本の名勝を表現した茶箱絵や茶の生産・出荷の様子を捉えた「皇国製茶図会」など約60点が並ぶ。東郷平八郎や福助をモチーフにした色鮮やかな蘭字や江戸時代の浮世絵の流れをくむ茶箱絵が目を引く。 江戸時代における川根地区の茶の輸送ルートや牧之原台地の開墾の歴史、日本一の茶の輸出量を誇った清水港なども紹介し
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スマホで河川監視スタート 島田市内3自治会、防災カメラ8台設置
島田市内の3自治会はこのほど、スマートフォンで河川の監視ができる防災カメラの活用を始めた。台風や線状降水帯に伴う河川の氾濫を迅速かつ安全に確認でき、自治会員からは喜びの声が上がっている。 阿知ケ谷、月坂2丁目、落合の3自治会が計8台のカメラを設置した。自治会の代表者が専用アプリを使い、必要な時に河川の様子を撮影し、パスワードを知る住民に共有できる。 東光寺谷川など4カ所にカメラを設置した阿知ケ谷東光寺自治会の太田豊之会長は一昨年の台風15号の越水時、状況確認のため外に出たが、川と道路の境目が分からず危険だったという。太田会長は「カメラがあれば自宅で状況を把握し、素早く情報を伝えられる」と
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ドーピング防止、言葉の壁越え 島田の薬局がカードゲーム開発 インドネシア小学校で授業へ
島田市のみどりや薬局が9月、医薬品やサプリメントに禁止成分が含有しているのを知らずに摂取してしまう「うっかりドーピング」を防ごうと開発したカードゲームを使い、インドネシアの小学校で健康教育を実践する。大阪産業大の学生らとも連携した計画で、効果的な啓発を目的に作り上げたカードゲームを通じ、町の薬剤師が持つ知識を海外に届ける。 ゲーム名は「ドーピングガーディアン」。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の認定を受けたドーピング防止に詳しい薬剤師「スポーツファーマシスト」で、同薬局代表社員の清水雅之さん(40)が2018年に考案した。アスリート向けにうっかりドーピングを分かりやすく伝え、一般の
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大井川鉄道×ゆるキャン△コラボ 中づりポスターやヘッドマーク、限定グッズも
大井川鉄道(本社・島田市)は16日、沿線地域が物語の舞台として登場する人気アニメ「ゆるキャン△ SEASON3」とタッグを組み、大井川本線の一部電車でキャラクターの中づりポスターの掲示などを始めた。 ポスターにはアニメに登場する各務原なでしこ、志摩リン、土岐綾乃の3人が描かれ、沿線にちなんだセリフも添えられている。3人が新金谷駅前に並んだ絵柄もある。井川線では3人を描いたヘッドマークを車両に掲出する。期間はいずれも9月30日まで。 大鉄限定のアクリルスタンドやクリアファイル、タペストリーなどのオリジナルグッズも販売する。いずれも数量限定で、新金谷駅前プラザロコ売店と千頭駅売店で取り扱う。
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更生保護など重要性を訴え 島田で街頭啓発
島田市社会を明るくする運動推進委員会は20日、街頭啓発活動を同市のアピタ島田店で行った。 島田地区の保護司会や更生保護女性会、協力雇用主会のメンバー、市職員ら約40人が参加した。来店客にリーフレットなどの啓発品を配り、更生保護や非行防止の重要性を訴えた。更生保護をPRするペンギンのマスコットキャラクター「ホゴちゃん」の着ぐるみも登場し、親子連れとの写真撮影などに応じた。
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交流5カ国の文化紹介 島田市国際協会、楽器や衣装展示
島田市国際交流協会は8月6日まで、これまで交流のあった国の文化や民族衣装などを紹介する展示を同市金谷代官町の金谷図書館で行っている。 米国、スイス、モンゴル、韓国、中国の5カ国との交流を通じて贈られた異国情緒漂う楽器や雑貨、モンゴルと韓国の鮮やかな民族衣装などが飾られている。各国との交流の歴史もパネルで紹介している。
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政治の当事者意識 どう養う 主権者教育 各校の取り組み
高校で「公共」の授業が始まったことや地方自治法の改正を契機に、学校だけでなく地方議会や選挙管理委員会など、さまざまな組織が10代への「主権者教育」を活発化させている。若者には「遠い存在」である政治。どのようにして実態に触れてもらい、「わがこと」として見つめてもらうかを課題に、本年度の3カ月間でさまざまな取り組みが進められた。 「リアル」が教材 超短期決戦となった知事選。島田商業高の古田大樹教諭(地歴公民)は、候補者の考え方との一致度が分かる「ボートマッチ」を生徒に体験してもらった後、関心の高い施策や投票への意欲などを問う全校アンケートを行った。若者の投票率が低い理由を「関心がない」と推察し
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お茶テーマ雑貨 マルシェで販売 島田・大井川川越遺跡
島田市のデザイナー渡辺みわさんは19日、お茶をテーマにデザインした雑貨などを販売するマルシェ「お茶まるけ」を同市の大井川川越遺跡で開いた。20日も午前10時から午後3時まで開催する。 色鮮やかな柄のシャツや手ぬぐいが並ぶ。企業や作家と連携して製作したバッグや茶箱も目を引く。地元茶農家の緑茶や紅茶も提供しているほか、占いやヨガ体験も楽しめる。
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FDA新制服はコシノジュンコさんデザイン 11年ぶりに刷新
フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は18日、11年ぶりに客室乗務員(CA)の制服を刷新し、愛知県営名古屋空港(同県豊山町)で報道陣に公開した。本格導入は9月以降を予定している。 デザインは世界的なファッションデザイナーのコシノジュンコさんが担当。現在の制服の赤色とネイビーから、赤色とグレーに変更した。 これまでのスカーフに代わってストールを採用し、新しいスタイルが楽しめる。制服の素材の一部には植物由来のポリエステル生地を使用し、使い終わった制服を廃棄せずリサイクルする仕組みを導入することで、環境にも配慮した。 この日は名古屋空港で新制服を披露するイベントが開かれた。銀色のFDA
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特別支援学校生に生演奏 お届け 島田市でミニコンサート
静岡県文化財団と県は17日、グランシップ登録アーティストによるミニコンサートを島田市の北五和会館で開いた。吉田特別支援学校駿遠分教室の児童や生徒、教員ら約20人が生演奏を楽しんだ。 県内在住の3人によるトリオ「フラウティエ」がクラシック曲などを披露した。桐畑奈央さん(浜松市)がリコーダー、青島由佳さん(静岡市)がフルート、神戸善子さん(同)が電子チェンバロの演奏を担当し、柔らかな音色を奏でた。メヌエットに合わせ、児童や生徒が体を動かし、宮廷舞曲の雰囲気も味わった。 オーディションで選ばれた登録アーティストは子どもが音楽に親しむ環境づくりに取り組んでいる。コンサートは学校などに芸術文化を届
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静岡空港への県道 国交省に整備促進を要望 島田、牧之原市長ら
島田市の染谷絹代市長と牧之原市の杉本基久雄市長が18日、国土交通省に堂故茂副大臣を訪ね、静岡空港へのアクセス道となる県道吉田大東線南原工区(1・7キロ)の整備促進を要望した。志太地区と榛南地区を結ぶ基幹ルートとして円滑な東西通行の確保や原子力災害時の避難での活用も期待され、早期完成に向けた予算確保を求めた。 面会は冒頭のみ公開。染谷市長は終了後の取材に「静岡空港が開港15周年となる中、アクセス道の開通は地元の悲願。周辺の生活道路が抜け道として利用されている状態も解消しなければならない」と述べた。 牧之原市は2025年度の開業を目指して同市坂部に建設中の道の駅「そらっと牧之原」の整備支援、
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たいまつの明かり ゆらり 島田・家山八幡宮で祇園祭
島田市川根町家山地区でこのほど、家山八幡宮の夏祭り(祇園祭)が開かれた。太鼓の音色が地域に響き、たいまつの明かりが幻想的に街並みを照らした。夏越の大祓(なごしのおおはらえ)式に合わせた地元の伝統行事で、厄払いと無病息災を祈願した。 白装束姿の地元の子どもたちが太鼓をたたき、人をかたどった紙の形代(かたしろ)が入った唐櫃(からびつ)を担いで地域を歩いた。明かりをともした約90本のたいまつを手にした住民も続いた。家山八幡宮から大井川河川敷まで練り歩き、けがれを移した形代をたき上げた。 青木文麿宮司(84)は「子どもの数は減ってきているが、伝統行事を後世につなげていくことが大切」と話した。太鼓をた
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高齢者自身が運転能力確認 島田で交安講習会
静岡県交通安全協会島田地区支部と島田署はこのほど、「初倉地区高齢者体験型交通安全講習会」を同市阪本の初倉地域総合センターくららで開いた。 同地区の高齢者約100人が参加。反射神経や俊敏性を機器で計測し、自身の運転能力を確認した。 同署の武田功交通課長は講話で、運転時に車間距離を十分に取ることや交差点で2段階停止することなどを呼びかけた。
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島田市政 市長と語らう 岸町自治会 リニア問題や新庁舎
島田市の岸町自治会は15日、染谷絹代市長を招いた懇談会を同市の岸町12組公民館で開いた。染谷市長がリニア中央新幹線工事に伴う環境問題をはじめ、市政の現況を伝えた。 染谷市長は鈴木康友知事のリニア対応について、「ずいぶんとスピード感のある印象」と語り、「リニア水問題は田代ダム取水抑制案により出口が見えてきている」と述べた。東海道新幹線の静岡空港新駅設置の議論については「費用負担をどうするかなど問題が多い。大井川流域市町が結束するためにも、リニアの交渉材料にしてはならない」と指摘した。 市役所新庁舎や市立総合医療センターの建設概要や特徴なども紹介した。住民約70人が参加し、意見交換も行った。
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「青信号でも安全確認」「自転車乗る時はヘルメット」 島田の児童 交通安全宣言
島田市内小学校の代表3校の児童が16日、夏の交通安全宣言書を市などに提出した。夏休みを前に、交通ルールの順守を誓った。 13校を代表し、山田みのりさん(島田二6)、増田知佳さん(島田三6)、大石陽葉さん(初倉南6)が「青信号でも車が来ていないか確かめて渡る」「自転車に乗る時は必ずヘルメットをかぶる」などと市役所で宣言した。手書きの宣言書は牛尾伸吾副市長、森昭夫島田署長、県交通安全協会島田地区支部の池谷俊昭支部長がそれぞれ受け取った。全校分の宣言書は8月に同署で掲示する予定。
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茶況(7月16日)緑茶化計画PRへ 学習帳と茶コーラ 島田市観光協など販売
島田市観光協会などはシティープロモーション「島田市緑茶化計画」をPRするチャポニカ学習帳と茶コーラの販売を始めた。今までにない島田の土産として売り出している。 学習帳はショウワノートの「ジャポニカ学習帳」の緑茶化計画バージョン。表紙はこれまでもデザインを手がけたイラストレーターの若林夏さんが新たに書き下ろした。裏表紙は本家に倣い、緑茶化計画の解説を掲載した。ノートのけい線はお茶畑の畝に見立てたデザインで、茶農家の日常のワンシーンもイラストで表現した。税込み500円。 茶コーラは市内に本社を置く木村飲料が製造した。ラベルは6種類用意し、島田らしい絵柄を楽しむことができる。240ミリリットル
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“親自身のメンタル”どう整える 公認心理師が講座 島田市
島田市教委はこのほど、公認心理師の谷沢久美子さんを講師に招いた講座「親のメンタルの整え方」を同市のプラザおおるりで開いた。幼児から中学生までの子どものいる親ら約60人が参加し、自分の感情との向き合い方などを学んだ。 谷沢さんは「自分の感情に気付き、受け入れる習慣が大切。湧いてくる感情を否定しなくていい」と指摘した。その上で、「自分自身の感情を言語化し、感情と言葉をつなげることが重要」と訴えた。 参加者はペアになり、最近つらかったことやきつかったことなどを話し合い、実際に互いの感情の特定にも取り組んだ。
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新教育委員に辞令書を交付 島田市
島田市教育委員会の辞令交付式が12日、同市役所で行われ、新任の山本麻美さん(47)が染谷絹代市長から辞令書を受けた。任期は4年間。 3人の子どもを持つ山本さんは部活動の地域移行が進んでいる現状に触れ、「子どもの成長に部活動が果たす役割は大きい。地域移行が良い影響になるようにしたい」と話した。 山本さんはこれまで島田第四小の評議員や市行政改革推進委員などを務めた。
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茶の知識競う「Cha-1(チャワン)グランプリ」小中生を募集 28日、3会場で予選
静岡県は7月28日、小中学生が茶の知識や審査技術を競う「Cha-1(チャワン)グランプリ」の予選を県内3会場で開催する。各会場の上位入賞者は8月24日にふじのくに茶の都ミュージアム(島田市)で開かれる本戦に出場する。 予選は東部(沼津市)、中部(静岡市)、西部(島田市)の3会場で実施する。茶の歴史や文化に関するクイズが出題される。成績上位者が本戦に進み、飲み比べによって茶種を当て、得点を競う闘茶会などで優勝者を決める。 対象は県内在住の小中学生。参加は無料。本戦の上位入賞者にはこども商品券などが授与される。参加申し込みは県お茶振興課ホームページで、22日まで受け付けている。 問い合わせ
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少年野球全国大会⚾健闘誓う 菊川ボーイズ 島田在住選手が市役所訪問
第55回日本少年野球選手権大会に出場する菊川市の中学硬式野球チーム「菊川ボーイズ」の島田市内在住の4選手がこのほど、同市役所を訪れ、染谷絹代市長に健闘を誓った。 六合中3年の井村健志さん、いずれも島田第一中3年の望月理人さん、鈴木隼生さん、池田樹さんがそれぞれ「チーム一丸の全員野球で頑張る」「長打を狙い、一つでも多く勝つ」などと抱負を語った。染谷市長は「全国で戦う自信や誇りはこれからの人生の支えになる」と激励した。 同チームは6月の県大会で3度目の決勝進出で初優勝を果たした。決勝では持ち前のチームワークを生かし、接戦をものにした。全国大会は8月2~7日、大阪府で開催される。
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川越し太鼓50周年 島田で迫力の演奏
島田市の金谷大井川川越し太鼓保存会はこのほど、50周年記念コンサート(静岡新聞社・静岡放送後援)を同市の夢づくり会館で開いた。 大井川の流れの激しさや静けさを表現した「大井川太鼓」をはじめ、障害者らでつくる「チャレンジチーム」の演奏など13曲を披露した。川根本町の赤石太鼓保存会も友情出演した。来場者は迫力ある太鼓の演奏に大きな拍手を送り、結成50年を迎えたことを祝った。
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希少キノコ拡充 新事業、柱に育て 島田・大井川電機製作所 変革迫られる自動車部品業界注目
自動車用電球製造・販売の大井川電機製作所(島田市、従業員106人)が、電球の発光ダイオード(LED)化など業界を取り巻く環境変化に対応するため、新規参入したキノコ事業を拡大させている。電球製造で培った安定供給のノウハウを生かして生産する希少キノコのハナビラタケ(商品名・ホホホタケ)が、グランピング施設や結婚式場で採用され、変革を迫られる他の自動車部品メーカーの関心を集める。能登半島地震被災地の支援にも着手した。 1967年創業の同社は自動車メーカー向けに、ウインカーやテールランプなどの照明用電球を製造販売してきた。電球のLED化に伴う売り上げ減対策として、2015年から3年をかけてハナビ
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島田の加工会社作業場ほぼ全焼
11日午後0時15分ごろ、島田市旗指のブリキ加工会社「タケミブリキ店」から出火し、鉄骨造平屋建ての作業場をほぼ全焼した。島田署によると、出火当時は無人だったとみられ、けが人はいなかった。同署などが出火原因を調べている。
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「一瞬の一吹きで いろいろな世界に」 調香師 新間美也さん(島田出身)
疲れた心身を癒やす香り。懐かしい人や場所を思い出す匂い。実家に帰ったときに安心する空気-。香りがもたらす幸福を味わったことがある人は多いのではないだろうか。そんな目には見えない不思議な香りを操る日本人調香師がいる。「一瞬の一吹きでいろいろな世界に行くことができる」。香水の本場フランスを拠点に活動する新間美也さん(54)=島田市出身=はそう語る。 新間さんが渡仏したのは1997年。フランスを代表する調香師に師事し、養成校に通って香りのトレーニングを受けた。その後、パリでオリジナルブランド「Miya Shinma」を立ち上げ、オーダーメード香水の調香・販売のほか、香りのレッスンや執筆も続ける
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学童保育「手頃に」運営費CF募る 田中さん、島田に施設開所 待機問題受け
島田市六合地区で今春、民間の学童保育と習い事事業を開始した田中真唯さん(37)が、施設運営費のクラウドファンディング(CF)を実施している。昨年2月、市内で取り沙汰された放課後児童クラブの待機児童問題をきっかけに施設を開所。高学年や大人数を一度に預かる現状の学童保育が合わない子どもを対象に、手頃な料金での受け入れを目指す。 昨年度当初、市では放課後児童クラブの待機児童が倍増する見込みとなり、一部の小学校で新2年生の受け入れが困難になる恐れがあった。小学3年の長男がいる田中さんは当事者として、保護者と子どもの放課後を取り巻く社会課題を解決しようと起業を決意。会社員を辞め、保育士や放課後児童支
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紙おむつを固形燃料に 掛川市 10月に資源化実証実験
掛川市は10月、使用済み紙おむつを資源化する実証実験を開始する。民間3社と連携し、現状は燃えるごみとして焼却処理している紙おむつを固形燃料に加工する。県の再資源化実証事業に応募した。 久保田崇市長が10日の定例記者会見で発表した。再資源化する装置に入れた紙おむつを処理作業の度に入れ替える「バッチ式」ではなく、中身を出し入れする必要がない「連続式」を採用して処理技術の確立を目指す。回収と分別は廃棄物処理・収集運搬の中遠環境保全(同市八坂)、再生処理は環境機器メーカーのプラントシステム(静岡市清水区)、固形燃料製造はレックス(島田市)が担う。 実験期間は1カ月を予定し、二酸化炭素(CO2)の削減
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電子マネー12万円分詐取被害 島田の76歳男性
島田市の無職男性(76)が8日、パソコンの修理代などの名目で12万円分の電子マネー利用権をだまし取られたと島田署に届けた。同署は特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、同日午後1時から同3時までの間、男性がパソコンでインターネットを閲覧していたところ、画面が動かなくなった。表示された電話番号に連絡したところ、男から「パソコンが乗っ取られている」「修理代が必要」などと言われ、買ったカードの番号を伝えたという。
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茶況(7月9日)蘭字や茶箱絵展示 13日から島田市博物館
島田市博物館は13日から、茶箱のラベルとして使われた蘭字(らんじ)や茶箱絵が並ぶ企画展を開く。同市の茶業の歩みも文書や写真で紹介する。9月29日まで。 県内各地から集めた茶箱絵と蘭字約40点を展示する。日本や輸出先の国の文化をモチーフにした色鮮やかなデザインを楽しめる。 午前9時~午後5時。観覧料は300円。月曜休館。7月20日には、学芸員による講座「日本茶の輸出の歩み」、8月18日には、木版に蘭字を再現するワークショップが開かれる。問い合わせは同博物館<電0547(37)1000>へ。 (島田支局・白鳥壱暉)
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野守の池で親子魚釣り大会 自然とふれあい絆強める 島田・川根町
島田市子ども会連合会は7日、同市川根町の野守の池で親子魚釣り大会を開いた。市内外から約50組が参加し、自然とのふれあいを通じて絆を強めた。 参加者は思い思いの場所で釣り糸を垂らし、ブラックバスやブルーギル、ヘラブナなどを釣り上げた。釣った魚は外来種以外逃がし、生態系保全にもつなげた。魚の数や大きさを集計し、表彰も行った。
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島田地区で自動車安全運転競技会 事業所代表25人 運転技術競う
第45回島田地区自動車安全運転競技会(島田地区安全運転管理協会、島田署主催)が8日、島田市道悦の島田自動車学校で開かれた。 同市と川根本町の11事業所から25人が出場し、運転技術を競った。出場者は、交通ルールなどを問う学科試験を受けた後、クランクやS字カーブを走る技能試験に進んだ。上位入賞者3人は、9月28日に中部運転免許センター(静岡市葵区)で開催される県大会に地区代表として出場する。 入賞者は次の通り。 ①小西一斗(中部電力静岡水力センター)②吉田龍之助(同)③内山凱斗(中部電力パワーグリッド島田営業所)④前田大貴(川根本町役場)⑤望月弦(丸紅)
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交通死亡事故 現場診断 「横断歩道に照明を」 島田署
島田署は8日、島田市元島田の市道で6月22日に発生した交通死亡事故の現場診断を行った。署員や地元住民ら16人が再発防止策を検討した。 事故は午前0時45分ごろに発生。軽乗用車が横断歩道上にいた男性(52)と衝突し、男性が死亡した。 参加者からは「横断歩道を照らす照明が必要」「夜間でも運転手は気を緩めないで」といった意見が挙がった。
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デジタル技術NFT活用 コーヒー片手に スマホで芸術所有 焼津のIT企業 開発 島田のカフェなど導入
焼津市のIT企業サンロフトがデジタルデータ化した地元アーティストの作品を購入できるアプリを開発し、島田市のカフェなどでサービスを開始した。複製不能なデジタル資産「非代替性トークン(NFT)」の技術を活用し、美術品を所有する体験を身近に感じてもらう企画。作家の応援につなげ、カフェの新たな楽しみ方を提案する。 導入したカフェでは、飲み物と一緒に注文でき、受け取ったQRコードをスマートフォンなどで読み込むと専用アプリから画像データが入手できる。NFTは所有権の証明が可能で、アプリ内で画像の取得日時や発行番号なども確認でき、所有する感覚を味わうことができる。7~8月は同市の作家一栁綾乃さん(43
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島田、川越遺跡で七夕ライブ チンドンなどにぎやか
島田市の川越遺跡9番宿で7日、県内の音楽家が出演する「七夕ライブ」が開かれた。 同宿で着物のレンタルや販売を行う「しまだきものさんぽ」の開店3周年を記念したイベント。弾き語りやゴスペルのグループ10組が出演。チンドン愛好グループ「浜松花蝶ちん」は「さんぽ」など親しみのある曲を披露し会場を盛り上げた。 周辺の川越し街道では、飲食が楽しめるマルシェやワークショップ、射的なども開かれ、多くの親子連れでにぎわった。
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行方不明の2歳男児を保護 掛川市の男性警備員に感謝状 島田署
島田署はこのほど、行方不明になった幼児の保護に貢献したとして、セーフティガード(島田市)の警備員久米進さん(66)=掛川市下俣南=に署長感謝状を贈った。 久米さんは5月4日夕、島田市の蓬莱橋近くの駐車場で交通誘導の仕事帰りに、脇道から出てきた2歳の男児を発見。声をかけて抱き上げ、付近の売店に警察への通報を依頼するなど保護活動に貢献した。男児は現場から数百メートル離れた自宅から出て、行方が分からなくなっていたとみられる。同署が男児の家族から連絡を受け、捜索を始めようとした直後に無事発見されたという。 同署での贈呈式で森昭夫署長が久米さんに感謝状を手渡した。久米さんは「靴を履いておらず、おか
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島田愛、ぎゅっとカードに 俳優・別所哲也さんも「ふるさと再発見」 都内交流会で配布
島田市は6日、首都圏で活躍する同市出身者らが集う「首都圏しまだ交流会」を都内で開いた。市ふるさと大使を務める俳優別所哲也さんら30人が参加した。情報発信のツールとして市が新たに作成した「島田市カード」を染谷絹代市長が配り、「島田の魅力を伝えて」と呼びかけた。 名刺サイズのカードに市の観光や移住・定住、ふるさと納税の情報が得られるサイトのQRコードを掲載した。染谷市長は「市民が思わず街の自慢をしたくなるような『島田愛』を育てたい」と述べ、緑茶を前面に押し出したシティープロモーションを紹介した。 参加者は川根茶のボトリングティーで乾杯。同市出身で都内の和食店「やんも丸の内店」料理長の木村祥吾
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「大井川源流の碑」背負って運べ! 間ノ岳・標高2800メートル目指す市民リレー始まる
南アルプスから駿河湾へと流れる大井川の恵みを再認識するため、「大井川源流の碑」を河口から源流部の間ノ岳(あいのだけ)まで運ぶ市民参加型リレーが5日、流域市町で始まった。有志計165人が手分けして、石碑と銘板を設置場所である間ノ岳直下の登山道沿い(標高約2800メートル)まで運ぶ。 5日は石碑に付ける銘板の運搬がスタート。市民ボランティアが午前5時半ごろに吉田町水防センターを出発して重さ5キロの銘板を背負い、数人グループで約4キロずつ道のりをつないだ。 島田市の蓬莱橋下の中継地点では、掛川市の会社員の佐野優さん(45)が、自然愛好会「赤いカラビナ」のリーダー米沢正信さん(72)と友人の中村
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記者コラム「清流」 工夫もって暑さを制す
「すごい汗かいてる!」。先日、島田市の小学校の体育館に茶もみ体験の取材で訪れた際、児童にかけられた言葉だ。梅雨入りし、ジメジメと暑い日だったが、指摘されると少し気恥ずかしい思いがした。 児童は暑さ対策のために3班に分かれ交代制で体験し、1班は空調の効いた部屋で待機していた。この暑さの中で、長く体育館にいることの危険性は自分の発汗量を見ても明らかで、学校の児童を守る工夫に感心した。 一方で、集会や部活動など休憩を取りづらい状況は多い。特に体育館は構造上熱がこもりやすいが、空調の導入は難しく熱中症の危険が伴う。これから本格化する暑さを前に、集会時のオンライン活用や部活動の短期間化など各校でで
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島田、金谷支店 藤枝支店に統合 スルガ銀
スルガ銀行はこのほど、島田市の島田支店と金谷支店をいずれも藤枝支店(藤枝市)に統合すると発表した。統合日は金谷支店が9月24日、島田支店は11月18日。金谷支店はATMの取り扱いも終了する。
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「最高の演技で全国優勝を」 島田 高校生13人が市長へ抱負
夏の全国大会に出場する島田市内の高校生が4日、市役所を訪れ、染谷絹代市長に大舞台での活躍を誓った。 市内4校の運動部と文化部の13人が、それぞれ抱負を語った。全国総体の新体操で個人と団体の部に出場する八木琉太さん(島田工3年)は「自分にできる最高の演技をして優勝したい」と語った。染谷市長は「全力でやりきった経験はこれからの人生を切り開く力になる」と激励した。 全国大会に出場する他の生徒は次の通り。 【スポーツ部門】小川琴羽(島田2年・新体操個人)島田工業高新体操部(団体)草間ひかる(島田樟誠1年・卓球シングルス) 【文化部門】滝汐里(島田3年・アナウンス個人)筆塚球児(同3年・朗読個人)竹中
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米学生親善使節と交流 島田・大津小児童 習字や音楽
島田市と姉妹都市提携を結ぶ米リッチモンド市の学生親善使節として島田市に滞在しているカルメン・コロナさん(16)は3日、同市の大津小に招かれ、児童と習字や音楽を通じて交流を楽しんだ。 習字体験では手本に倣って自分の名前を小筆で書いた。音楽の授業にも参加し、児童の歌を聴いたり一緒に英語の歌を歌ったりして交流した。同校6年生とは英語を使ったコミュニケーションも楽しんだ。児童からは「なぜ日本に来たのか」「緑茶は好きか」といった質問があった。 主催する島田市国際交流協会によると、新型コロナ禍の影響でリッチモンド市の学生親善使節が島田市を訪れるのは5年ぶりという。使節は10日まで市内の学校や企業を訪問し
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句集「離農」農業生活を表現 島田 鈴木さん出版
島田市の口語俳句誌「主流」の鈴木和枝さん(79)=同市元島田=の句集「離農」がこのほど、出版された。昨年まで続けた農業を中心に鈴木さんの日常から生まれた309句が収められている。 「明日田植えタクトを振るのはどの蛙(カエル)」など農作業を描いた句や「止めても四角のまま田は居座る」など農業を離れてからの心境を表現した句が並ぶ。鈴木さんは「一つ一つの句をじっくり楽しんでほしい」と話した。 句集は島田図書館(同市)などで閲覧できる。
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大井川花火 今年から前倒し 8月1日、ポスターでPR
島田市の大井川河川敷で8月1日に開かれる「第37回大井川大花火大会」(市観光協会主催)のポスターが完成した。例年は同10日に実施していたが、天候不順による延期が多かったため、今年から日程を早めたことをPRしている。 当日は午後7時から、スターマインや創作花火など約1万発を大井川の両岸から打ち上げる。会場はJR東海道本線大井川鉄橋―県道島田岡部線大井川橋間の河川敷。雨天などの場合は同10日に延期する。 問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
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21議案可決し閉会 島田市議会
島田市議会6月定例会は3日、最終本会議を開き、大人の利用料を値上げする市こども館条例の一部を改正する議案など21件を原案通り可決、同意するなどして閉会した。 条例改正により、大人の当日券について、市内利用者が100円から200円に、市外利用者は200円から500円にそれぞれ値上げする。回数券も料金改定する。未就学児は無料で、児童の当日券や回数券は子育て支援の観点から現行の料金を維持する。施行日は来年4月1日。
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子どもの睡眠 質と量の大切さ解説 島田市教委 専門クリニック院長招き講座
島田市教委はこのほど、家庭教育講演会を同市のプラザおおるりで開いた。豊橋メイツ睡眠クリニック(豊橋市)の小池茂文医院長が、「子どもの脳と体を育てる正しい睡眠」をテーマに講演した。 小池医院長は睡眠の仕組みをはじめ、これまで診察した小児患者の特徴や睡眠障害に関連した悲惨な交通事故などを解説した。海外諸国に比べて日本人は睡眠時間が短いことを取り上げ、「本来9~12時間の睡眠が必要な小学生も7~8時間程度しか確保できていない実態がある」と指摘した。その上で、「日本人は睡眠を軽く考えているが、子どもの睡眠はしつけ。質と量、規則正しい生活が大切」と訴えた。 睡眠時無呼吸症候群(SAS)の事例も映像で紹
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静岡人インタビュー「この人」 県高校文化連盟の会長に就いた 山田正訓さん(藤枝市)
4月の理事会で選任され、分校を含め172校の文化部員約9万2000人の活動を支える。3月に閉校した金谷高(島田市)の校長を務め、4月から清水南高・同中等部(静岡市清水区)校長。専門は音楽(声楽)。57歳。 -抱負を。 「歴史ある組織の18代目会長として、責任を感じている。新型コロナウイルス禍を経て、大会などは元通りになっているが、生徒の表現はどうか。特に文化芸術分野は室内での活動が主であり、制約の中でみずみずしい感性を耕せなかった影響はあるかもしれない。多くの力を借りて、子どもたちが活動に青春をかけられるような機会を増やしたい」 -課題は。 「生徒数が減っている上、生徒や保護者の価値
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東京駅に“茶畑”出現 7種の緑茶飲み比べ、茶摘み体験も 島田市、8日までPRイベント
島田市は2日、緑茶を軸に市の魅力をPRする「推し活は茶畑で。」をJR東京駅のイベントスペース「スクエアゼロ」で開始した。茶畑をイメージし、本物の茶樹を各所に配置した空間で、製法によって味わいの違う緑茶やスイーツを楽しむことができる。8日まで。 シティープロモーション「島田市緑茶化計画」の一環。火入れや蒸し具合の異なる7種の緑茶や緑茶ハイ、緑茶ソフトクリーム、市内菓子店の商品を使った緑茶パフェが並んだ。茶の歴史や特徴を紹介する体験プログラムも用意し、参加者は茶葉の手触りや香りを確かめたり、簡易的な茶摘みを体験したりした後、7種の緑茶を飲み比べてお気に入りの種類を発表した。 観光で都内を訪れ
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空港新駅設置巡り「さまざまな課題」 島田市長
島田市の染谷絹代市長は2日の定例記者会見で、東海道新幹線の静岡空港新駅設置の議論について、搭乗者数の現状や建設事業費を地元でどのように負担するかを踏まえ、「さまざまな課題があって進んでいない」との認識を示した。 染谷市長は過去最高の搭乗者数が2019年度の73万8千人だったことを挙げ、「年間100万人が飛行機に乗ったとしても1日当たり2700人余りにとどまる上、すべての人が新幹線に乗るわけではない」と指摘した。その上で、「空港新駅は30年以上前からある話。リニア中央新幹線工事と絡めるのは違和感がある」と述べた。静岡空港の新駅設置に関しては、リニア中央新幹線建設促進期成同盟会がリニア開業後を見
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大鉄新社長就任 島田市長が期待
島田市の染谷絹代市長は2日の定例記者会見で、大井川鉄道(本社・同市)の新社長に就任した鳥塚亮氏について「マーケティングができ、国の補助制度を熟知した企画力のある方」との印象を語り、経営の立て直しや全線復旧への期待を示した。 染谷市長は「再建にふさわしいスキルを備えた方。客足の増加に向けた企画立案の手腕に大いに期待している」と述べた。その上で、「持続可能な経営には財源が必要。災害復旧後も老朽化した鉄道施設の維持や更新、管理に多額の費用がかかる」と指摘した。財政支援に関し、「沿線の島田市と川根本町だけでは難しく、しっかり県が関わることが安定的な経営には必要」との認識を示した。
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犬との触れ合い楽しんで 島田の施設を訪問 県動物保護協会志太支部
静岡県動物保護協会志太支部はこのほど、動物と触れ合う訪問活動を島田市落合の生活介護事業所「ケアセンター野ばら」で実施した。 知的や身体、精神障害のある施設利用者19人が登録ボランティアの飼い犬10頭との触れ合いを楽しんだ。トイプードルやオーストラリアン・ラブラドゥードルなどの頭をなでたり、抱いたりした。 地域交流に加え、利用者の安らぎやリフレッシュの時間になることを期待して年に一度開催している。
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交通安全願い 短冊飾り付け 島田の保育園
静岡県交通安全協会島田地区支部と島田署は2日、同市阿知ケ谷のたけのこ保育園で交通安全教室を開いた。園児は交通安全に関する願い事を書いた短冊をササに飾った。 園児は「車が来たらとびださない」「右と左を見て渡る」などと書かれた短冊や飾りをササに取り付けた。交通安全指導員から道路の歩き方や注意点についての講話も受けたほか、園内に再現された横断歩道と信号機を使って実際に安全な渡り方を確かめた。 七夕飾りは夏の交通安全県民運動(11~20日)に合わせ、同署1階ロビーに展示する。
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園児らの七夕飾り、大鉄合格駅彩る 貼り絵や風鈴も展示 島田市
島田市竹下の大井川鉄道合格駅(旧五和駅)の活性化を目指す地元有志の「チームおもしろ五和駅」は1日、近くの五和保育園の園児と同駅で七夕の飾り付けに取り組んだ。 地元住民が年長園児11人と一緒に、家族の健康や将来の夢などの願い事を書いた短冊をササにくくり付けた。ヒマワリを描いた園児の貼り絵や風鈴も飾り、夏らしい雰囲気を演出した。ギターやシロフォンの演奏に合わせ、童謡の「きらきら星」や「たなばたさま」も一緒に歌った。 展示は8月上旬までを予定している。駅舎には利用客に書いてもらう短冊も用意した。
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島田市が総合防災訓練 新導入の災害情報共有システム活用
島田市は30日、総合防災訓練を同市役所で実施した。情報の共有や関係機関との連携など災害対策本部の運営方法を確認した。 本年度新たに導入した災害情報共有システムを活用した。最大震度7の南海トラフ巨大地震が発生し、発災から36時間が経過した想定で訓練を開始した。本部では地域の自主防災会長らから電話で寄せられた災害情報の優先度を確認し、各担当者に対応を振り分けた。パソコン内と実際の地図上にも情報を落とし込んだ。市職員をはじめ、警察や消防、県、自衛隊など関係機関から約150人が参加した。 今福博文危機管理部長は「職員にシステムに早く慣れてもらい、デジタルとアナログの効果的な両立を図りたい」と述べ
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新設高校の探究学習視察 島田市教委、ふじのくに国際高訪問
島田市教育委員会の教育委員らがこのほど、同市金谷根岸町に今春開校した県立ふじのくに国際高を訪れ、授業風景などを視察した。 佐藤典幸副校長が同校で取り入れている探究学習を紹介し、「思考力や判断力、表現力を身に付けることを通じ、社会で求められる力として大学進学で大きな武器になる」と説明した。教育委員らは「総合的な探究の時間」の授業の様子も見て回った。生徒同士が対話の時間を大切にしながら、自らの経験や目標などをまとめたスライド作りに取り組んでいる様子を見学した。山中史章教育長は「地元の公立中と連携できる部分は連携していきたい」と述べた。 同校は通学時間帯や科目選択の自由度が高いフレックスハイス
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大井川鉄道新社長・鳥塚亮氏が就任「鉄道での地域活性化、現場主義で示す」 えちごトキめき鉄道を再建
大井川鉄道(本社・島田市)は28日、株主総会と取締役会を開き、鈴木肇社長(61)が退任し、えちごトキめき鉄道(新潟県上越市)前社長の鳥塚亮氏(63)が社長に就任する人事を決定した。鳥塚氏は島田市内で記者会見し、「経営の立て直しと全線復旧が喫緊の課題。公共交通としての役割だけでなく、観光誘客など鉄道による地域活性化を現場主義で示していきたい」と抱負を述べた。 えちごトキめき鉄道などで観光列車が成功した経験を踏まえ、「静岡県は富士山や空港があり、食も豊富。もう少し客単価の高い観光列車をやってみたい」と意欲を示した。その上で、「地方鉄道を上手に活用することで、地域の疲弊を減速できる」と述べた。
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半年分の厄はらう「夏詣酒」 29日から販売 島田・大村屋酒造場
島田市の大村屋酒造場は28日、元旦から半年の節目に厄をはらう「夏越し(なごし)の大祓(おおはらい)」と残り半年の無病息災を願う「夏詣」にちなんだ純米吟醸原酒「若竹 夏詣酒」の出荷を前に、同社で神事を執り行った。29日から県内を中心に酒店で販売する。 夏詣酒は静岡酵母を使ったバナナやメロンのような香りと、辛口で軽快な味わいが特徴。冷酒がおすすめで、タコとワカメの酢の物やネギトロ、さっと炒めた夏野菜など素材の味を生かした季節の料理によく合うという。 商品が並ぶ冷蔵庫内で地元の大井神社の神職が神事を行い、松永孝広社長が玉串をささげた。松永社長は「昨年は猛暑や長雨で農家が苦労した。無病息災の思い
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子どもが運動部を希望したら、週末に部員の送迎を求められ、担える環境になく困った…。【NEXT特捜隊】
新年度が始まって3カ月。日々、部活動に励んでいる中学生も多いのでは。読者の疑問に答える静岡新聞のNEXT特捜隊に、この春、子どもが公立中に入学したという保護者から「運動部に入ろうとしたら、週末に部員の送迎を求められ、担える環境にないので困ってしまった」との投稿が寄せられた。この問題をどう考えるか、読者や有識者に意見を聞いた。(生活報道部・西條朋子) 送迎「やむを得ず」の声も 投稿してくれたのは、静岡市内に住む40代の女性。年度当初に学校から配布された部活動の一覧には、希望する部の保護者会の仕事として「月1回程度、大会や練習試合で配車(自家用車での部員送迎)当番あり」とあった。女性は運転免
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バリアフリー絵本を身近に 布絵本最新作も 島田・金谷図書館に展示
島田市金谷代官町の金谷図書館で27日、「手でみるバリアフリー絵本展」が始まった。7月16日まで。 布絵本作家の山本敬子さん(同市在住)の作品や静岡福祉大付属図書館(焼津市)が所蔵する点字絵本など約60点を展示している。山本さんの最新作の布絵本「かたつむり」をはじめ、静岡県内出身の絵本作家が編集長を務めるなど静岡とも関係が深く、創刊40年を迎えた点字の学習絵本「テルミ」などが並んだ。 初日は山本さんがフェルトなどの生地からボタンや面ファスナーなどの付け外しができる布絵本の楽しみ方を実演した。山本さんは「童謡を口ずさみながら、指先を使って楽しんでほしい」と話した。同大の進藤令子図書課長が点字
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シルバー人材 功労者を表彰 島田
島田市シルバー人材センター(秋山守男理事長)はこのほど、本年度の定時総会を同市のプラザおおるりで開き、功労者の表彰を行った。10年以上在籍した会員38人と3年以上役員を務めた1人が対象。受賞者を代表して会員の佐々木重幸さんと元副理事長の増田澄江さんが登壇し秋山理事長から表彰状を受け取った。 昨年度の主な事業と収支決算についても報告された。会員90人が出席した。
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アメリカ料理、おいしいね 島田の小中学校で提供
島田市は27日、各国の食文化に触れながら海外への関心を高めてもらおうと、市内7校の小中学校の給食で米国料理を提供した。児童らは同市と交流のある海外都市への理解を深めた。 島田第一小の6年生のクラスでは、同市国際交流協会リッチモンド友好委員会の田中丈雄委員長らが現地料理や姉妹都市の米リッチモンド市との交流の歴史などを紹介した。給食ではパンやソーセージのケチャップがけ、クラムチャウダーなどが提供された。児童はパンにソーセージを挟むなどして料理を味わった。 島田市はリッチモンド市と1961年に姉妹都市提携を結び、ハートフォード市とも交流を続けている。今後、スイスや韓国の料理も給食で提供される予定。
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第729回小さな親切運動実行章(静岡県内)
京極敬二(富士宮市)商店街でベンチなどの修繕活動を行うほか、子ども向けに木工体験会などを実施している▽杉本静雄(島田市)長年にわたり、土手に河津桜の植樹を行っている。自身の畑に園児を招き、芋掘り体験なども実施▽小山明弘(富士南中)弟の闘病をきっかけに、約40年にわたり献血を継続。県内初の献血千回を達成した▽河辺登、河辺信子(湖西市)夫婦で営む駄菓子屋開店30周年を機に、長年にわたり毎年小学校に図書を寄贈するほか、地域の見守り活動を行っている
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県議会答弁 有機茶拡大 所得確保へ 契約栽培で経営安定化
静岡県議会6月定例会は26日、自民改革会議の赤堀慎吾氏(菊川市)と河原崎聖氏(島田市・川根本町)、ふじのくに県民クラブの杉山淳氏(静岡市駿河区)が一般質問を行った。田保豪農林水産担当部長は海外で需要が高まっている有機茶の生産拡大に向け、小規模農家の所得確保を後押しする方針を示した。販路を持つ企業とのマッチングを強化して契約栽培につなげ、経営の安定化を目指す。赤堀氏への答弁。 県によると、輸出向けの有機茶を手がける農家は、契約栽培を採用するケースが多い。特定の企業と交渉してあらかじめ価格を決めておくため、売り上げ予測が立てやすく、市況に左右されない利点がある。 ただ、販売先の確保が難しいとして
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手もみ体験 お茶の理解深める 島田・大津小児童
島田市の大津小3年生は25日、校内でお茶の手もみを体験した。島田茶手揉(もみ)保存会の会員から指南を受け、お茶について理解を深めた。 焙炉(ほいろ)に市内で採れた茶葉を広げ、作業した。児童は真剣な表情で茶葉をこすり合わせたり握り締めたりして、水分を飛ばし、形状を整えていった。できあがった荒茶は児童が各家庭に持ち帰り、飲んで味わうという。同校の滝本愛琉さん(9)は「最初は葉が柔らかかったけど、だんだん固くなっていった」と振り返った。 同校では4月から、総合的な学習の時間にお茶の学習を進めている。茶摘みを体験したほか、お茶の歴史や種類なども学んできた。
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ビジネス塾 受講生を募集 4日まで島田市
島田市産業支援センター「おびサポ」は7月4日まで、市主催のビジネススクール「嶋田塾」の受講生を募集している。先進的な取り組みを行う県内外の企業などから経営を学ぶ。 講義は7月10日から来年3月27日までの間に10回実施する。塾長も務める元法政大大学院教授の坂本光司さんや県内外の経営者から経営管理の手法や新規ビジネスなどについて学ぶほか、企業視察も実施する。 市内に事業所がある企業の経営者や後継者、起業希望者らが対象。定員15人。受講料は7万円。問い合わせは同センター<電0547(54)5760>へ。
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茶摘みの変遷 道具など見て学ぼう 10月14日まで企画展 島田・茶の都ミュージアム
島田市のふじのくに茶の都ミュージアムで10月14日まで、企画展「茶摘みの移り変わり」が開かれている。江戸時代から現代までの茶摘みの方法や文化などを紹介。手摘みの様子を描いた江戸時代の浮世絵や、明治時代に使われていた「茶摘みばさみ」などが並ぶ。摘採機の変遷も紹介し、1人用の携帯型や2人で扱う可搬型、乗車して使う乗用型などを展示する。 午前9時~午後5時。観覧料は大人(15歳以上)300円。火曜休館。9月14日には茶娘衣装の着用体験も行われる。問い合わせは同ミュージアム<電0547(46)5588>へ。
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島田の30代男性 9万円詐取被害
島田市の30代の団体職員男性が25日までに、交流サイト(SNS)で知り合った人物に投資名目で現金9万円をだまし取られたと島田署に届けた。同署がSNS型投資詐欺事件として調べている。 同署によると、男性は6月上旬から同中旬までの間、SNSを通じて知り合った人物から「資金を預けてくれれば、運用して1週間後に利益を渡す」などと投資を勧誘され、現金を指定された口座に振り込んだという。
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パリ五輪開幕まで1カ月 日本選手海外開催で最多 団体球技で躍進
1世紀ぶり3度目となるパリ五輪の日本選手団の選手数が、海外開催の夏季五輪では2008年北京大会の339人を上回り、史上最多となることが確実になった。25日、日本オリンピック委員会(JOC)関係者が明らかにした。パリ大会は26日で開幕まで1カ月。団体球技の躍進が選手数を押し上げ、獲得した出場枠は既に約350人分に達した。陸上などで上積みが見込まれ、最終的には400人前後の選手が出場する見通しだ。 日本選手団の尾県貢団長は共同通信のインタビューで金メダル数の目標に関し、海外の五輪で最多だった04年アテネ大会の16個を「超えないといけないという使命感はある」と言及。21年の東京五輪は開催国枠もあ
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共同で炊き出し 島田・東町で訓練 子ども食堂と自治会
島田市東町でこども食堂を運営する「あい愛サロンの会」と東町自治会は23日、共同防災訓練を同市の東町公会堂ひなたで実施した。大規模地震の発災直後を想定し、電気やガスを使わない炊き出しに取り組んだ。 参加者はまきを使ってかまどに火をおこし、汁物やご飯約300食分を作り上げた。事前の準備は極力行わず、防災用品の保管場所や使い方などを確認しながら訓練に臨んだ。出来たての食事は地元の子どもたちに振る舞われた。災害時の心のケアを想定し、建物内では子どもと高齢者による将棋体験などの交流もあった。市危機管理課の担当者が能登半島地震を踏まえた防災講話も行った。 あい愛サロンの会の池谷愛子会長は「災害時は食事は
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新理事長に鈴木氏 新静岡学園
静岡産業大と静岡学園中・高を運営する学校法人新静岡学園は24日、静岡市内で理事会を開き、理事長に元県教育長の鈴木善彦氏(79)を選任した。任期4年。大坪檀学園長(95)を再任し、前理事長の三枝幸文氏(79)は経営顧問に就いた。 鈴木氏は島田市出身。県教育長、静岡文化芸術大副理事長などを歴任し、2015年に静岡産業大経営学部客員教授に就任した。
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地域の雇用確保へ具体策検討 島田掛川信金新入職員と9市町職員
島田掛川信用金庫はこのほど、新入職員35人と県中西部9市町の職員による合同ワークショップを島田市の同信金島田本店で開いた。地域の雇用確保をテーマに具体的な解決策を考えた。 就活イベントへの誘客やUターン就職プロジェクトの周知の仕方など地元へ若者を呼び込む方法をグループごとに話し合った。移住・定住促進やシティープロモーション、人口減少対策などを担当する市町の職員が進行役を務め、各グループが案を発表した。 行政と連携した広域的な地元就職を応援するプロジェクトの一環。同信金地方創生室の斉藤奈津子室長は「新入職員に地域の課題は信用金庫の課題でもあることを理解してもらい、各自治体には若者の意見を取
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静岡の街 木版画でノスタルジック 島田・海野光弘記念館が収蔵品展
島田市博物館分館の海野光弘版画記念館で9月1日まで、収蔵品展「静岡の風景」が開かれている。静岡市出身の木版画家海野光弘(1939~79年)が中学生の頃から描き続けた木版画43点が並ぶ。静岡の街並みや人々の営みをノスタルジックに描いている。 月曜(祝日の場合は翌日)休館。8月17日午前11時から、ギャラリートークを開催する。
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遊びや工作楽しむ 島田で「親子ふれあい講座」
島田市は22日、親子で工作や運動を楽しむ「親子のふれあい講座」を同市野田のローズアリーナで開いた。2、3歳児と保護者約46組が参加した。 子ども向け体操教室などを展開する「きのいい羊達」(静岡市清水区)の竹内淳さんが講師を務めた。参加者は平均台、跳び箱などが並んだコースを周回する「サーキット」で汗を流した。子どもをビニールに乗せて引っ張る遊びも行われ、サーフィンのように腕を広げて楽しむ子どもの姿がみられた。トイレットペーパーの芯を使った飛行機作りも楽しんだ。 3歳の息子と参加した同市の会社員鈴木桂太さん(37)は「ジャンプしたり転がったり子どもが楽しそうでよかった」と話した。
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地域の雇用確保へ具体策検討 島田掛川信金新入職員と9市町職員
島田掛川信用金庫はこのほど、新入職員35人と県中西部9市町の職員による合同ワークショップを島田市の同信金島田本店で開いた。地域の雇用確保をテーマに具体的な解決策を考えた。 就活イベントへの誘客やUターン就職プロジェクトの周知の仕方など地元へ若者を呼び込む方法をグループごとに話し合った。移住・定住促進やシティープロモーション、人口減少対策などを担当する市町の職員が進行役を務め、各グループが案を発表した。 行政と連携した広域的な地元就職を応援するプロジェクトの一環。同信金地方創生室の斉藤奈津子室長は「新入職員に地域の課題は信用金庫の課題でもあることを理解してもらい、各自治体には若者の意見を取
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【スケボー男子ストリート】根附(島田市出身)パリ落選 前回覇者・堀米ら切符
【ブダペスト共同】都市型スポーツのパリ五輪予選シリーズ最終戦最終日は23日、ブダペストで行われ、スケートボード決勝の男子ストリートで東京五輪覇者の堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)が優勝し、逆転で代表入りした。2位で続いた14歳の小野寺吟雲は初、3位だった世界王者の白井空良(ムラサキスポーツ)は2大会連続の出場を決めた。7位の根附海龍(DC Shoes、島田市出身)は落選。 女子パークは3位に入った東京五輪銀メダルの15歳、開心那(WHYDAH GROUP)と5位の草木ひなの(スターツ)、22日の準決勝で落選した五輪女王の四十住さくら(第一生命保険)がランキングで出場権を得た。草
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本・支店を「熱中症予防施設」に 島田市、島田掛川信金が協定
島田市と島田掛川信用金庫はこのほど、気候変動適応法に基づく指定暑熱避難施設を設置するための協定を締結した。同信金島田本店営業部と七丁目支店をクーリングシェルターとして、市民の熱中症予防に役立ててもらう。 市役所で締結式が開かれ、染谷絹代市長と千葉靖史理事長が協定書に署名した。染谷市長は「危険な暑さから市民の命を守る施設が増えて心強い」と謝意を示し、千葉理事長は「地元に密着した2店舗で市民の健康増進につなげたい」と応えた。 実施期間は9月30日までで、窓口営業時間内に利用できる。市はウエルシア薬局とも協定を締結していて、公共施設を含めた市内のクーリングシェルターは計25カ所になる。
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静岡県観光大賞「奨励賞」 金谷茶まつり保存振興会、島田市長に喜び報告
島田市の金谷茶まつり保存振興会はこのほど、市役所を訪れ、県観光協会のふじのくにしずおか観光大賞奨励賞受賞を染谷絹代市長に報告した。 同会は1952年に始まった同市金谷地区の「金谷茶まつり」を主催し、地元住民が茶娘姿で踊りを披露する伝統の「茶娘道中」の維持や継続に尽力した。地元中学校と連携した茶や茶まつりの学習、市観光協会との共催によるデジタルスタンプラリーの実施など観光振興に貢献したことが評価され、静岡市葵区で表彰された。 石神彰悟会長は「諸先輩方の尽力、市や地域住民の協力のおかげで受賞できた」と述べ、染谷市長は「地域住民の心が一つになる祭り。来年も楽しみにしている」とたたえた。 2年
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現在の日本に死刑制度は必要?① 制度の現状と国際的潮流【賛否万論】
現在の静岡市清水区で1966年に一家4人が殺害された事件で、死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審第15回公判が22日に静岡地裁で開かれ、検察側は再び死刑を求刑、弁護側は無罪を主張し結審しました。判決は9月26日。司法の判断が注目されます。半世紀近くに及ぶ獄中生活で死刑執行の恐怖にさらされ続けた袴田さんは、仮釈放後もその影響とみられる拘禁反応に苦しんでいます。袴田さんの人生に大きく影響を与えた死刑。その在り方について国内では意見が分かれています。初回は死刑に対する政府の世論調査や国際的潮流、制度の仕組みなどの観点から考察していきます。 (社会部・薬袋貴信) 懸念や廃止 世界から勧告
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静岡空港新駅 対話の扉開くか 県要望30年超 リニア交渉術?JR社長一転柔軟姿勢
水問題解決前の協議 慎重論も 4代の知事が30年以上にわたって整備を求めてきた静岡空港の東海道新幹線新駅構想がついに動き出すのか、県内関係者の注目度が高まっている。鈴木康友知事と5日に初対面したJR東海の丹羽俊介社長が「考えを受け止めながら対話する」と柔軟姿勢に転じたためだ。ただ、大井川流域にはリニア中央新幹線工事に伴う環境問題解決の交渉材料にされるのではとの警戒感も強く、協議の開始は容易でないとの見方もある。 「ミカン箱みたいな駅なんて造れるわけがない」 JRの山田佳臣社長(在任2010~14年)は13年12月の定例記者会見で県の新駅構想をこき下ろした。その後の柘植康英社長(14~18
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富士山など題材多様 金谷絵画クラブ 島田で30日まで作品展
島田市の絵画愛好家らでつくる「金谷絵画クラブ」の作品展が30日まで、同市島の夢づくり会館で開かれている。 会員15人がそれぞれ1作品ずつ水彩や油彩、色鉛筆画などを出展した。富士山や夕日を描いた風景画や、静物画、抽象画など多様な作品が並ぶ。 午前10時~午後5時。最終日は午後4時まで。月曜休館。
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用水路の水質検査 挑戦 島田・大津小「自然大切にしたい」
島田市の大津小5年生は20日、学校周辺で用水路の水質検査に挑戦した。環境整備などに取り組む地域住民の有志団体「アグリ大津」が協力した。 同校が水の大切さや地域での使われ方を学ぶため年2回、同校5年生を対象に実施している。大津谷川から取水している農業用水や生活用水の調査を行った。児童27人が上流から下流に移動しながら用水路の水の温度やにおいなどを調べていった。6地点で採水も行い、パックテストという水質検査を用いて、各地点の水質を比べた。 同校の増本和花さん(10)は「下流にいくにつれてだんだん汚くなっていった。自然を大切にしたい」と話した。
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トウモロコシの皮むき丁寧に 島田・初倉小と初倉南小児童が体験 市内6校の給食で提供へ
島田市の初倉小と初倉南小の児童が19日、給食用のトウモロコシの皮むきを初倉小体育館で体験した。給食や地元野菜への理解を深める目的。 いずれも地元農家の永田広之さん(38)と大石泰輔さん(46)が朝採れのトウモロコシ790本を提供した。両校の3年生らが丁寧に皮をむいてひげを取った。トウモロコシは近隣の南部学校給食センターで蒸され、両校を含む市内の6小中学校約2700人に20日の給食で提供される予定。永田さんらがトウモロコシに関するクイズも行った。 初倉小の恒例行事。多くの児童に体験してもらおうと、今回は初倉南小も参加した。初倉南小3年の松葉令さん(8)は「大変だったけれど、トウモロコシにつ
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乗用車2台が正面衝突 島田金谷バイパス下りで一時通行止め
19日午後5時50分ごろ、島田市野田の国道1号島田金谷バイパス下りで乗用車2台の正面衝突事故があり、野田インターチェンジ(IC)―旗指IC間の下りが約1時間50分にわたって通行止めとなった。島田署によると、運転していた静岡市葵区の男性(50)と川根本町の女性(72)がそれぞれ負傷して救急搬送されたが、意識はあるという。現場は片側1車線のゆるやかなカーブ。同署はどちらかの車両がセンターラインをはみ出したとみて事故原因を調べている。
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都市型スポーツ五輪予選最終戦 20日開幕 根附らが最終調整
【ブダペスト共同】都市型スポーツのパリ五輪予選シリーズ最終戦、ブダペスト大会は20日に開幕する。19日は公式練習が行われ、スケートボード男子ストリートで注目の東京五輪王者、堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)や世界王者の白井空良(ムラサキスポーツ)、根附海龍(DC Shoes、島田市出身)、14歳の小野寺吟雲らが大会初日の予選に備えた。 女子パークは2大会連続の五輪出場が確実な開心那(WHYDAH GROUP)や五輪女王の四十住さくら(第一生命保険)、13歳の長谷川瑞穂らが20日の予選に向けて最終調整。同ストリートの赤間凜音や西矢椛、織田夢海(ともにサンリオ)、男子パークの永原悠路
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国1バイパスで車2台正面衝突
19日午後5時50分ごろ、島田市野田の国道1号島田金谷バイパス下りで乗用車2台の正面衝突事故があり、野田インターチェンジ(IC)-旗指IC間の下りが約1時間50分にわたって通行止めとなった。島田署によると、運転していた静岡市葵区の男性(50)と川根本町の女性(72)がそれぞれ負傷して救急搬送されたが、意識はあるという。現場は片側1車線のゆるやかなカーブ。同署はどちらかの車両がセンターラインをはみ出したとみて事故原因を調べている。
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生徒が人生設計の重要性学ぶ 島田・六合中 生保社員講師に
日本生命保険静岡支社は17日、ライフデザインの重要性を学ぶ出前授業を島田市の六合中で行った。 同支社島田営業部の後藤直人部長ら3人が講師を務め、2年生約150人が大切にしたいことの実現に向け、節目節目で何をするべきか考えた。生徒は15歳の男女を例にしたワークシートを用い、2人の10年後の未来を予想した。18歳と23歳の時点でどんな選択をしたかも想像し、自分自身に置き換えて将来を考えた。 その上で、後藤部長は不測の事態が将来起こる可能性があると指摘し、「選択肢をたくさん持つことや相談先を見つけておくことが大切。誰かのアドバイスがいつか人生の役に立つこともある」と呼びかけた。保険の仕組みも解説し
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独立選抜書展 静岡県内17人入選
現代書団体の独立書人団(東京都)の2024年独立選抜書展で、鈴木美恵子さん(静岡市葵区)が会員推挙されるなど県内の17人が入選した。展覧会は東京都美術館(台東区)で、21日まで開かれている。 県内のその他の入選者は次の通り。 三浦すみれ(小山町)池谷天外(三島市)朝井出桃子、高橋直嗣(以上沼津市)好司、風岡将平、渡辺麗美(以上富士宮市)時政荘子(富士市)大石千世、是永尚志、平井聴雨、榊原橘花(以上静岡市葵区)杉山桃青(同市駿河区)長谷川千春(藤枝市)外山博彰(島田市)袴田一耀(吉田町)
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静岡県内企業9社が課外授業 島田商高 マナーなど学ぶ
静岡新聞社・静岡放送が高校生のキャリア形成などを支援する「Futureしずおか」の課外授業が18日、島田市の島田商業高で開かれた。県内企業9社の担当者が講師を務め、3年生約90人がビジネスマナーを学びながら卒業後の進路設計などを考えた。 食品機械製造販売のショウケンガリレイ(藤枝市)は総務経理課の片山聡課長が、食品工場で使用する機械をオーダーメードで生産していることを紹介。新卒者の採用状況や社会人のマナーなども説明した。4月に入社した同校卒業生の井口幸之輔さん(19)が同席し、就職活動について「自分が一生懸命に取り組んできたことを感情を込めて伝えることが大事」とアドバイスした。
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さくら写真コンクール 知事賞に高橋さん(伊豆の国)
2024年度県さくら写真コンクール(県さくらの会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)の表彰式がこのほど、県庁で開かれた。最優秀の知事賞には高橋浩さん(伊豆の国市)の「反射炉夜桜」が輝いた。特選の永井真澄さん(島田市)と飯田龍治さん(御殿場市)を含む3人に中山淳也県くらし・環境部参事が表彰状を手渡した。 県内外から503点の応募があり、18点が入賞した。高橋さんの作品は、ライトアップされた世界遺産の韮山反射炉を背景に咲き誇る桜と、長時間露出で撮影した車のテールランプを配置し、静かな風景に躍動感を加えている。 入賞作品は28日まで県庁別館21階展望ロビーに展示し、その後は県内各地で巡回展示する。
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裂き織りで紡ぐ昔話の世界 磐田の山田さん夫妻 島田で23日まで作品展
不要になった着物を裂いて糸として利用する「裂き織り」の技法を用いた作品制作に取り組む磐田市の山田真知子さん(69)、清春さん(71)夫婦の作品展が23日まで、島田市の川越遺跡のギャラリー9番宿で開かれている。 「浦島太郎」や「花咲かじいさん」など昔話を題材に夫婦で制作した横1メートル×縦2メートルの裂き織りのタペストリーと、清春さんが制作した陣羽織などが展示されている。陣羽織は試着して楽しむこともできる。 真知子さんは「裂き織りで人物や風景を描いている作品は珍しいので、見に来ていただければ」と来場を呼びかけた。ギャラリーは月・木曜休み。
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島田で踏切内に車が進入 周辺が渋滞
16日午後3時ごろ、島田市のJR東海道線六合-島田間の御仮屋踏切内に車が進入し、非常ボタンが押された。JR東海静岡支社によると、同踏切周辺が渋滞し、警報器が鳴り始めた際に線路内に車がとどまっている状況に気づいた通行人がボタンを押したという。車と列車との接触はなく、けが人はいなかった。この影響で下り列車1本が全区間で運休し、上下線計9本が部分運休したほか、上下線計10本が最大で約40分遅れ、約3500人に影響が出た。
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アート作品売上金 心臓病の子どもに クロスメディアしまだ
NPO法人クロスメディアしまだはこのほど、大井川鉄道の無人駅などを舞台に2~3月に開催した「UNMANNED(アンマンド) 無人駅の芸術祭/大井川」で販売したアート作品の売上金6万円を全国心臓病の子どもを守る会県支部に寄付した。 同芸術祭では島田市川根町の抜里駅に韓国人アーティストのイ・イスさんが愛犬をモチーフにした黄色い犬の大型立体作品を展示した。陶器製でミニチュアサイズの同じ犬のオブジェも会期中に販売した。家族同然だった犬を心臓病で亡くし、同じ病気の人々を支援したいとの思いから売上金の寄付が実現した。 同市内で贈呈式が開かれ、同NPOの大石歩真理事長が同支部の山下文子代表に目録を手渡した
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「挑戦」や「友情」表現 静岡県中部高校演劇公演 島田で開幕
第66回静岡県中部高校演劇公演(県中部高校演劇協議会など主催)が15日、島田市のプラザおおるりで開幕した。16、22、23日の計4日間、15校の演劇部がプラザおおるりと静岡市葵区の市民文化会館で練習の成果を発表する。 初日は榛原高、焼津高、島田工業高の3校が出演。挑戦することの大切さや友情などをテーマにした演劇を披露した。一部の高校では生徒が脚本を担当している。総務や受付、舞台装飾、進行なども全て各校の生徒が分担して行っている。 16日はプラザおおるり、22、23日は静岡市民文化会館で行われる。いずれも開演は午後1時。観覧無料。
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小中生向け朗読に親しむ講座開催へ 7月、島田の大井川川越遺跡
島田市河原の大井川川越遺跡を舞台に朗読に親しむ小中学生対象の講座「現代版 東海道川越しの旅」が7月27、28の両日、同遺跡で開かれる。同19日まで参加者を募集している。 静岡県の文化事業「ふじのくに子ども芸術大学」の一環で、話し方講座など手がける「ことのはスクエア」(橋本恵子代表)が主催する。初日は、同遺跡が舞台のオリジナルの朗読台本を教材に、声の出し方や表現力アップのこつを学ぶ。同市博物館学芸員による現地ツアーも行い、「感じた気持ちを言葉に乗せ、伝わる楽しさ」を体験する。2日目は発表に挑戦する。 対象は小学4年~中学3年。定員15人、受講料千円。希望者は、ふじのくに子ども芸術大学のウェ
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年金給付日 詐欺に注意 信金で啓発品配布 島田
島田掛川信用金庫と島田署は14日、年金支給日に合わせ特殊詐欺被害防止の啓発活動を島田市の同信金島田本店で実施した。信金職員や署員、地域安全推進員らがチラシやボールペンの入った啓発品を配った。 同署の田村聡子生活安全課長は「新紙幣発行に伴い、旧紙幣を回収しようとする詐欺が発生する恐れがある。お金を渡さないよう注意してほしい」と呼びかけた。
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伊久美小跡地活用、白紙に 島田市議会一般質問 交渉権者の要件満たさず
島田市の山中史章教育長は13日の市議会6月定例会一般質問で、昨年度末で閉校した伊久美小の跡地利活用について、優先交渉権者から提案内容の変更の申し入れがあり、再審査したところ、優先交渉権者の要件を満たさなくなったと明らかにした。今後の利活用計画が白紙になった。横田川真人氏への答弁。 市資産活用課によると、市内で農家民宿を運営する長谷川圭介さんを2022年度に公募型プロポーザル方式で優先交渉権者に選定した。アウトドアを中心とした会員制の体験型サービスなどを提案していた。キャンプ場として整備する予定だったが、予想以上に費用がかかることが分かり、当初計画通りの整備ができなくなったという。申し入れを
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【市町対抗駅伝】計画や変更点 確認 島田市チームが初会合
静岡市で11月30日に開催される県市町対抗駅伝(静岡陸上競技協会、静岡新聞社・静岡放送主催)の島田市実行委員会は13日、初会合を同市役所で開いた。実行委員長に市陸上競技協会の増田忠雄会長を選出した。 市陸上競技協会や市スポーツ推進委員のメンバーら15人が出席し、活動計画や予算、前回大会からの主な変更点などを確認した。7月4日に代表候補選手の選考会議を行う予定で、8月から合同練習を開始する方針。 監督、コーチはいずれも昨年に続き、鈴木瑛志さんと石川颯人さんがそれぞれ選ばれた。鈴木さんは「自分の可能性を信じることができる選手の育成に取り組みたい」と述べた。
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リニア工事着手巡り、静岡県とJRが行政手続き協議 国加えた実務会合も開始
静岡県内のリニア中央新幹線工事を巡り、JR東海が取り組む環境保全措置の実施状況を確認する国土交通省モニタリング会議(座長・矢野弘典ふじのくにづくり支援センター理事長)の会合が12日、島田市役所で開かれ、事務局の国交省は、県とJRが工事着手に必要な行政手続きに関する協議を始めたと明らかにした。両者の協議の進展を図るために矢野座長が2月の初会合で提案した県、JR、国の3者による実務責任者レベルの会合を同日に初開催したことも報告した。 行政手続きに関する協議は河川法と県盛り土規制条例に基づく許可手続きのほか、県自然環境保全条例に基づく協定に関する内容。県はJRの環境保全措置について、大井川流域市
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【リニア工事】地下水問題巡り、JRに要望相次ぐ 島田で国交省モニタリング会議 報告精度や監視改善
島田市役所で12日に開かれた国土交通省モニタリング会議の会合では、リニアトンネル工事が進む岐阜県瑞浪市で井戸の水位低下が発生した問題を踏まえ、委員からJR東海に詳細な報告や監視手法の改善を求める意見が相次いだ。 JRは岐阜の問題を踏まえ、山梨県内から静岡県境に向かって5月に再開した高速長尺先進ボーリングで生じる湧水の管理手法について、大井川上流域の田代ダム近くに設けた観測用井戸の確認頻度を月1回から2週に1回に増やすとした。湧水量がこれまでと異なる傾向を示した場合は、さらに確認頻度を増やす方針を示している。 大東憲二委員(環境地盤工学)は「地下水位の変化をリアルタイムで把握しておかないと
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大井川鉄道新社長に鳥塚氏(えちごトキめき鉄道) 鈴木氏は退任
大井川鉄道(本社・島田市)は12日、鈴木肇社長(61)が退任し、後任にえちごトキめき鉄道(新潟県)社長の鳥塚亮氏(63)が就任する人事を内定したと発表した。28日の株主総会と取締役会で正式決定する見通し。地方鉄道の経営立て直しの手腕などが評価されての起用とみられる。 鳥塚氏は航空会社勤務などを経て2009年、いすみ鉄道(千葉県)社長に公募で選ばれ、第三セクター鉄道の経営再建に取り組んだ。19年から同じく第三セクターのえちごトキめき鉄道社長を務める。明治大卒。東京都板橋区出身。 鈴木氏は静岡市出身で1986年入社。管理部長や専務取締役などを経て、生え抜きの社長として2017年10月に就任し
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新市長会長に広島の松井氏 焼津、島田市長が副会長
全国市長会は12日、東京都内で総会を開き、立谷秀清会長(福島県相馬市長)の任期満了に伴い、松井一実広島市長(71)を新会長に選んだ。松井氏は「社会経済の変化に対応していくために、競争よりも協調を重視する政策へ発想転換する」と抱負を語った。 総会では、東京一極集中の是正や税財源の充実のほか、能登半島地震で被災した自治体への財政支援拡充を求める決議を採択した。被災自治体の代表として登壇した茶谷義隆石川県七尾市長は「復旧復興を成し遂げて、みなさんを能登に迎えられるよう取り組む」と決意を述べた。 18年から3期6年会長を務めた立谷氏は最後、「市長会で得られる人脈と情報を政策実現に生かしてほしい」
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児童労働の現状 チョコ作り学ぶ 「できること探したい」 島田商高生 原産地支援へ
フェアトレードとエシカル消費を学ぶ島田商業高3年生約20人が11日、フェアトレードのカカオ豆を使ったチョコレート作りに島田市の同校で取り組んだ。児童労働など原産地が直面している問題への理解を深め、商品開発や販売を通じた支援を念頭に身近な行動につなげることが目的。 静岡市葵区のクラフトチョコレート専門店「コンチェ」店主の田中克典さん(38)が講師を務めた。生徒はガーナ産カカオ豆を使い、チョコレート作りを進めた。焙煎(ばいせん)したばかりのカカオ豆の薄皮をはがして乳鉢ですりつぶし、ココアバターや砂糖などと混ぜ合わせた。型に入れて冷蔵庫で冷やして完成させた。砂糖やミルクを加えていない状態での味見
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水害備え 全国首長共有 都内でサミット 磐田、島田市長が参加
水害を経験した全国の自治体の首長が集まる「水害サミット」(実行委員会主催)が11日、都内で開かれた。被害を受けて講じた治水や防災対策の報告を通じ、被害低減のための備えや意識を共有した。県内から染谷絹代島田市長と草地博昭磐田市長が初めて参加した。 「公共と民間の共創で取り組む流域治水」がテーマ。改良した農業用ため池の治水への活用や、企業と連携して無人ヘリで山小屋に物資を輸送するプロジェクトが紹介された。2019年の東日本台風で甚大な被害を受けた宮城県丸森町の保科郷雄町長は「失敗を恐れず早めの対応が必要」と語り、ちゅうちょせず避難指示や避難勧告を出す大切さを強調した。 草地市長も、敷地川が決
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13日から一般質問 島田市議会定例会
島田市議会6月定例会は13、14、17日、一般質問を行う。16氏が登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 【13日】大村泰史①リニア工事による井戸水位低下の新聞報道を受けて、市の対応状況と今後の取り組み②放置竹林に対しての市の取り組み▽横田川真人①北部4小学校跡地利活用▽青山真虎①新知事による県政との関係とリニアへの対応②バスなど公共交通のこれから③不登校など学校が抱える諸課題▽大石節雄①市森林整備計画および森林環境譲与税の使途▽井上篤①介護保険制度▽清水唯史①能登半島地震からの教訓 【14日】山本孝夫①市の人口減の対策②スポーツ・文化合宿補助金制度③ふるさと寄付金の活用▽提坂大介①市民
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児童館に絵本、縫いぐるみ寄贈 島田ライオンズクラブ
島田ライオンズクラブはこのほど、絵本などを島田市の初倉児童センターと吉田町の中央児童館に寄贈した。 会員に声かけして集めた絵本をそれぞれ80冊ずつ送り、縫いぐるみなども寄付した。八木孝之会長がそれぞれの施設を訪れ、担当者に絵本を手渡した。
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静岡・愛知の橋名板連続窃盗 181件、被害2800万円 藤枝署など捜査終結
藤枝署と県警刑事企画課、捜査3課は10日までに、藤枝市内の橋の名前が記された橋名板を盗んだとして窃盗容疑で逮捕、起訴されたいずれも愛知県豊橋市神野新田町の日雇作業員の男(48)、無職の女(41)の両被告=いずれも公判中=が静岡、愛知両県内で計181件の窃盗事件に関与していたことを裏付け、捜査を終結した。静岡県内では中西部で橋名板の盗難被害が相次いでいた。被害総額は約2800万円としている。 同署によると、両被告は2022年ごろから23年9月ごろまでの間、静岡、愛知両県内で橋に設置された橋名板など計637点の窃盗を繰り返していた。 両被告は同居している元夫婦。「生活費と遊興費を得るため」と
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県内待機児童7年ぶり増 前年より11人多く 33市町は「ゼロ」達成
静岡県はこのほど、保育所などに入れなかった県内の待機児童が4月1日時点で、前年より11人多い16人だったと発表した。増加は7年ぶり。特定の施設のみを希望しているなどの理由で集計から除外される「潜在的待機児童」は190人増の2146人だった。 県内35市町のうち33市町で「待機児童ゼロ」を達成する一方、静岡市と島田市で8人ずつ確認された。県によると、静岡市は第2子以降の保育料無償化に伴い1~2歳児の申し込みが増え、島田市は一部地域で保育需要が高まったことで保育士を確保できなかったという。 年齢別にみると、1歳児が2人増の6人、2歳児が9人増の10人。 保育施設の利用定員は169人減の7万
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河川ごみ拾い アユ2000匹放流も 島田で大井川漁協
大井川漁協は8日、河川美化活動「リバークリーンDAY2024」を島田市の伊久美川で開催した。参加者は河川周辺のごみ拾いを行った後、アユの放流も体験した。 漁協の組合員や地元住民ら37人が同市伊久美の長島公会堂から上流へ約1キロ歩き、空き缶やビニール、タイヤなどを拾った。裾野市の静岡県内水面漁連鮎種苗センターで育ったアユ約2000匹の放流も行った。アユが上流に向かって力強く泳ぐ姿に、児童らは驚きの声を上げ笑顔で見送った。焼津市の黒石小4年の大畑仁さん(10)は「アユはぬるっとしていた。初めての放流で楽しかった」と笑顔を見せた。
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来場300万人達成 KADODE OOIGAWA 松浦さん一家(静岡)に記念品
島田市竹下の緑茶や農業、観光の体験型フードパーク「KADODE OOIGAWA」の来場者数が9日、300万人を突破した。記念式典で300万人目の来場者となった静岡市葵区の会社員松浦公亮さん(38)一家に記念品が贈られた。 県内を中心に活動するアイドルグループ「エンジェリックシュガー」のメンバーと同施設の福本作治社長が地元野菜や花束を松浦さん一家に手渡した。松浦さんは「買い物ができ、子どもも遊べる充実した施設。記念になってうれしい」と笑顔を見せた。福本社長は「年間100万人以上の来場を目標に、飽きない施設運営を心がけたい」とあいさつした。松浦さん一家は製茶工程を体験するアトラクション「緑茶ツ
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静岡空港、国際線復活道半ば 開港15周年 静岡から欧州へ、上海経由の利用促進
静岡空港は6月に開港15周年を迎えた。新型コロナウイルス禍からの回復傾向が見られる一方で、中国路線など国際線の復活は道半ば。コロナ禍を経て観光動向が変化する中、静岡県と富士山静岡空港株式会社は上海を乗り継ぎ地とする利用促進、復便や路線拡大を模索しながら利用拡大の将来像を思い描く。 「大変な時期があったが、乗り越えて今日を迎えられた。利活用を増やし、搭乗率を上げたい」。鈴木康友知事は1日の15周年式典でこう強調し、「空港を一大交流拠点にしたい」と意気込んだ。 2009年6月4日に開港した静岡空港。17年度から搭乗者数は順調に増加を続けた。三菱地所と東急電鉄を中心に民営化した19年度には、
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【部活動改革】休日地域移行13市町試行 国の推進期間2年目 指導者確保にハードル 静岡新聞社調査
少子化による体験格差の解消や教員の働き方改革を目的に公立中学の部活動を地域団体などに委ねる「地域移行」は本年度、国が休日の移行の環境整備を促す「改革推進期間」の2年目に入った。静岡県内で、休日の地域移行を試行中の学校があるのは13市町で2023年度より10市町増えたことが、静岡新聞社が23年に続き県内全35市町に実施したアンケートで分かった。移行の目標時期を明確にして取り組みを模索する自治体がある一方、過疎化が深刻な市町は指導や運営に関わる人材確保などのハードルが高く、計画を立てにくい実情も浮かび上がった。 国の改革推進期間は25年度までの3年間。県教委はこの間に、関係者による協議会設置な
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大井川鉄道トーマス号出発進行! 台風15号で運休区間一部復旧、1年9カ月ぶり大井川本流渡る
人気アニメ「きかんしゃトーマス」の主人公を模した蒸気機関車(SL)「トーマス号」の運行が8日、大井川鉄道(静岡県島田市)で始まった。2022年9月の台風15号で運休していた区間が一部復旧し、昨年より2駅分延びた。 出発駅の新金谷駅(同市)では、トーマス号と写真撮影をするための行列が続くなど、家族連れを中心に多くの乗客でにぎわった。午前9時半ごろ、汽笛を鳴らし出発した。横須賀市から来た吉田卓史さん(37)は「車窓から見える景色が良くて迫力があり、息子も楽しんでいる。遠かったけれどここまで来て良かった」と話した。 新金谷駅から川根温泉笹間渡駅(島田市)までの約17・7キロを運行。区間が拡大
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茶工場跡地に陶芸ギャラリー 島田笹間地区 海外作家ら発表の場
陶芸を通じ地域活性化に取り組んできた島田市川根町笹間地区に8日、空き家となっていた製茶工場を活用したギャラリー「CHA・BE・YA(ちゃべや)」がオープンした。 同地区では2011年から世界各国の陶芸家が集まる「ささま国際陶芸祭」を開催しているほか、陶芸のワークショップや、海外のアーティストに長期滞在しながら制作してもらう企画を実施してきた。同ギャラリーの開設は、イベントを主導してきた陶芸家道川省三さん(71)が、同地区に関わった海外アーティストの作品を展示する場を作ろうと計画した。地元住民らの協力で製茶工場の壁や床を改修した。 オープンセレモニーとして、昨年から同地区で活動しているアメリカ
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島田市博物館に可愛い“お客さん” カルガモの親子愛らしく
島田市博物館本館前の調整池に7日朝、カルガモの親子が現れた。職員が〝珍客〟を優しく出迎えている。 市博物館課によると、同日朝8時ごろ、出勤してきた職員が発見した。前日までは姿はなかったという。ひな9匹が親鳥を追いかけるように水面を泳ぐ愛らしい姿が見られた。親鳥の背中に乗るひなもいた。 同課の担当者は「どこから来たのか分からないが、ここでカルガモの親子を見るのは初めて。優しく見守りたい」と話した。
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動画作り“いろは”学ぶ 島田樟誠高 ユーチューバー講師に
島田市の島田樟誠高キャリア探究コースの1年生が7日、ユーチューバーを講師に招き、動画製作の基本や心構えを学んだ。地域で活躍できる人材育成などを目的に、地元企業と連携して会社を紹介する動画作りに挑戦する予定。 同市出身の映像クリエーターで、ユーチューバー「ゴッチ」としても活動する松浦有吾さん(33)が講師を務めた。「高校生が思わず見てしまう会社紹介動画の製作」をテーマに、事前の構成や役割分担の重要性などを紹介した。その上で、「見る人が嫌な気持ちにならない動画作りを心がけて。全員で協力し合い、全力で楽しむことが大切」と呼びかけた。杉崎紘河さん(15)は「事前の準備が大切なことが分かった。想像を
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大鉄きかんしゃトーマス号 8日運行開始 2年ぶり大井川本流渡る
大井川鉄道(本社・島田市)は8日、蒸気機関車(SL)「きかんしゃトーマス号」の今季の運転を開始する。6日に関係者を招いたイベントを開き、地元の園児らが一足先に乗車して10周年を迎えた運行を祝った。 今季は運転区間を大井川本線の新金谷―川根温泉笹間渡間に拡大する。2022年9月の台風15号被害による一部区間運休で、23年は新金谷―家山間の運行だった。川根温泉笹間渡までの延伸再開に伴い、およそ2年ぶりにトーマス号が大井川本流を渡る。 同市の新金谷駅で式典が行われ、鈴木肇社長は「記念すべき10周年。新型コロナや自然災害などの苦難を乗り越えられたのも支えてくれた皆さんのおかげ」とあいさつした。園
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正しい健康情報 実践、発信で幸せに 島田市などアンバサダー養成講座
島田市とスマートウエルネスコミュニティ協議会は5日、正しい健康情報を身近な人に伝えられる「健幸アンバサダー」の養成講座を同市保健福祉センターはなみずきで開いた。 保健師の土屋厚子さんが講師を務め、歩いて暮らせる街づくりや筋肉量が減少する「サルコペニア」予防の重要性を説明した。土屋さんは「適度な運動は免疫力を高め、感染症や病気に強い体づくりにつながる。平均寿命と健康寿命の差を縮めてほしい」と述べた。太ももの筋力トレーニングや背中の体操なども実践した。相手の心に届く情報の伝え方のこつも学んだ。 正しい健康づくりの知識を学び、家族や友人らに情報発信することで健康な人を増やしていく取り組み。市民
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津軽三味線世界大会2連覇 大塚さん(島田)「3連覇目指す」 市長訪問
青森県で5月に開催された第42回津軽三味線世界大会で2連覇を果たした島田市の津軽三味線奏者大塚晴也さん(24)がこのほど、同市役所を訪れ、染谷絹代市長に結果を報告した。 大塚さんは実力者がそろう最高レベルの個人A級部門に出場し、2年連続トップに輝いた。大塚さんは「憧れの奏者が過去に優勝している思い入れのある大会。自分との戦いでもあった」と振り返り、「次は殿堂入りとなる3連覇の高みを目指したい」と今後の抱負を語った。 大会で演奏した「津軽じょんがら節」も披露した。生演奏に聞き入った染谷市長は「気持ちのこもった演奏に感動した」と拍手を送った。 大塚さんは祖母の影響で幼い頃から三味線に親しみ
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静岡大留学生と静岡県内企業が交流会 20社が出展 浜松市
静岡県内大学や自治体でつくる「ふじのくに地域・大学コンソーシアム」は5日、静岡大工学部や情報学部などの留学生らグローバル人材と企業の交流会を浜松市中央区の同大浜松キャンパスで開いた。スズキなどの製造業や農業法人、リサイクルなど県内20社がブースを設けた。 バングラデシュや、ベトナム、インドネシアといった海外出身の学生や大学院生約70人が訪れ、企業の採用担当者から事業概要や働き方などの説明を受けた。 企業は海外事業や技術開発など新規事業展開を目指してグローバル人材の採用意欲を高めている。初出展した製茶機械メーカー、カワサキ機工(島田市)の担当者は「海外市場の販路開拓を担う人材を求めている。
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「みんなで幸せになろうよ」うちわに七福神や地蔵ずらり 島田で宮地さん作品展
日本禅画協会名誉理事の宮地文子さん(85)の「禅画うちわ展」が7月31日まで、島田市本通の島田掛川信用金庫島田本店ロビーで開かれている。 和紙製のうちわに、墨や顔彩で七福神や地蔵、だるまなどを描いた後、絵に合った言葉を筆でしたためた作品48点が並ぶ。「みんなで幸せになろうよ人間だもの」や「にっこりと笑ったあなたに福が来る」といった心温まるメッセージが添えられている。 宮地さんは「夏の暑い時期に、うちわを見て涼んでもらえれば」と話した。展示は平日午前9時~午後3時。
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障害者施設から調達 県、3年ぶり減 7421万円 23年度 35市町総額は過去最高
静岡県はこのほど、2023年度に障害者就労施設から調達した物品や役務の総額が前年度比0・2%減の7421万円だったと発表した。前年度を下回るのは3年ぶり。県内35市町の総額は21・5%増の3億452万円と過去最高を更新した。 県の内訳は雑貨や食品、トイレットペーパーなどの物品が3446万円、印刷や清掃・草刈り、クリーニングなどの役務が3975万円だった。県警や県教委を含む全406所属が協力し、2年連続で「発注率100%」を達成したが、目標の7500万円にはわずかに届かなかった。新型コロナウイルスの5類移行に伴い、抗原検査キットの袋詰め作業がなくなったことが響いた。 13年に施行された障害
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鴻江さん(浜松)最高賞 県女流美術協会展、9日まで静岡
第33回県女流美術協会展(静岡新聞社・静岡放送後援)が5日、静岡市駿河区のグランシップで始まった。最高賞の県女流美術協会賞に、鴻江愛子さん(浜松市中央区)の油彩「逢魔が時」が選ばれた。9日まで。 平面と立体の2部門に会員と一般公募の計76点が出品された。ベルナール・ビュフェ美術館(長泉町)の小針由紀隆館長が審査し、鴻江さんの受賞作を「乱れさまよう人間の魂が、抽象的フォルムに宿っているようで、不安定で混乱した世界が生まれている」と講評した。出品作全体の傾向として「現代に生きる個の表現」を挙げた。 このほかの主な入賞者は次の通り。 知事賞 池谷さち子(油彩、浜松市中央区)▽県教育長賞 酒井
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大鉄「666」記念切符 令和6年6月6日に店頭販売開始
大井川鉄道(本社・島田市)は令和6年6月6日に合わせ、大井川本線で始発から6番目の門出駅にちなんだ「666記念きっぷ」を6日から店頭販売する。「6」が三つ並ぶ記念日と縁起の良い駅名の門出駅を掛け合わせ、贈り物や切符収集ファン向けの商品として売り出す。 記念乗車券は蒸気機関車(SL)のC10形8号機が描かれた台紙付きで、金谷から門出行きと門出から金谷行きの2枚セット。発行日付入りで、「666記念乗車券」と印字されている。実際に使用可能で、利用期間は6日から8月6日まで。 同社広報室の担当者は「身近な企画を通じて鉄道好きや切符収集家にアプローチし、ファンを地道に増やしていきたい」と話した。
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映画「サムデイズ」静岡“凱旋” 市内中心に撮影 29日上映会
静岡市を中心に撮影し、国際映画祭で表彰された映画「Somedays(サムデイズ)」(2023年、ユウプロモーション製作・87分)が29日、葵区御幸町のサールナートホールで凱旋(がいせん)上映される。出演者らが4日、市役所静岡庁舎で記者会見し来場を呼びかけた。 児童養護施設出身者同士でヒップホップグループ「サムデイズ」を結成した5人が世間から冷たい目で見られながらも、ひたむきに音楽に向き合い、家族の絆を再生させていく物語。マドリード国際映画祭で「最優秀監督賞」と「最優秀主演女優賞」を獲得した。22年11月に死去した俳優渡辺徹さんの遺作になった。 製作スタッフに静岡県出身者が多い縁で静岡市
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副議長に横山氏 島田市議会
島田市議会は3日開会した6月定例会で副議長選を行い、横山香理氏(49)=清流の風=を選出した。 横山香理氏(よこやま・かおり)NPO法人理事。2期。大柳
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島田市議会開会 補正予算案上程 こども館条例改正案も
島田市議会6月定例会は3日開会し、会期を7月3日までの31日間と決めた後、大人の利用料を値上げする市こども館条例の一部を改正する議案や11億7700万円を追加する2024年度一般会計補正予算案など19件を上程した。一般質問は6月13、14、17日の3日間。
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島田の鈴木さん 容疑者逮捕貢献 焼津署が感謝状
邸宅侵入事件の容疑者逮捕に貢献したとして、焼津署は3日、島田市の会社員鈴木靖人さん(33)に署長感謝状を贈った。 鈴木さんは4月11日、邸宅侵入被害のあった焼津市内の空き家付近を車で通った際、空き地に不審な車が止まっていることに気づいた。その後再び通りかかると警察官がいたため、記憶していた車両の特徴を伝えた。同署は鈴木さんからの情報を基に容疑者を割り出し、5月8日に逮捕した。 同署で行われた贈呈式で、菊地邦宏署長が「迅速で適切な情報提供のおかげ」と述べ、感謝状を手渡した。鈴木さんは「警察官に声をかけることは迷ったが、結果として貢献できて良かった」と振り返った。
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大井川保全へ地酒売上金の一部寄付 島田のカネキチ
島田市の地酒「悠久の大井川」を販売する同市のカネキチ(伊藤慎之助社長)はこのほど、同商品などの1年間の売上金の一部10万1750円を市に寄付した。 川根町との合併を記念して、2008年に発売した「本醸造 悠久の大井川」など2商品について、同社は1本の販売につき、50円の寄付を続けている。製造販売する「特選 大井川しょうゆ」1本につき10円の寄付も今回から始めた。 伊藤社長ら3人が市役所で染谷絹代市長に目録を手渡した。伊藤社長は「製造できるのも大井川の伏流水があるからこそ。地域の皆さまに支えられ、続けることができている」と話した。 寄付は16回目。大井川の環境保全に向けた水質調査などに充
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行政相談に貢献 17人と1団体表彰 静岡で委員全体会議
総務省静岡行政監視行政相談センターはこのほど、静岡県内の行政相談委員を集めた全体会議を静岡市駿河区のグランシップで行った。長年地域住民と行政の架け橋として尽力した行政相談委員17人と1団体を表彰した。 行政相談委員は相続などに関する住民の要望や苦情を聞き取り、関係機関につなぐボランティアで、県内各市町では127人が活動している。 表彰された委員は次の通り。 中部管区行政評価局長表彰 芹沢隆伸(裾野市)渡辺暁美(牧之原市)秋山俊満(磐田市)▽静岡行政監視行政相談センター所長感謝状 高木君人(西伊豆町)河野稔(三島市)進藤賀代子(清水町)矢ノ下幸子(同)渡辺知明(長泉町)米山民恵(小山町)
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モンゴルの暮らし紹介 焼津南小で授業、理解深める
焼津市の国際交流グループ「ワールドプラザ」(長房政勝会長)はこのほど、東京五輪・パラリンピックを機に市が交流を進めているモンゴルへの理解を深める授業を焼津南小で行った。同国出身で島田市在住のニャムジャウ・ムンフバトさん(43)が講師を務め、5年生47人が参加した。 ムンフバトさんは人口の20倍に当たる約6400万頭もの家畜を育てる遊牧が主な産業であることなどを説明した。民俗衣装「デール」を着用し、モンゴルならではの文化や生活様式についても紹介した。児童からは、海に面していない国土で「魚は食べるのか」などの質問が上がった。 同グループは焼津市とモンゴルの小学生による絵画交換の取り組みを行っ
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マジックで認知症予防 マギー塁さんがこつ伝授 島田
静岡県中部で活動するマジシャンで認知症サポーターのマギー塁さん(39)は1日、島田市川根町身成のいっぷく茶処やませきで「おしゃべりマジックカフェ」を開いた。脳を活性化させることで認知症の予防と改善につなげようと実施した。 紙コップとスポンジを使ったマジックを披露した後、タネを明かし参加者にマジックのこつを伝授した。山関園製茶(同市川根町)が所有する茶園で茶摘み体験も行った。 マギーさんは「細かく指先を使うことで良い刺激となる」とマジックをする利点を語った。参加者には茶の製造過程で捨てられる出物(茶の茎や粉)もプレゼントされた。
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【情報市場】企画展「茶摘みの移り変わり」
ふじのくに茶の都ミュージアムは6月15日から10月14日まで、企画展「茶摘みの移り変わり」を開催します。本展では、緑茶の生産工程のうち「茶摘み」に注目し、手摘みから機械で刈る方法までの移り変わりとそれぞれの特徴を紹介します。詳細は同ミュージアムのウェブサイトをご確認ください。 ▽所在地 島田市金谷富士見町3053の2 ▽観覧料 一般300円、学生・70歳以上・障害者手帳をお持ちの方は無料 ▽開館時間 午前9時~午後5時(最終入館午後4時半) ▽休館日 火曜日(祝日の場合は翌平日)
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知事表敬、静岡県内首長ら続々 リニア、大学統合…意見交換
鈴木康友新知事の就任以降、静岡県内の市長が相次いで知事室にあいさつに訪れている。31日には、知事選で対立候補の支援を表明していた難波喬司静岡市長と染谷絹代島田市長が相次いで訪問した。それぞれリニア中央新幹線問題などについて意見交換したとみられる。 面会はいずれも非公開。難波市長は取材に、リニア問題や静岡大・浜松医科大の統合再編など多岐にわたる話題が上がったとし、「県市の連携は極めて大事。いい結果が出るよう連携を深めたい」と述べた。選挙戦のしこりを「気にする方ではない」とし、リニア対応でも協力を確認したという。 知事選の結果に関係なく訪問を予定していたという染谷市長は「リニア問題の流域の経
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地域の高齢者手作り 児童に給食エプロン 島田・川根小で贈呈
島田市川根町家山の介護予防拠点施設「ふれあい健康プラザさくら」の利用者が31日、手作りの給食エプロンを同市の川根小に贈呈した。 給食当番のエプロンが長年の使用で古くなったり、汚れが落ちにくくなったりしたことから、施設に通う地域の高齢者の協力でエプロンと帽子、袋の8セットが完成した。介護予防活動の一環として製作した。保護者や地域学校協働活動推進員(コーディネーター)が関係各所と調整して実現した。 施設利用者が同校を訪れ、エプロンを届けた。児童は早速着用し、着心地を確かめた。3年生の西村幸之助さんは「来てくれてありがとう。大切に使います」と感謝の言葉を述べた。
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江戸時代の防災 遺跡巡り学ぶ 島田商高生 大井川から町守る石垣など
島田市の島田商業高放送部はこのほど、市内の防災に関する遺跡を巡り、かつての災害の様子や防災対策について学ぶフィールドワークを実施した。 大井神社や須田神社、芭蕉句碑を巡った。大井神社では、大井川の氾濫から町を守るために江戸時代に作られた石垣を見学。事前に学習してきた3年生2人が1、2年生7人に歴史や役割をレクチャーした。 放送部は2022年から、防災に関する学習を行っていて、これまでにも防災の教材作りや東日本大震災の被災地訪問など活動を続けてきた。3年の春日藍沙副部長(17)は「これまで学んだことを後輩や地域の方たちに発信していきたい」と意気込んだ。県内の防災対策を取り上げる番組制作のため、
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臨時情報 開始から5年 行政、住民の行動心理考慮を 染谷島田市長インタビュー
南海トラフ地震臨時情報の運用が始まった2019年、県内でいち早く臨時情報を想定した訓練を実施した島田市。気象庁の「東海地震に関連する情報の理解促進のための検討会」の委員も務めたことがある染谷絹代市長は30日までの静岡新聞社の取材で、制度の複雑さや周知不足を課題に挙げ、「行政は住民の行動心理を踏まえた対応が求められる」と強調した。 ―7年前の本紙インタビューで、地震予知に基づく警戒宣言の仕組みから方針転換することへの期待を寄せていた。現在でもその思いは変わらないか。 「地震の可能性を警戒しながら住民の不安を少しでも減らし、生活の利便性を維持できるという期待は今も変わらない。周知の現状を踏ま
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島田市教委 初倉小、初倉南小児童の放課後教室開級 フレンズクラブで体験学習
島田市教委は29日、初倉小と初倉南小の児童を対象にした放課後子ども教室「フレンズクラブ」の開級式を同市の岡田公会堂で開いた。1~6年生30人が学校や学年を超え、地域住民の協力で来年2月まで体験学習に取り組む。 初回は班分けや班長、副班長決め、スタッフや協力員の紹介などオリエンテーションを行った。記念写真も撮影した。児童はクリスマス飾りや和菓子作り、陶芸など全25回の活動に参加する予定。
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バスケB2ベルテックス静岡 島田市長に結果報告
バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)のベルテックス静岡の選手らが30日、島田市役所を訪れ、2023~24年シーズンの結果を染谷絹代市長に報告した。 ベルテックス静岡の松永康太社長と新川敬大選手(29)らが訪問した。チームは昇格1年目でワイルドカード2位となり、プレーオフ進出を果たした。松永社長は「中盤で崩れたが、後半から一致団結して結果を残せた」と話した。 染谷市長は「観客を熱狂させる仕組みづくりがあって、一緒に試合をしているような躍動感を感じた」と観戦した試合を振り返り激励した。
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岐阜の水位低下 「直接説明を」 島田市長、JRに要望【大井川とリニア】
島田市の染谷絹代市長は29日の定例記者会見で、リニア中央新幹線工事で岐阜県内の井戸の水位が低下した問題について「静岡県や大井川流域市町に直接詳しい説明をしてほしい」とJR東海に求めた。 20日に再開した山梨県から静岡県側に向けた高速長尺先進ボーリングについて、「湧水量が増えたり、いつもと違うデータが出たりした場合はすぐに連絡してもらわなければ困る」と指摘した。その上でJRに対し、水資源や環境保全の問題などリニア工事全般にわたる流域住民向けの説明会の開催を求めていく考えも明らかにした。国、県、JR、大井川流域市町が連携して議論する体制をつくる必要があるとの鈴木康友新知事の考えについては、「こ
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全県俯瞰した政策を期待 島田市長、新知事に
島田市の染谷絹代市長は29日の定例記者会見で、知事選で初当選した鈴木康友新知事について「全県を俯瞰(ふかん)した『オール静岡』の政策を期待している」と述べた。 県西部の全市町で鈴木氏が最も得票した一方、中部と東部では全て大村慎一氏の得票が最多だった選挙結果について「地域性が色濃く出てしまった。中部や東部・伊豆の方々にとって心配の表れだと思う」と指摘し、「各地域の課題に気配りしてほしい」と話した。その上で、災害などに備え、知事と県内35市町の首長とのホットライン構築も求めた。
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湿紙アート挑戦 魚や花かたどる 焼津、志太の交流会
志太地域の住民有志らでつくる交流グループ「四季悠々」(新美邦子会長)はこのほど、湿った和紙に加工を施す「湿紙アート」の体験会を焼津市内で開いた。 湿紙アートに取り組む羽根田英世さん(島田市)を招いた。同グループの会員ら約20人が魚や花などをかたどった作品づくりを楽しんだ。設立12年目となった同グループの総会も併せて実施した。
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子どもの自己肯定感 育て方をアドバイス 島田で講座
0~9歳の子どもを持つ親向けの講座「自己肯定感の育て方」が28日、島田市のプラザおおるりで開かれた。市内外から45人が参加し、子どもとの関わり方を学んだ。 家庭教育アドバイザーの柳川ゆきさん(57)を講師に招き、市が開催した。柳川さんは継続力や社会性、感情コントロール力を子どもの頃に身につけることで、成人後の幸福度が上がると説明。子どもには「汚さないで」といった否定語ではなく、「きれいに使おう」といった肯定語を使うことを推奨した。 柳川さんは「子どもの話をしっかり聞き、とことん向き合う姿勢が大切」と参加者に呼びかけた。
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ホタルの育成状況報告 島田初倉の住民団体
島田市初倉地区の住民らでつくる「やらざぁ☆はつくら」はこのほど、夕涼み会を同市の初倉西部ふれあいセンターで開き、ホタル育成プロジェクトの活動状況を報告した。 メンバーがホタルを卵から育て、昨年は成虫十数匹を地域で確認できたことなどを報告した。ちょうちん作りワークショップや射的体験、島田交響吹奏楽団によるミニコンサートも行われ、世代間で交流した。 同団体はホタルの再生を通じ、地域のにぎわいづくりにつなげようと活動している。
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地域住民 学習手助け 島田 小学生対象に寺子屋
教員OB・OGを中心とした地域住民が小学3年生の学習支援を行う「しまだはつくら寺子屋」が29日、島田市の初倉南小で始まった。学びの習慣づけを目的に、隔週で放課後に算数を約1時間教える。 希望者18人が参加した。初回は地域住民らのサポートのもと、2年時に学んだ足し算と引き算、時間の表記方法などを復習した。今後はかけ算やわり算、円と球の計算などを学ぶ。 2月までの全11回。夏休みには1~6年生の希望者を対象とした学習支援も実施する。初倉小の3年生向けにも6月12日から同様の内容で実施する。 (島田支局・白鳥壱暉)
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量り売り、物々交換で 島田でイベント、親子連れでにぎわう
島田市でごみの削減活動に取り組む有志団体「ゼロ・ウェイスト研究会」は26日、量り売りのマルシェや物々交換などを楽しめる「ごみフェス静岡」を同市の地域交流センター歩歩路(ぽぽろ)で開いた。 マルシェには市内外の飲食店や雑貨屋など15店が出店した。買い物客は持参した容器に、必要な分だけシャンプーや菓子、野菜などを詰めた。市内を中心に物々交換イベントを開催する「ママバトン島田」のブースも設けられ、親子連れを中心ににぎわった。 自宅で生ごみを堆肥化する製品の展示も行われたほか、一般社団法人ペイフォワード静岡(袋井市)など環境問題に取り組む3団体によるトークショーも開催された。 (島田支局・白鳥
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大井川鉄道 28、29日一部運休 台風1号接近で
大井川鉄道(本社・島田市)は、台風1号の接近に伴い、28、29の両日に大井川本線の一部電車の運行を休止すると発表した。 28日夕から夜にかけての5本と29日朝の1本を運休。29日は全線で点検を行った上で運転を再開する。かわね路号、南アルプス号、井川線は通常運行の予定。
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犬と触れ合い笑顔に 県動物保護協会志太支部 島田の特養ホーム訪問
静岡県動物保護協会志太支部はこのほど、動物と触れ合う訪問活動を島田市中河町の特別養護老人ホームあすかで実施した。 入所者18人が登録ボランティアの飼い犬11頭との触れ合いを楽しんだ。ゴールデンレトリバーやビーグル、トイプードルなどをなでたり、抱いたりした。犬と仲良く笑顔で写真を撮る入所者もいた。 入所者の地域交流や安らぎの機会にしようと、定期的に開催している。
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島田市議会副議長選 2氏出馬
島田市議会は27日、副議長選に向けた所信表明会を開いた。横田川真人氏(無会派)と横山香理氏(清流の風)が立候補した。 副議長は6月3日に予定する市議会6月定例会初日に、全議員の中から投票で選出する。
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しまだ元気市 250回達成 おび通りで地場産品販売
島田市中心部のおび通りで26日、地場産品などを販売する「しまだ元気市」が開かれた。毎月第4日曜に開催していて、今回250回目の節目を迎えた。 島田市が認定する地場産品「島田の逸品」をはじめ和菓子や新茶の販売などが行われた。射的などで縁日気分が味わえる市観光協会の「緑茶縁日」も人気を集めた。 茨猛実行委員長は「今後も継続し、イベントをきっかけに地域のお店に通ってほしい」と話した。
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蓬莱橋にぼんぼり120基 島田で祭り ステージ発表やライトアップも
島田市の蓬莱橋で25日、蓬莱橋ぼんぼり祭りが始まった。欄干に約120基のぼんぼりを飾り、ステージ発表など多彩な催しを繰り広げる。夕方からはライトアップされ、幻想的な雰囲気も楽しめる。26日まで。 ぼんぼりには地元の絵手紙愛好家らが季節の草花や地元の風景などの絵を描いた。橋下の特設ステージでは島田南幼稚園による歌や踊りなどが披露され、来場者を楽しませた。屋台も出店している。 世界最長(897・4メートル)の木造歩道橋として知られる蓬莱橋の認知度を高め、後世に残そうと始まった。市民有志らでつくる実行委員会の主催で31回目。 26日は金谷大井川川越し太鼓の演奏などを予定している。 特製ヘッ
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島田で流木燃える
25日午後7時20分ごろ、島田市河原付近の大井川河川敷から出火し、流木約20平方メートルを焼いた。けが人はいなかった。現場は川越広場の西側。島田署などが出火原因を調べている。
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島田・ローズアリーナで停電 27日まで休館
島田市は25日、市総合スポーツセンター「ローズアリーナ」で停電が発生したと発表した。市によると、高圧電源ケーブルの故障が原因という。復旧工事のため、27日まで休館する。 26日の知事選の開票は市立看護専門学校体育館で行うため影響はない。
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読書もバリアフリーへ 布絵本や点字絵本ずらり 清水興津図書館
静岡市清水区の清水興津図書館で23日、「手で楽しむバリアフリー絵本展」が始まった。見えない、読めないなどの理由で絵本が楽しめなかった人たちの不自由さを軽減し、誰もが楽しめるように工夫した布絵本や点字絵本を紹介している。7月23日まで。 布絵本と点字絵本合わせて約50点を展示し、一部は貸し出し可能。布絵本はフェルトなどの生地にボタンや面ファスナーなどを使用し、手指を使ってつけ外しが楽しめる。 今回は島田市在住の布絵本作家山本敬子さんの新作「はなのかんむり」を初公開した。布絵本に点字も組み合わせた作品で、全国でも珍しいという。初日は山本さんが同館を訪れ、来館者に直接読み聞かせた。 県内出
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島田への愛♡あふれるバッグ 「緑茶化計画」メインビジュアル描く 市観光協会など販売
島田市観光協会などはシティープロモーション「島田市緑茶化計画」のメインビジュアルを描いたショッピングバッグを販売している。市民に持ち歩いてもらい、身近なところから市の魅力発信につなげる狙い。 イラストレーターの若林夏さんが「地球上でもっとも緑茶を愛する街」をテーマに手がけた。蓬莱橋や蒸気機関車(SL)、島田大祭・帯まつりなどを描き、協会と市、クリエーターでつくる「トコナツ歩兵団」が協力して完成させた。 税込み1000円。幅51センチ、高さ28.5センチ。同市のKADODE OOIGAWA内の観光案内所「おおいなび」や蓬莱橋897.4(やくなし)茶屋で販売する。
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大物釣り大会 6月16日開く 島田のやまめ平
島田市笹間下の釣り堀「やまめ平」は6月16日午前9時から、大物釣り大会を開催する。午後3時まで。 通常サイズの15~20センチのほか、体長30センチ以上の「尺ヤマメ」を放流する。30センチ以上を釣り上げた参加者には記念撮影と刺し身にするサービスを行い、景品が当たる抽選も後日実施する。 通常料金で参加できる。問い合わせはやまめ平<電0547(39)0244>へ。
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新名物!茶殻入り肥料使用「Teaモロコシ」販売開始 島田市
茶殻を使った堆肥で育てたトウモロコシ「Tea(ティー)モロコシ」の販売が23日、島田市竹下の複合商業施設「KADODE OOIGAWA」で始まった。茶どころならではの新たな名物を手に入れようと、初日から多くの来場者でにぎわった。 JA大井川金谷営農経済センター主導で、同市金谷地区を中心に市内10農家が栽培に取り組む。ペットボトル飲料などの茶製品を製造する過程で捨てられる茶殻を再利用することで、環境負荷を軽減している。茶殻は豊富な養分を含むため、良質な土作りと食味向上も期待できるという。 同センターの大井圭太さんは「甘みとうまみが強くおいしい。多くの人に知ってもらいたい」と話した。早朝に収
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コインランドリーで炊き出し 島田の六合中生ら訓練
東海ガス(焼津市)と島田市の六合中などは23日、同市の災害対策型コインランドリー「くりっぴーランドリー島田店」で防災訓練を行った。 地元の道悦島自治会員と同校生徒ら約30人が参加。同店に設置されているガス栓などを使用し、約170人分のアルファ米とカレーを調理した。 訓練は同店を建設した東海ガスと市が2022年に締結した「災害救助の応援に関する協定」に基づき実施した。同店には非常用発電機や調理器具が完備されていて、災害時は一時避難場所として利用できる。 同店での防災訓練は昨年に続き2回目。今回初めて同校と連携して実施した。同自治会の亀山昌仁会長(68)は「子どもたちに災害時に活用できる場
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島田の60代女性 150万円詐取被害
島田市の60代無職女性が23日、年金機構職員をかたる男に現金約150万円をだまし取られたと島田署に届けた。同署が特殊詐欺事件として調べている。 同署によると、同日午後4時ごろ、女性宅に男から「年金の還付金がある。消費税率が変わってもらいすぎた分」などと電話があった。女性は電話で指示を受けながら市内金融機関のATMを操作したという。
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島田で事故、一時通行止め 国道1号藤枝バイパス
22日午後2時15分ごろ、島田市阿知ケ谷の国道1号藤枝バイパス上りのトンネル内で、静岡市葵区の男性(78)の乗用車が縁石に衝突した。運転手を含めて男女3人が乗っていたが、けが人はいなかった。事故の影響で、野田インターチェンジ(IC)-東光寺IC間の上りが約1時間40分にわたり通行止めとなった。現場は片側1車線の直線道路。島田署が事故の状況を調べている。
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静岡県人口 353万3780人 5月1日推計 23カ月ぶり増
静岡県が20日に公表した5月1日現在の推計人口は353万3780人で、前月から566人増加した。就職や進学、転勤などで転入者の多い4月中の社会動態が影響した。増加は2022年6月以来、23カ月ぶり。 転入数から転出数を引いた社会動態は3017人増(転入1万8098人、転出1万5081人)。出生数から死亡数を引いた自然動態は2451人減(出生1438人、死亡3889人)だった。 市町別で人口が増加したのは静岡市の510人をはじめ、浜松市178人、沼津市170人、御殿場市143人、長泉町107人など13市町あった。減少したのは22市町。島田市の127人、磐田市85人、牧之原市の67人などが続
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大自在(5月22日)「急須で飲む」
「お湯を沸かす」「ご飯を炊く」。いや「水を」「米を」ではと言いたくても、やめたほうがよさそうだ。へ理屈と思われるのが落ちだろう。 「お茶を入れる」はよく使うが、「急須で飲む」はどうか。言わんとすることは分かる。本紙の過去記事にも少なからずあった。お茶っ葉を浸出する「リーフ茶」と緑茶ドリンクとの違いを言う文脈で使われることが多いようだ。今年の一番茶相場はリーフ茶の消費低迷で「記録的安値」という。 静岡県は長く煎茶主体だったため、リーフ茶は急須で入れて湯飲みで飲むと思いがちなのでは。かなり前だが、尾張地域では来客に抹茶を出すと名古屋の茶専門店主から聞いた。抹茶は急須を使わない。茶殻の後始末も
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根附(島田市出身)は5位守る スケボー五輪予選ランク
スケートボードの国際統括団体ワールドスケートは20日、パリ五輪予選ランキングを更新し、ストリート男子で小野寺吟雲が6位から1位に浮上した。根附海龍(DC Shoes、島田市出身)は5位のままで、白井空良(ムラサキスポーツ)が1位から6位に後退。佐々木音憧が7位で、堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)は四つ下げて11位。 女子は赤間凜音が5位から2位に上がり、吉沢恋(ACT SB STORE)が3位。西矢椛(サンリオ)は1位から5位に下がった。中山楓奈(ムラサキスポーツ)が6位、織田夢海(サンリオ)が7位、伊藤美優(JOCKS)が10位。 パークの女子は1位を守った開心那(WHYD
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軽妙な落語 笑い誘う 三遊亭遊喜さん 出身の島田で寄席
島田市出身で、市ふるさと大使の落語家三遊亭遊喜さん(51)らを招いた「第11回歩歩路寄席」(まちづくり島田など主催)がこのほど、市地域交流センター歩歩路(ぽぽろ)で開かれた。約120人が集まり、会場は笑いに包まれた。 遊喜さんは滑稽噺(ばなし)「長屋の花見」と人情噺「唐茄子屋(とうなすや)政談」を披露した。唐茄子屋政談では世間知らずだが心優しい商家の若旦那と人々の助け合う様子を情感たっぷりに演じた。 遊喜さんのほか、講談師の神田鯉花さんも出演した。徳川家光の幼少期のエピソードを軽妙な語り口で紹介した。
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名産大梅、出荷始まる 島田・伊太地区 収量減見込むも「実は大きい」
梅の産地として知られる島田市伊太の大梅の出荷作業が20日、始まった。静岡県内や関東の市場に6月上旬まで約5トンを出荷する予定。 JA大井川果樹林産協議会梅部会の会員が、同市神座の同JA島田北支店に「改良内田」や「島田八房」「白加賀」を持ち込んだ。JA職員や生産者が出荷の基準や品質を確認する目ぞろえを行った。 部会長の北川悦郎さん(75)は「果肉が厚く、梅酒やシロップ漬けに最適。春先の低温で例年より収量は減りそうだが、実は大きく育ってくれた」と話した。 部会は島田、藤枝の両市の24人で構成し、約3ヘクタールで栽培している。小梅の出荷は6日に始まっていて、23日から「南高」も出回る予定。
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自然体験 仲間つくろう 島田、少年育成教室スタート
島田市内の児童を対象にした少年育成教室「しまだガンバ」(市教委主催)はこのほど、本年度の開級式と初回活動を同市のローズアリーナで実施した。小学4~6年の児童約30人が参加し交流を深めた。 自然と触れ合う機会が少なくなった児童に、自然体験や共同体験を通じ想像力や連帯感を養う機会を提供する。初回は5人ずつに分かれ、自己紹介をしたり班の名前を決めたりした。市内在住の中高生と大学生計16人がリーダーとして参加した。 11月までに計7回を予定し、火おこし体験やプラネタリウム鑑賞を行う。
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スケボー開 五輪確実 根附(島田市出身)決勝は8位 都市型スポーツ・パリ五輪予選シリーズ
【上海共同】都市型スポーツのパリ五輪予選シリーズは19日、第1戦の上海大会最終日が行われ、スケートボード女子パーク決勝で2位に入った15歳の開心那(WHYDAH GROUP)が銀メダルの東京五輪に続く代表を確実にした。四十住さくら(第一生命保険)が3位、13歳の長谷川瑞穂は5位だった。 ストリート男子は小野寺吟雲が2位、佐々木音憧が4位、根附海龍(DC Shoes、島田市出身)が8位。女子は赤間凜音が2位、吉沢恋(ACT SB STORE)が3位で中山楓奈(ムラサキスポーツ)は6位で終えた。 ブレイキンは女子の福島あゆみ(ダンサー名・AYUMI)が決勝で湯浅亜実(AMI)との日本勢対決を
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土砂災害想定 出水期前に訓練 島田市、ドローンで情報収集も
出水期を前に、島田市は19日、土砂災害を想定した訓練を同市大代地区で実施した。地元住民ら関係者が災害時の対応を確認した。 大雨警報や土砂災害警戒情報が発表されたとの想定で訓練を開始した。自主避難の呼びかけに続き、高齢者等避難や避難指示が発令された想定で要支援者役の住民が公民館に避難した。 ドローンを活用した被害状況の情報収集訓練も行い、土砂災害特別警戒区域を上空から撮影した。土砂災害のメカニズムなどを学ぶ防災講座も開いた。 大代自治会の河村隆夫会長(73)は「過去には地元で大規模な土砂災害も発生していて、改めて対応を確認する貴重な機会になった」と話した。
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静岡県知事選、後半戦突入 リニア訴えの針路は...岐阜・水位低下問題、候補者戦略にも影響
26日の投開票に向けて後半戦に突入した知事選で、各候補者が岐阜県瑞浪市の井戸などで水位が低下した問題を重視し、リニア中央新幹線工事に関する主張を強化したり、変化させたりして支持獲得を目指している。全国的な関心も集まる中で、終盤の戦いにどう影響するかが注目される。 JR東海は16日、瑞浪市での水位低下を受けてトンネル掘削工事を一時中断し、地質や地下水の状況を詳細に調査すると発表した。大井川の水資源確保と南アルプスの環境保全が本県の最重要課題になっているだけに、県内の有権者の懸念も高まっている。 共産党県委員長の森大介氏(55)=同党公認=は、水や生態系保全の観点からリニア建設の中止を一貫し
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島田事件・赤堀さん安らかに 静岡でしのぶ会 生まれた縁に感謝【最後の砦 刑事司法と再審】
島田市で幼女が連れ去られ殺害された「島田事件」で死刑が確定後、1989年に再審無罪となり、今年2月に94歳で亡くなった赤堀政夫さんをしのぶ会が18日、静岡市内で開かれ、県内外から集った支援者や弁護士ら約50人が改めて別れを惜しんだ。汚名をすすいだ活動を一人ずつ振り返るとともに、赤堀さんを介して生まれた縁に感謝した。 赤堀さんは昨年12月に誤嚥(ごえん)性肺炎にかかり、今年2月に退院後は老衰で亡くなるまでは名古屋市の施設で過ごした。支援者として付き添ってきた島谷直子さんが「最後は穏やかに人生を全うされた」と報告。全員で黙とうした。 赤堀さんは静岡地裁で再審が始まるまで、死刑囚として仙台の拘
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スケボー・根附(島田市出身)決勝へ 都市型スポーツ・パリ五輪予選シリーズ
都市型スポーツ4競技を一つの会場で実施するパリ五輪予選シリーズは18日、第1戦の上海大会第3日が行われ、スケートボードの準決勝でパークの女子は13歳の長谷川瑞穂が1位、開心那(WHYDAH GROUP)が2位、四十住さくら(第一生命保険)が5位で8人による決勝に進んだ。草木ひなの(スターツ)は9位、男子の永原悠路(太陽ホールディングス)は15位で落選。 ストリートの男子は小野寺吟雲が5位、佐々木音憧が7位、根附海龍(DC Shoes、島田市出身)が8位で突破し、世界王者の白井空良(ムラサキスポーツ)は13位で決勝進出を逃した。女子は赤間凜音が2位、吉沢恋(ACT SB STORE)が3位、
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5団体3個人表彰 県サッカー協中西部支部
2024年度県サッカー協会中西部支部定期総会が17日、島田市大井町の宮美殿で開催された。関係者ら約90人が参加した。 中西部支部を構成する藤枝市、焼津市、島田市、榛原のサッカー協会に加盟している団体の大会結果が報告された。全国高校総体女子サッカー大会で優勝した藤枝順心高サッカー部など優秀な成績を収めた5団体と功労者ら3個人が表彰された。 24年度開催予定の大会についても確認し、健闘を誓った。
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生産改革と販路開拓で成長 野菜と水稲の複合経営 永田広之さん(島田市)【自然の仕事人】
島田市井口でレタスや枝豆、トウモロコシなどの露地野菜と水稲を複合栽培し、販路拡大に取り組む永田広之さん(38)を訪ねた。音楽専門学校卒業後、音楽業界、アパレル業界勤務を経て、永田農園の6代目として14年前に就農した永田さん。当初は水稲とレタスを中心とした経営に従事していたが、農産物の販路の少なさや市場相場の不安定さ、農家に価格決定権がないことなどに違和感を覚えた。そこで、価格を安定させるために販路開拓と生産フローの改革に乗り出した。 他産業では一般的な「オーダーメード」の考え方を農業に取り入れ、顧客の要望に合わせた納期、数量、品質で生産。自分たちで直接納品する販売方法を模索した。現在は17
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多様な題材扱った会員の力作一堂に 島田市書道連盟
島田市書道連盟の第48回会員展(静岡新聞社・静岡放送後援)が17日、同市のプラザおおるりで始まった。19日まで。 会員34人が和歌や漢詩、漢字、アルファベットなどさまざまな題材を扱った作品を出展した。中国古来の書道教材「千字文」を楷書、行書、草書で書いた作品などが来場者の注目を集めた。
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2025春卒 中高生採用の注意点確認 ハローワーク島田、事業所向け説明会
ハローワーク島田は16日、来春の新規学卒者の採用を予定する管内の事業所向けの求人説明会を島田市の夢づくり会館で開いた。 約100社が参加し、6月1日からの高校生、中学生の求人受け付け開始を前に注意点などを確認した。担当者が採用活動の日程やルール、男女雇用機会均等法などを説明し、公正な採用選考を求めた。 管内の高卒者の求人倍率は3月時点で前年同期比0・09ポイント下落の2・02倍。沢野康之所長は「物価高騰が雇用に与える影響を注視する必要がある」と述べた。
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⚾山岸ロジスターズ(島田)健闘誓う 都市対抗野球東海2次予選へ
23日から愛知県で開幕する都市対抗野球東海地区2次予選に進出した社会人硬式野球チーム「山岸ロジスターズ」(島田市)の関係者が17日、同市役所を訪れ、染谷絹代市長に健闘を誓った。 同チームは3月に愛知県で行われた東海地区1次4県最終予選を1位で突破し、2次予選に進出した。中日や西武などで活躍した元プロ野球選手の平野謙監督(68)は「東海地区は強敵ぞろい。気負わず伸び伸びとプレーし、相手を慌てさせられる展開に持ち込めれば」と話した。染谷市長は「活躍が市民に大きな活力を与えてくれる」と激励した。 同チームは24日、初戦で西濃運輸(岐阜)と対戦する。
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スケボー根附(島田市出身)首位で準決勝 パリ五輪予選シリーズ、堀米は敗退
【上海共同】都市型スポーツ4競技を一つの会場で実施するパリ五輪予選シリーズは16日、第1戦の上海大会が開幕し、スケートボード男子ストリート予選で東京五輪金メダルの堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)は81・88点で17位となり、18日の準決勝進出を逃した。 根附海龍(DC Shoes、島田市出身)が90・41点でトップ。4位で世界選手権覇者の白井空良(ムラサキスポーツ)、8位だった14歳の小野寺吟雲ら日本勢5人が通過した。 女子パーク予選は昨年の世界選手権を制した開心那(WHYDAH GROUP)が83・66点で1位、13歳の長谷川瑞穂が3位、草木ひなの(スターツ)が4位、四十住
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静岡県知事選 候補者を追う(16日)
森大介氏(共新) リニアは課題が山積している。昨日(15日)岐阜県瑞浪市で、リニアのトンネル工事を行って(住民の共同水源などの)水位が低下したというニュースが報道された。ここだけではない。あちこちで地下水脈を破壊するリニア建設の問題、矛盾が出てきている。県民の命と暮らしを守るためにもリニア建設ストップの判断をしていこう。 (静岡市葵区での街頭演説) 鈴木康友氏(無新) 川勝平太前知事はリニア事業について大井川の水や南アルプス生態系との共存という問題を浮き彫りにした。大きな功績だった。大井川流域にとって命の水だ。関係者が正面から問題に向き合い、足並みをそろえて対応することが必要。その
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自然愛する思い込め 染色画家松井さん 静岡市葵区で作品展
島田市の染色画家松井妙子さんの作品展が21日まで、静岡市葵区の松坂屋静岡店で開かれている。木綿や麻の布などに描いた額絵、タペストリー約45点が並ぶ。 島田市内や国内外の旅先で目にした森や川などに、松井さんが自身の分身として描いたフクロウやカワセミが愛らしい表情でたたずむ。フクロウたちは自然の豊かさを象徴するモチーフでもあり、自然を愛する思いが込められているという。 個展の開催は今年で44回目。松井さんは「来た人が心穏やかな優しい気持ちになってくれたらうれしい」と話した。
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「幸せ呼ぶ」看板猫モデル、ねこ地蔵披露 島田・康泰寺
島田市旗指の康泰寺はこのほど、「お地蔵さんまつり」を開催した。同寺の副住職で看板猫の「みけ」をモデルにした「ねこ地蔵」が初めてお披露目されたほか、祈祷(きとう)や縁日も行われた。 みけは2016年に寺に居着いた野良猫。飼育を始めてから寺に幸運が続いたため「幸せを呼ぶ猫」として副住職に任命された。人懐っこい性格で地域住民にも愛され、昨年、みけをモデルにした地蔵の制作が決まった。ねこ地蔵は高さ約25センチの石仏で、丸まって寝ているみけを再現した。みけが地蔵の横に座ると、多くの人が写真を撮ろうと集まった。同寺の五藤善成住職は「なでてもらえば幸せが舞い込んでくる」と話した。 縁日には地元の飲食店
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「将軍杉」描いた御朱印頒布も 18日、「百古里十八市」6周年で祭り 浜松市天竜区の武速神社周辺
浜松市天竜区横川の武速神社周辺で18日、地元住民らによるマルシェ「百古里十八市(すがりおはこいち)」(百古里を愛する会主催)の6周年記念祭が開かれる。地域内外から約50店舗が出店するほか、神社境内に生える高さ約39メートル、推定樹齢千年以上のスギの木「将軍杉」を描いた特製の御朱印を頒布するなど、地域の魅力をアピールする。 百古里十八市は過疎が進む地区の活性化を図るため、住民や作家らが企画して毎月18日に茶や野菜など地元の食品、工芸品などを販売している。今回は規模を拡大し、津軽三味線や奉納太鼓の演奏も行う。 将軍杉は平安時代の征夷大将軍、坂上田村麻呂にまつわる伝説があり、親しまれてきた。御
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野生生物保護功労者を表彰 静岡県庁で伝達式、4人に感謝状
静岡県は13日、愛鳥週間(10~16日)にちなんだ野生生物保護功労者表彰の伝達式を県庁で行った。鳥獣保護などに尽力してきた島田市の鈴木震太郎さん(79)ら4人に環境省自然環境局長感謝状が贈られた。 ほかに感謝状を受けたのは、秋山旭さん(79)=富士市=、辻光夫さん(75)=牧之原市=、横山博さん(75)=富士市=。県鳥獣保護管理員として15年にわたり、鳥獣保護区の管理や狩猟者への安全指導などに取り組んできた。 県庁で池ケ谷弘巳くらし・環境部長から感謝状を受け取った鈴木さんは「猟友会の会員の協力があったから続けてこられた。今後も事故がないようみんなで気をつけていきたい」と抱負を述べた。
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リニア工事 命の水 代えがたい資源 大井川流域住民 「議論続けて」【静岡県知事選】
大井川水系の大平川から水を引き込み、年間15万匹のアマゴを育てる島田市笹間下の釣り堀「やまめ平」。釣った魚はその場で焼いて食べることができ、臭みは全くない。8人の集落に、年間3万人以上の観光客が清流を求めて訪れる。水脈は本流と異なるが、養殖では毎分4~6トンの水を利用する。代表の清水貢さん(72)は「リニア工事を止めることはできないだろうが、水資源は何ものにも代えがたいことを胸に留めて」と実感を持って語る。 リニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川水資源や自然環境の保全策を巡り、JR東海はトンネル掘削時に山梨県に流出する湧水量と同じ水量の取水を抑えて流出量を相殺する「田代ダム取水抑制案」を
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「自ら行動すること大切」 都内で養蜂と音楽活動両立 磐田出身 Junさん 島田商高で経験語る
ロックバンド「Thinking Dogs(シンキング・ドッグス)」のギタリストで、養蜂に都内で取り組むJun(本名・服部潤)さん(34)=磐田市出身=が14日、養蜂家の経験や音楽活動の苦労を島田市の島田商高で語った。 Junさんは小学生から高校生まで浜松市天竜区水窪町で暮らし、近所の人にミツバチの飼育を教わった経験から、「育った地とは対極にある大都会で養蜂をやってみたかった」と経緯を語った。新型コロナ禍で芸能活動が制限される中、「チャンスだと思ってスポンサーを見つけ、断られても諦めずに飛び込み営業で養蜂できる場所を探した」と振り返った。 下北沢のビル屋上を借りて養蜂事業を開始し、現在は世田谷
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一転容認 知事選へ余波は 先行きは依然見通せず 掘削前調査「ボーリング」巡り静岡県専門部会【大井川とリニア】
リニア中央新幹線トンネル工事で、掘削前に地質や湧水の状況を調べるためにJR東海が実施する高速長尺先進ボーリングについて、静岡県専門部会は13日、山梨県から県境を越えて県内で実施することを認めた。長く停滞していた議論が前進し、26日投開票の知事選での論戦もさらに熱を帯びそうだが、事業の進捗(しんちょく)は調査の結果次第で大きく左右され、先行きは依然、見通せない。 ボーリングを巡っては県が水資源への影響を懸念し、山梨県側の県境300メートル区間の実施も含めて認めてこなかった。これに対して、ボーリングが実施される山梨県の長崎幸太郎知事が「流出する水の量は微量だ」と強く反発したほか、県と「一体」で
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「ホスト家族 心の支えに」 島田 中高生 米での体験報告
島田市国際交流協会は11日、市学生親善使節として米国リッチモンド市に派遣された中高生の帰国報告会を島田市のプラザおおるりで開いた。 生徒8人が現地の高校生やホストファミリーとの交流、施設見学やNBA観戦などの体験を語った。校則がなく、セキュリティーが厳重な点など日本の学校との違いも報告した。島田第一中3年の石神涼葉さんは「もっと英語力を向上させ、将来の夢につなげていきたい」と話し、静岡サレジオ高1年の広木花さんは「ホストファミリーが心の支えになった。アメリカの家族の雰囲気も知ることができた」と振り返った。 事業は姉妹都市リッチモンド市との友好を深め、次世代を担う若者の国際性を養うことが目的。
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色とりどり バラ見頃 島田でフェス 500種5000株
島田市ばらの丘公園(同市野田)で6月9日まで、「ばらの丘フェスティバル」が開かれている。赤や黄など色とりどりのバラが見頃を迎え、来園者の目を楽しませている。 同園で栽培している500種5千株のバラが、6月上旬まで美しい花を咲かせる。期間中、毎週土曜日は通常より1時間早い午前8時から入園できる。担当者によると、バラの香りは朝が最も強いという。 子ども向けにドレスの貸し出しも行っており、人気を集めている。音楽コンサートやバラの人気投票などのイベントも期間中に開催する。
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浜岡原発全炉停止13年 広域避難計画、複合災害への想定甘く 11首長アンケート
政府の要請で中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)が全炉停止して14日で13年を迎える。元日の能登半島地震では緊急輸送路の寸断が相次ぎ、大規模地震と原発事故の複合災害が起きた場合の広域避難の難しさが露呈した。静岡新聞社が浜岡原発の半径31キロ圏11市町の首長に対して実施したアンケートでは迂回(うかい)路の検討不足などが明らかになった。県の広域避難計画を含めて複合災害に対する想定の甘さが浮かんだ。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 迂回路を設定しているか尋ねた質問では、御前崎、藤枝、島田、磐田、吉田の5市町が「検討中」と回答した。島田市は「県と国がアクセス道路について代替路線などを
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走り方やペース配分指導 島田で大井川マラソン向け教室
島田市で10月27日に開催される第16回しまだ大井川マラソン(同実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の関連行事として11日、同市の大井川マラソンコース「リバティ」でランニングクリニックが開かれた。ランナー約80人が参加し、完走や自己ベスト更新に向け、走り方やペース配分を学んだ。 同実行委がスズキアスリートクラブ(浜松市)の男子マラソンヘッドコーチで2012年ロンドン五輪マラソン男子代表の藤原新さん(42)と選手を講師に招き開催した。初めて同マラソンに挑戦する同市の会社員村松忍さん(50)は「けがをしないための準備運動を学べた。普段は1人での練習が多く、大勢で走れて楽しかった」と話した
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記者コラム「清流」 野菜を売る人
「野菜を売ったりする人だよ」。春の褒章を受章した島田市内で青果店を営む元保護司の男性は笑顔で野菜や果物を包んでいた。 家業の傍ら、少年野球団の監督やPTA、町内会の活動などにも長年取り組んできたという。店先での取材の合間も、買い物に訪れたお客さんに「急に暑くなってきたから体に気を付けてね」と声をかけていた。朝早く市場で仕入れ、学校や保育園の給食用の配達は決して休むことはできないという。20年に及ぶ保護司としての活動を主に取材したが、誇りと責任感を持って青果業を営む姿勢が垣間見えた。 野菜や果物を売る仕事は食卓に笑顔を届ける大切な職業だ。現知事が放った職業差別とも捉えられかねない言葉を冗談
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川根温泉アクセス向上へ 6月ダイヤ改正 大井川鉄道
大井川鉄道(本社・島田市)は6月6日、大井川本線のダイヤを改正する。主要駅や観光拠点駅に停車する準急電車を増発し、川根温泉エリアへのアクセス向上を目指す。 準急電車は土、日曜、祝日を中心に、金谷・新金谷―家山・川根温泉笹間渡間を3往復する。停車駅は金谷、新金谷、合格、門出、神尾、家山、抜里、川根温泉笹間渡。 特定日に運転していた快速急行は、家山発金谷行きの最終便として毎日の運行に変更する(新金谷に途中停車)。区間急行は昼間に運転する。停車駅は金谷、新金谷、代官町、門出、福用、家山、川根温泉笹間渡。 井川線は本数の変更はせず、運転時間を調整する。
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シーグラスで海の生物表現 御前崎の松下さん 島田で展示
島田市の川越遺跡9番宿で6月1日まで、廃材を活用したシーグラスアートの展示が行われている。 御前崎市のシーグラス作家松下信之さん(45)が海岸清掃で拾い集めたシーグラスや、材木店で廃棄される木材などを使い制作した作品約20点を展示した。ガラス板にシーグラスを貼り付け、着物姿の男女やフグやイカなどの海の生き物を描いた。シーグラスはガラス瓶などが川や海の流れにもまれ角が取れたガラス片。松下さんは海岸に打ち上げられたものをそのまま使い、加工はしないという。 松下さんは「没頭して楽しく制作している。一目見ていただければ」と話した。
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しまだ大井川マラソン 「全国100撰」選出 23年 ランナーから支持
島田市で昨年開催された「第15回しまだ大井川マラソンinリバティ」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が、ランナーの口コミなどで決まるアールビーズスポーツ財団の「2023全国ランニング大会100撰」に選ばれた。コロナ禍で選出を中止した3年間を除き、第1回大会から毎年選ばれている。 国内で昨年1年間に開催された大会が対象。特色や運営の安全管理、コース設定など、参加者が評価サイトへ投稿したリポートを参考に選ばれた。ボランティアの温かさや給水・給食ステーションの充実などが評価されたという。 第16回大会は10月27日に開く。一般・ふるさと納税枠のエントリーは6月30日まで。大会ゲストにパリ五
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⚽藤枝MYFC ホームタウンと包括協定 スポーツ普及やまちづくり推進 7項目で連携強化
サッカーJ2の藤枝MYFCは7日、ホームタウンの藤枝市と協力と連携に関する包括協定を締結した。地域のスポーツの普及やまちづくりを推進する。今後、焼津市と島田市、牧之原市、吉田町、川根本町とも協定を結ぶ。 協定には競技力向上や健全育成・健康促進、シティープロモーション、SDGs(持続可能な開発目標)の達成などに関する七つの連携事項を盛り込んだ。クラブはホームタウンの地域活性化に向け、巡回教室の開催や部活動地域移行の支援といった取り組みに励み、関係性をさらに深める。 市役所で協定式が行われ、クラブの徳田航介社長は「地域活動を通じて、クラブが地域にとって必要とされる存在になるために努力していく
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所蔵名画をフラッグペンに 島田の刺しゅう作家がデザイン 静岡県立美術館
静岡県立美術館(静岡市駿河区)のコレクションをデザインしたボールペン「フラッグペン」が同館のグッズに加わった。伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風(びょうぶ)」と横山大観の「群青富士」を基に、島田市の刺しゅう作家hinaka(本名・杉本日菜花)さんがデザインしたフラッグ(旗)をノック部分に付けた。 旗は縦1・8センチ、横2・8センチ。光沢のあるレーヨン糸を使い、「樹花―」の中心的モチーフの象や富士山の山容などを鮮やかにあしらっている。同館は昨夏、刺しゅうの企画展を開いた縁でhinakaさんがデザインした動物柄のフラッグペンを館内ショップに並べたところ好評で、昨年末にオリジナルグッズの製作を依頼した。
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シーグラスで海の生物表現 御前崎の松下さん 島田で展示
島田市の川越遺跡9番宿で6月1日まで、廃材を活用したシーグラスアートの展示が行われている。 御前崎市のシーグラス作家松下信之さん(45)が海岸清掃で拾い集めたシーグラスや、材木店で廃棄される木材などを使い制作した作品約20点を展示した。ガラス板にシーグラスを貼り付け、着物姿の男女やフグやイカなどの海の生き物を描いた。シーグラスはガラス瓶などが川や海の流れにもまれ角が取れたガラス片。松下さんは海岸に打ち上げられたものをそのまま使い、加工はしないという。 松下さんは「没頭して楽しく制作している。一目見ていただければ」と話した。
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デジタル茶況(5月7日)遅場所中心の顔ぶれに
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、産地の顔ぶれが中西部から東部や本山筋の山間部などの遅場所中心に切り替わりつつある。降雨の影響による取引小休止を見越した買いはあったが、「二茶を売っているような感覚になる相場」(市中あっせん業者)が続く。 一茶生産を終え、番茶を出荷する産地も出始めた。郡部茶商は「番茶が本茶の値段と同じか、場合によっては高いケースもある」と話す。 藤枝 JA大井川藤枝工場は7工場から11口1652キロが上場し、3600~1350円で取引された。高値は藤枝かおり。1000円台後半が中心。雨と値段の影響で買い手が多く、片付きは早かった。 島田、金谷、川根 JA金谷センターには
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「私の目指す看護」生徒語る 島田の専門学校が発表会
島田市立看護専門学校はこのほど、学生が「私の目指す看護」をテーマに発表などを行う「看護を語る会」を実施した。 2年生41人が一人一人壇上で発表し「患者の不安に寄り添う」「広い視野で物事を捉える」「患者の個別性を大切にする」などの目標を掲げた。その後、全校生徒121人が班ごとに分かれ、それぞれ理想の看護師像について話し合った。 背中や手足をやさしく触ることで不安や痛みを軽減する「タクティールケア」と心身ともに満たされた状態を指す「ウェルビーイング」に関する講演も行われた。高齢者福祉をテーマに研究を続けるグスタフ・ストランデルさんと福岡タクティールジャパンの奥田典子代表が講師を務めた。
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ミニこいのぼり「上手にできた」 島田市博物館で工作体験、親子に人気
島田市は5日、市博物館を無料開放し、クイズラリーや工作を楽しめる「こどもの日の集い」を開催した。多くの親子連れが集まり、にぎわいを見せた。 ミニチュアのこいのぼり製作を楽しめる工作体験が人気を集めた。中学生以下の児童・生徒と保護者が参加し、色とりどりの画用紙と目玉を模したシールを使って、こいのぼりを作った。同市の六合小1年春田恵佑君(7)は「上手にできた。家に持って帰っておばあちゃんに見せたい」と笑顔を見せた。 子どもたちに博物館に親しみを持ってもらう恒例のイベント。同館に隣接する川越遺跡で機織り体験やマルシェも実施された。 (島田支局・白鳥壱暉)
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染谷島田市長が大村氏支持表明 静岡県知事選
島田市の染谷絹代市長は4日、知事選(9日告示、26日投開票)で、元副知事の大村慎一氏(60)を支持すると明らかにした。 同市で開かれた大村氏の集会で「しがらみがなく、バランス感覚がある。県内の諸課題を熟知し、県民の声を聞くことができる方」と述べた。
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消火栓使い放水体験 島田の看護学校 学生、教員が訓練
島田市立看護専門学校はこのほど、地震や火災の発生に備えた防災訓練を行った。島田消防署と日本防災システムの協力のもと、学生・教員約140人が防災意識を高めた。 1階で火災が発生したとの想定で、学生らは非常ベルが鳴るとヘルメットをかぶって体育館に避難。消火栓を使った放水や消火器の操作なども体験した。放水を行った同校3年の小川龍成さん(21)は「思ったより水圧が強くて1人で支えるのが大変だった。経験できてよかった」と話した。
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高齢者サロン 送迎サービス 島田、移動困難者向け
島田市の高齢者ふれあいサロン「中河ほのぼの会」はこのほど、移動が難しい会員向けの送迎サービスを行った。高齢者の外出機会をつくるため、今後も毎月実施する。 同市の介護保険事務所「デイサービスセンターグラシア島田」が行い、会員19人のうち4人が使った。80代女性は「サロンは友人と話ができる楽しい場所。1人では行けないのでありがたい」と感謝した。 同サロンは毎月、地元の70~80代を対象にフラワーアレンジメントや手芸の体験会などを開いている。
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島田市長に顧問を委嘱 志太倫理法人会
志太倫理法人会の池谷俊昭相談役ら4人がこのほど、島田市役所を訪れ、染谷絹代市長に顧問の委嘱状を手渡した。 池谷相談役は「大変心強く、会員の増加にも力を入れたい」と述べ、染谷市長は「さらなる発展に期待している」と応えた。 同会は会社の健全な発展や地域活性化に向け、モーニングセミナーを毎週水曜午前6時から、同市の島田自動車学校で開催している。
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島田の藤永さん 地元に花屋、苗もそろえ 「花のある暮らし身近に」
閉店や廃業などで空洞化が進む島田市のJR島田駅周辺に5日、「花のある暮らし」を提案する小さな花屋「花笑(はなえみ)」が開店し、新風を吹き込む。店主は同市の藤永有以さん(33)。小学生の息子2人を育てながら一人で店を切り盛りし、「子どもたちが草花に親しむ機会を増やす花育の普及にもつなげたい」と意気込んでいる。 藤永さんは静岡市の植物店や生花店に勤めた経験を地元にも還元しようと開業を決めた。駅北口から市役所方面に向かう駅前通り沿いにテナントを借り、生花をはじめ、ドライフラワーやガーデニング向けの花の苗などをそろえた。立地を生かし、誰でも気軽に立ち寄れる店を目指す。 藤永さんは「人生の節目節目で必
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【情報市場】ふじのくに茶の都ミュージアム 対談「日本のお茶 日本の食」
ふじのくに茶の都ミュージアムは、18日に対談「日本のお茶 日本の食」を開催します。静岡市歴史博物館初代館長の中村羊一郎氏を迎え、日本のお茶と食について語り合います。 詳細はホームページ<https://tea-museum.jp/event/taidan20240518.html>をご確認ください。 ▽所在地 島田市金谷富士見町3053の2 ▽観覧料 一般300円、学生・70歳以上・障害者手帳をお持ちの方は無料(要証明) ▽開館時間 午前9時~午後5時(最終入館午後4時半) ▽休館日 火曜日(祝日の場合は翌平日)
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掘り出し物見つけて 島田で5日まで骨董祭
島田市地域交流センター歩歩路で3日、第34回歩歩路骨董(こっとう)祭(実行委、まちづくり島田主催)が始まった。5日まで。 地元の古物商らが古道具や掛け軸、懐かしの玩具などを出品した。金谷地区伝統の「志戸呂焼」も所狭しと並び、江戸時代中期の茶つぼなどが目を引く。戦前の郷土資料やリメークにも使える古布なども人気を集め、会場は掘り出し物を探す愛好家でにぎわった。
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地域に6年ぶり祭りの声 島田で神明宮大祭
島田市稲荷地区で3日、3年に一度の神明宮大祭が行われた。新型コロナ禍で前回は中止になったため、6年ぶりに屋台の練り歩きや踊りの披露などのにぎやかな声が地域に響いた。 神明宮を発着点に屋台が引き回され、地域の子どもらが屋台の上踊りや地踊りを披露した。餅まきも行い、多くの住民が見守った。稲荷町公会堂にはこいのぼりも飾られ、屋台が方向転換しながら到着すると華やかな雰囲気に包まれた。 壮年会会長で屋台運営委員長の安本由さん(65)は「町内を元気づけることにつながればうれしい。地域の祭りを将来に残していきたい」と話した。
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島田の20代男性 610万円詐取被害 SNS型投資詐欺
島田市の20代後半の男性会社員が4月中旬、マッチングアプリで知り合った人物から投資名目で現金610万円をだまし取られたと島田署に届けた。同署はSNS型投資詐欺事件として調べている。 同署によると、男性は3月上旬、マッチングアプリを通じて知り合った人物から投資に勧誘され、4月中旬までの間、現金610万円を仮想通貨と交換し、指定先に送った。利益を現金化したいと申し出たところ、追加費用を請求されたために不審に思い、同署に相談した。
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金谷の新茶 急須で 島田市茶業振興協支部 観光案内所で提供
島田市茶業振興協会金谷支部は2日、同市の観光案内所「おおいなび」で新茶を振る舞った。新茶期に合わせ初めて実施した。 金谷地域で採れたやぶきたやさえみどりが提供された。かなや茶娘の滝山実希さん(27)らが急須で入れたお茶を来場者に手渡した。滝山さんは「若い人に急須で入れたお茶のおいしさを知ってもらいたい」と意気込んだ。
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新茶 丁寧に手摘み 地域名産 理解深める 島田・大津小児童
島田市立大津小の3年生42人が2日、同市の島田営農経済センターの茶園で新茶の茶摘みに挑戦した。同センター職員や地元農家から指導を受け、一芯二葉で丁寧に芽を摘み取った。 収穫前には同市の茶の生産規模や栽培方法などを職員から学んだ。同市の茶生産量が県内自治体で2番目に多いことを知ると、児童は声を上げて驚いた。 松永百々那さん(8)は摘んだ感想を「プチッという音が気持ちよく、もっとお茶が好きになった」と笑顔を見せた。茶は各家庭に持ち帰るという。 児童に地域の名産を知ってもらおうと、同センターが毎年実施している。 (島田支局・白鳥壱暉)
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デジタル茶況(5月2日)雨後で取引小休止
静岡茶市場と静岡市中の県産一茶は前日朝から各産地で降り続いた雨により摘採を見送った工場が多く、少量の取引となった。初倉や磐田は最終盤を迎え、遅場所の東部や中山間地は生産が本格化してきた。東部のJA担当者は「今期は上場し始めた段階で他産地の相場が悪く、例年以上に厳しいスタートとなっている」と話す。 藤枝 前日の雨で取引はなかった。市場関係者は「雨後は大きく様変わりするだろう」と話す。 島田、金谷、川根 前日の雨の影響で取引は少量に限られた。 榛原、相良 取引はほぼなかった。牧之原市内で契約茶園の生産が本格化しつつある。 掛川、小笠 1日の降雨の影響で掛川茶市場は休場した。生産者は露払い
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茶娘ふんし、呈茶サービス 島田掛川信金 2日まで
島田掛川信用金庫は1日、八十八夜に合わせて来店者向けの新茶の呈茶サービスを島田市本通の島田本店ロビーで始めた。2日まで。 地元の茶業者に入れ方を学んだ同店の若手社員が茶娘の衣装に身を包み、同市湯日で採れた新茶を振る舞った。提供した同店営業部の小泉美優さん(23)は「おいしい新茶を飲んで喜んでもらえれば」と話した。
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しまだ楽習センター機能移転 プラザおおるりへ新装オープン
島田市は1日、しまだ楽習センターの機能を同市の木材会館クラシカからプラザおおるりに移転し、リニューアルオープンを祝う式典を開いた。 利便性向上を目的に、市役所新庁舎に行政機能を集約したことでできたプラザおおるりの空きスペースを改修して活用した。幅広い年代の生涯学習推進に向け、「ふれあい講座」を開催する。本年度の前期は同日から、健康づくりや美術、音楽など52講座に延べ564人が受講する予定。 染谷絹代市長が「地域づくりの拠点として、学びの広がりに期待している」と式典であいさつし、建物正面に設けた看板を除幕した。ピアノの記念演奏や講座のリフレッシュトランポウォークの見学もあった。
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しょうぶ湯 大はしゃぎ 島田・くりのみ保育園
こどもの日を前に、島田市のくりのみ保育園の園児が1日、しょうぶ湯を体験した。 水着姿の園児が、園庭に設けられたショウブの葉を浮かべた風呂に順番に漬かった。園児は「いい匂い」と話しながら大はしゃぎ。ショウブの香りを楽しんだ。端午の節句にちなみ、こいのぼりや五月人形、かしわ餅の由来も学んだ。金太郎の劇にも取り組んだ。
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茶業功労たたえる 杉山彦三郎賞 4個人1団体 静岡
本県産茶の主力品種「やぶきた」の生みの親である杉山彦三郎翁の遺徳をしのび、茶業の発展に貢献した功労者をたたえる「杉山彦三郎賞」の表彰式が八十八夜の1日、静岡市葵区の駿府城公園で開かれた。 各茶業団体が推薦した本年度の茶業振興功労賞受賞者は、JAグループの要職を歴任し、地域農業の振興に寄与した松永大吾さん(71)=掛川市=、県や全国の茶業組織のトップとして指導力を発揮した成岡揚蔵さん(70)=静岡市葵区=、温度調節機能のあるほいろを開発し、手もみ製茶の普及に貢献した長谷壽一さん(86)=浜松市中央区=、製茶機械の技術開発を重ね、高品質・大量生産可能な製茶機械の礎を築いた寺田順一さん(85)=島
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社会問題訴える力作アート展 12日まで 御前崎の松井さん
ポスターイラストを手がける御前崎市の松井勝彦さん(58)の作品展が12日まで、同市の市立図書館アスパルで開かれている。環境保護や戦争反対をテーマに訴求力ある力作約20点が並ぶ。 島田市の看板制作会社に19歳で入社し、これまでコンクールで入賞した作品の数々を出展した。長年にわたりデザインやレタリングの技術を磨き、2月に福岡県で開催された「第32回技能グランプリ ペイント仕上げ広告美術職種」で最高位の厚生労働大臣賞に輝いた。地球温暖化に警鐘を鳴らす受賞作が来場者の注目を集めている。松井さんは「アートとして色彩バランスや発想力に注目しながら鑑賞してほしい」と述べた。
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デジタル茶況(5月1日)出荷量減り 取引足早
八十八夜を迎えた静岡市中と静岡茶市場の県産一茶取引は、前日朝の雨の影響で出荷量が減少したこともあり、足早に終わった。市中問屋は「八十八夜という雰囲気ではないが、連休を見越した買いが集中したのだろう」とみる。 取引価格帯は1000円台前半が膨らみ、生産開始間もない遅場所の値段も低調に推移している。1000円を大きく割り込む荷もあった。市中あっせん業者は「お茶が一番売れた頃とは隔世の感がある。これでは2番茶の値段だ」と話した。 藤枝 JA大井川藤枝工場は5工場から10口1752キロが上場し、3900~2200円で取引された。中心は2000円台半ば。安値の荷の引き合いが強かった。 島田、金谷
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島田市長「リニア議論の県専門部会、一度解散すべき」 知事選踏まえて見解
島田市の染谷絹代市長は30日の定例記者会見で、知事選を踏まえ、リニア中央新幹線南アルプストンネル工事に伴うJR東海の環境対策を議論する県の専門部会について「一度解散廃止すべき」との考えを示した。 染谷市長はあくまで個人の提案と前置きした上で、「専門部会は川勝平太知事の方針に沿って議論していた場。今のメンバーのままで続けていくのは難しいのでは」と指摘した。南アルプストンネル工事に関して県がJR東海と協議すべき課題として整理した47項目についても、「引きずったままでは仕切り直しもできない。新しい知事の方針によるところが大きいはず」との見解を示した。次期知事に対しては、「速やかに大井川流域の首長
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デジタル茶況(4月30日)八十八夜前 全体相場が続落
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、産地がおおむね出そろった。遅場所の出回りが膨らんだが、終盤を迎えた早場所の値に引きずられ、相場は続落。八十八夜(5月1日)を前に取引全体の中心価格帯は1000円台に落ち込んでいる。一部に品質重視の買いがあるが、主流は価格を優先した取引に移行している。 郡部の問屋は「茶の商いが良かった時代は、この時期の相場が2000円台後半だった。八十八夜の新茶という文化が消費者にも業界にもなくなりつつある」と指摘する。 本山筋のある生産者は「一番茶でこの値段では、来年は続けられない」と下を向く。 藤枝 JA大井川藤枝工場は6工場から13口2102キロが上場した。高値は
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交通安全啓発率先 2事業者に指定証 島田署など
島田署と島田地区安全運転管理協会はこのほど、本年度安全運転管理推進事業所に西静岡ヤクルト販売(島田市)と中部電力静岡水力センター(川根本町)を指定し、同署で指定証を交付した。 森昭夫署長と岡本広一会長が両社の担当者に指定証と横断幕を手渡した。両社は交通ルールの順守や安全啓発に率先して取り組む。
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島田駅前の緑地 初めての結婚式 夫妻「思い出の場所」
JR島田駅北口近くの駅前緑地(通称・サンカク公園)で29日、静岡県出身の夫妻が結婚式を挙げた。結婚式の会場として利用されたのは初めて。 式では、島田の新茶が振る舞われたほか、花嫁のブーケには新茶の葉があしらわれた。新郎の杉本大門さん(27)はこの地を会場にした理由を「公園近くのレストランに学生時代よく訪れた。島田市は2人の思い出の場所」と説明した。 島田市は地元団体などとカフェやイベントスペースを整備するなど同公園のにぎわいづくりを進めていることから、夫妻からの申し出を快諾した。
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2024年春の叙勲 輝く受章者【静岡県内関係一覧】
政府は2024年春の叙勲受章者を29日付で発表した。静岡県内受章者は次の通り。 ◇…桐花大綬章…◇ 大谷 直人(71)元静岡地裁所長=東京都世田谷区代田 ◇…旭日中綬章…◇ 岡本 護(79)元県議会議員=浜松市中央区幸 西原 茂樹(70)元牧之原市長=牧之原市堀野新田 森 竹治郎(81)元県議会議員=下田市須崎 ◇…瑞宝中綬章…◇ 青島 伸治(81)筑波大学名誉教授=茨城県つくば市上ノ室(本籍静岡県) 大嶽 幸彦(81)上越教育大学名誉教授=新潟県上越市南城町(本籍静岡県) 大谷 栄治(73)東北大学名誉
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⚾学童野球、静岡県内32チーム熱戦 島田ライオンズクラブ旗争奪大会が開幕
第43回島田ライオンズクラブ旗争奪学童選抜野球大会(同クラブ主催)が28日、島田市の島田球場など市内6会場で開幕した。静岡県内の32チームがトーナメント1回戦を行い、熱戦を繰り広げた。 島田球場での開会式では、初倉ファイターズ主将の松永聖大選手が力強く選手宣誓した。島田ライオンズクラブの八木孝之会長は「日頃の練習の成果を発揮してほしい。はつらつとしたプレーを楽しみにしている」とあいさつした。 大会は29日に2、3回戦、5月3日に準決勝と決勝を行う。
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大井川用水流量増控え 島田・赤松第1分水工で関係者ら安全祈願
大井川用水の流量を増やす田植えシーズンに向け、大井川土地改良区(内田幸男理事長)は26日、水難防止安全祈願祭を島田市の赤松第1分水工で行った。 改良区の役員をはじめ、国、県、関係自治体や地元自治会の関係者ら約40人が出席し、玉串をささげて水難事故防止と五穀豊穣(ほうじょう)を祈願した。参加者は農業用水を使った小水力発電所「伊太発電所」も見学した。 4市1町(島田、藤枝、焼津、牧之原市、吉田町)を潤す大井川用水は、受益地での田植えが本格化する5月から、夏季用水として冬季の2・5倍に相当する毎秒約25トンの水を流す。
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海外派遣など事業計画承認 島田市国際交流協会
島田市国際交流協会はこのほど、本年度定期総会を同市のプラザおおるりで開いた。 大久保節夫会長が「不安定な国際情勢の中で、多くの国々との交流は世界の平和につながるはず」とあいさつした。姉妹都市のスイス・ブリエンツや米国・リッチモンドへの派遣事業や、英語サロンをはじめとした語学事業など本年度の事業計画案を承認した。
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デジタル茶況(4月28日)雨後で取引小休止
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、前日の断続的な雨の影響で摘採を見送った生産者が多く、取引は小休止となった。今期の一番茶取引の傾向について、市中あっせん業者は「葉に力がないため蒸しが強いと赤くなる。水色重視の買いが目立つ中で、そうした荷は売れ残ってしまう」と話した。 藤枝 JA大井川藤枝工場は2工場から4口642キロが上場し、4100~2400円で取引された。高値はやぶきたの形状物。前日の雨で数量が少なく、片付きは早かった。摘採が本格化し、29日は数量が膨らむ見込み。 島田、金谷、川根 川根では本年度の全国茶品評会に向けた出品茶の製造が始まった。
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2024年春の褒章 静岡県内受章者 喜びの声【まとめ】
2024年春の褒章受章者(29日発令)が発表された。県内関係は13人。業務に精励した人に贈られる黄綬褒章が5人、公共的な職務に貢献した人に授与される藍綬褒章が8人だった。受章者が喜びを語った。 ◇…黄綬褒章…◇ 伊藤 哲(73)大和工機社長=静岡市葵区梅屋町 武内 昭人(61)鉄組潜水工業所工事部長=静岡市清水区村松 西川 浩之(58)司法書士=焼津市田尻北 堀内 昭次(77)行政書士=掛川市大多郎 山本 正信(72)富士見工業社長=静岡市駿河区富士見台 ◇…藍綬褒章…◇ 青木 峯子(78)保護司=沼津市大岡 石井 剛司(
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新茶をおいしく楽しく手摘み、火入れ、入れ方講座 島田・茶の都ミュージアム 5月11日まで
島田市金谷富士見町のふじのくに茶の都ミュージアムは27日、新茶シーズンに合わせた体験イベント「新茶フェア」を始めた。5月11日まで。 初日の茶摘み体験には市内外から約20人が参加した。参加者は同ミュージアム職員の指導の下、丁寧に茶葉を摘み取った。ホットプレートを使って収穫した茶葉の火入れを行った。東京都から家族と訪れた田口灯里さん(9)は「緑茶は大好き。茶畑は広くてきれいだった」と笑顔を見せた。 期間中には、ティーカップの色塗り体験や、お茶の入れ方を学べる講座なども開催される。 (島田支局・白鳥壱暉)
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デジタル茶況(4月27日)荷数増も小口の買い目立つ
静岡茶市場と静岡市中の県産一茶は、本格稼働する工場が増え、一荷主当たりの数量も伸びた。ただ末端消費が低迷する中で繰り越し在庫を抱える買い手の多くが小口仕入れに徹している。 製造本数が多い品は荷さばきに難航する傾向が強い。あっせん業者は「5本買ってくれれば御の字。このまま出回り数量が最盛期水準になれば、行き場に困った荷であふれてしまう」と嘆く。 早場所の磐田や初倉では良品の製造に徹し、3000円前後で一茶の生産を終えた工場もあった。市中問屋は「突出して良い荷には買い手がしっかりと付いている」と話す。 藤枝 JA大井川藤枝工場は5工場から9口903キロが上場し、4800~2800円で取引さ
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島田の夏の風物詩「大井川大花火大会」 今年は8月1日開催
島田市観光協会は26日、島田の夏の風物詩「第37回大井川大花火大会」を8月1日に開催すると発表した。大井川の両岸からスターマインなど約1万発の花火を打ち上げる。 例年8月10日に実施しているが、天候不順で延期することも多かったため、日程を早めた。時間も例年より15分早めて午後7時から打ち上げを開始する。予備日は8月10日。 会場は県道島田岡部線大井川橋-JR東海道本線大井川鉄橋間の河川敷。河川敷内に出店エリアを設ける。ホームページなどで出店者を募る予定。 問い合わせは同協会<電0547(46)2844>へ。
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「耳鳴り抑制装置」 全国奨励賞 島田工高生開発、企業も注目 医療従事者 負担軽減目的
島田工業高情報電子科放送技術班が耳鳴り抑制装置を開発し、第82回全日本学生児童発明くふう展で奨励賞に選ばれた。同班の受賞は2年連続で、研究論文としても第21回高校生・高専生科学技術チャレンジ2023で敢闘賞に輝いた。医療従事者の負担軽減を目的に、誰でも簡単に扱える耳鳴りを和らげる電子機器を完成させた。 装置は音響効果で耳鳴りを気にならなくさせて順応させる療法を取り入れた。普段の課題研究として、コンサートの舞台装置や式典の映像中継などで扱ってきた音響、電子回路の技術と知識を応用した。ホワイトノイズを発生させる回路を搭載し、周波数を高音から低音の間で切り替えることが可能。実用性を意識し、切り忘れ
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子どもが「放課後児童クラブ」に入れなかった人はどうしているの?【NEXT特捜隊】
小学校の授業が終わった後、親が仕事を終えるまで子どもを預かる「放課後児童クラブ」(学童保育)。読者から寄せられた疑問を調べる静岡新聞社「NEXT特捜隊」に、静岡市清水区の40代女性会社員から「2年生の娘が児童クラブを利用していますが、4年生になると入れなくなると聞き、心配です。入れなかった人はどう乗り切っているのでしょうか」と質問が届いた。ウェブアンケートを実施したところ、入所できなかった時の対応やクラブ運営への要望などが寄せられた。(生活報道部・伊藤さくら) 12~15日に行ったアンケートには、静岡県内を中心に72人が回答した。「放課後児童クラブの入所や継続を希望したにもかかわらず、
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デジタル茶況(4月26日)雨後で値押し目立つ展開
静岡茶市場と静岡市中の県産一茶は産地の顔ぶれがほぼ出そろった。降雨による小休止をはさんだため、買い手は芽伸びを指摘して値押しを続ける展開が目立った。買い気も鈍く、特に大口の荷は手合わせまでに時間を要した。 早場所は2000円前後の取引が中心で、相場は全体として軟調に推移。初荷で2000円を割り込む工場も散見された。生産者からは「この安さではとても続けられない。今期でやめる農家もどんどん出てくるだろう」との声が続出している。市中あっせん業者は「末端で売れていないのか、買いの本数が少ない。下の荷は買いたたかれてしまう」と話す。 藤枝 JA大井川藤枝工場は4工場から9口1053キロが上場した。
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島田の国道473号 26日、通行再開
静岡県島田土木事務所は26日午前10時、3月末の大雨で全面通行止めになっていた島田市福用の国道473号の通行を再開する。 片側交互通行で、4トン車まで通行可能。迂回路は大井川対岸の県道島田川根線。同月29日の大雨で路肩が崩れた。
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動物の足の裏や影、捉え 島田の松浦さん写真展 静岡市葵区
島田市の写真家松浦昭宏さん(71)の写真展「どうぶつ当番~アートな動物たち」が25日、静岡市葵区のしずぎんギャラリー四季で始まった。5月1日まで。 松浦さんは人物や伝統工芸の現場などを中心に撮影してきたが、長年撮りためた動物の写真を初めて展示した。日本平動物園のオランウータンやホッキョクグマをはじめ国内外で動物を撮影した60点の作品が並ぶ。足の裏や体の影といった部分にあえてピントを合わせたり、光を活用して周囲を白くして動物を際立たせたりして、動物の無垢(むく)な姿をさまざまな撮影技術で切り取っている。 松浦さんは「動物は予想外の行動を取るのが面白い。その姿を少し外した視点から撮った写真を
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こいのぼり 大鉄合格駅(島田)彩る 児童手作りも
島田市竹下の大井川鉄道合格駅(旧五和駅)の活性化を目指す「チームおもしろ五和駅」は25日、地元の放課後児童クラブの児童とともに、こいのぼりを駅舎に飾り付けた。展示は5月中旬まで。 同会メンバーが大小さまざまのこいのぼりを飾った。五和保育園放課後児童クラブ「ゆめっこ」の子どもたちも参加し、風に揺れるこいのぼりに手を伸ばすなど楽しみながら協力した。うろこを手形で表現した児童手作りのこいのぼりも展示した。同会の鈴木曠雄さん(79)がハーモニカで童謡の「こいのぼり」を演奏した。 鈴木さんは「イベントを通じ、地域の子どもたちが地元の駅に興味を持つきっかけになればうれしい」と話した。 (島田支局・寺田将
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デジタル茶況(4月25日)雨後で小休止 明日取引本格化
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、雨後で取引が小休止した。24日の茶市場に今期初めて1万キロ超が上場し、ようやく盛期入りのムードが出てきた。26日は市中、茶市場ともに産地の顔ぶれと荷口が一段と増える見込み。 今期の県産一茶の出来栄えについて市中問屋は「各地とも全体的に味が濃く、まとまっている印象。値段と品質のバランスの見極めがとりわけ重要なシーズンになる」と話した。 藤枝 前日の雨で取引は行われなかった。生産者と茶商らは雨後の様変わりを懸念している。 島田、金谷、川根 前日の雨の影響で、川根地域は取引がなかった。早場所の島田市川根町や地名など南部地域で摘採が始まった。 榛原、相
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熱中症特別警戒アラート運用開始 静岡県内の自治体、危険な暑さに備えで「涼みどころ」開設
過去に例のない危険な暑さに備える「熱中症特別警戒アラート」の運用が24日、全国で始まった。地球温暖化の影響で熱中症のリスクが高まる中、最大限の予防行動を促す。静岡県内でも熱中症搬送者は増加傾向にあり、静岡県は「自分と周りの人の命を守ってほしい」と警戒を呼びかける。自治体が冷房の効いた休憩場所を「クーリングシェルター」として開放する動きも広がってきた。 特別警戒アラートは改正気候変動適応法に基づき新設され、これまでの「熱中症警戒アラート」より一段上の呼びかけとなる。気温や湿度、日射量などから算出する「暑さ指数」が都道府県内の全ての地点で35以上になると予想される場合、環境省が前日午後2時ごろ
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プロの声 身近に幅広く FM島田パーソナリティーが読み上げ 記念動画や施設放送サービス
島田市のコミュニティーFM放送局「FM島田」は、プロのパーソナリティーによるナレーション制作サービス「オトトル」を開始した。記念動画の音声や施設内アナウンス、市のプロモーションなど個人や団体を問わず、身近で幅広い利用を想定する。 ECサイトからプランを選んで発注し、あらかじめ準備した原稿をパーソナリティーらがスタジオで読み上げて収録する。デジタル編集に適した音声データで納品する。 中根弘貴放送局長は「AIによる音声もあるが、温かみなど肉声の魅力や可能性を試したい。オンラインによるサービスを通じ、コミュニティーFM放送局の商圏拡大にもつなげたい」と話した。 プランは500文字で8千円から。ナレ
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有事に備え市内の地形把握 島田市が防災マイスター講座
島田市は24日、若手職員向けに実施する2024年度防災マイスター育成講座を市役所で開講した。24人が受講し、1年間防災に関する知識や技能を学ぶ。 初回は今福博文危機管理部長が講師を務め、市内の地形や地区ごとの雨量の違いなどを説明した。広報プロモーション課の小浜翔さんは「正しい知識を身につけ、有事に冷静に行動したい」と意気込んだ。講座では今後、浜岡原子力発電所の見学やドローンの操作体験なども行う。
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デジタル茶況(4月24日)雨前の荷集中で今期最多の荷
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、雨前に摘採した荷が集中し、産地と荷口の数がともに今期最多となった。雨後となるあすの取引小休止を見越し、先買いに動く買い手が目立った。 早場所は一茶生産の折り返しを過ぎ、相場が固まってきていて連日500円前後の下げ。2000円台を割る荷も出始め、全体に軟調ムードが漂っている。市中あっせん業者は「値の上下差が激しい。さばくのに苦労する荷が一定数ある」と語る。 これから摘採が本格化する県東部の生産者は「この相場状況を見ていると、例年よりもさらに厳しいシーズンになりそうだ」と懸念する。 藤枝 JA大井川藤枝工場で初取引が行われ、4工場から8口404キロが上場し
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スケボー・根附(島田市出身)「パリ 優勝狙える」 「静岡魂!」 青木と高め合い
スケートボード男子ストリートで20歳の根附海龍(DC Shoes、島田市出身)が、パリ五輪の金メダル候補に急浮上した。昨年12月の世界選手権で自身初の表彰台となる銀メダル、3月の五輪予選第6戦で初優勝と絶好調。26日で五輪開幕3カ月前となるのを前にインタビューに応じ「(パリでも)優勝を狙えると思う」と手応えを口にした。 8戦中6戦を終えた五輪予選で、日本勢2番手のランキング5位と好位置につける。3戦目までは全て準々決勝止まりで、悔しさを押し殺して決勝で滑るライバルの映像を徹底的に研究。45秒間に技を連発する課題の「ラン」で、多様なトリック(技)を途切れることなく繰り出すことが高得点の鍵だと
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地域引力向上へ「質の観光を」 中部地域経営会議が静岡で総会
静岡県中部地域の首長や経済団体、大学のトップが地域活性化に向けて意見を交わす中部地域経営会議(議長・大坪檀静岡産業大総合研究所特別教授)は23日、本年度総会と会合を静岡市内で開いた。2023年度の研究テーマ「地域引力を高める観光ブランドづくり」について、県立大経営情報学部の岩崎邦彦教授が報告し、県中部の地域資源を生かした「質の観光」の重要性を強調した。 観光客を呼び込む地域のブランドは「売り手ではなく買い手の心の中にある」と述べ、選ばれる観光地には明確なイメージが必要と指摘した。海鮮やウナギなど他県の消費者が思い描く県中部の「食」との出会いが地域引力を向上させ、「リラックス」「出会い・交流」
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余剰電力を地域通貨で調達 静岡ガス、島田で新事業 公共施設に供給、経済循環促進
静岡ガスは23日、一般家庭の太陽光発電で生じる余剰電力を買い集め、地元の公共施設に送るサービスを島田市で開始したと発表した。各家庭への電気料金は、地元商店で活用できるデジタル地域通貨「しまだペイ」で支払う。通常よりも割高な買い取り価格を設定し、エネルギーと経済の地域循環を促進する。 調達した電力は市役所庁舎や小中学校、公民館など同市所有の47施設に分散して送る計画。同社によると、10年の固定買い取り制度(FIT)適用期間後は1キロワット時当たり7~9円程度で買い取られるのが通常だが、同サービスは同13・2円分のしまだペイを付与する。一般家庭の余剰電力は年間3千~4千キロワット時とされ、月換
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デジタル茶況(4月23日)出回りまばら 活気に欠ける
静岡茶市場と静岡市中の県産一茶は、雨後のつゆを気にして操業を取りやめた工場が多かった影響で、入荷がまばらだった。市中は坂部、磐田、初倉が中心で、順調に商談が成立。平均価格帯は3000円台半ばで推移した。初荷の上級品では7000円台~6000円台があった。 市中問屋は「品質は悪くないが、活気に乏しい」と語る。あっせん業者も「それほど買い気が強いわけではない。今日は入荷が少なく苦労しなかったが、明日一気に荷が増えたときにどうなるか」と気をもむ。 島田、金谷、川根 川根地域の初取引が行われ、下長尾や久野脇からやぶきた4口36キロが上場した。40888~10800円で取引された。平均単価は159
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海外剣士が稽古体験「ツアー」 7カ国12人静岡県中部の道場巡り
海外で剣道の人気が高まる中、世界各国の剣士が静岡県に集まって稽古や伝統文化を体験する「剣道ツアー」が24日まで、県中部で行われている。中国、米国、英国など7カ国から20~70代の有段者12人が参加し、本場の道場を巡りながら日本の歴史や地域産業を学んでいる。 20日は静岡市葵区の県護国神社の道場で朝稽古をした後、駿河区の伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」で藍染めを体験した。ツアー中は町道場を訪ねて技を磨きつつ、焼津市、藤枝市、島田市、川根本町を回って座禅体験や博物館見学などを楽しむ。 ツアーは元ニュージーランド剣道連盟会長で島田市に住まいがあるグレアム・セイヤさん(66)が企画した。
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枕、小銭入れ、印籠 江戸時代の旅道具の一堂に 島田市博物館
島田市博物館で6月30日まで、旅にまつわる江戸時代の品々を集めた収蔵品展「旅の道連れ~矢立・道中記・浮世絵~」が開かれている。 筆筒と墨つぼを組み合わせた携帯用の筆記用具「矢立(やたて)」を中心に、当時の旅行案内「道中記」や浮世絵など約90点を展示している。銅や木、陶器でできた急須やだるま、竜などさまざまな形の矢立が一堂に並んだ。 折りたたみ式の旅枕や財布、早道と呼ばれた小銭入れ、印籠などを展示し、当時の旅の持ち物も紹介している。 5月25日に「江戸時代 庶民の旅」と題した博物館講座を開催する。6月15日には学芸員によるギャラリートークも行う。
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摘みたて「山の息吹」 来庁者へ新茶振る舞う 島田市役所
島田市は22日、市役所1階ロビーで来庁者向けの新茶の呈茶サービスを開始した。24日まで。 20日に市内で摘採したばかりの甘みとうまみの強い「山の息吹」が提供された。日本茶インストラクターが急須でお茶を入れ、茶娘が来庁者に配った。 新型コロナウイルス禍の影響で中止が続いていたが、5年ぶりに開催した。
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デジタル茶況(4月21日)やぶきた入荷 買い手関心高く
静岡市中と静岡茶市場の県産一茶は、早場所を中心に各地からやぶきたが出回り始めた。茶市場には開場前から茶商が多数詰めかけ、主力品種の今期の出来栄えに高い関心を示した。商談はおおむねスムーズに成立し、相場は各産地とも前年並みかやや高値でまとまった。 買い手からは「顧客から新茶がほしいという要望が増えてきた。やぶきたの良品を中心に手当てしたい」(郡部問屋)という前向きな声が聞かれた。一方で「値段が予想よりしっかりしていた。目当ての工場の荷が出てくるまで待つ」と慎重姿勢を維持する問屋も散見された。 島田、金谷、川根 川根地域の早いところでは、さえみどりの手摘みが始まった。生産者の1人は生葉で80
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ハングル講座 受講生を募集 島田、5月から
島田市国際交流協会は5月から始まるハングル講座の受講生を募集している。 初級向けで、ハングルの読み方などを学ぶ。期間は5月14日~7月16日の計10回で、火曜日の午後7時~8時半に開催する。会場は同市の六合公民館。 定員先着25人。受講料は5千円(同協会の会員は4千円、学生3千円)。 申し込み、問い合わせは同協会<電0547(36)7814>へ。
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大鉄が5月ツアー 台風被災区間、歩いて知って 運行再開へ現状と課題説明
大井川鉄道(本社・島田市)は5月11日と18日、2022年9月の台風15号で被災した大井川本線の運休区間を歩いて見学する日帰りツアーを開催する。静岡県を中心にした大鉄の在り方検討会で、早期の運行再開を目指す方針で一致したことを受け、不通区間の現状や全線再開の課題を広く知ってもらおうと企画した。 ツアーでは鉄道部の社員が案内しながら、土砂流入など被害が大きかった下泉―田野口間3・6キロの線路上を歩く。会社には「土砂を撤去すれば運行再開できるのでは」といった声も届くが、トンネルの修繕や鉄道敷地外にある土砂発生場所の工事など再開には根本的な対策が求められている状況を解説する。 不通により稼働し
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工場から出火、おがくず焼く
20日午後7時半ごろ、島田市牛尾、大井川小径木加工事業協同組合の平屋建て工場内から出火し、おがくずを焼いた。けが人はいなかった。島田署によると、工場は出火当時、無人だった。同署と静岡市消防局が出火原因を調べている。
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新園舎お祝い 園児が歌披露 島田・ゆたか保育園 防災、子育て支援機能拡充
島田市若松町のゆたか保育園で20日、新園舎落成式が開かれた。運営する社会福祉法人こばと会や市の関係者、施工業者、近隣住民が完成を祝った。 新園舎は鉄骨造一部2階建てで、延べ床面積は806平方メートル。総事業費は約4億2200万円。定員72人。室内は木材をふんだんに使い、災害時などに安全に避難できるよう保育室を1階に集中させた。2階には多目的ホールを設けた。 地域の子育て支援センター機能を拡充し、親子が気軽に来園して個別相談などができる「心と体の相談室」を付設した。ホールや園庭は災害時の緊急避難場所として、地域に開かれた多機能型保育園を目指す。 式典で阿部虎之助理事長が「住宅街での改築は幾多の
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交通死亡事故 再発防止策を検討 島田署と関係者ら現場診断
島田署は18日、島田市中河町で3月18日に発生した交通死亡事故の現場診断を行った。同署や市、自治会などの関係者約20人が再発防止策などを話し合った。 事故は午後6時ごろに発生した。信号機、横断歩道のない交差点を自転車で横断していた同市の無職女性(70)と直進の乗用車が衝突し、女性が死亡した。 参加者は運転手、歩行者それぞれの立場から現場を確認した。小さな交差点で車両が歩行者に気づきにくいことが指摘され、対策として注意喚起の看板設置や、消えかかっている車道外側線の整備などが提案された。
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日将連浜北支部大会 4月大会
日本将棋連盟浜北支部の4月大会がこのほど、浜松市浜名区のサンライフ浜北で開かれた。72人が参加し、最強のSクラスは静岡市の鈴木雄也さんが優勝した。 上位入賞者は次の通り。 S ①鈴木雄也(静岡市葵区)②門奈光(中央区)③中川丈太郎(浜名区)④田中雅英(中央区)⑤夏目雄介(島田市)▽A ①落合雅巳(菊川市)②岸智之(静岡市葵区)③高瀬啓一郎(中央区)④稲場理(浜名区)⑤岡本徳裕(磐田市)▽B ①鈴木一男(中央区)②斉藤裕二(浜名区)③村松清(中央区)④藤原紳裕(御前崎市)⑤前田勇(掛川市)▽C ①中村敏男(中央区)②庄司圭佑(静岡市清水区)③伊藤龍(浜名区)④鈴木与四郎(中央区)⑤赤松賢伸
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【牧之原・バス置き去り園児死亡】臨時の運転が招いた悲劇 23日初公判
牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」で2022年9月5日、園児の河本千奈ちゃん=当時(3)=が送迎バスに置き去りにされ、熱中症で死亡した事件で、業務上過失致死の罪に問われた前園長の増田立義被告(74)、元クラス担任(48)の初公判が23日、静岡地裁で開かれる。幼い命が失われた事件の真相について両被告は法廷で何を語るのか―。関係者への取材と同市検証委員会の報告書などを基に当日の状況を時系列で追い、両被告が問われている過失に迫る。 (「届かぬ声」取材班) 運転手「不在」、複数回認識か ―事件当日の経過 「おれが乗らなきゃいけなくなった」 22年9月5日朝。川崎幼稚園の関係者は、同園の職員
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投資詐欺で1100万円被害 島田の70代男性
島田市の会社役員の70代男性が19日までに、交流サイト(SNS)を通じて投資名目で現金1100万円をだまし取られたと島田署に届けた。 同署によると、男性は1月下旬、SNS上で投資の勧誘を受け、グループチャットに参加。トレーダーや指南役をかたる人物とやりとりを重ね、3月上旬までに指定された4口座に約5回現金を振り込んだ。「税金を支払わないと利益がなくなる」と言われて不審に思い、同署に相談した。
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響く手合わせ 島田で新茶初取引 最高値1万2000円
島田地域の新茶初取引式が19日、島田市中河町のJA大井川島田支店で行われた。生産者や茶商ら約200人が集まり、今期の茶の活発な取引に期待を込めた。 初取引は生育が早かった昨年より4日遅く、例年並みとなった。初倉と湯日から、つゆひかり、さえみどり、やぶきたの3口90キロが持ち込まれた。買い手側は、荒茶の形状や色を吟味。鐘の音で取引が始まると、スムーズに進行し、各所で成立を告げる「手合わせ」の音が響いた。平均単価は8311円で、最高値は1万2千円だった。 湯日第一茶農協の古沢義晴組合長(65)は「4月に入って一気に暖かくなったことで、色の良いお茶に仕上がった」と喜びを口にした。 (島田支局・
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安全な自転車利用へ 島田署が島田樟誠高をモデル校に指定
島田署は19日、高校生の自転車事故防止対策として島田樟誠高を本年度の「自転車マナーアップモデル校」に指定した。同校生徒は通学時に住民らの見本となるようマナーを守った行動を心がける。 同校で交付式が行われ、同署の武田功交通課長が同校3年の鈴木源理交通安全委員長(17)に、指定証を手渡した。鈴木さんは「交通事故のない学校生活を送っていきたい」と意気込んだ。 交通安全協会島田地区支部による自転車の交通安全教室も実施された。全校生徒が聴講し、左側走行や原則車道を走行することなどルールを確認した。
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響く手合わせ 島田・金谷で新茶初取引 形状や水色よく
金谷地域の新茶初取引が19日、島田市のJA大井川五和支店で行われた。生産者や茶商ら関係者が新茶シーズンの幕開けを祝った。 わせ品種の「山の息吹」がごく少量上場し、1キロ当たり8888円で取引された。買い手側は荒茶の形状や色、香気などを吟味し、取引が成立すると威勢よく手合わせした。茶商の一人は「形状や水色がよい」と評価した。 初取引に先立ち、開所式が行われた。同JAの板谷隆輝常務理事は「茶価の低迷など状況は厳しいが、品質を第一に生産者と歩んでいきたい」とあいさつした。 (島田支局・寺田将人)
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島田地域で新茶初取引 初倉、湯日から90キロ
島田地域の新茶初取引式が19日、島田市中河町のJA大井川島田支店で行われた。生産者や茶商ら約200人が集まり、今期の茶の活発な取引に期待を込めた。 初取引は生育が早かった昨年より4日遅く、例年並みとなった。初倉と湯日から、つゆひかり、さえみどり、やぶきたの3口90キロが持ち込まれた。買い手側は、荒茶の形状や色を吟味。鐘の音で取引が始まると、スムーズに進行し、各所で成立を告げる「手合わせ」の音が響いた。平均単価は8311円で、最高値は1万2千円だった。 湯日第一茶農協の古沢義晴組合長(65)は「4月に入って一気に暖かくなったことで、色の良いお茶に仕上がった」と喜びを口にした。
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金谷地域で新茶初取引 わせ「山の息吹」ごく少量上場
金谷地域の新茶初取引が19日、島田市のJA大井川五和支店で行われた。生産者や茶商ら関係者が新茶シーズンの幕開けを祝った。 わせ品種の「山の息吹」がごく少量上場し、1キロ当たり8888円で取引された。買い手側は荒茶の形状や色、香気などを吟味し、取引が成立すると威勢よく手合わせした。茶商の一人は「形状や水色がよい」と評価した。 初取引に先立ち、開所式が行われた。同JAの板谷隆輝常務理事は「茶価の低迷など状況は厳しいが、品質を第一に生産者と歩んでいきたい」とあいさつした。
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摘採期月末から5月上旬に集中 JA静岡経済連、生育調査
JA静岡経済連は18日までに、今期の静岡県内産一番茶の定期生育調査結果をまとめた。静岡県の主力品種やぶきたの摘採時期は、前年と比べて5日ほど遅くなる見通し。 静岡県内の茶園13カ所で16日、新芽の数や長さ、病害虫の発生状況などを調べた。3月の気温低下で新芽の生育は遅れたものの、適度な降雨が寄与し、その後の生育は良好という。全域で病害虫の発生は少なかった。 島田や掛川など平たん地の盛期は28日~5月4日、川根や天竜など山間地は5月3~9日となる見込み。早場所と遅場所の摘採期の開きは小さく、短期集中型の生産が予想される。 経済連は「需要に応じた良質茶生産に向け、計画的な摘採に努める」として
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新社会人向けマナー講習 名刺交換や話し方実践 島田商議所
島田商工会議所などは18日、新社会人と若手社員のためのビジネスマナー講習会を島田市地域交流センター歩歩路(ぽぽろ)で開いた。市役所や地元企業から44人が参加し、名刺交換やメールの書き方などを実践的に学んだ。 ビジネスマナー研修事業を展開するハルソラ合同会社(藤枝市)の地口伊智子さんが講師を務めた。地口さんは、明るく笑顔で話すことなど話し方の注意点や、周囲の人と協力することなど社会人の心構えを伝授した。「失敗してもいい。次に生かして成長してほしい」と呼びかけた。 参加した落合自動車(島田市)の長尾美来さん(18)は「お茶を出す際の順番や言葉遣いなど、失礼のないようにしたい」と意気込んだ。
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英語サロン受講生募集 島田市国際交流協会
島田市国際交流協会は5月と9月から始まる英語サロンの受講生を募集している。対象は中学生以上で、初心者から中級者向け。各回テーマに沿って実践的な会話表現を学ぶ。米国出身のロイ・ヒルさんが講師を務める。レベルに合わせ、グループ分けを行う予定。 前期が5月17日~7月12日、後期が9月20日~11月15日のいずれも計5回。金曜日の午後7時~8時半に開催する。会場は同市のプラザおおるり。定員先着18人。受講料は全10回で1万円(中高生8千円)、同協会の会員は9千円(中高生7千円)。半期のみの参加は半額。 申し込み、問い合わせは同協会<電0547(36)7814>へ。
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ぼんぼり設置で祭り心待ち 地元民手作り、島田駅内に4基 蓬莱橋
島田市の蓬莱橋で5月25、26の両日に開催される「蓬莱橋ぼんぼり祭り」を前に、実行委員会は18日、JR島田駅南北自由通路にぼんぼりを飾り付け、祭りへの機運を高めた。 実行委の6人が地元の絵手紙愛好家らが手がけたぼんぼり4基を改札前に設置した。5月6日まで展示予定。実行委相談役の越渕三千雄さん(82)は「コロナ禍を経て祭りを楽しみにしている人も多いので、盛り上げたい」と話した。 祭りは蓬莱橋に約150基のぼんぼりを飾り、周辺で三味線や和太鼓、フラダンスなどを披露する。日没後はライトアップも行う。祭りに合わせ、JR東海は5月25日に三島駅発島田駅行きの臨時快速「島田ぼんぼり祭り号」を運行する
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静岡人インタビュー「この人」 マジックを通じた認知症予防に取り組む マギー塁さん(掛川市)
島田市を中心に県中部で活動を続ける。トランプやハンカチなど身近な道具を用い、指先を使った脳の活性化や成功しても失敗しても笑顔になれるなどの認知症予防効果を紹介する。マジシャンのマギー司郎さんの弟子。認知症サポーターや島田市の介護予防体操「しまトレ」を普及する「しまトレーナー」も務める。静岡市出身。39歳。 ―活動のきっかけは。 「一昨年の12月、藤枝市の認知症カフェでマジックを披露したところ、認知症の夫がいる女性が『久しぶりに外に出て笑うことができた』と涙ながらに声をかけてくれたこと。今までこれほど感謝されたことはなく、無名の芸人でも社会の役に立つことができると思い、認知症について学び始
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大井川マラソン 企画や予算承認 島田、第1回実行委
島田市で10月27日に開催される「第16回しまだ大井川マラソンinリバティ」(同実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)の第1回実行委員会が17日、同市のプラザおおるりで開かれた。企画や予算について承認した。 フルマラソンは市役所旧庁舎解体工事に伴い、前回大会と同じく島田三小前をスタート地点とし、大井川沿いを駆け抜ける。定員は6千人で、エントリーは市民先行が4月20日から30日、一般・ふるさと納税枠は5月1日から6月30日まで受け付ける。 大会ゲストには、パリ五輪陸上男子マラソン代表の大迫傑選手(32)と陸上男子マラソン元代表の瀬古利彦さん(67)を迎える。
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一本桜の風景など油彩や日本画並ぶ 21日まで島田市美術協会展
第15回島田市美術協会展が21日まで、同市のプラザおおるりで開かれている。会員27人が油彩画や水彩画、日本画など100号以下の作品を1人1点ずつ出品した。 早春の富士山や同市川根町家山の一本桜「牛代(うしんしろ)の水目桜(みずめざくら)」を描いた風景画などが並んだ。和紙を使い、立体的に四季を表現した作品も目を引く。
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現代書家50人の秀作一堂に 県立美術館と静岡市民文化会館
静岡県内の現代書家約50人が一堂に会する「書の“今”を築く’24現代書作家展・しずおか」が16日、静岡市駿河区の県立美術館県民ギャラリーで始まった。17日からは同市葵区の市民文化会館でも始まる。両会場とも21日まで。 今回で20回目。県民ギャラリーでは漢字やかな、大字書、前衛書など同展実行委員が1人1点を出品した。躍動感ある書線、墨の濃淡や余白を生かした秀作に、榛葉寿鶴さん(島田市)は「それぞれが書で現代を読み解いた。書に込めた情熱が作品に表れている」と話した。 20日午後1時から、実行委員長の大石千世さん(静岡市葵区)が、ギャラリートークを行う。
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“領土”かけ 綱引き熱戦 島田・金谷地区 竹下区に軍配、牛尾区及ばず
島田市金谷の竹下区と牛尾区が区境をかけて戦う「陣取り綱引き合戦」が14日、同市の五和小で行われた。新型コロナウイルス禍の影響で5年ぶりの顔合わせとなった今回は、竹下軍が勝利し、“領土”を1メートル広げた。 女性3人を含む両軍の選抜メンバー20人が3本勝負に挑んだ。1本目は接戦の末、竹下軍が先勝。2本目も牛尾軍側に一度もリードを許さない圧勝で竹下軍が連勝したため、3本目を待たずに決着がついた。 浜松市天竜区水窪町と長野県飯田市南信濃の県境で行われる「峠の国盗り合戦」を参考に、2015年から地元有志らでつくる「コミュニティ竹下」と「エンジョイうしお」が開催している。コ
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能登地震で被災「珠洲焼」の力に 志戸呂焼愛好会、紹介パネル展示
能登半島地震で被害を受けた石川県珠洲市などの焼き物「珠洲焼」を支援しようと、島田市金谷の「志戸呂焼愛好会」は13日、珠洲焼を紹介するパネルと地元の伝統的な焼き物「志戸呂焼」を合わせて展示するイベントを市内3カ所で始めた。5月中旬まで。 珠洲市や珠洲焼の作家団体「創炎会」と連絡を取り企画した。珠洲焼は、同市内の窯が地震で全て倒壊するなど厳しい状況に立たされており、志戸呂焼愛好会の塚本昭さん(59)は「人ごとじゃないと感じた。伝統文化を守るためにも応援したい」と語った。会場では義援金の募集も行う。 島田市竹下の「KADODE OOIGAWA」内の観光案内所「おおいなび」では、志戸呂焼のコップ
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ビジネスマナー 若手社員が実践練習 島田掛川信金が講座
島田掛川信用金庫は11日、地元企業の若手社員を対象にしたビジネスマナーの基礎研修講座を島田市の同信金島田本部で開いた。 同信金や取引先の企業17社から若手社員32人が受講した。フリーアナウンサーの牧野光子さんが講師を務め、社会人に求められる身だしなみや、名刺交換の方法などを解説した。電話対応では、2人一組で実践的な練習も行い、言葉遣いや発声を確認した。牧野さんはハキハキとゆっくり話すことなど具体的なアドバイスを送った。 産業用ロボットシステムのヤナギハラメカックス(吉田町)の望月彩矢さん(18)は「初めてのマナー研修だったので良い経験になった」と話した。
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島田茶の繁栄願い、生産者ら献茶 大井神社で式典
島田市茶業振興協会は11日、本年度の献茶式を同市の大井神社で行った。市茶手揉(もみ)保存会員や生産者らが出席した。 同保存会島田支部の荒井昌彦支部長が、前日に摘採し手もみした同市初倉産の新茶を祭壇にささげた。出席者は順番に玉串をささげて、拝礼した。染谷絹代市長は「島田茶は日本一の品質だと誇りをもって茶生産に臨んでほしい」とあいさつした。 献茶後、新型コロナウイルス禍の影響で中止が続いていた茶祈願祭が5年ぶりに開催された。JR島田駅北口の茶祖栄西禅師像に島田茶の繁栄を祈った。
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白くかれんなドウダンツツジが見頃 島田・千葉山の「どうだん原」
島田市の千葉山ハイキングコース沿いにある「どうだん原」でドウダンツツジが見頃を迎えている。白くかれんな花がハイキング客を楽しませている。 同市千葉の「スカイペンションどうだん」から15分ほど下った場所に約8千本が群生している。スズランに似た小さな釣り鐘状の花が一帯に広がる。12日時点で約七分咲き。この日は天気にも恵まれ、ハイキング客が風に揺れる花や鳥のさえずり、展望台からの景色を堪能した。 同ペンションによると、今年の開花は例年並みで、来週末ごろまで見頃が続く見通し。秋には紅葉も楽しめるという。
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一斉美化活動前に側溝など川ざらい 島田市職員
島田市は12日、市内一斉河川美化活動(13、14日)を前に、市役所周辺の側溝や水路で川ざらいを行った。 雨期の洪水防止や環境保全、市民の関心を高めることが目的。職員44人がスコップで水路の泥を取り除いたり、側溝のふたを取り外してごみを丁寧にかき出したりした。
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どぶろく「地域発展へ活用」 島田市「特区」認定 製造予定の片岡さん 自家生産米使用、自店舗で提供
国の構造改革特別区域として、自家生産米使用などを条件にどぶろく製造の免許取得要件を緩和する「どぶろく特区」に島田市が3月に認定されたことを受け、製造予定の中屋酒店(横岡新田)の片岡博さん(56)が11日、市役所を訪れ、染谷絹代市長に意気込みを伝えた。 酒店の一角で酒場を営む片岡さんは米も栽培していて、昨年6月に特区申請を市に提案していた。酒類製造免許を取得して製造機材などを整備した後、どぶろくの生産を開始する予定。店での提供を想定している。片岡さんは「耕作放棄地も増えている。地域の発展につなげていきたい」と抱負を語った。染谷市長は「地元農産物の広がりに期待している」と激励した。 特区に認定さ
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静岡茶市場、12日初取引 「日本一の茶どころ」からシーズン到来告げる
2024年の新茶シーズンの幕開けを告げる静岡茶市場(静岡市葵区)の新茶初取引が12日朝、行われる。午前6時半からの式典には県内の製茶問屋、生産者、行政関係者らが一堂に会し、活発な取引と県内茶業の発展を願う。 12日の初取引は、1956年の市場開設以来最も早い。4月下旬には各産地の新茶が出そろい、八十八夜(5月1日)に向けて取引に熱が帯びる。 つゆひかり、新芽キラリ 静岡県内有数の早場所産地、島田市初倉。冨永充彦さん(64)の茶園では4日、前日からの雨が上がり、力強く顔を出したつゆひかりの新芽が一面をもえぎ色に染めていた。管理の行き届いた端正な茶園は、周囲の生産者や農協職員から一目を置かれ
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新茶初取引 島田・金谷19日、川根23日
島田、金谷、川根各地域の2024年度新茶初取引の日程が11日までに決まった。島田、金谷両地域は19日、川根地域は23日に行う。 島田地域は、JA大井川島田支店(島田市中河町)、金谷地域はJA五和支店(同市島)、川根地域は農林業センター(川根本町地名)で開く。いずれも午前7時に式典を行い、その後、初取引を行う。 初取引日は昨年に比べて島田、金谷地域は4日、川根両地域は5日遅い。
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別所さん、岸本さん…首都圏で活躍の島田出身者紹介 市役所でパネル展
島田市役所1階ロビーで19日まで、首都圏で活躍する島田市出身者を紹介するパネル展が開かれている。土、日曜は閉庁。 都内で開催している「首都圏しまだ交流会」などに参加した同市出身の俳優やアーティスト、アスリートら15人を取り上げた。「島田市ふるさと大使」で俳優の別所哲也さんをはじめ、俳優の岸本加世子さん、5月に地元で独演会を控える落語家の三遊亭遊喜さんらを紹介した。 プロモデラーのメアさんが製作した市緑茶化計画のメインビジュアルを使った機動戦士ガンダムのプラモデル、漫画家丸山恭右さんの作品なども展示している。
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日本人形を供養 島田・大井神社で焼納祭
島田市大井町の大井神社で8日、日本人形を供養する焼納祭が行われた。ひな人形や五月人形、市松人形など1000体以上をたき上げた。 境内に積まれた人形を前に神職が祝詞を上げ、出席者が玉串をささげた。専用の焼炉で人形に火を付け、参列者が見守った。 同神社によると、焼納祭に合わせ、近隣市町から毎年3000~5000体の人形が納められるという。
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茶況(4月10日)茶園10カ所調査 1週間遅い生育 島田・川根地区
島田市川根町身成のJA川根センターはこのほど、川根地区の生育状況を調査した。3月に気温が低い日が続いたため、去年より1週間ほど遅れているが、おおよそ例年並みという。 JA職員ら3人が島田市川根町の茶園10カ所を回った。20センチ四方の枠を使い、萌芽(ほうが)した芽の数などを調べた。同センターの横道将営農経済主任は「摘採は4月末ごろから始まりそう。ゴールデンウイークに最盛期を迎えられれば」と話した。 (島田支局・白鳥壱暉)
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多彩な曲目で聴衆魅了 島田交響吹奏楽団が定演
島田交響吹奏楽団は7日、第55回定期演奏会を島田市のプラザおおるりで開いた。団員ら約40人が迫力ある音色をホールに響かせ、多彩な楽曲で観客を楽しませた。 プログラムはクラシック&オリジナルとポップスの2部構成。新型コロナ5類移行後初めて通常開催に戻った。55回目の区切りの定期演奏会に合わせ、第1部では生誕150年のホルスト、没後100年のフォーレやプッチーニの曲を取り上げた。第2部では映画「男はつらいよ」や「魔女の宅急便」、ゲーム「モンスターハンター」などにちなんだ曲を披露した。 会場ではメンバーや楽器、1年間の活動を紹介する展示も行った。
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静岡県内で大雨 天城山146ミリ 国道473号で崩土、通行止め
前線を伴った低気圧が東海地方の南を進んだ影響で静岡県内は9日、暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定になって激しい雨が降った所があった。 気象庁の観測によると、8日午前7時の降り始めから9日午前9時までの総雨量は伊豆市天城山で146ミリ、浜松市天竜区春野で118・5ミリ、藤枝市高根山で116ミリなどだった。9日昼前までは大雨や土砂災害、低い土地の浸水、突風などへの注意が必要となる。 島田市川根町抜里の国道473号では崩土が発生し、通行止めになった。
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島田第一小で統合式、市内最大の児童数に 旧5校出身児童ら門出祝う
島田市の伊太、相賀、神座、伊久美の北部4小学校と島田第一小の統合式が8日、島田第一小で開かれた。新たに完成した体育館で2~6年生が学校の門出を祝った。 山中史章教育長が旧5校出身の6年生5人に新校旗を手渡し、「今日は特別な日。五つの学校が統合したことが分かる校旗の下、楽しい学校生活を送ってほしい」とあいさつした。島田第一小出身の6年中野友斗君(11)は「にぎやかになりそうでとても楽しみ。早くみんなと仲良くなりたい」と笑顔を見せた。 旧5校の児童から文言やイメージを募り、策定委員会が新しく3番を作り替えた校歌も披露された。 児童数の増加に対応した新校舎は昨年11月末に完成した。鉄筋コンク
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島田「プラザおおるり」改修完了 貸室増、市民交流スペース新設
島田市のプラザおおるりの改修工事がこのほど完了し、本館の貸室が17部屋から22部屋に増加した。東館1階には約280平方メートルの市民交流スペースを新たに設け、グループ学習や休憩などさまざまな目的での利用を促す。 交流スペースには椅子や机を設置した。床をカーペットタイプに変更し、フリーWi―Fiも導入した。名誉市民で文化人として活動した故清水真一氏(1889~1986年)のコーナーも設けた。 本館にはスポーツミラーを設置した体育室や会議室、コーラスの練習などに使用できる防音機能を備えた練習室を整備した。市役所新庁舎に役所機能を集約したことでできた空きスペースを活用した。
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【情報市場】「新茶フェア」
ふじのくに茶の都ミュージアムで4月27日から5月11日まで「新茶フェア」を開催します。毎年人気の茶摘み体験や「新茶まるごと啜り茶教室」など、この時期ならではのイベントが盛りだくさん。子どもから大人まで楽しめます。イベントごとに開催日時、料金、事前予約の有無が異なりますので、詳細はミュージアムの公式ホームページをご覧ください。 ▽所在地 島田市金谷富士見町3053の2 ▽観覧料 一般300円、学生・70歳以上・障害者手帳をお持ちの方は無料(要証明) ▽開館時間 午前9時~午後5時(最終入館午後4時半) ▽休館日 火曜日(4月30日、5月7日は休館)
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通学時間、科目選択は自由 フレックス制高校「ふじのくに国際」島田に開校、初の入学式
通学時間帯や科目選択の自由度が高いフレックスハイスクール「静岡県立ふじのくに国際高」の開校・入学式が5日、島田市金谷根岸町の同校で開かれた。志太榛原、小笠地区などから92人が入学し、新たな一歩を踏み出した。 池上重弘県教育長が開校あいさつで「自分の時間を有効に活用して興味のあることに積極的にチャレンジして」と述べた。眺野大輔校長は、同高が教育の軸と位置付ける総合的な探究の時間「クロスボーダー(越境)」を紹介。「教科や常識の枠を超え、自分の可能性を切り開いてほしい」とエールを送った。 海外への進学を視野に入れ、独自の英語学習の時間をつくりやすい点に魅力を感じて入学したという袴田英昌さん(1
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記者コラム「清流」 地紅茶と志戸呂焼
ウイスキー用のたる材をチップにし、茶葉を燻(いぶ)した紅茶を島田市金谷地区伝統の「志戸呂焼」の専用ティーカップで味わう。「第1回島田地紅茶フェスティバル」が開かれ、想定を大きく上回る1800人が来場した。 茶価低迷や減産が止まらない中、国産の和紅茶(地紅茶)に対する消費者の関心の高さは大きな可能性を秘めている。若者や家族連れの来場者が多かったことにも注目したい。 主催者に成功の秘訣(ひけつ)を尋ねたところ「紙コップではなく、志戸呂焼で提供したこと」との答えが返ってきた。格段に味わい深くなるという。地元伝統の焼き物の活躍に思わず胸が熱くなった。市内では来年秋に「第23回全国地紅茶サミット」
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島田掛川信金が支店再編
島田掛川信用金庫は5日、1支店を統廃合し、2支店を複数店舗が同じ建物内で営業する店舗内店舗として移転させる再編計画を発表した。人材を課題解決支援やコンサルティングなどの部門に集中させることでサービスの向上を図る。 統廃合は、藤枝市の駅南地区にある大洲支店を藤枝南支店に統合する内容で、10月15日を予定している。移転関連は、11月5日に掛川市の駅南支店が本店営業部の店舗内店舗になる。同18日には島田市の島田西支店が島田本店営業部の建物内に移転する。 統廃合に伴い、同信金の店舗は48店舗になる。
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【春の交通安全運動】 島田で運転手に注意喚起
島田署や島田市、交通安全協会島田地区支部などは同市の若松町交差点などで街頭広報を実施した。 ドライバーの運転マナー向上や事故防止を目的に行われた。参加した57人が「交通安全運動実施中」「慣れた道でも安全運転」などと書かれたのぼり旗を掲げ、ドライバーに注意喚起した。また、通勤通学中の自転車や歩行者にも事故防止を呼びかけた。
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支店再編を発表 島田掛川信金
島田掛川信用金庫は5日、1支店を統廃合し、2支店を複数店舗が同じ建物内で営業する店舗内店舗として移転させる再編計画を発表した。人材を課題解決支援やコンサルティングなどの部門に集中させることでサービスの向上を図る。 統廃合は、藤枝市の駅南地区にある大洲支店を藤枝南支店に統合する内容で、10月15日を予定している。移転関連は、11月5日に掛川市の駅南支店が本店営業部の店舗内店舗になる。同18日には島田市の島田西支店が島田本店営業部の建物内に移転する。 統廃合に伴い、同信金の店舗は48店舗になる。
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島田・伊太和里の湯 大井川鉄道と西東石油の指定管理に 食事メニューも刷新
島田市伊太の田代の郷温泉「伊太和里の湯」は4日、西東石油と大井川鉄道で構成する共同事業体「田代の郷共同運営コンソーシアム」を指定管理者とする営業を開始した。 オープニングイベントで西東石油の西村康正社長が「市民に喜んでもらえる施設を目指す」とあいさつし、大鉄の鈴木肇社長は「地元に根ざした企業として地域の役に立ちたい」と述べた。長唄三味線と日本舞踊の披露もあった。 同温泉は地元利用が中心の日帰り温浴施設。大鉄が指定管理する川根温泉ホテルやグループ企業の飲食サービスのノウハウを生かし、食事どころ「くつろぎ」で新メニューを提供する。田代の郷温泉、川根温泉ホテル、川根温泉ふれあいの泉の3施設共通
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島田市、40歳以上の補聴器購入に補助
島田市は本年度、軽度・中度難聴者の認知症予防に向け、高齢者等補聴器購入助成事業を開始した。対象は①市内在住の40歳以上②聴覚障害による障害者手帳の交付対象外③市民税が非課税④両耳の聴力レベルが30デシベル以上で医師から補聴器使用の必要性が認められている―などの条件にいずれも該当する人。対象経費は補聴器本体の購入にかかる費用で、助成率は対象費用の2分の1以内(上限5万円)。 医師の証明を記載した交付申請書と購入予定の販売店の見積書を長寿介護課へ提出する。助成券発行から1年後に使用状況などのアンケートを実施する。問い合わせは同課<電0547(34)3293>へ。
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県優勝、全国ベスト16報告 島田一・二中野球部 「良い経験に」
静岡県中学選抜野球大会で初優勝し、全日本少年春季軟式野球大会でベスト16入りを果たした島田第一・第二中の合同野球部が2日、島田市役所を訪れ、染谷絹代市長に喜びを語った。 2月から3月にかけて行われた県中学選抜野球大会で、大会4連覇中の東海大翔洋中をサヨナラ勝ちで下した。3月の全日本少年春季軟式野球大会では、初出場で3回戦に進出する躍進を見せた。 島田第一中3年の木下優星主将は「良い経験ができた。夏も全国大会に出場できるように頑張りたい」と意気込んだ。染谷市長は「市民に感動と勇気を与えてくれた」と感謝した。 (島田支局・白鳥壱暉)
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茶況(4月2日)3月低温続き生育に遅れ 島田で調査
新茶シーズンを前に、JA大井川島田営農経済センターや同初倉営農経済センターなどはこのほど、島田市内の茶園で生育調査を実施した。3月に気温が低い日が続いたため、去年より4日ほど生育が遅れているという。 両センターの職員ら約10人が初倉地区と湯日地区の茶園計20カ所を回った。20センチ四方の枠を使い、萌芽している数などを調べたほか、病害虫発生状況を確認した。 (島田支局・白鳥壱暉)
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島田・川根の「桜トンネル」ほぼ満開 7日まで「まつり」
島田市観光協会主催の「かわね桜まつり」が7日まで、同市川根町家山地区などで開かれている。周辺のソメイヨシノが見頃を迎え、花見客でにぎわっている。 2日時点で道路両脇に桜が並ぶ「桜トンネル」はほぼ満開で、「緑地公園」は五~六分咲き。花見客はカメラやスマートフォンで撮影したり、散策を楽しんだりしている。大井川鉄道の蒸気機関車(SL)と桜の共演を撮影する人の姿も見られた。 期間中は出店もあり、川根茶の試飲や販売などが行われている。景品が当たるデジタルスタンプラリーも開催している。
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島田事件 赤堀さん 名古屋市内で納骨 5月、静岡でしのぶ会
島田市で幼女が連れ去られ殺害された「島田事件」で死刑が確定後、1989年に再審無罪となり、今年2月に94歳で亡くなった赤堀政夫さんの四十九日の法要と納骨式が2日、名古屋市の寺で営まれ、晩年に寄り添った関係者10人が参列した。赤堀さんを支援してきた市民団体「島田事件対策協議会」は、しのぶ会を5月18日に静岡市で開く。 赤堀さんは再審無罪で自由の身となり、名古屋市で長く暮らした。遺骨は、赤堀さんの生活を支えた大野萌子さん=2013年死去=の眠る墓に納められた。 参列者は赤堀さんとの思い出を懐かしんだ。趣味のカラオケや通院に付き添ってきた水野幸治さん(81)=名古屋市=は「マイクを握ったら離さ
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「持続可能な鉄道重要」 大鉄復旧で島田市長 静岡県の財政支援に言及
島田市の染谷絹代市長は2日の定例記者会見で、2022年9月の台風15号で被災し一部区間で運休が続く大井川鉄道(同市)について、静岡県による財政支援の必要性に言及した。 3月末に県庁で開かれた大鉄のあり方検討会では、早期の運行再開を目指す方針で一致したが、運行再開に必要な費用約22億円のうち、大鉄が負担する8・4億円以上の財源をどう確保するかが今後の課題になっている。染谷市長は「川根本町と島田市だけでどれだけの支援ができるか。県が大鉄にコミットできるかだ」と述べた。その上で、「災害復旧だけで終わらせてはいけない。持続可能な鉄道であることが重要」と指摘した。市として市施設の指定管理やコミュニテ
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災害時の行政広報「紙媒体不可欠」 石川・穴水町派遣の島田市職員が初動調査 停電、スマホ基地局使えず
全国広報コンクールで内閣総理大臣賞などの受賞歴がある島田市の「広報しまだ」を手がける同市広報プロモーション課参事の鈴木克典さん(52)が2月末から3月初旬、能登半島地震の職員応援派遣で石川県穴水町に滞在し、災害広報の初動対応について同町広報担当職員に聞き取り調査を行った。被災地では停電したり、電波が不安定になったりしてスマートフォンが使えない状況があったといい、「災害広報は紙媒体が不可欠」と教訓を指摘。災害対策としても自治体の広報スキル向上の必要性を呼びかけている。 聞き取りは静岡県の対口支援先の穴水町に島田市が2月27日~3月2日に派遣したトイレトラック業務の合間に行い、後日電話やメール
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茶畑に輝く一本桜 島田「牛代の水目桜」満開【動画あり】
島田市川根町家山の一本桜「牛代(うしんしろ)の水目桜(みずめざくら)」が満開となり、山あいの茶畑の中で風に揺れる薄紅色の花が訪れた人や写真愛好家を魅了している。 牛代の水目桜は樹高約20㍍、幹回り約4・2㍍。推定樹齢300年を超えるエドヒガンで、市の天然記念物に指定されている。 1日朝は山から顔を出した太陽の日差しが降り注ぎ、スポットライトのように桜を浮かび上がらせた。管理する山下潔さん(72)によると、あと1週間ほど楽しめそうという。 (写真部・小糸恵介)
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がんばれ新社会人! 中部各市町で辞令交付
静岡県中部の各市町で1日、新規採用職員への辞令交付式が行われた。真新しいスーツに身を包んだ職員は緊張した面持ちで辞令書を受け取り、公務員としての決意を新たにした。 静岡市203人「誠実かつ公正に」 静岡市は1日、新規採用職員の辞令交付式を市役所静岡庁舎で開いた。2024年度の採用数は203人(消防、病院、教育職を除く)。 新規採用職員を代表し、建設政策課の青島英里さん(22)が難波喬司市長から辞令を受け取った。教職員課の鈴木香穂さん(22)、市民税課の山内文斗さん(22)が「全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行することを固く誓います」と宣誓した。 難波市長は「小さな成功体験を重ね
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こども家庭センター 市役所などに開設 島田市
島田市は1日、妊産婦や子ども、子育て世帯への相談支援を一体的に行う「こども家庭センター」を市役所と市保健福祉センターに開設した。 子育てや児童虐待に関する相談、発達支援、母子保健などを担当する。児童手当や児童扶養手当、こども医療費助成などの業務も担う。子育て応援課に母子保健と児童福祉に精通した保健師を統括支援員として新たに配置する。 開設に合わせ、市役所1階に看板などを設置した。改正児童福祉法で2024年度から、同センターの設置が自治体に努力義務化されるのに対応した。
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マルチコピー機で公的証明書を交付 島田市役所で運用開始
島田市は1日、公的証明書交付用マルチコピー機(キオスク端末)の運用を市役所1階ロビーで開始した。マイナンバーカードを利用した端末での証明書の交付増加につなげ、窓口の混雑緩和や市民の利便性向上を目指す。 マルチコピー機は住民票の写しや印鑑登録証明書、戸籍証明書などが発行できる。マイナンバーカードが必要で、窓口より100円安い。コピーサービスも利用できる。書類の記入などは不要で、支払いは現金のみ。運用初日はセレモニーを行い、染谷絹代市長が住民票の写しを発行した。 同市は窓口の混雑緩和のため、2017年1月からコンビニに設置した端末での証明書交付事業を開始しているが、2月末時点のコンビニでの交付率
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バレーボールで児童交流 島田、宿泊キャンプ
児童が衣食住を共にし交流を深める「ムードメーカーキッズキャンプ」が1日、島田市川根町の山村都市交流センターささまなどで始まった。全国の児童44人が参加し、同センターに宿泊しながら3日間、スポーツや料理体験を楽しむ。 東京オリンピックなどでもMCを務めたスポーツDJのケチャップさんが、子どもが自己表現しチャレンジできる場を作ろうと企画した。初日は東京グレートベアーズ(バレーボールVリーグ)の柳田将洋選手によるバレーボール教室が同市の川根小で開かれた。参加した中央小(吉田町)5年の青司芽愛さん(11)は「柳田選手に会いたかったのでうれしい。初めて会う友達と遊べて楽しかった」と笑った。
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自転車上手に乗れるかな 島田で教室、「レバンテフジ」選手と交流
大井川流域サイクルツーリズム協議会は31日、子ども向け自転車教室「ウィーラースクール」を島田市の蓬莱橋イベント広場で開いた。市内外の小学生ら約50人が参加し、楽しみながら正しい自転車の乗り方を学んだ。 自転車競技の本場ベルギーの指導法を取り入れながら普及を図る「ウィーラースクールジャパン」(京都府)のメンバーが指導した。参加者はゲームでブレーキの練習をしたり、一本橋やスラロームでハンドル操作技術を磨いたりした。正しいヘルメットのかぶり方をはじめ、乗る前にブレーキの効き具合やタイヤの空気を確認することも教わった。 富士市のプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」の鈴木史竜、夏目天斗の両選
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自転車楽しく乗ろう 島田で教室 レバンテフジ選手も参加
大井川流域サイクルツーリズム協議会は31日、子ども向け自転車教室「ウィーラースクール」を島田市の蓬莱橋イベント広場で開いた。市内外の小学生ら約50人が参加し、楽しみながら正しい自転車の乗り方を学んだ。 自転車競技の本場ベルギーの指導法を取り入れながら普及を図る「ウィーラースクールジャパン」(京都府)のメンバーが指導した。参加者はゲームでブレーキの練習をしたり、一本橋やスラロームでハンドル操作技術を磨いたりした。正しいヘルメットのかぶり方をはじめ、乗る前にブレーキの効き具合やタイヤの空気を確認することも教わった。富士市のプロサイクリングチーム「レバンテフジ静岡」の鈴木史竜、夏目天斗の両選手も参
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島田市HPから不要品一括査定 リユース促進へ事業者と協定
島田市はこのほど、ネット上でリユース事業を展開するマーケットエンタープライズ(東京都)と連携協定を締結した。市ホームページに同社が運営するリユースサイト「おいくら」のリンクを掲載し、サイト経由で不要品の一括査定が依頼できる。 利用者は査定したい不要品のカテゴリを選んで必要な情報を入力すると、複数のリユースショップが買い取り査定を行い、自分に合った条件で売却できる。市や市民に費用負担はなく、自宅出張も可能という。 市ホームページの検索画面に「粗大ごみ」と入力すると、関連ページにアクセスできる。市環境課の担当者は「粗大ごみの戸別収集ではまだ使えそうなものが捨てられるケースがあった。廃棄物の削減に
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島田「人を大切にする企業」 ナカダ産業が大賞
「島田市人を大切にする経営大賞」の表彰式が28日、同市地域交流センター歩歩路で開かれた。ネット製造のナカダ産業(金谷東2丁目)が大賞に輝いた。 人材不足の解消と企業のイメージアップにつなげようと、市や市商工会などでつくる市中小企業支援協議会が初めて開催した。 ナカダ産業は、業績に応じた報奨金制度や生活補助を実施するなど、やりがいをもって長く働ける制度が評価された。染谷絹代市長がナカダ産業の簔川和道会長に表彰を手渡した。簔川会長は「長く頑張ってきたことを評価してもらえた」と喜びを語った。 特別賞にはティーバッグ加工のキムラ加工(金谷富士見町)と配管設計・施工の関本管工(船木)が選ばれた。
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島田掛川信金 50万円を寄付 静岡県環境資源協会に
島田掛川信用金庫は27日、県環境資源協会に50万円を寄付した。島田市の同信金島田本部で開いた贈呈式で千葉靖史理事長が平井一之会長に目録を手渡した。 浄財は同信金が昨年7月から2月末まで販売したSDGs定期預金の契約総額の0・01%(上限50万円)を充てた。寄付金は同信金が拠出した。当初の募集総額50億円を大きく上回る77億円が集まった。 千葉理事長は「多くの方に理念に共感していただいた。思いのこもった寄付を役立ててほしい」と述べ、平井会長は「環境人材教育などに充てたい」と謝意を示した。
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技術伝承や職場環境など 研究成果を発表 島田のビジネススクール「嶋田塾」
島田市が市内の経営者や起業を目指す人などを対象に開くビジネススクール「嶋田塾」の研究成果発表会が28日、同市地域交流センター歩歩路で行われた。 塾生8人が昨年7月から取り組んできた研究について紹介。人手不足の解消法や効率的な技術伝承、経営者と従業員の隔たりなどさまざまなテーマで発表が行われ、宮地優子さん(塚本製作所)と田中秀宣さん(本橋テープ)の2人が最優秀賞に選ばれた。宮地さんは、質問や相談がしづらい職場環境が原因の一つだと指摘。お茶会やミーティングなど積極的に開催し風通しを良くする必要性を訴えた。 卒塾式も行われ、染谷絹代市長が塾生8人に修了証書を授与した。
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島田掛川信金 50万円寄付 県環境資源協会に
島田掛川信用金庫は27日、県環境資源協会に50万円を寄付した。島田市の同信金島田本部で開いた贈呈式で千葉靖史理事長が平井一之会長に目録を手渡した。 浄財は同信金が昨年7月から2月末まで販売したSDGs定期預金の契約総額の0・01%(上限50万円)を充てた。寄付金は同信金が拠出した。当初の募集総額50億円を大きく上回る77億円が集まった。 千葉理事長は「多くの方に理念に共感していただいた。思いのこもった寄付を役立ててほしい」と述べ、平井会長は「環境人材教育などに充てたい」と謝意を示した。
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当初予算案など27件を可決、同意 島田市議会が閉会
島田市議会2月定例会は27日、最終本会議を開き、417億円の2024年度一般会計当初予算案や議員発議による市議会委員会条例の改正案など27件を原案通り可決、同意するなどして閉会した。 改正案は常任委員および議会運営委員の任期を1年から2年に変更する。施行日は4月1日。
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交通安全功労者 1団体5個人表彰 島田市
島田市は25日、2023年度交通安全表彰式を市役所で開いた。地域の交通安全に長年貢献した1団体と5個人を表彰した。 児童の登下校の見守りを続けてきた伊藤隆敏さん(79)=神座=と岡村一代さん(73)=野田=、祐宗正好さん(85)=新町通=、高森孝子さん(76)=伊太=、森川とみこさん(79)=御請=の5人と、社内の交通安全研修や地域への啓発活動などに貢献した山岸運送=大柳=が受賞した。染谷絹代市長がそれぞれに表彰状を手渡し、長年の活動に感謝した。
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「LINEクーポン事業」最優秀 島田市、職員の提案を表彰
島田市は26日、市民サービスの向上や業務改善につながった職員の提案を表彰した。本年度は市のLINE(ライン)公式アカウントを活用した割引クーポンに、買い物券が当たる抽選を導入した商工課の事業が最優秀賞に選ばれた。 同事業は2022年11、12の両月に実施した。LINEの登録者数が千人増えるごとに実施するアンケートに答えると、抽選に参加でき、当選すると買い物券をもらえる。同期間で登録者数が約1万5千人増えたほか、約1千万円分の買い物券が発行され、大きな経済効果を生んだ。 このほか、議案など議会資料のペーパーレス化の推進や、広報のチラシにフリー素材の漫画を使用する事業などが入賞した。
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自然の中で「ととのう」 テントサウナ、浜松・天竜区で人気 “熱波師”登場、楽しさ満載【しずおかアウトドアファン】
ここ数年、人気が高まっているサウナ。浴場や専門の施設だけでなく、屋外での入り方も広まり、愛好者の裾野拡大に一役買っている。今回特集するのは、自然の中で楽しむテントサウナ。極上の「ととのう」体験とはいかに―。 (生活報道部・草茅出) 「サウナに入り熱くなった状態で冷たい川に入ると、体がぎゅっと引き締まるようで気持ちいい。定期的に通っています」。浜松市天竜区の山あいを流れる阿多古川のそばにある「サウナ天竜」を訪れた磐田市の八木雅子さん(40)は笑顔を見せた。 サウナ天竜は、バーベキューなどを楽しめる観光駐車場「TAKI駐車場」(天竜区上野)の一角にテントサウナを4基設置している。まきス
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茶況(3月26日)ブランド緑茶使用のクラフトビール開発 島田で試飲会
島田市伊久美のクラフトビール醸造・販売所「193バレーブリューイング」は緑茶を使ったクラフトビールを開発し、このほど同市の商業施設「KADODE OOIGAWA」で試飲イベントを開いた。 KADODEが展開するブランド緑茶「MANDARA GREEN TEA」の浅蒸しの茶葉を使用した。春を感じられる茶葉の爽やかな香りが特徴。ラベルには、大井川鉄道や蓬莱(ほうらい)橋など同市をイメージしたイラストが描かれている。試飲した来場者からは「おいしい」「趣向がこらされていて面白い」といった声があがった。 KADODEのマルシェで販売中。税込み880円。 (島田支局・白鳥壱暉)
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【静岡県内公示地価・中部】経済正常化、二極化が加速 静岡市葵区 西草深町引き合い強く/焼津市祢宜島 子育て世代関心
国土交通省が26日発表した静岡県内公示地価(1月1日時点)は、社会経済活動の正常化により商業地が4年ぶりの上昇に転じるなど、利便性の高い地域で堅調な伸びを示した。沿岸部も下落幅が若干縮小したものの、需要が高まる内陸部との二極化傾向は続く。各地の需給や取引状況を不動産関係者に聞いた。 (価格は1平方メートル当たり) 静岡市葵、駿河区 住宅地は葵区0・8%、駿河区0・6%といずれも上昇した。中心市街地は需要が高く、土地の動きが活発化している。 駅から徒歩圏内のエリアは引き合いが強く、葵区春日町で23万円、西草深町で38万円、駒形通で24万円など。中古の一戸建てやマンションも人気で、
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大井川鉄道の在り方検討会 早期運行再開で一致 8.4億円の財源確保焦点
2022年9月の台風15号で被災し一部区間で運休が続く大井川鉄道(島田市)の在り方検討会が26日、県庁で開かれ、早期の運行再開を目指す方針で一致した。運行再開に必要な費用約22億円のうち、大鉄の負担額は8・4億円以上になる見込みで、財源をどう確保するかが今後の焦点となる。具体的な再開時期は明示しなかった。 検討会は国や県、大鉄のほか、沿線の静岡市、島田市、川根本町などで構成。新型コロナウイルスや自然災害の影響で厳しい経営環境が続く中、観光資源としての重要性や地元の要望などを踏まえ、24年度も全線復旧に向けた検討を継続していく。資金調達の手段としてクラウドファンディング(CF)や企業版ふるさ
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災害廃棄物処理 島田市と協定 県産廃協会支部
島田市はこのほど、災害廃棄物処理等の協力に関する協定を県産業廃棄物協会志太榛原支部と結んだ。 地震や水害など市内で自然災害が発生した際、災害廃棄物の収集や運搬、処分、仮置き場の運営などで、会員企業の協力を仰ぐ。地元の廃棄物処理業者と連携し、災害時の円滑な災害廃棄物処理を目指す。 市役所での締結式で染谷絹代市長と寺井敬雄支部長が協定書に署名した。染谷市長は「災害時は想定を超える廃棄物が発生する。地元業者の協力は心強い」と述べ、寺井支部長は「一昨年の台風15号ではわれわれも経験を積んだ。しっかり協力したい」と応えた。
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「手書き」看板認められた 御前崎の松井さん 技能グランプリ金賞
2月下旬に北九州市で開催された第32回技能グランプリ(厚生労働省など主催)のペイント仕上げ広告美術職種で島田市の看板会社「アートスタジオ ヤマ」の松井勝彦さん(58)=御前崎市=が金賞の厚生労働大臣賞に輝いた。松井さんは「手書きの力が認められてうれしい」と喜びを語った。 大会では持続可能な開発目標(SDGs)をテーマに、水彩絵の具や筆などを使って2日間計10時間以内で縦1メートル30センチ、横1メートル80センチの紙に作品を描いた。目の錯覚を利用した作品を手がける選手ら3人が出場する中、松井さんは気候変動対策を題材に取り上げた。レタリング技術やレイアウト、テーマの分かりやすさなどが評価さ
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伸びやかな歌声響く 静岡ゆかりの音楽家コンサート 静岡市葵区
静岡市葵区の静岡県教育会館は25日、地元住民や会館内で働く職員に質の高い音楽を提供しようと、静岡ゆかりの音楽家による声楽とピアノのアンサンブルコンサートを同会館で開いた。昨年11月に続いて2回目。 島田市出身のソプラノ歌手松下美有紀さん(36)と吉田町出身のピアニスト久米涼子さん(36)が出演し、春を感じさせるクラシックや童謡など8曲を披露した。「春の小川」や「朧月夜(おぼろづきよ)」を盛り込んだ童謡メドレーでは、伸びのある美しい歌声に約30人の観客から大きな拍手が送られた。 29日には学校支援の一環として、同会館で清水南高芸術科音楽専攻の生徒による楽器と声楽のコンサートが開かれる。
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高知競馬で落馬 島田出身の塚本騎手死亡
高知県競馬組合(高知市)は、24日に実施された高知競馬の第10レースで落馬した塚本雄大騎手(25)が同日死亡したと25日に発表した。 塚本騎手はコスモシーウルフに騎乗していたが馬がつまずいたことでバランスを崩し、落馬したとみられる。組合によると他の馬との接触はなかった。24日に高知市内の病院に搬送されたが、同日死亡した。 塚本騎手は島田市出身。初騎乗は2016年4月で、地方競馬で318勝を挙げていた。
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“愛するあなたへの悪口”優秀作表彰 島田
全国から“愛のある悪口”を募る「第20回愛するあなたへの悪口コンテスト」(実行委主催)の表彰式が24日、島田市地域交流センター歩歩路で開かれた。 審査委員長を務めた直木賞作家の村松友ミさんが受賞者に賞状と記念品を手渡した。村松さんは「解読のしがいがある余韻の深い作品が増えた」と応募作品の様相の変化を喜んだ。入賞した渡辺美保子さん(65)は「夫のつぶやきを作品にした。半分は夫のおかげ」とあいさつした。島田朗読の会による入賞作品の読み上げもあった。 コンテストには海外・全国から3950作品の応募があった。 ※村松友ミさんのミは示ヘンに見
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島田の“力”を結集 SDGsトイレ紙 推進連携協定で官民5者作製
持続可能な開発目標(SDGs)の推進に関する包括連携協定を締結した島田市など官民5者はこのほど、活動報告会を同市役所で開いた。SDGs推進に向け、地元事業所などの協力で作製したトイレットペーパーをお披露目した。 トイレットペーパーは昨年3月の協定締結後、5者の担当者による会議を通じて製作が決まった。リサイクルを題材に、受け取り側に喜ばれる製品として啓発に生かす。ラベルには蒸気機関車(SL)や島田大祭・帯まつり、蓬莱橋などが描かれ、リサイクルやゴミ減量などを推進する文言も付けた。ロールの製造は特種東海エコロジーが担った。デザインは就労継続支援B型事業所こむぎが担当し、就労継続支援B型事業所う
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出来たてビールはいかが? 島田の醸造所に車中泊駐車区画 4月まで
島田市伊久美のクラフトビール醸造・販売所「193バレーブリューイング」は敷地内に車中泊用の駐車区画を設け、キャンピングカー利用者らを出迎えている。出来たてのクラフトビールを山あいの醸造所で飲んで過ごせる機会を増やそうと整備した。4月末まで試験運用を実施している。 キャンピングカー10台分の区画をロープで区切り、建物近くに流し台も設置した。たるの生ビールも提供できる。23日は全国からキャンピングカー10台が集い、15人ほどが生ビールを味わった。同市の会社員久保池崇さん(52)は「イベントだと車で来るので飲みたくても飲めないことも多かった。ゆっくりビールを楽しめるのは大きな魅力」と話した。
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川根路、452人駆け抜ける 島田で走ろう会
島田市川根地区の市民マラソン大会「第37回川根桜まつり走ろう会」が24日、市川根文化センターを発着点に開かれた。市内外から集まった452人が汗を流した。 3キロ、5キロ、10キロ、ファミリーの部(2.4キロ)の4部門が実施された。桜はまだつぼみだったが、参加者は野守の池など豊かな自然を目で楽しみながら川根路を駆け抜けた。 各部門の優勝者は次の通り。 【3キロ】小学生男子 藤田健希▽同女子 鈴木伶華▽中学生・一般男子 勝呂颯太▽同女子 鈴木愛理 【5キロ】中学生男子 長島駆流▽一般男子 両角隼葵▽中学生・一般女子 増田吏峯 【10キロ】一般男子39歳以下 三浦拓也▽同40歳以上 川島直輝▽
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静岡県民の善意4団体に 愛の都市訪問、贈呈式
静岡新聞・静岡放送文化福祉事業団と静岡新聞社・静岡放送は23日、「第61回愛の都市訪問」の贈呈式を静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館で開いた。県内の4福祉団体・施設に、県民からの寄付金で購入した車両や資機材を贈った。 静岡新聞社の横山秀雄取締役が各団体・施設の代表者に目録を手渡し、「未就学児から高齢者まで幅広く善意を寄せていただいた。皆さまの現場で活躍し、福祉に貢献できれば」とあいさつした。 それぞれの代表者が日々の活動や寄贈品の活用方法を報告し、謝意を示した。 寄贈先の団体・施設は次の通り。 【車両】雄踏フレンドリィ(浜松市中央区) 【資機材】金谷地区社会福祉協議会(島田市)絆 精
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島田市新ビジョンを協議 「デジタル田園都市」踏まえ最終案
島田市は22日、市まち・ひと・しごと創生市民会議の本年度第3回会合を同市役所で開いた。社会課題を踏まえた新たな地域ビジョン「市デジタル田園都市構想総合戦略」の最終案を示した。 同戦略は国が2022年12月に地域活性化の新5カ年計画「デジタル田園都市国家構想総合戦略」をまとめたことを受け、第2期市まち・ひと・しごと創生総合戦略(20~24年度)を改訂する。新たな計画期間は24~27年度の4年間。 産学官など各分野の地元代表や大学生らが委員を務め、最終案を協議した。パブリックコメント(意見公募)を実施したが、意見がゼロだったことなども市の担当者が報告した。委員からはパブリックコメントの周知や
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【追想メモリアル】複数の「再審」に関わる 「袴田事件」弁護団長/西嶋勝彦さん(1月7日死去 82歳)
長男は内輪の葬儀で「仕事と酒の人生でした」と振り返ったという。 仕事の方は弁護士1年目の1965年から、事務所の先輩に誘われ「八海事件」に携わる。山口県で起きた夫婦殺害事件で、主犯とされた被告の判決は死刑、無罪、死刑と変遷していた。同県で一家6人が殺された「仁保事件」の被告(一、二審死刑)も同じ拘置所にいた縁で弁護し、どちらも無罪を勝ち取った。 さらに島田市で女児が殺害された「島田事件」や「徳島ラジオ商殺し」などの再審請求にも関わるようになり、「袴田事件」の弁護団長に。一家4人をあやめ、放火した犯人として死刑が確定した袴田巌さんは静岡地裁で再審公判中。今年の年賀状に「もうすぐ死刑台から取
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紅白「寿永の桜」見頃 島田・久円寺
島田市川根町笹間上の久円寺で市指定天然記念物のシダレザクラ「寿永の桜」が見頃を迎え、観光客の目を楽しませている。 平安時代末期、富士川の戦いに敗れて落人になった平清久が同寺を開いた際に、桜を庭に植えたとの言い伝えがある。鮮やかなピンクと白っぽい色の花を咲かせるため、紅白の旗を掲げた源平合戦にちなんで「源平桜」とも呼ばれる。 木の高さは約7.5メートル。見頃は3月いっぱいで、夜間はライトアップを行う。 (島田支局・白鳥壱暉)
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通学時事故防止へ 市教委に横断旗 島田地区安管協
島田地区安全運転管理協会は22日、春の全国交通安全運動(4月6~15日)を前に、横断旗26本を島田市教委に寄贈した。 岡本広一会長らが市役所を訪れ、山中史章教育長に横断旗を手渡した。市内13小学校に2本ずつ配布する。児童の登下校時の事故防止に役立ててもらうことが目的で、贈呈は今年で21回目。 同協会は川根本町を通じ、町内2校にも横断旗計4本を贈る。
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かれんなカタクリ 23日から公開 島田・牧之原公園
島田市金谷富士見町の牧之原公園で、カタクリが咲き始めた。23日から31日まで一般公開する。 約2100平方メートルの自生地に約1万株が群生する。開園中は下向きに咲く紅紫色のかれんな花を遊歩道から見学することができる。22日は一般公開に先立ち、内覧会が開かれた。長年保護活動に取り組む「島田市金谷野の花の会」(大久保昌彦会長)のメンバーや市職員が咲き具合などを確認した。 カタクリは山地や丘陵に自生するユリ科の多年草。発芽から6~7年かけて成長し、成熟後に初めて花を付ける。公園内の東側斜面に広がる自生地は市の天然記念物に指定されている。 大久保会長(86)は「市職員や仲間と保護を続け、今年も
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伸び伸び表現 書2万点超 静岡で全国橘花書道展
静岡県内外の園児から高校生までの書道作品を集めた全国橘花書道展(橘書道会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が24日まで、静岡市葵区の市民文化会館で開かれている。 硬筆や毛筆の作品約2万1千点が会場いっぱいに並ぶ。「思いやり」「ゆめ」などの言葉が伸び伸びとした書き方で表現されている。最優秀の文部科学大臣賞に、毛筆の部は島田市立神座小6年の横田川奈実さん、硬筆の部は焼津市立豊田小5年の灰本歩未さんの作品が選ばれた。24日に同所で表彰式を行う。 同会の櫻井宗翠編集局長は「作品展示は3年ぶりだが、衰えを感じさせない力作ばかり」と喜んだ。
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被災地に恩返しの輪 希少キノコ 穴水町の飲食店に無償提供 島田・大井川製作所
希少キノコのハナビラタケ(商品名・ホホホタケ)を生産する島田市川根町の大井川電機製作所が、能登半島地震で被災した石川県穴水町のカキ料理店「コーストテーブル」にホホホタケを無償提供した。島田市神座出身の斎藤義己さん(43)が夫婦で営む同店は静岡県内を襲った2022年秋の台風15号被害をきっかけに、生まれ故郷を応援しようとホホホタケを使ったメニューを取り入れている。災害を通じた恩返しの輪が広がっている。 大井川電機製作所の広報をフリーランスで務める穴水町在住の中川生馬さん(45)と斎藤さんの移住者同士のつながりで実現した。漁師に憧れ、10年ほど前に同町に移住した斎藤さんは店で提供するカキの養殖
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「消費者に愛される茶を」 島田で茶業大会 上位入賞者表彰
島田市茶業振興協会は21日、市茶業大会を同市の夢づくり会館で開いた。昨年8月に開催した同協会による茶審査会の上位入賞者を表彰した。 会長を務める染谷絹代市長が普通煎茶の部優等の神鵜茶農協の代表者らに賞状を手渡した。あいさつでは「一致団結し、消費者に愛される茶の生産に努める必要がある」と述べた。 「ChaOIフォーラム」の補助金の説明や、茶道を中心に日本の伝統文化を伝える「茶禅」(東京都)代表取締役の竹田理絵さんによる講演もあった。
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家庭の防災 設備から見直し 島田市 耐震シェルターなど展示
島田市役所1階ロビーで7月31日まで、木質耐震シェルターや防災ベッドなどを展示している。能登半島地震を受け、家庭での防災対策を改めて考えてもらおうと企画した。 耐震シェルターは、シングルベッド2台が設置できる大きさで、原則4・5畳以上の部屋なら組み立てることができる。防災ベッドはアーチ状の鋼鉄製フレームが覆い、住宅が倒壊した場合も安全な空間を確保する。非常食などの防災グッズも展示した。 市は「命を守る安全空間整備費補助金」として、設置費用を補助する制度も周知している。
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集まれ!子どもライダー 島田に電動・ランバイクコース開設 平たん・坂道の2種類
電動バイクと路面を蹴って進む自転車「ランバイク」の子ども向けコース「ドリップSMXパーク」が20日、島田市野田にオープンした。初日から多くの愛好家らが集まり、にぎわいを見せた。 車やバイクのメンテナンスを行う「ドリップテクノワークス」が「多くの人にバイクレースを知ってもらいたい」と企画した。初級・中級者向けの平たんなコースと上級者向けの坂道コースの2種類があり、電動バイクに乗った三重県の小学生、小田楷葦君(8)は「坂道を下るのが楽しかった」と笑顔を見せた。また、オープンイベントとして、試乗会やバイク用品の販売も行われた。 土日祝日と小中学校の長期休暇に合わせ営業する。自転車に乗れる子ども
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「風が気持ちいい」 パラ自転車体験会 静岡市駿河区
静岡県障害者スポーツ協会は20日、静岡市駿河区の草薙総合運動場陸上競技場でパラサイクリング体験会を開いた。パラサイクリングについて理解を深めてもらい、競技を始めるきっかけをつくるのが目的。 2人乗りの「タンデム自転車」や、手こぎの「ハンドサイクル」などの試乗を約50人が体験した。タンデム自転車に初めて乗ったという岩堀巧誠さん(22)=島田市=は「速かった。風が気持ちよく、楽しかった」と話した。 トークショーでは、聴覚障害者の国際総合スポーツ大会「デフリンピック」の自転車競技で2013年のブルガリア・ソフィア夏季大会から3大会連続出場を果たした早瀬憲太郎選手が登場。選手を目指したきっかけや
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茶況(3月19日)島田のカネス製茶 小松さん決勝進出 「アトツギ甲子園」
製茶問屋のカネス製茶(島田市)の小松元気さん(29)がこのほど、東京都で開催された「第4回アトツギ甲子園」の決勝大会に進出した。 アトツギ甲子園は中小企業の後継者が既存の経営資源を生かし、新規事業のアイデアを競い合う。小松さんはボトリングティーの海外進出について、その方法や意義を発表し、過去最高の応募者211人の中から、書類審査と関東・中部大会を勝ち抜いた。 決勝大会では入賞を逃したが、小松さんは「自分の事業が間違っていないと自信を持てた」と胸を張った。 (島田支局・白鳥壱暉)
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53年の歴史に幕 島田・伊久身幼稚園、卒園式と閉園式
少子化に伴い本年度末で閉園する島田市の認定こども園伊久身幼稚園は19日、卒園式と閉園式を開いた。最後の卒園生6人が巣立ち、地域住民らが見守る中、53年間の歴史に幕を下ろした。 運営する学校法人島田中央学園の五藤善成理事長は「まだまだこれからも続けていければと思ったが、今は卒園した園児たちが健やかに育つことを願うばかり」とあいさつした。スライドショーでこれまでの思い出を振り返り、在園児を含む全10人でオリジナル曲「なかよしようちえん」などを一生懸命に歌った。卒園した三村伊織ちゃん(6)は「うれしい気持ちと悲しい気持ちでいっぱい」と話した。 同園は山あいの幼稚園として1971年に開園し、これ
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信号柱に乗用車衝突 一時通行止め 島田市旗指
18日午後10時15分ごろ、島田市旗指の市道交差点で、磐田市のアルバイトの男性(20)の乗用車が信号柱に衝突し、柱が路上に倒れた。信号柱の撤去などで、周辺は約5時間半にわたり通行止めになった。現場は国道1号島田金谷パイパスの旗指インターチェンジから南に約200メートルの直線道路。島田署が事故原因を調べている。
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世界お茶まつり日程決定 2025年4~5月、10月 島田と静岡
世界お茶まつり2025実行委員会(徳川家広会長)は19日、県庁で会合を開き、日程やプログラムなどの基本計画案を承認した。4月19日~5月21日にふじのくに茶の都ミュージアム(島田市)など、10月23~26日にグランシップ(静岡市)をそれぞれ会場に各種イベントを開く。 期間中は、世界の茶を集めたマーケット、県内茶産地での茶摘み体験や鉄道を使った観光プログラム、関東・関西圏での新茶販売などを実施する。6月5~9日には、大阪・関西万博の会場でバーチャル茶の間体験ブースを設ける。 公式ポスターには静岡文化芸術大デザイン学部3年の伊藤寿珠さんのデザインを採用した。 開催は3年に1度。「光輝燦然(
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自分の卓球力を示したい 滝井さん(島田樟誠高)全国大会へ抱負
山形県で開かれる全国高校選抜卓球大会に出場する島田樟誠高2年の滝井咲哉さん(17)=焼津市=が19日、島田市役所を訪れ、染谷絹代市長に活躍を誓った。 滝井さんは2月の静岡県大会(男子シングルスの部)で県内高校生79人の頂点に立ち、全国切符をつかんだ。滝井さんは「少しでも多く勝って、自分の力を全国に知らしめたい」と抱負を語り、染谷市長は「滝井さんの頑張りが市民のエネルギーになる」と激励した。 全国大会は22日から24日まで行われ、滝井さんは男子シングルスに出場する。
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島田市人事 行政経営部長に前島氏 診療技術部長は栗田氏
島田市は19日、4月1日付の人事異動を内示した。公務員の定年延長に伴う役職定年は部長級が1人のみで、例年に比べて小規模な動きにとどまった。行政経営部長に前島秀基人事課長を起用する。 組織改編では広報課を広報プロモーション課に変更し、シティープロモーションやふるさと納税業務、移住・定住促進を強化する。重層的支援体制の整備やこども家庭センターの設置に伴い、職員体制を整える。係長級以上の職員に占める女性の割合は前年度より0・7ポイント高い27・1%。 主な異動は次の通り。 【部長級】行政経営部長(人事課長)前島秀基 <総合医療センター> 診療技術部長(診療技術部臨床検査室技師長)栗田泉
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院長代行に井上顧問 静岡県立総合病院
静岡県立病院機構は18日、県立総合病院(静岡市葵区)院長の小西靖彦氏(66)が31日付で退任し、同病院顧問の井上達秀氏(69)が4月1日付で院長代行に就任すると発表した。同機構によると、院長の後任は調整中で、決定するまで井上氏が代行を務めるという。 県立こころの医療センター(同区)院長の村上直人氏(65)も退任し、新院長に同センター副院長の大橋裕氏(61)が就任する。 井上氏は京都大医学部を卒業し1990年から同病院に勤務。糖尿病・内分泌代謝センター長や診療支援部長、副院長を経て2023年から現職。京都大医学部臨床教授、県糖尿病協会会長なども務める。 大橋氏は浜松医科大医学部を卒業し、
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創業45周年に感謝 島田市社協などに寄付 大和住宅
島田市の不動産会社「大和住宅」は17日、同社の創業45周年を記念し、市内4団体に寄付金10万~20万円をそれぞれ贈呈した。 寄付されたのは、市社会福祉協議会、NPO法人未来クリエート21、島田ねこむすび、市身体障害者福祉会。市内で開いた「感謝の集い」で、大石光雄専務が4団体の代表に目録を手渡した。社会福祉活動などに活用される予定。
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静岡県西部初のバカロレア認定 聖隷クリストファー小・こども園(浜松市中央区)
浜松市中央区の聖隷クリストファー小と聖隷クリストファー大付属クリストファーこども園が今春、世界的な教育プログラム「国際バカロレア(IB)」の認定施設となった。静岡県西部では初。両施設は、IBの初等教育プログラム(PYP)を実施する。 同小では学習指導要領の教科の授業に、「私たちは誰なのか」「世界はどのような仕組みになっているのか」「この地球を共有するということ」といったPYPの定める教科横断的なテーマを組み込む。PYPには授業の使用言語の規定はないが、同小では外国語、図工、音楽など学年に応じて複数の授業を英語で行う。 両小・園は2022年にIB候補となり、これまでも探究型の教育を展開して
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高校生、看護へ理解深める 島田の専門学校 オープンキャンパス
島田市立看護専門学校は16日、オープンキャンパスを開いた。市内外の高校2年生36人が参加し、授業の一部を体験して看護師の仕事への理解を深めた。 学生が案内役を務め、参加者は人形を使った心肺蘇生法や新生児の抱き方、パルスオキシメーターによる酸素飽和度の確認などを体験した。腕の模型を使用した採血の様子なども見学した。注射などに使用する針の太さも見比べた。会話機能のある人形を活用し、患者とのコミュニケーション方法やどのような看護を提供できるかなども考えた。 学生との交流や校内の見学、入試方法など学校説明もあった。
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SNS投資詐欺1億5800万円被害 吉田町の60代女性 同種事件で静岡県内最高額
静岡県内で交流サイト(SNS)を通じて投資に勧誘する詐欺などの被害が急増している中、吉田町の60代女性が15日までに、SNSを通じて知り合った人物に投資名目で現金約1億5800万円をだまし取られたと牧之原署などに届けた。同署や県警捜査2課はSNS型投資詐欺事件として調べている。同課によると、県内で発生した同種の詐欺事件では過去最高額の被害。同署管内では14日に、牧之原市の70代の男性が投資名目で約4600万円をだまし取られる被害が発覚したばかりだった。 同課によると、女性は2023年11月中旬ごろ、「LINE(ライン)」などを通じて知り合った人物に投資を勧誘され、12月ごろから3月上旬まで
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小中生74人、8団体表彰 島田市スポーツ賞
島田市は14日、2023年度スポーツ賞の表彰式を同市のプラザおおるりで開いた。 受賞したのは、全国や県大会などで好成績を収めた市内在住・在学の小中学生74人と8団体。染谷絹代市長と山中史章教育長が賞状やメダルを選手に手渡した。 受賞者を代表して硬式野球の大石煌征さん(初倉中3)が「スポーツで培った力を受験でも発揮できた。感謝の気持ちを持ち続け、今後も競技に取り組みたい」とあいさつした。
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島田市におむつやマスク寄贈 東京の中央物産
中央物産(東京都)は12日、社会貢献活動の一環として、島田市に子育てや防災に役立つおむつやマスク、防災セット、衛生用品など約1万5千点を寄贈した。同社の提坂直弘社長が同市出身だったことが縁で実現した。 同市役所で提坂社長が染谷絹代市長に目録を手渡し、染谷市長から感謝状を受け取った。提坂社長は「生まれ育った島田に貢献したい」と話し、染谷市長は「今後も民間のみなさんの力を借りて、よりよい島田市へ向かっていけたら」と感謝した。
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教育DXの助言求める 島田市フェローに小出さん
島田市は11日、大阪教育大と愛知教育大でいずれも客員教授を務める小出泰久さんを市教育DX(デジタルトランスフォーメーション)フェローに委嘱した。 国の「GIGAスクール構想第2期」(2024~28年度)開始に合わせ、校務DX計画や1人1台端末の利活用にかかる計画の策定などへの助言を求めていく。教職員の業務効率化を図り、学校教育の質の向上を目指す。任期は27年3月末まで。 オンラインで委嘱式を開き、染谷絹代市長が「国の方向性などを教えていただきながら、教育DXの推進に向けた提言をお願いしたい」とあいさつした。小出さんは「子どもたちにどれだけよい教育を提供できるかが課題。現場の声を聞きながら
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若手社員が島田の魅力語る 交流会で発表
島田市内の団体・企業で働く若手社員らの交流会「しるっ茶しまだ」が13日、島田市役所で開かれた。20代~30代の32人が、島田市の魅力を話し合い、模造紙にまとめた。 島田掛川信用金庫とテクノサイト、中部電力パワーグリッド、島田商工会議所、市立総合医療センター、島田市の社員・職員が参加した。班ごとに大井川鉄道や島田大祭などテーマを設定し、魅力を話し合った。その後、模造紙に写真を貼ったり文を書き込んだりしてまとめ、班ごとに発表も行った。 市内の温泉施設について発表した中部電力パワーグリッドの栗田駿さん(27)は「参加者同士で知恵や経験を持ち合いながら、良いものを作れた」と達成感を口にした。
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茶況(3月12日)煎茶を楽しむ空間作り提案 島田でセミナー
島田市のふじのくに茶の都ミュージアムは10日、フードプロデューサーの松本侑己さん(静岡市)を講師に招き、煎茶を楽しむテーブルコーディネートセミナーを同ミュージアムで開いた。 松本さんはテーブルコーディネートについて、「おいしいものをよりおいしく見せる食の空間づくり」と語り、茶器だけでなく、石や木の枝、サンゴなども活用できることを紹介した。その上で、「お気に入りの茶器で自分をもてなすのも健康を保つために大切なこと」と呼びかけた。 参加者は煎茶と和菓子も味わい、松本さんから季節に応じた食器の選び方などのアドバイスを受けた。 セミナーは5月27日まで開催中の企画展「蒸し製煎茶・喫茶の変遷」の
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歩いて発見地域の魅力 静岡「日本平ウォーク」 自然や歴史、景色堪能【しずおかアウトドアファン】
冬を越えた枝木にはつぼみや花が付き、季節はすっかり春。過ごしやすい気候になり、野外で運動を始める人も多いのではないだろうか。ウオーキングは普段見慣れた道をゆっくり回ることができ、自然や歴史をじっくりと楽しめるので健康づくりにもぴったりだ。 (生活報道部・伊藤さくら) 梅や河津桜が見頃を迎えた2月中旬には、静岡市内でイベント「日本平ウォーク」(実行委、静岡新聞社・静岡放送共催)が開催された。有度山(標高307メートル)をピークとする同市南部の丘陵地、日本平を中心に市内の名所旧跡を巡るイベント。子どもから大人まで約千人が神社仏閣や観光施設を歩いて巡り、4~6時間かけてゴールを目指した。
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地域住民へ感謝 合唱とメッセージ 23年度末で閉校 島田・伊太小
本年度末で閉校する島田市伊太の伊太小は、お世話になった地域住民を招き感謝の会を開催した。全校生徒49人が、メッセージカードや歌をプレゼントをした。 通学の見守りや読み聞かせ、花壇の整備などで子どもを支えた地域住民14人が参加。写真とメッセージで思い出を振り返ったカードを児童から受け取った。「新しい学校に行っても伊太小らしく元気に頑張ってほしい」など一人一人が児童にエールを送った。 児童は「ありがとうの花」を合唱し感謝を伝えた。同校6年の藤村蓮君は「地域の方のおかげで楽しく学校生活を送れた。これからも感謝の気持ちを忘れず頑張っていきたい」と話した。 伊久美、伊太、相賀、神座と第一の計5小
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島田の魅力、アメリカで伝えて 学生親善使節を激励 20日からリッチモンド派遣
米国リッチモンド市に派遣される島田市学生親善使節が12日、同市役所を訪れ染谷絹代市長に意気込みを語った。 市国際交流協会の事業で、中高生の語学力向上や国際感覚を養うことが目的。島田市在住の中高生8人と引率する教諭らが、同市姉妹都市のリッチモンド市の高校や博物館などを訪問する。派遣期間は20~30日。 島田中3年の井田奏汰さんは「将来アメリカで働きたいので頑張りたい」と意気込んだ。染谷市長は「島田の良いところをリッチモンドの方に伝えてほしい」と話した。
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根附(島田市出身)初V パリへ前進 出場ランク 日本勢2番手に スケートボード・ストリート五輪予選
スケートボード・ストリートのパリ五輪予選第6戦最終日は10日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで決勝が行われ、男子は昨年12月の世界選手権で銀メダルの20歳、根附海龍(DC Shoes、島田市出身)が263・74点で五輪予選初優勝を果たした。 世界王者の白井空良(ムラサキスポーツ)が3位で、14歳の小野寺吟雲は4位、青木勇貴斗(ボードライダーズジャパン、静岡市清水区)は8位。 女子は15歳の赤間凜音が270・84点で昨年6月の第3戦以来となる2勝目。吉沢恋(ACT SB STORE)が五輪予選で初表彰台の3位に入り、12歳の松本雪聖が4位、伊藤美優(JOCKS)が5位、藤沢虹々可が6位
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島田商業高 東北被災地訪問 生徒2人が報告【東日本大震災13年】
島田市の島田商業高は11日、静岡県教委が実施する「ふじのくに防災人材育成事業」に参加した2年生2人による報告会を同校で開いた。 報告したのは桑原由依さんと春日藍沙さんの2人。12月下旬に1泊2日で東日本大震災の被災地を訪問した。津波で多くの児童が犠牲になった宮城県石巻市の大川小跡地や大川震災伝承館などを訪れ、震災経験者から聞いた体験談などを紹介した。震災後に完成した岩手県釜石市の水門に自動閉鎖システムが設けられ安全性が確保されていることや、被災生活では止血や腹巻き、かっぱ代わりとしてラップが役に立ったことなども説明した。 桑原さんは「私たちが主軸となって学校防災に取り組み、高校生の意識を
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島田市社協 継続的な支援 考えるカフェ【東日本大震災13年】
島田市社会福祉協議会は11日、東日本大震災の発生から13年に合わせ、地域のつながりを考える「3.11つながりカフェ」を同協議会で開いた。市民ら約20人が参加し、身近にできる継続的な被災地支援を考えた。 市社協の担当者が、市民と収集したベルマークを岩手県山田町の小学校に贈る活動を長年続けていることを紹介した。これまでに計約105万円分のベルマークが集まり、毎年学用品の購入などに充てられているという。 活動に協力している母親グループ「島ママDream」前代表の杉本真美さんがこれまでの活動を振り返り、「現地に確実に届く目に見える支援を続けてきた。日常生活の延長に防災を考えて」と呼びかけた。
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アーバンスポーツ 島田での普及提言 商議所青年部が政策案
島田商工会議所青年部は11日、政策提言書を島田市に提出した。島田慎太郎政策委員長が市にアーバンスポーツを普及させ、大井川流域を中心にエクストリームスポーツの聖地にする案を染谷絹代市長らに発表した。 自転車BMXの大池水杜選手やスケートボードの根附海龍選手ら同市出身のアーバンスポーツ選手がいることを踏まえ、スポーツを気軽に楽しめる環境作りの必要性を訴えた。その上で、アーバンスポーツの普及を通じ、大井川流域の自然を生かしたエクストリームスポーツの発展を提言した。練習施設の整備やイベント開催、行政との連携なども提案した。 島田委員長は「子どもや若者を中心に需要拡大が期待でき、遊休施設や未利用地
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FDA 福岡-静岡線 現地でPR 島田市と川根本町の観光協会
島田市観光協会と川根本町まちづくり観光協会は9、10の両日、フジドリームエアラインズ(FDA)福岡―静岡線夏ダイヤのPRイベントを福岡市中央区の商業施設「マークイズ福岡ももち」で開いた。 両協会の職員らが緑茶や地元の和菓子「黒大奴」などを販売し、大井川流域観光を福岡県民にアピールした。塗り絵体験や風船プレゼントなども行った。島田市の観光親善大使「さわやかしまだ」も参加し、呈茶サービスを行った。 インバウンド(訪日客)強化を念頭に置いた福岡発着便の利用者増が目的。富士山静岡空港株式会社やFDA、静岡県が協力した。
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改称、廃止駅名の入場券、300枚限定発売 大井川鉄道、25年の100周年盛り上げへ
大井川鉄道(本社・島田市)は会社創立日の10日、かつて大井川本線にあった駅名の硬券入場券を発売する。草創期に短期間存在した横岡駅や居林駅の入場券も再現し、歴史を感じてもらいながら1年後に控えた創立100周年を盛り上げる。 発売する入場券はいずれも改称したり、廃止したりした五和、横岡、居林、笹間渡の4駅。五和駅は2020年の門出駅開業に伴い合格駅に改名。地元有志が駅舎の清掃や活性化に取り組んでいて、受験生に人気のスポットでもある。 横岡駅は本線の第1期開通時の昭和初期に存在した。当時は金谷―横岡の6・5キロを運行していた。居林駅は1928年に神尾駅の南約1キロ地点に開業したが、千頭駅までの
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【東日本大震災13年】道路寸断恐れ109市町村 原発30キロ圏、静岡県内9市町
建設中を含む国内19原発の30キロ圏にある自治体のうち18道府県計109市町村で、地震など災害時の緊急輸送道路が土砂崩れなどにより寸断される恐れがあることが8日、分かった。30キロ圏に含まれる21道府県計138市町村の79%に当たり、原発事故時の避難に支障が出る恐れがある。東京電力福島第1原発事故から13年。国土交通省が公開している地理情報データを基に、道路が土砂災害警戒区域を横断しているかどうかを共同通信が分析した。 静岡県内で寸断の恐れがあるのは、藤枝市、島田市、牧之原市、掛川市、菊川市、御前崎市、袋井市、磐田市、森町の9市町の高速道路や国道、県道など。1月の能登半島地震でも土砂災害が
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一足早く新茶初摘み 島田のハウス茶園
本格的な新茶シーズンを前に、島田市阪本の大塚聡さん(77)のハウス茶園で8日、静岡県内の先陣を切って新茶の初摘みが行われた。周辺の露地物より約1カ月早い摘採という。近隣農家ら12人が応援に駆けつけ、もえぎ色の新芽を丁寧に摘み取った。 約1500平方メートルのハウスで地元の主力品種「やぶきた」を育てた。地中のパイプに蓄えた太陽熱を夜間に利用して栽培した。今年は1、2月の気温が高めに推移したため、昨年に比べて8日早い収穫という。 大塚さんは「寒暖差のある条件で栽培できたため、味が濃くおいしい新茶に仕上がるはず。味と香りを楽しんでほしい」と話した。 製茶した後、11日から近くの直売所「お茶の
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島田の酒やスイーツ地元で販売 限定クーポンも アピタ島田店
島田市が認定する地場産品「島田の逸品」の展示販売会が8日、同市のアピタ島田店で始まった。日替わりで計15事業者がスイーツや茶、文具など自慢の品を紹介している。10日まで。 初日は大村屋酒造場の日本酒「若竹 特別純米 鬼乙女」が人気を集めた。季節ごとに味わいだけでなく、島田髷(まげ)がデザインされたラベルが変わるシリーズで、春の商品は柔らかな香りと上品な味わいを楽しめるという。 「ありすふぁーむ」のイチゴを使ったスイーツや「島田髷まつり」で着用する浴衣をイメージした一筆箋なども販売した。 無料通信アプリLINEの市公式アカウントから、1店舗で税込み千円以上の購入で500円引きになる限定ク
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茶況(3月8日)「ChaOI」会員 取り組み事例紹介 島田、報告会と交流会
静岡県が静岡茶の需要創出を目的に運営する組織「ChaOIフォーラム」は8日、島田市で会員の事例報告会と交流会を開いた。フォーラムの補助事業を使った6件の事例を報告した。 アジア圏でアートを活用した有機茶販売に取り組む岩崎恭三商店の岩崎麻須美社長は「現地の茶への意識を知り、目を引くインパクトのある商品作りが海外展開の上で重要」と話した。このほか、茶殻を再利用したタンブラーカップや宝石をイメージした茶の開発事例なども紹介された。 フォーラムには739会員が加盟し、本年度は延べ1772件の事業化相談がある。県の担当者は支援を個別から面的へと拡充する必要性に触れ、「事業者と生産者をマッチングして
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原発30キロ圏、土砂崩れで道路寸断の恐れ「事前に迂回路検討を」 浜岡周辺の住民指摘
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)から30キロ圏内では9市町の計27路線が、土砂崩れなどにより寸断の恐れがある緊急輸送道路に該当した。能登半島地震では石川県が定めた北陸電力志賀原発の重大事故時の避難経路11路線中7路線が一時通行止めになった。静岡県の関係自治体の間には「能登半島とは地理的条件が異なり、複数の道路があるため孤立は考えにくい」と冷静な受け止めが広がるが、住民からは「迂回(うかい)路の組み合わせを事前に検討していくべき」との意見が上がる。 「主要道路が使えなければ、住民はどの道で避難すれば良いか分からず、混乱するだろう」。御前崎市町内会長連合会の水野克尚会長(69)は災害時の不安を
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根附、青木ら 準決勝進出 スケートボード・ストリート五輪予選
【ドバイ共同】スケートボード・ストリートのパリ五輪予選第6戦第3日は8日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで準々決勝が行われ、男子の日本勢は東京五輪王者の堀米雄斗(MIXI)が83・23点で2位、14歳の小野寺吟雲が79・39点で3位、昨年世界選手権銀メダルの根附海龍(DC Shoes、島田市出身)が4位となるなど6人全員が9日の準決勝に進んだ。 世界選手権覇者の白井空良(ムラサキスポーツ)は10位、渡辺星那は13位、青木勇貴斗(ボードライダーズジャパン、静岡市清水区)は14位で上位16人の進出枠に入った。 女子は東京五輪金メダルの西矢椛、織田夢海[ゆめか](ともにサンリオ)赤間凜音[
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大会ゲストにパリ五輪代表・大迫傑選手 しまだ大井川マラソン、10月27日開催
島田市で10月27日に開催される「第16回しまだ大井川マラソンinリバティ」(同実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送共催)はパリ五輪陸上男子マラソン代表の大迫傑選手を大会ゲストに決定した。実行委が8日発表した。 大会は市陸上競技場をメイン会場に大井川沿いを市民らが駆け抜ける。大会アドバイザーは世界陸上銅メダリストの千葉真子さんで、陸上男子マラソン元五輪代表の瀬古利彦さんも大会ゲストを務める。 フルマラソンと10キロの部があり、大会エントリーは市民先行が4月20日から、一般枠・ふるさと納税枠が5月1日から受け付ける。
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島田二中合唱部 歌声披露 全国大会での健闘誓う
第17回声楽アンサンブルコンテスト全国大会(21日、福島市)に出場する島田市の島田第二中合唱部が8日、同市のプラザおおるりで合唱を披露し、染谷絹代市長らに健闘を誓った。 同校合唱部は1月に開催された第34回県ヴォーカルアンサンブルコンテストで金賞に輝き、全国大会への出場を決めた。 2年生4人が大会への決意や抱負を述べ、染谷市長と山中史章教育長から激励を受けた。部長の森下陽向歌さんは「全員が一つの目標に向かって取り組んでいる。支えてくれた人への感謝の思いを合唱に込めたい」と意気込んだ。実際に大会で歌う予定の「棗(なつめ)のうた」など3曲を披露した。 合唱部は全国大会に先立ち、宇都宮市で1
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休日中学部活動 順次地域移行へ 島田市 27年度夏待たず
島田市は休日の中学校部活動について、2027年度の夏を待たずに順次、地域クラブに移行していく方針を示した。山中史章教育長が8日の市議会2月定例会一般質問で、山本孝夫氏に答えた。市は24年度から、部活動の種目ごとに、各種団体の代表者と中学校管理職や教員代表者で具体的な協議を進めていく。25年度以降は挙げられた課題を個別に対応する予定。山中教育長は「受け皿となる地域クラブ活動の運営団体や指導者の確保が最大の課題」との認識を示した。 国は22年末にガイドラインを示し、当初は25年度末とした地域移行の達成目標時期を明記せず、地域の実情に応じて可能な限り早期の実現を目指すとした。国は23年度から3年間
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個別最適な学びへ 宿題や家庭学習どう取り組ませる?⑤ しずしんニュースキュレーターと読者の意見【賛否万論】
前回の賛否万論では、理想的な放課後の学びについて、「個々にカスタマイズした宿題は非現実的だが、運用を工夫する柔軟性は必要」「学力向上に加え、『非認知能力』の養成も大事」「子どもにどのような学力を求め、夢の実現を後押しできるか、親の度量が問われている」などの意見が寄せられました。多様な価値観が入り交じる現代。宿題や家庭学習が果たすさまざまな役割を多方面から考察することが「個別最適な学び」を理解する端緒になるのでは、と感じました。今回もキュレーターと読者の声を紹介します。 日本のあらゆる学び デザインし直すべき キュレーター 松浦静治さん(島田市) 任意団体Study Li
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根附(島田市出身)、青木(静岡市出身)が準々決勝へ スケートボード・ストリート五輪予選
スケートボード・ストリートのパリ五輪予選第6戦は6日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開幕して男子予選が行われ、日本勢は4人が8日の準々決勝へ進んだ。昨年の世界選手権2位の根附海龍(DC Shoes、島田市出身)が63・58点の3位、東京五輪金メダルの堀米雄斗(MIXI)が60・11点の5位で突破した。 青木勇貴斗(ボードライダーズジャパン、静岡市清水区)は17位、渡辺星那は19位で通過。佐々木音憧は32位で上位29人の進出枠に入れず落選した。 昨年の世界選手権覇者の白井空良(ムラサキスポーツ)と14歳の小野寺吟雲は五輪ランキング上位でシード選手のため予選が免除され、準々決勝から登場
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100年手つかずの「法」 宿題解決 共通の思いを【最後の砦 刑事司法と再審㉗第6章 遠き「黄金の橋」⑤完】
島田市で1954年に幼女が誘拐・殺害された「島田事件」で死刑が確定し、89年に静岡地裁で再審無罪となった赤堀政夫さんが、2月22日に死去した。享年94。荼毘(だび)に付された日、長年の支援者だった鈴木昂さん(84)は、藤枝市の自宅で「果たせなかった宿題がある」と語った。 死刑制度の廃止に加え、再審法(刑事訴訟法の再審規定)の改正だ。79年に財田川、免田、松山の3事件の再審開始が相次いで認められた後、島田事件の支援団体が編集した折り込み通信は〈なぜ再審がなかなか開かれず、開かれたとしてもそれまでに何十年もかかるのか〉と疑問を呈した。 振り返れば、島田を含めた四つの死刑事件が再審無罪となった
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「静岡県の姿勢 伝わっていない」 島田市長答弁 トンネル工事影響で【大井川とリニア】
島田市の染谷絹代市長は7日の市議会2月定例会一般質問で、リニア中央新幹線トンネル工事に伴う水資源や自然環境への影響について、「静岡県の姿勢が県内外に正しく伝わっているとは言いがたい状況」と述べた。青山真虎氏への答弁。 染谷市長は「水資源や自然環境の保全に向けて、建設的な議論を着実に進めていくことが県への信頼につながり、県や市民の利益になり得る」と説明した。将来的に市民に課せられる可能性のあるデメリットについては、「工事に伴う不確実性によるリスクが考えられる」とし、「このリスクを低減するため、ボーリング調査やモニタリングの実施が必要」と指摘した。
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生きるための行為 受け止めて ひきこもり当事者、体験語る 島田で講演
島田市は6日、高校2年時から30代までひきこもりを経験した一般社団法人「ひきこもりUX会議」(東京都)の林恭子代表を招いた講演会「解決ではなく共に在ること」を島田市役所で開いた。市民ら約70人が参加し、理解を深めた。 林さんは、ひきこもりだった自身の体験談を告白した。理不尽な校則や体罰、母との関係などが原因で高校2年から突然外出が難しくなったことや、信頼できる精神科医や仲間に出会い回復に向かったことを振り返った。 同法人での活動を通じ、ひきこもり当事者の声を聞いて分析した結果も解説。ひきこもりを「生きるための行為」と位置づけ、周囲の人には前向きに受け止めてほしいと呼びかけた。
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SL急行さくら号で春満喫を 大鉄、20日から運行
大井川鉄道(本社・島田市)は20日から、桜を描いたヘッドマークを装着した「SL急行さくら号」の運行を開始する。4月7日まで。 かつてJR(国鉄)が運転していた寝台特急列車「さくら」のヘッドマークのレプリカを着用して雰囲気を盛り上げる。桜の名所として知られる同市川根町家山の「桜トンネル」付近では速度を落として走行する。運転区間は新金谷―家山または新金谷―川根温泉笹間渡。期間中は増発運転する。電気機関車の「EL急行さくら号」も運行する。 同社広報室の担当者は「列車の窓を開け、車内でお花見を楽しんでほしい。川根温泉にも足を運んで春を満喫して」としている。 問い合わせは大鉄SLセンター<電05
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とろろ 地域の食ベ方網羅 マップ最新版で中山間地を追加 県立農林環境専門職大(磐田)研究室
静岡県立農林環境専門職大(磐田市)の前田節子教授の研究室は6日、県内各地のとろろ汁の食べ方を紹介する「ふじのくに『とろろ汁さがし』マップ」の最新版を同大でお披露目した。中山間地域の浜松市天竜区や川根本町、静岡市葵区梅ケ島の食べ方を追加した。同大のホームページでダウンロードできるほか、県内の一部飲食店で入手できる。 浜松市天竜区水窪町、同区佐久間町、同区龍山町、川根本町地名、同町千頭、静岡市葵区梅ケ島計6地域のとろろ汁の食べ方を加えた。 水窪町は天竜川に生息するアユのだしを使った食べ方を紹介。地元住民への聞き取りを通し、地域の食文化としてアユが定着した背景などをマップに盛り込んだ。前田教
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「痩身効果」の表示 優良誤認で課徴金 島田のティーライフ
茶製品の広告に著しい痩身(そうしん)効果が得られるとうたった表示は景品表示法違反(優良誤認表示)に当たるとして、消費者庁は6日、ティーライフ(島田市)に課徴金1771万円の納付を命じた。同庁は2021年3月、同社に再発防止などを求める措置命令を出していた。 同庁表示対策課によると、同社は18年4月~19年6月、別の通信販売会社の商品に同封した「メタボメ茶」の広告で「2年半でマイナス43キロ」などと痩せる効果があるように紹介し、販売した。同庁は効果を裏付ける資料の提出を求めたが、合理的な根拠は認められなかった。
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浜岡原発「廃炉望ましい」 市長答弁 島田市議会
島田市の染谷絹代市長は6日の市議会2月定例会一般質問で、中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)について「中長期的には廃炉が望ましい」との考えを示した。森伸一氏(島田市民会議)への答弁。 染谷市長は再稼働に関し、①地震や津波などの自然災害に対して十分な安全対策が講じられていない②高レベル放射性廃棄物の処理方法③再生可能エネルギーの導入が進んでいる―などの懸念材料を挙げた。その上で「市民が安全な避難行動をできるのか、命を守れるのかが考え方の基準」と強調した。 同原発について、「国の原子力政策に関わる重大な案件であり、今後の市民生活や産業活動への影響を十分に踏まえ判断していく必要があることから、動向
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「災害時協力井戸」確保へ 24年度から島田市 能登の状況教訓に
島田市は大井川の地下水を利用した井戸を「災害時協力井戸」として、事業者などと協定を結ぶ取り組みを始める。染谷絹代市長が6日の市議会2月定例会一般質問で、村田千鶴子氏(緑風しまだ)に答えた。 能登半島地震では大規模な断水が長期間続いたことから、豊富な大井川の地下水を活用し、災害時の市民の生活用水確保に乗り出す。地下水を利用した届け出対象の井戸は市内に160カ所あり、管理する工場や学校などに協力を求めていく。2024年度から開始する予定。 市危機管理課の担当者は「事業者になるべく負担をかけず、市民の利便性を高める制度にしたい」としている。同課によると、大規模災害に備え、自治会や個人宅などの井戸を
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大鉄災害復旧支援 市「要請予定ない」 島田市議会
島田市の染谷絹代市長は6日の市議会2月定例会一般質問で、一部区間で不通が続く大井川鉄道について「災害復旧に関し、市単独で国や県に支援を要請する予定はない」と述べた。清水唯史氏(創造島田)への答弁。 染谷市長は「沿線市町だけでなく、国、県とともに流域全体で考える必要がある」と指摘した。復旧に向けた市民からの要望状況に関し、「鉄道ファンや川根本町の沿線住民から意見や問い合わせは数件あったが、市として災害復旧に関する要望は受けていない」と明らかにした。 不通区間の運行再開に必要となる費用約22億円のうち、大鉄が負担できないとした約8億4千万円の扱いが課題との認識も示した。
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「無意識の偏見、差別気付いて」 元プロサッカー選手下山田さん 性の多様性理解訴え 島田でセミナー
島田市はこのほど、性の多様性理解促進セミナーを同市役所で開いた。元プロサッカー選手で現役時代に同性パートナーがいることを公表した下山田志帆さん(29)がジェンダーに関する無意識の偏見や差別に気付き、声を上げることの大切さを訴えた。 下山田さんはドイツでプレーした際、同性愛者が堂々と生活している社会に感銘を受け、社会課題の解決に向けた活動に取り組んでいることを紹介。先進7カ国(G7)で唯一同性婚が認められていない日本の現状や女性同士で賃貸住宅に入居するのは難しい事例があることなどを解説した。 幼少期や中学時代に、自らの性自認と異なり、周囲が女性として接することに葛藤があったと振り返った。こ
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ボーリング求める流域首長発言に抗議 市民7団体【大井川とリニア】
市民団体の「リニア新幹線を考える県民ネットワーク」など7団体は6日、リニア中央新幹線トンネル工事について、静岡県内工区のボーリング調査の早期着手を求めた大井川流域の首長の発言に対し、抗議する声明を発表した。 2月25日に開かれた丹羽俊介JR東海社長と流域市町の首長による意見交換会で、2月~2025年11月予定の田代ダムの発電設備工事期間中は取水が行われないため、首長側は県内での高速長尺先進ボーリングにより湧水が県外に流出してもJRに返水を求めないとの考えを示した。非公開の意見交換会後の取材に、染谷絹代島田市長は「流域の総意」と説明した。 7団体は、本来は利水団体も含めた「大井川利水関係協
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ストリート・パリ五輪予選 男女とも激しい代表争い 静岡県勢の根附、青木にもチャンス
スケートボード・ストリートのパリ五輪予選で前半戦を締めくくる第6戦は6日、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開幕する。今大会後のランキング上位44人(各国・地域最大6)が5月以降の後半戦に進出。男女とも選手層が厚い日本は代表争いが熾烈(しれつ)を極め、日本代表の早川大輔コーチは「100%の実力を出した滑りをしてほしい」と好勝負を期待する。 女子は東京五輪金メダルの西矢椛がランキング首位、昨年12月の世界選手権を初制覇した織田夢海(ともにサンリオ)が3位、赤間凜音が5位で今大会準々決勝から登場のシード選手。五輪銅メダルの中山楓奈(ムラサキスポーツ)が6位、吉沢恋(ACT SB STORE)
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障害者雇用の機運高まる 静岡県内企業 4月法定率引き上げ、人手不足で拍車 行政、専門機関が定着支援も
静岡県内で障害者雇用の機運が高まっている。法定雇用率の引き上げが4月に迫るほか、人手不足感の強まりを受け、障害者を戦力として迎え入れたい企業側の思いが後押しする。採用実績のない現場はノウハウと準備が欠かせず、行政や専門機関がマッチングに入るなどして雇用定着を支援する様子が見られる。 「ますます(採用に)前向きになった」 静岡市葵区の料亭浮月楼の森輝通支配人(52)は、2月に市内で開かれた障害者向け就職相談会を振り返った。洗い場や庭園管理の業務に関心を持つ知的や身体などに障害がある14人と面談し、高い意欲を感じたという。 法定雇用率の引き上げで今春から自社に障害者の雇用義務が生じると知っ
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特殊詐欺防止や保護活動に感謝状 島田署
島田署は5日、特殊詐欺被害を未然に防止した静岡銀行初倉支店(島田市)の大塚智美課長(45)と高齢男性を保護した鈴木震太郎さん(79)、朋代さん(55)の親子にそれぞれ署長感謝状を贈呈した。 大塚さんは1月22日、来店した70代女性が「芸能人からお金を送ってほしいと言われた」と窓口で申し出たことを不審に思い、同署に通報した。鈴木さん親子は同29日、同市神尾で道を一人で歩いていた70代男性に声をかけたところ、迷っていることを聞き110番通報した。 同署で開かれた贈呈式で、森昭夫署長は「未然に事件、事故を防いでくれた。引き続き協力してもらえるとうれしい」と感謝した。
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記者コラム「清流」 酔わなくても幸せ
ノンアルコールドリンクの印象が覆された。ふじのくに茶の都ミュージアム(島田市)で開かれたセミナーで、ノンアルコール飲料専門商社の社長が紹介した緑茶や紅茶のスパークリングティーを飲み比べた時のことだ。味わいや香りだけでなく、ワインのような品種や産地にまつわる物語にも大きな魅力を感じた。 コロナ禍を経て、飲酒の習慣が大きく変わった人も多いと思う。厚生労働省は飲酒のガイドラインをまとめるなど健康志向はより一層高まっている。一方で、運転や妊娠などの理由で飲みたくても飲めなかった経験がある人も多いはず。 お酒に代わり、料理とのペアリングを楽しみ、次の一口につなげてくれる存在は食事のシーンを豊かにし
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田代ダム工事期間 大半が「返水不要」 リニア、流域市町に確認 静岡県議会
川勝平太知事は、リニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川水問題を巡り、同河川上流部の田代ダムで取水が行われない発電設備工事期間中、静岡県内での高速長尺先進ボーリングにより湧水が県外に流出してもJR東海に返水を求めないとの考えを大半の流域市町が示していると明らかにした。大石氏への答弁。 県が流域10市町に確認したところ、現時点で9市町から回答があった。多くの市町が「発電所工事中の山梨県側への流出量が、取水停止により大井川で増加する水量の範囲内であれば」との前提条件を付けた上で、返水を求めないと答えたという。「湧水量を戻さないという考えに反対はしない」との消極的意見もあった。 2月25日に開
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一般質問要旨 静岡県議会2月定例会
■自民・大石氏 リニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川水問題を巡り、新たな動きがあった。島田市長が大井川流域10市町の総意として、田代ダムの工事期間中はJR東海からの返水は不要と発言したのに対し、知事は先月の定例会見で、10市町の総意かどうか確認する必要性を指摘した。その後、確認した結果は。 ■自民・藤曲氏 危険な盛り土に伴う災害から人命を守るためには危険とされるエリアを隙間なく規制する必要がある。迅速な処分や刑事告発など行政側の姿勢も重要だ。基礎調査を受けて規制区域の指定をどう考えているか。中部9県1市の連絡会議欠席は知事の判断ミス。副知事が助言すべきだった。組織統治への副知事の役
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島田市議会 6日、代表質問
島田市議会2月定例会は6~8日、一般質問を行う。代表質問に6氏、個人質問に9氏に登壇する。質問者と主な項目は次の通り。 【6日・代表質問】石川晋太郎(清流の風)①持続可能なまちづくりに向けた基盤づくり▽清水唯史(創造島田)①2024年度施政方針▽村田千鶴子(緑風しまだ)①2024年度の所信表明②災害対策の検証と今後の対応▽森伸一(島田市民会議)①市の新年度の施政方針と予算②浜岡原発▽四ツ谷恵(日本共産党島田市議団)①施政方針と予算の大綱▽天野弘(輝く島田)①地域共生社会の実現と新たな地域づくり 【7日・個人質問】八木伸雄①市地域防災計画▽提坂大介①市民目線の政策の実行②市を住みやすく豊か
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島田・相賀小 閉校記念の桜植樹 統合前の夢かなう
本年度末で閉校する島田市の相賀小は4日、記念植樹と記念碑のお披露目会を同校グラウンドで開いた。 シダレザクラなど2本の桜をグラウンドの前に植え、児童がスコップで土をかけた。同校の校訓「誠実」の文字が彫られた記念碑も除幕した。校歌を歌い、最後は参加者全員で風船を空に飛ばした。空高く風船が舞い上がると、児童は手を振って見送った。 5年鈴木琉花さんは「思い出に残る植樹になった。みんなの願いがかなってうれしい。何年か後に友達とこの場所に来るのが楽しみ」と笑顔を見せた。 記念植樹は児童の夢をかなえるプロジェクトとして、保護者や地域住民らの協力で実現した。大塚礼子校長は「閉校後も子どもたちの成長を
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⚾決勝は島田一・二-東海大翔洋 しんきんカップ静岡県中学選抜野球
しんきんカップ第54回静岡県中学選抜野球大会(県野球連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)は3日、島田球場で準決勝を行った。島田一・二(島田)は初の決勝進出。東海大翔洋(清水)はコロナ禍で大会途中で打ち切りとなった第50回大会、中止の第52回大会を挟み6大会連続の決勝に駒を進めた。準決勝第1試合は島田一・二の先発牧野優月が1失点に抑える好投で静岡東(静岡)に競り勝った。昨年と同一カードとなった第2試合は東海大翔洋が3点差を逆転し、浜松三ケ日(浜松)との接戦を制した。決勝は9日、午前10時から島田球場で行う。試合はウェブ配信する。 3日の結果(準決勝) ▽島田球場 島田一・二 4-1 静岡東 東海
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島田・神座小校内、思い出スタンプラリー 閉校前にPTAが企画
本年度末で閉校する島田市の神座小で3日、PTA主催の校内スタンプラリーが開かれた。児童や卒業生、地域住民が校舎を巡り、思い出づくりを楽しんだ。 参加者は教室や理科室、家庭科室などを回り、各ポイントでゲームやクイズに挑戦した。学校の好きな場所や好みの給食を紙に書いたり、音楽室で楽器の音当てクイズを体験したりした。校内に隠れた校長やPTA会長を見つけてスタンプをもらう企画も児童に人気だった。運動場では餅まきも行われた。 6年北川加武偉君は「楽しかった学校の思い出を感じながら、友達と校舎を回ることができた」と笑顔を見せた。 地域住民と思い出に残るイベントを最後にしたいとの声が上がり、PTA
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踊りや健康体操披露 島田で「フェスタ」
島田市の夢づくり会館で2、3の両日、市内の団体が日頃の活動成果を披露する「生涯学習大会フェスタしまだ2024!」が開かれた。 3日はステージ発表があり、26団体が踊りや健康体操、歌などを披露した。「ひふみダンスサークル」は子どもたちが力強いダンスを踊った。展示部門では16団体が手芸や絵手紙などを会場に飾った。 フリーマーケットや地場産品の販売、スタンプラリーなども行われ、多くの地域住民でにぎわった。
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ねんりんピック静岡県代表に北川さん(島田)ら eスポーツ「太鼓の達人」得点競う
鳥取県で10月に開催される「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」eスポーツ部門の静岡県代表決定戦が2日、島田市のしまだ楽習センターで開かれた。市内外から10人が出場し、同市の北川勝美さん(65)が優勝した。 eスポーツは今回からねんりんピックの正式種目に採用され、ニンテンドースイッチの「太鼓の達人」で得点を競い合う。予選は出場者が得意な曲をそれぞれ2曲披露した。上位8人が決勝に進み、トーナメント形式で課題曲に挑戦した。優勝した北川さんは「練習に取り組んできたのでうれしい。試合はとても楽しかった」と話した。 上位3人がねんりんピックの出場できる。そのほかの上位入賞者は次の通り。 準優勝
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オペレッタ40年の伝統に幕 島田・伊久美小 閉校前最後の発表会
本年度末で閉校する島田市伊久美の伊久美小は2日、約40年間受け継がれてきたオペレッタの発表会を同校体育館で開いた。全校児童30人が「こころのふるさと伊久美小」と題した創作歌劇を保護者や地域住民らに披露した。 高学年を中心に台本や演技を考え、同校周辺の自然や生き物、茶の歴史、郷土の偉人などを取り上げた。菩提山や伊久美川を舞台に、伊久美村出身で宇治茶製法を地元に広めた坂本藤吉翁らにふんして登場し、地域への感謝の思いを歌や演技で表現した。児童が歌詞を考えたオリジナルソングも披露した。歌を通じて学校の文化や思い出を振り返り、保護者らの涙を誘った。 6年榊原佳音さんは「役になりきって最後のオペレッ
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⚾しんきんカップ静岡県中学選抜野球、4強出そろう 3日準決勝
しんきんカップ第54回静岡県中学選抜野球大会(県野球連盟、静岡新聞社・静岡放送主催)は2日、島田、浜岡両球場で準々決勝を行い、4強が出そろった。 前年覇者の東海大翔洋(清水)は序盤に打線がつながり、清水七・八(清水)に快勝。21年ぶり出場の静岡東(静岡)は終盤に磐田東(磐周)を振り切った。昨秋の新人大会で中部地区優勝の島田一・二(島田)は富士宮一(富士宮)に5回コールド勝ち。浜松三ケ日(浜松)は初回の3点本塁打で浜松開誠館(浜松)を退けた。 準決勝は3日に島田球場で行われ、島田一・二と静岡東、浜松三ケ日と東海大翔洋がそれぞれ対戦する。 2日の結果(準々決勝) ▽島田球場 島田一・二
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健康増進で知事褒賞 7企業・団体 授与式
静岡県はこのほど、従業員の健康増進に積極的に取り組む県内7企業・団体を表彰した。県庁で授与式を行い、川勝平太知事が代表者に褒状を手渡した。取り組みの内容は事例集にまとめ、県内の事業所に配布する。 健康診断の受診促進や受動喫煙・禁煙対策、従業員の家族や地域住民を巻き込んだ健康づくりなどが対象。川勝知事は「健康寿命を延ばすには行政だけでは限界がある。皆さんの取り組みを広めていきたい」とたたえた。 出席者は自社の健康経営の事例を紹介し、「体の健康だけでなく、心の健康も大切」「家族の健康にも良い影響が出ている」などの声が上がった。 表彰を受けた企業・団体は次の通り。 赤阪鉄工所(焼津市)キャ
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「金谷高、心に残り続ける」 57年の歴史に幕 島田で閉校式典
本年度末で閉校する県立金谷高は1日、閉校式典を島田市金谷根岸町の同校体育館で開いた。卒業生や保護者、学校関係者、地域住民らに見守られながら、57年の歴史に幕を下ろした。 12人の卒業生を代表し、片岡里桜さんが「この校舎で過ごした日々は決して色あせることなく、いつまでも私たちの心に残り続ける」と謝辞を述べた。 丸沢克夫後援会長は「第1回卒業生として、60年間金谷高とともに歩んだ」と振り返り、清水唯史同窓会長は「学校はなくなるが同窓会は継続し、卒業生の絆を築いていく」と思いを新たにした。出席者全員で校歌も斉唱した。 代表生徒が壇上で校旗を降納し、県教委の塩崎克幸教育監に返還した。 同校は
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静岡県内高校で卒業式 金谷高12人最後の巣立ち 令和の「二十四の瞳」に祝福
静岡県内の多くの高校で1日、卒業式が行われた。卒業生は恩師や保護者、後輩に見守られながら、思い出の学びやを巣立った。 県教委によると、公立の全日制全91校が式を設定。本年度末で閉校する島田市の県立金谷高も最後の卒業式を行い、午後には閉校式を開く。同校の校舎は4月に開校する単位制定時制の県立ふじのくに国際高が活用する。 金谷高では卒業生12人が式典に臨み、保護者や地域住民の祝福を受けた。山田正訓校長は「コロナ禍でかけがえのない日々を過ごした皆さんは令和の『二十四の瞳』。一人一人に課題解決の力が身に付いたことを実感している」と式辞を述べた。卒業生を代表し、武井夏美さんが「私たちはこれからそれ
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土に触れる原始的な衝動 陶芸家・前田直紀さん(静岡市葵区)【表現者たち】
JR島田駅前の通りの空き店舗に、陶芸家前田直紀さん(46)=静岡市葵区=が、巨大なオブジェを複数据える。人けのない空間で、ひんやりとした粘土肌が静かに呼吸するかのよう。個展「土纏~tsuchi.matou」は、17日まで島田市や川根本町で開催中の「UNMANNED(アンマンド) 無人駅の芸術祭/大井川」の一画を成す。 「焼かない作品も陶芸と呼べるか。焼かなくてよければ焼きたくない」。器の意匠としての美しさ、使い勝手の良さを追求する一方で、「土に触れること自体が原始的な衝動だろう」。独自のアプローチを模索してきた。 一つのオブジェに信楽[しがらき]の粘土を200キロ使う。内部は空洞。重力に
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知事と静岡県議会・働き方を巡る報道テーマ 静岡新聞社 読者と報道委員会
静岡新聞社の「読者と報道委員会」は2月13日、第38回会合を静岡市駿河区で開いた。議題は「知事と県議会」と「働き方を巡る報道」。NPO法人クロスメディアしまだ事務局長の児玉絵美委員、静岡理工科大学長・静岡大電子工学研究所長の木村雅和委員、富士川まちづくり株式会社代表取締役社長の伊藤高義委員の3氏が本社側と意見交換した。 (進行は石川善太郎編集局長) 知事と県議会 木村委員 「政策」視点 啓発に力を 児玉委員 政治と若者つなぐ鍵に 伊藤委員 県政への強い主張期待 川勝平太知事と県議会を巡っては、県政の課題解決に向けた政策論議よりも、自民会派などとの対立による政局が紙面をにぎわせ
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社説(2月29日)静岡茶の活路 「和紅茶」に注目したい
茶の減産が止まらない。農林水産省作物統計によると、2023年の荒茶生産量は静岡など主産8府県で前年比3%減の6万8千トン(全国は推計7万5200トン)だった。コロナ禍の作業停滞や外出自粛による緑茶飲料の需要見通し減などで摘採見送りが増えた20年をも下回った。高度経済成長前の水準である。 本県の荒茶生産量は2万7200トン。鹿児島県は2万6100トンで、辛うじて首位を守った。ただ、一番茶が前年比13・7%減だったのに二番茶以降を合わせると4・8%減と、需給シフトが瞭然だ。 農家の高齢化や長引く茶価低迷で茶の生産基盤は弱体化に歯止めがかからない。茶業の“黄信号”に早く
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リニア・ダム工事期間中、水戻す必要なし 島田市長見解「流域の総意」
島田市の染谷絹代市長は28日の定例記者会見で、リニア中央新幹線トンネル工事に伴うJR東海の県内での高速長尺先進ボーリングの実施について、「(大井川上流部の)田代ダムの大規模な改修工事中は全く取水しないので、その間はボーリングに伴い山梨県側に流れた水を大井川に戻す必要はないというのが流域の総意」と改めて強調した。 同ダムは2月から2025年11月までの予定で発電設備の改修工事中で、この間は大井川から取水しない。染谷市長は「あくまで工事期間中の話。ボーリングで山梨県側に流れた水量を上回る水が大井川に戻っているのであれば、水利用への影響はないのでは」と述べた。 水を戻す方策を求めないとの考えに
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選ばれる茶産地目指し振興誓う 掛川で農協集会
JA静岡経済連と県茶業会議所は28日、県農協茶業者集会を掛川市で開いた。県内各地の生産者ら約300人が新スローガン「要望に応じた茶生産に取り組み、選ばれる茶産地静岡を目指そう」を唱和し、今期の茶業振興を誓った。 経済連の河原崎友二経営管理委員会長は、生産者と茶商のマッチングを進めるとし「消費拡大を目指してJAグループ一丸となった取り組みを実践していく」と話した。 マルセン砂川共同製茶組合(浜松市天竜区)の鈴木猛史さんが「慣行栽培から有機栽培への転換」をテーマに講演し、「有機茶園の視察、販路の確保、茶園の集積の3点がポイント」と説いた。緑茶輸出の現状と展望についての講演や2023年度の茶業
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島田のカフェから出火 けが人なし
28日午後3時20分ごろ、島田市金谷東2丁目のカフェ「SORACAFE(ソラカフェ)」から出火し、木造平屋建て店舗の調理場の内壁や天井などを焼いた。けが人はいなかった。島田署によると、出火当時、店舗関係者が調理場で油の処理をしていたという。同署が詳しい原因を調べている。
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早春らんまん 帯桜まもなく満開 島田市役所東側
「帯桜(おびざくら)」の名称で親しまれる島田市役所東側の早咲き桜が開花し、見頃を迎えた。今週末には満開になる見込み。市役所新庁舎完成に伴い、2年ぶりにバリケードなしの桜を市民が楽しんでいる。 高さ約7メートル、枝張りは約12メートルで樹齢40年を超える。花持ちが良く、薄いピンク色から徐々に濃くなるのが特徴という。ことしは16日に開花し、八分咲きまで進んだ。28日には近隣のこばと保育園の園児が見学に訪れた。 旧島田市の市制30周年を記念して1978年に植樹された。正式な品種名の特定に至らなかったため、2007年に公募で「帯桜」と命名された。 (島田支局・寺田将人)
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優雅な茶会「天空で、車上で」 大井川鉄道・無人駅の芸術祭でパフォーマンス 島田のNPO
NPO法人クロスメディアしまだは27日、開催中の「UNMANNED(アンマンド) 無人駅の芸術祭/大井川」のパフォーマンスとして、乗用車の天井部分に設けた茶席で茶を楽しむ「車上茶会」を島田市のプラザおおるり前で開いた。 現代アーティストの上野雄次さん(東京都)がもてなし、染谷絹代市長らが地元の和菓子や抹茶を味わった。竹でできた茶席の雰囲気や景色も満喫した。上野さんは「普段と異なる風景の中で、芸術に触れてほしい」と話した。 車上茶会は同市川根町抜里地区で行ったが、街中でも芸術祭を楽しんでもらおうと企画した。19日には大井川上空でパラグライダーをしながら、茶会を体験する「天空茶会」も実施した
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茶況(2月27日)ノンアル市場 状況など講演 島田で専門商社社長
島田市のふじのくに茶の都ミュージアムはこのほど、セミナー「ノンアルコールドリンクの飲食業への進展とお茶を考える」を同ミュージアムで開いた。ノンアルコール飲料専門商社「アルト・アルコ」(東京都)の安藤裕社長が、ノンアルコール市場の状況やボトリングティーの可能性などをテーマに講演した。 安藤社長は発酵や脱アルコールなどノンアルコールドリンクの製法を紹介。飲酒習慣の変化や大手企業のノンアルコール商品の割合などを踏まえ、世界市場が2028年には2兆5千億円規模に拡大することなどを解説した。国内においては、「コロナ禍の酒類提供制限に伴う需要変化が市場拡大のターニングポイントになった」と述べた。 ボ
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演劇に関わる人 増やしたい 「アートひかり」仲田恭子
藤枝市の蓮華寺池公園や周辺の施設、商店街を活用した「藤枝ノ演劇祭」が3月2、3の両日、開かれる。今年で3回目。2022年の初開催から連続参加する演劇ユニット「アートひかり」の仲田恭子代表(同市出身)は「演劇祭を通じて、演劇に関わる人が増えてほしい」と願いを込める。 アートひかりは今回の演目に、オーストリアの劇作家ペーター・トゥリーニの代表作「ねずみ狩り」を選んだ。演出を担当した仲田は「現代社会や文明を批判する内容で1971年の初演時は賛否が分かれたが、今では教科書にも載っている。戯曲の力が普遍的だったのだろう」と紹介する。 都会のごみ捨て場に現れた男女。「全てはごみだ」とする男は銃でネズ
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2万2000人ドーム型など3案 浜松新野球場 県絞り込み 県議会定例会
静岡県議会2月定例会は27日、自民改革会議の河原崎聖氏(島田市・川根本町)とふじのくに県民クラブの田内浩之氏(湖西市)が代表質問を行った。森貴志副知事は浜松市の遠州灘海浜公園篠原地区に整備予定の新野球場について、基本計画に盛り込む球場の規模と構造を2万2千人の多目的ドーム型など3案に絞り込んだと明らかにした。事業費については言及しなかった。田内氏への答弁。 ドーム型以外の2案はいずれも屋外型球場。規模は2万2千人と1万3千人で、近くで産卵するアカウミガメに影響を及ぼさないよう照明設備は設けない。 ドーム型は天候に左右されず幅広いイベントが開催可能で、屋外型は建設コストを抑えられる利点がある。
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「持続可能なまちづくりを」 島田市長 24年度施政方針
島田市の染谷絹代市長は27日の市議会2月定例会本会議で2024年度の施政方針を示した。予測困難な社会情勢を踏まえ、「時代の変化を敏感に捉え、果敢に挑戦し、持続可能なまちづくりに取り組む」と述べた。 ヤングケアラーや高齢の親(80代)と子ども(50代)が生活に困窮する「8050問題」などの複合課題に対応するため、重層的支援体制の整備を進める。妊産婦や子育て世帯、子どもに対する一体的な相談機関として、「こども家庭センター」を設置する。 人材不足の解消に向け、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業活動を支援する。市の基幹産業である茶業に関しては、需要が見込める有機栽培や碾茶(てんち
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ダム工事期間のボーリング 「流域総意か確認必要」 川勝知事会見【大井川とリニア】
川勝平太知事は26日に静岡県庁で開いた定例記者会見で、リニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川水問題を巡り流域市町が、同河川上流部の田代ダムで取水されない発電設備の工事期間中にJR東海が県内で高速長尺先進ボーリングを実施して湧水が県外に流出しても、同社による返水の方策を求めないとの考えを示したことについて、「(意見が流域の)総意だったのか確かめる必要がある」との見解を述べた。 大井川流域10市町の首長(御前崎市は代理出席)は25日に静岡市葵区で開かれた丹羽俊介JR東海社長との意見交換会に参加した後、取材に応じ、染谷絹代島田市長がこうした考えを「流域の総意」としてJRに伝えたと説明した。
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静岡県内7施設で学級閉鎖 インフルエンザ
静岡県は26日、県内の高校、小中学校、特別支援学校7施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計75人確認され、学級閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 伊豆市1施設8人、富士宮市1施設7人、富士市2施設15人、島田市1施設14人、磐田市1施設21人、掛川市1施設10人
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ボーリング着手「早期に」 県内流域首長、JRに提示 発電施設工事中「返水必要なし」【大井川とリニア】
リニア中央新幹線トンネル工事に伴う大井川水資源や自然環境の保全策を巡り、大井川流域10市町の首長とJR東海の丹羽俊介社長の意見交換会が25日、静岡市葵区で開かれた。流域側は首長の総意として、大井川上流部にある田代ダム関連施設の大規模改修中は取水をしないので、この間に県内で高速長尺先進ボーリングを実施すれば、ボーリングに伴い県外流出した湧水を大井川に返還する方策の必要はないとの考えをJR側に伝えた。 同ダムは2月上旬から発電施設の改修中で、大井川から取水していない。流域首長は今回新たな考えを示し、県内工区のボーリング調査の早期着手を求めた。 トンネル湧水の県外流出を巡っては、JRが田代ダ
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「大鉄は観光誘客の核」 静大名誉教授、島田で講演 早期の全線復旧訴え
川根本町の町民らでつくる「大井川鉄道全線復旧を支援する会」は25日、静岡大学の土居英二名誉教授(経済統計学)を招いた講演会「大井川鉄道と地域の関わり」を島田市川根町家山の市川根文化センター「チャリム21」で開いた。地域住民ら約70人が参加した。 土居名誉教授は、2022年秋の台風15号被害による大鉄の一部不通が同年に川根本町に与えた経済的影響を試算。鉄道事業に約2億4400万円、宿泊業に約3億円、飲食や小売業に約3億6500万円の損失が発生したと示した。また、農業や輸送への影響も加味して通年換算すると、同町の経済損失は年間約12億円に上ると説明した。 20年前と比較した町内の就業者数も紹
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【2024注目予算】島田市 コテージに露天風呂 市施設 観光路線強化
「蒸気機関車(SL)の存在が誘客に直結するのを実感した」。SLが見える温泉として、島田市内外から観光客らが訪れる「川根温泉ふれあいの泉」(同市川根町笹間渡)の三浦俊夫支配人は語る。昨年10月、1年ぶりに大井川鉄道が最寄りの川根温泉笹間渡駅まで延伸再開。SL風景が戻ったことで、客数や客単価の回復を肌で感じている。 同温泉は、日帰り温泉をはじめ、コテージなどを兼ね備える川根町時代から続く市の観光施設。第三セクターの株式会社川根町温泉が運営する。市は利用者の満足度や稼働率の向上を目指し、4人棟コテージに露天風呂を新設するなど改修費2200万円を当初予算案に計上した。 コテージはコロナ禍で高まっ
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ふるさと貢献賞 地域づくり 活動たたえ 13団体・1個人 表彰
公益財団法人静岡新聞・静岡放送文化福祉事業団と静岡新聞社・静岡放送は24日、地域のために献身的な活動を続ける個人・団体を顕彰する「第13回ふるさと貢献賞」の表彰式を静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館で行った。 表彰されたのは県立浜松東高など「学校の部」の7団体と「団体・企業の部」の6団体、「個人の部」の池谷信子さん(島田市)の計13団体・1個人。長年にわたる地域の環境整備や魅力発信に向けた活動が評価された。 表彰式では、池上重弘県教育長と静岡新聞社幹部が表彰状と記念トロフィーを贈呈した。池上教育長は「どの活動からも地域とのふれあいを楽しんでいる様子が伝わってきた」と受賞者をたたえた。 受
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榛北地区労福協の行政要望書に回答 島田市
島田市は22日、島田榛北地区労働者福祉協議会から昨年10月に提出された市行政への要望書について回答した。染谷絹代市長が樋熊敦志会長に回答書を手渡した。 放課後児童クラブの受け入れ時間について、染谷市長は「4月から開所時間を30分早めてサービスを拡大する予定」と答えた。特別教室へのエアコン設置に関しては、小学校の図書館や中学校の理科室などへの設置を計画していることを伝えた。利子補給制度については、低金利の状況を踏まえ、勤労者の余暇や福利厚生に寄与する事業を代替として実施していく考えを示した。 樋熊会長は「放課後児童クラブ対応の進展はありがたい。利子補給制度を求める声は根強い」と話した。
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藤枝市文化芸術祭が開幕 市制70周年記念 交流都市から出展も
藤枝市制施行70周年記念事業の一環で、市文化芸術祭(市文化協会、市主催)が23日、市生涯学習センターで始まった。市と交流がある県外都市と近隣市町の文化団体が、幅広いジャンルの作品約250点を出展した。25日まで。入場無料。 出展市町は北海道恵庭市、石川県白山市、岐阜県恵那市、沖縄県宮古島市、藤枝市、焼津市、島田市、川根本町。絵画や造形、書道といった約15部門の力作が並ぶ。藤枝市の歴代市長や、サッカーの長谷部誠選手、日本代表コーチの名波浩さんら藤枝を築いた有名人の似顔絵などが目を引く。本年度の藤枝市民文化祭の三賞受賞作品も展示した。 期間中は「魂の俳人」と呼ばれた村越化石(1922~201
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「島田事件」赤堀さん死去 死刑廃止や適正捜査願う 配慮と感謝、優しい人柄
1954年に島田市内で幼女が殺害された「島田事件」で死刑確定後に再審無罪となり、22日に94歳で死去した赤堀政夫さんは、死刑制度の廃止や違法捜査、障害者差別の根絶を晩年まで願い続けた。一方、周囲への配慮と感謝を絶やさない優しい人柄で知られた。 ※画像タップで拡大してご覧になれます 「皆さん、どうもありがとう」。89年1月31日、静岡地裁で再審無罪判決が言い渡されて釈放された赤堀さんは、地裁前で右拳を突き上げ、集まった支援者に生還をアピールした。35年ぶりに自由の身となった。 冤罪(えんざい)ながら死と隣り合わせだった日々の記憶はいつまでも鮮明だった。「35年と口で言うのは簡単
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女性だけでなく、男性も生きづらさを感じています 「男だから」にストレス 静岡新聞社アンケート【NEXT特捜隊】
近年、ジェンダー(社会的性差)平等への意識が高まったことで、「男性の生きづらさ」にも目が向けられている。静岡新聞社のNEXT特捜隊に「女性だけでなく、男性の生きづらさについても取り上げてほしい」との投稿があり、ウェブアンケートを実施した。長時間労働と家事・育児の両立に悩む声や、学校に男子更衣室がないことへの不満などが寄せられた。(生活報道部・大滝麻衣) 【▶静岡新聞社NEXT特捜隊 LINE友達になる】 2~5日に行ったアンケートには、静岡県内を中心に13~80歳の計66人が回答した。職場や家庭、学校で「男性だから」という固定観念を理由とした生きづらさや悩み、ストレスが「よくあ
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島田事件で再審無罪 赤堀政夫さん死去 94歳
島田市で幼女を殺害したなどとして死刑が確定後、1989年に静岡地裁で再審無罪判決を受けた赤堀政夫さんが22日午後、名古屋市内で死去した。94歳。関係者への取材で分かった。 島田市で54年に発生した幼女誘拐殺害事件は「島田事件」と呼ばれた。殺人などの罪に問われた赤堀さんは、一審静岡地裁の初公判で自白を強要されたとして無罪を主張した。しかし、地裁は58年、求刑通り死刑判決を宣告し、最高裁で確定した。赤堀さんは無実を訴え続け、4度にわたって再審を請求。第4次再審請求審で静岡地裁は86年、再審開始を決めた。再審公判は87年に地裁で始まり、89年に無罪が言い渡された。 赤堀さんは長く名古屋市で暮ら
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緑茶化計画「ガンダム」披露 島田出身のプロモデラー
島田市出身のプロモデラーのメアさん(25)=都内在住=が22日、同市役所を訪れ、市緑茶化計画のメインビジュアルを使った機動戦士ガンダムのプラモデルを染谷絹代市長にお披露目した。 プラモデルは「RX-78-2ガンダム」を使用し、「地球上でもっとも緑茶を愛する街」を表現したイラストを各パーツに貼り付けて組み立てた。首都圏で活躍する同市出身者らが集う「首都圏しまだ交流会」の参加をきっかけに、約3カ月かけて製作した。 メアさんは「ガンダムを知る世代は幅広い。島田市や静岡県の知名度を高めるお手伝いができれば」と述べ、染谷市長は「さまざまな角度から作品を楽しむことができる。ぜひ島田で個展を開いて」と
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静岡県内16施設で閉鎖 インフルエンザ
静岡県は22日、県内の高校、小中学校、保育園計16施設でインフルエンザに感染したとみられる患者が計171人確認され、学級閉鎖、学年閉鎖を行ったと発表した。 市区町別の施設数と患者数は次の通り。 函南町2施設17人、御殿場市1施設5人、富士宮市1施設14人、富士市1施設6人、静岡市葵区1施設17人、藤枝市1施設13人、島田市1施設14人、磐田市1施設10人、掛川市1施設9人、湖西市1施設13人、浜松市中央区5施設53人
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写真クラブ会員 自然、家族の作品展 島田、25日まで
島田デジタルフォトクラブの作品展が22日、島田市のプラザおおるりで始まった。25日まで。 同クラブ会員9人が自然や家族の写真約110点を展示した。同市の蓬莱(ほうらい)橋や大井川鉄道の蒸気機関車(SL)、川根町家山の一本桜「牛代(うしんしろ)の水目桜(みずめざくら)」など地域の名所を写した作品も並ぶ。同クラブで講師を務める大石智久さんも出展しており、波打ち際の水しぶきを捉えた印象的な写真が目を引く。 午前10時から午後5時まで。25日には大石さんによるレクチャーも無料で実施する。
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川根小山(かわねこやま)駅PR 「猫の日」切符発売 特別ヘッドマーク列車運行開始 大井川鉄道
大井川鉄道(本社・島田市)は「猫の日」の22日、駅名に「ねこ」の文字が隠れている川根本町の無人駅「川根小山(かわねこやま)駅」をPRするため、記念切符の店頭販売や特別ヘッドマークを着用した列車の運行を開始した。 記念切符は井川線の千頭―川根小山間の片道乗車券と川根小山駅の入場券がセットで税込み千円。切符の下地はネコや肉球、魚をデザインした特別仕様。シリアルナンバー付き。限定500セット。ノベルティとして缶マグネットもプレゼントする。新金谷駅前プラザロコ売店と千頭駅売店で販売する。大鉄のオンラインショップでも購入可能。 特別ヘッドマークを着用した車両は井川線の千頭―接岨峡温泉間の一部列車で運行
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記者コラム「清流」 カモシカ保護 思い複雑
15日朝、島田市の市街地でニホンカモシカが出没した。急いで駆けつけると、島田商高のすぐ横にある解体工事現場に人だかりができていた。視線の先には、がれきの上で悠然とたたずむカモシカの姿があった。 なぜ、こんな場所に。島田駅の北東約1.4キロの市中心部。異様さが際立った。キョロキョロと周囲を見渡し、じっとその場を動かずにいたが、突然歩き出して市街地に移動すると、1時間半の逃走劇の末に島田署員らに保護された。 川根本町の猟師殿岡邦吉さんは「カモシカの数が増えていると猟師の間で話題になっている。国の天然記念物で、捕獲できないのが原因」と話す。シカやイノシシと同様に農作物被害も見られるという。今回
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ネスレが貨物輸送 島田から関西へ 2月開始、1日200トン
ネスレ日本(神戸市)とJR貨物グループは21日、列車によるコーヒー飲料の定期輸送を開始した記念式典を、大阪市の貨物駅で開催した。島田市の工場から関西へ、今月から1日約200トンを運んでいる。トラック運転手の不足が懸念される物流の「2024年問題」に対応し、多様な輸送手段を確保する狙い。 静岡貨物駅(静岡市)から百済貨物ターミナル駅(大阪市東住吉区)までを列車で運行する。大阪府と和歌山県向けの「ネスカフェ ボトルコーヒー」が対象で、大阪では駅を保管拠点としても活用する。従来はトラックで輸送していた。 ネスレ日本は24年の列車による輸送量を、23年の約4倍に増やす計画。二酸化炭素(CO2)を
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自助共助支える「公助」重要 島田で防災講演会 岩田氏(静大特任教授)が登壇
島田市は21日、自治推進委員向け防災講演会を市役所で開いた。静岡大防災総合センターの岩田孝仁特任教授が講師を務め、「想像力の欠如に陥らない防災」をテーマに講演した。 岩田特任教授は能登半島地震における建物の倒壊や津波、液状化現象などを挙げ、「地震がもたらす被害のさまざまなパターンを示している」と解説。その上で、「少子高齢化が進んでいる現状は、災害発生直後の隣近所による救助などを考えた際、顕著な問題になる」と述べた。県内で進んでいる中高生の防災訓練の参加について、「地域社会の一員としての自覚は、未来の防災につながるはず」と意義を語った。 さらに建物の耐震化や防潮堤整備などハード対策が進んで
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池谷さん(常葉大)卒業制作で冊子制作 島田・川根町で活躍の住民に密着 取材協力者に完成品届ける
常葉大4年の池谷颯馬さん(22)が、卒業制作として島田市川根町で活躍する住民17人を取り上げた冊子「なんにでも」を制作した。同町の抜里地区を21日に訪れ、取材に協力した一人の中村和司さん(73)に冊子を届けた。 池谷さんは地方での情報発信に興味を持ち、冊子の制作に挑戦した。過疎化が進む同市川根町を候補地として訪れたところ、住民の温かさや距離の近さに魅力を感じ取材先に選んだ。 昨年10月から今年1月までの約4カ月間、取材からデザインまで1人で担当した。家山、身成、抜里、笹間の4地区で飲食店や農園の経営者、地域おこしに取り組む住民らを取材。冊子は一人一人の活動内容や地域への思いなどが写真とと
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茶況(2月20日)地紅茶飲み比べ 島田でフェス 25の生産農家がブース
紅茶の飲み比べを楽しめる「第1回島田地紅茶フェスティバル」(同実行委主催)が18日、島田市の夢づくり会館で開かれた。県内外から25の生産農家らがブースを設け、来場者に自慢の紅茶を振る舞った。 2025年秋に市内で開催される「第23回全国地紅茶サミット」のプレイベント。来場者は同市金谷地区の「志戸呂焼」などの専用ティーカップに入れ立ての紅茶を注いでもらい、味や香りを楽しんだ。同市切山の「カネロク松本園」はウイスキー用のたる材をチップにし、茶葉を燻(いぶ)した紅茶が人気を集めた。 手もみの実演や子ども向けクイズ、研究発表会などのセミナーもあり、多くの来場者でにぎわった。 (島田支局・寺田将
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詐欺疑いで受け子の女再逮捕 沼津署
沼津署は20日、詐欺の疑いで東京都杉並区阿佐谷北2丁目、無職の女(26)を再逮捕した。特殊詐欺グループの受け子とみられ、逮捕は3回目。 再逮捕容疑は2023年11月下旬、何者かと共謀して、島田市の無職男性(86)と藤枝市の無職男性(90)に親族をかたって「会社でミスをした」などと電話でうそを言い、それぞれから現金100万円をだまし取った疑い。 女は別の詐欺事件で同年12月と今年1月に逮捕されている。
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スイス派遣の中高生を募集 島田市国際交流協会
島田市国際交流協会は市学生親善使節として、8月にスイス・ブリエンツへ派遣する中高生を3月5日まで募集している。 島田市の姉妹都市であるブリエンツとの友好を深め、次世代を担う青少年の国際性を養うことが目的。現地の学校を訪問し、同世代の若者や市民と交流したり、ホームステイを体験したりする。 対象は市内在住の中学2、3年生と高校生(派遣時)。派遣期間は8月18~26日。募集人数は若干名。必要経費は約40万円の見込みで、市が旅費の一部を補助する制度がある。応募申込書、学校の応募承諾書、「わがまちの良いところ」と題した作文の提出が必要。書類審査と面接で審査する。 市友好親善訪問団として、一般の参加も募
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静物画中心に作品展 SBS学苑藤枝校の教室生
SBS学苑藤枝校で絵画教室を主宰する島田市の伊藤育子さんと生徒6人の作品展が25日まで、藤枝市小石川町のアートカゲヤマ画廊で開かれている。教室で描いた思い思いの作品31点が並ぶ。 ライムや柿、里芋、花などの静物画を中心に、水彩、油彩、アクリルといった幅広いジャンルの力作を出展した。伊藤さんは「それぞれの作家の個性を感じてほしい」と話した。 作品展は午前10時~午後7時。最終日は午後4時まで。
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次回も定員減、10月27日開催 しまだ大井川マラソン
昨年10月に島田市内で開催された「第15回しまだ大井川マラソンinリバティ」(静岡新聞社・静岡放送共催)の実行委員会最終会合が20日、同市のプラザおおるりで行われた。15回大会の実績報告が行われたほか、次回の第16回大会の開催日を10月27日とし、フルマラソンの定員縮小を継続することを承認した。 新型コロナ禍が落ち着いていることなどから、フルマラソンの出走者数は前回比1046人増の5340人、完走率は88%だった。10キロの部は同117人増の1507人、完走率は99.8%だった。 市役所の建て替え工事により、14回大会からフルマラソンのスタート地点が島田三小前に変わったが、次回も旧庁舎解体工
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大井川鉄道不通の影響を解説 25日、島田で講演会
川根本町の町民らでつくる「大井川鉄道全線復旧を支援する会」は25日午後1時半から、大井川鉄道と地域経済の関係をテーマにした講演会を島田市川根町家山の川根文化センターチャリム21で開く。 土居英二静岡大名誉教授を講師に招き、2022年秋の台風15号被害による大鉄の一部不通に伴う経済的な影響などを解説する。 参加無料。申し込み不要。希望者は直接会場へ。
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税に関する絵はがき 静岡県連会長賞に北川さん(島田第一小)
島田市の島田第一小でこのほど、「税に関する絵はがきコンクール」で県連会長賞を受賞した同校6年の北川莉晏[りあ]さんの表彰伝達式が開かれた。 作品は「あたりまえは税でできている」という文字とともに、病院やパトカー、街路樹が描かれている。島田、牧之原、吉田、川根本町の2市2町の小学生を対象に開かれた島田法人会でのコンクールで最優秀賞を受賞し、県法人会連合会の選考に進んだ。伝達式では、島田法人会女性部会の鈴木美津子部会長が北川さんに賞状を手渡した。
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島田市独自の介護予防体操、しまトレ100カ所目 川根温泉で記念イベント
島田市は18日、同市独自の介護予防体操「しまトレ」の実施場所が100カ所に達したことを記念し、同市川根町笹間渡の川根温泉ふれあいの泉でイベントを開いた。 マジシャンのマギー塁さん(静岡市出身)らが講師を務め、川根地区の住民や温泉利用者が手品を通じた認知症予防や簡単な運動に取り組んだ。参加者は椅子に座ったまま手先を細かく動かしたり、手品を楽しんだりした。マギー塁さんは「認知症などのシリアスな社会課題こそ、笑って楽しく考える機会を大切にしましょう」と呼びかけた。 しまトレは、島田市歌に合わせて体を動かして柔軟性アップを目指す「しまだ市っ歌り(しっかり)げんき体操」などを組み合わせたトレーニン
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親子挑戦、鮮やかスライム作り 島田で理科教室
島田市は17日、親子向けの理科教室を同市川根町家山の川根図書館で開いた。市内外から児童と保護者15人が参加し、カラフルなスライム作りを楽しんだ。 非常勤講師として同市の伊久美小で理科を教える戸田正吾さんが講師を務めた。児童らは洗濯のりとほう砂を混ぜ合わせスライムを作り、絵の具でそれぞれ好きな色に着色した。戸田さんは物質の三態(気体・液体・固体)について言及し、スライムが液体と固体の中間にあたるゲルという状態だと説明した。 藤枝氏の葉梨小1年の加藤那月君(7)は「手にくっていて大変だったけど楽しかった。家でも遊びたい」と笑った。
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ジャバラ、グミで味わって 酸味と甘みバランス良く 島田の会社が開発
かんきつ類のジャバラの生産や6次産業化に取り組む島田市の合同会社「大井川地域再生」(紅林貢代表)が新商品のグミを開発した。マーマレードやパウダー、ストレート果汁に続き、より食べやすいおやつやお土産として売り出している。 花粉症などアレルギーの抑制効果があるとされるナリルチンの含有量が多いジャバラに着目し、耕作放棄地などを活用して生産している。グミは無香料、無着色で子どもでも食べられるという。酸味と甘みのバランスが良い「大井川じゃばらぐみ」と、ナリルチンが多く含まれる果皮パウダーを配合した「大井川じゃばらぐみ パウダーin」の2種類を用意した。 紅林代表は「グミブームもあり、お菓子感覚で
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“愛のある悪口” 入賞作決定 3月、島田で表彰式
全国から“愛のある悪口”を募る島田市の「第20回愛するあなたへの悪口コンテスト」(静岡新聞社・静岡放送後援)の実行委は16日、入賞作品を発表した。大賞には東京都八王子市のルークさん(61)の作品「11月なのに夏日だった 夫が私の服を褒めた 何かが狂ってる」が選ばれた。 全国から3950点が寄せられ、審査委員長を務める直木賞作家の村松友視さんらが一般、スクール部門で各賞を選出した。 村松さんは総評で「今回さらに新たな光彩を与える作品スタイルが生まれ始めている」と述べた。 表彰式は3月24日に島田市内で開く予定。 「第20回愛するあなたへの悪口コンテスト」入賞作
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心弾む春色 河津桜楽しんで 島田
島田市金谷扇町のであい公園そばで河津桜が見頃を迎えている。 大代川と清水川が交わる土手に植えられた14本がほぼ満開で、訪れた地域住民らを楽しませている。草刈りなど定期的に管理する金谷天王町の杉本静雄さん(83)は「毎年きれいに咲いてくれるが、今年は開花が早い。金谷に河津桜は少ないと思うので、楽しんでほしい。週末が一番の見頃になりそう」と話した。 (島田支局・寺田将人)
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島田市街地にニホンカモシカ出没 署員らが保護
島田市祇園町のハラダ製茶敷地内の解体工事現場に15日午前、国の天然記念物のニホンカモシカが出没した。約1時間半市街地を移動した後、島田署員らに保護された。住宅や飲食店が立ち並ぶ市中心部で繰り広げられた“逃走劇”を住民は驚きの目で見守った。 出没したのは体長約1メートルの雄。同日午前7時5分ごろ、近隣住民の通報を受け同署員、市と県の職員、地元猟友会のメンバー計約40人が捜索に当たった。 同9時ごろ、ニホンカモシカは解体工事現場から抜け出し、島田掛川信用金庫島田本店や大井神社を通って西に移動。同10時半ごろ、同市本通1丁目の川端歯科医院駐車場で保護された。軽トラックで
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県産食材使い「新和食」提供 島田・茶の都ミュージアムでイベント
島田市の「ふじのくに茶の都ミュージアム」で15日、県内の和食料理人2人による地元食材を生かしたダイニングイベント「美味らららダイニング」が開かれた。県が取り組むガストロノミーツーリズムの一環。 浜松市中央区の「懐石いっ木」の店主一木敏哉さんと静岡市清水区の「清游」の料理長内海亮さんの2人が登場し、参加者19人に一夜限りの特別メニューを提供した。「ふじのくにの新和食」をテーマに、静岡茶や駿河軍鶏(シャモ)、久能イチゴなどを最新のアイデアや技術で調理した。 参加者は地元食材について語りながら、味だけでなく視覚的にも料理を楽しんだ。
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多様な教育環境 整備加速 選択肢広げて個性尊重【検証 24年度 静岡県予算案㊤】
JR富士駅近くの住宅地にある適応支援教室「アルファー」。2月上旬、富士市在住の稲村翔太さん(17)は総合の授業に取り組んでいた。仲間と交わす会話に、思わず笑みがこぼれる。アルファーは発達障害などの診断を受けた富士、富士宮市の不登校の小中高生ら約100人を受け入れる民間の教室。稲村さんは小学2年から通っている。 「クラスに乱暴な子がいて、何かされるんじゃないかと小学校に行くのが怖くなった」。稲村さんは当時をそう振り返る。現在はアルファーが提携する通信制高校の2年生になり、勉強とアルバイトの両立に励む。教室は「接しやすい先生がいて、リラックスできる場所」に変わった。 不登校の子どもは全国的に
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FDA便、高知に目的地変更 下地島(宮古島)─静岡チャーター便、機材トラブル
富士山静岡空港株式会社は14日、同日午後6時35分発フジドリームエアラインズ(FDA)の下地島(沖縄県宮古島市)─静岡のチャーター便が高知空港にダイバート(目的地変更)したと発表した。機材トラブルのため。
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2月定例会開会 島田市議会
島田市議会2月定例会は14日、開会し、会期を3月27日までの43日間と決めた後、2023年度一般会計補正予算案など9議案を上程した。市は24年度当初予算案を27日に提出する方針。一般質問は3月6~8日の3日間。
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茶況(2月13日)お茶とサウナ 自然の中で満喫 島田でイベント
島田市の初倉地区で茶の販売やPRを行う団体「初倉茶農家集団」はこのほど、お茶やサウナなどを楽しめるイベント「御茶火和(おちゃびより)」を同市の野外活動センター山の家で開催した。全国から約50組が参加し、自然の中でお茶を味わった。 参加者はたき火を囲みながら初倉地区で生産されたお茶を楽しんだ。提供されたお茶は初倉産のゆずが入った「ゆず煎茶」と「ゆず紅茶」でさわやかな香りを感じられる。サウナでは熱した石にお茶をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」も実施された。同団体の宮村智久さん(43)は「秋頃にも開催予定。次はマルシェやワークショップも実施したい」と先を見据えた。 (島田支局・白鳥壱暉)
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荒行終え 冷水浴びる 島田・正覚寺で水行式
100日間の修行を終えた荒行僧が冷水をかぶって身を清める水行式が11日、島田市本通の正覚寺で行われた。 荒行僧は昨年11月1日から今年2月10日まで、千葉県の大本山中山法華経寺で修行を行ってきた。期間中は1日7回、午前3時に始まる水行を続けてきた。 荒行僧6人は本堂内に設けられた水行場に読経しながら登場すると、手おけで冷水をくみ何度も頭から勢いよくかぶった。集まった参拝者は水しぶきに驚きながらも手を合わせたり、写真を撮ったりした。 水行式は、家内安全や商売繁盛などを祈願する大黒祭と星祭りに合わせた同寺の恒例行事。
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最高賞の知事賞に阿部さん、松下さん 静岡県民写真展・撮影大会作品
静岡県写真協会はこのほど、県民写真展と撮影大会作品コンテスト(ともに静岡新聞社・静岡放送後援)の入賞者を決めた。写真展は阿部浩典さん(富士宮市)の「春夜の華」が、コンテストは松下英志さん(島田市)の「浴衣美人」がそれぞれ最高賞の知事賞に輝いた。 258人から1515点の応募があった。阿部さんは手筒花火を披露する女性の精悍(せいかん)な顔つきを捉え、松下さんは浴衣を着た女性を背景とともに統一感あるシックな色調で表現し、評価を受けた。 写真展とコンテストで入賞・入選した作品は3月6~10日に静岡市役所市民ギャラリーで展示する。 そのほかの入賞者は次の通り。 【県民写真展特別賞】掛沢孝彦(
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東海道日坂宿(掛川市)舞台に文人の生き様 永井紗耶子さん直木賞受賞第1作
第169回直木賞を受賞した永井紗耶子さん(島田市生まれ)の受賞第1作「きらん風月」の主人公は江戸後期、東海道日坂宿(掛川市)を拠点に活躍した戯作[げさく]者栗杖亭鬼卵[りつじょうていきらん]。「寛政の改革」を主導し言論や表現を抑圧した元老中松平定信との邂逅[かいこう]から、時代に翻弄[ほんろう]されながらもしなやかに生きる自由人と、東海道を往来した文化の魅力を伝える。 定信のお忍び旅の道中、日坂宿でたばこ屋を営む鬼卵が昔語りを聞かせる。鬼卵は河内国(大阪府)に生まれ、詩文や書画の腕を磨いたが芽が出ず、三河吉田(豊橋市)、三嶋、駿府(静岡市)の下川原と居を移す。60歳を過ぎて日坂宿へ。東海道
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荒行僧、冷水で身を清め 島田・正覚寺、100日間の修行終え
100日間の修行を終えた荒行僧が冷水をかぶって身を清める水行式が11日、島田市本通の正覚寺で行われた。 荒行僧は昨年11月1日から今年2月10日まで、千葉県の大本山中山法華経寺で修行を行ってきた。期間中は1日7回、午前3時に始まる水行を続けてきた。 荒行僧6人は本堂内に設けられた水行場に読経しながら登場すると、手おけで冷水をくみ何度も頭から勢いよくかぶった。集まった参拝者は水しぶきに驚きながらも手を合わせたり、写真を撮ったりした。 水行式は、家内安全や商売繁盛などを祈願する大黒祭と星祭りに合わせた同寺の恒例行事。
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中高生、探求学習の成果発表 大学生進行 島田で「ミーティング」
島田市は10日、中高生が探求的な学習の成果を他校の生徒と大学生に発表する「探求ミーティング」を同市役所で実施した。地元中高生約50人と静岡大生6人が参加し、世代を超えた交流を楽しんだ。 中高生混合の班に大学生が一人ずつ入った。大学生の進行のもと、中高生は自分たちの学校の課題や歴史上の偉人などさまざまなテーマで取り組んできた探求的な学習の成果をスライドや写真を使いながら分かりやすく伝えた。発表後は、班のメンバーからの質問に答えたり、感想を言い合ったりする時間も設けられた。 中高生の表現力・説明能力を養うほか、先輩との交流を通じて進学のイメージをしやすくすることを目的に初めて開催した。
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静岡人インタビュー「この人」 大井川流域や南アルプスのジオサイトガイドを作成した 諸橋良さん(静岡市駿河区)
日本列島の誕生に関わる地形・地質遺産の宝庫である大井川に沿う赤石山地と南アルプスの成り立ちや魅力を解説する「ジオサイトガイド」を作成した。ガイドは静岡県ホームページで公開している。静岡県生活環境課職員。新潟県三条市出身。48歳。 ―作成のきっかけは。 「もともとは南アルプスの世界自然遺産登録を目指す動きがあり、2010年ごろに学術的な調査報告書をまとめていたが、一般の人には分かりにくかった。多くの人にその価値を知ってもらい、どこにどんな地質遺産があるか分かるよう地図や写真をふんだんに取り入れた」 ―公開後の反響は。 「関係機関などから好評をいただいている。学校教育に活用したいとの声も
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災害・経済・子育てに重点 島田市予算案 24年度一般会計417億円
島田市は9日、2024年度の当初予算案を発表した。一般会計は23年度当初比6・7%減の417億円。市役所新庁舎建設など公共施設整備の一段落で23年度を下回ったが、将来を見据えた編成により、3年連続で400億円を超えた。重点施策として災害や経済対策、子育て福祉の充実を掲げた。組織再編によるシティープロモーションの強化を図り、関係人口創出も目指す。 染谷絹代市長は「物価高騰や人口減少で社会経済情勢の先行きは見通せない状況。社会の変化に柔軟に対応するため、先手を打つ予算として編成した」と説明した。6特別会計と病院などの3企業会計を合わせた総額は3・3%減の852億7300万円となった。 一般
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金谷地区住民の多彩な作品3000点 島田、夢づくり展
島田市金谷地区の住民らの作品が並ぶ「第25回夢づくり展」が9日、同市の夢づくり会館で始まった。陶芸や書道、写真、絵画など多彩な作品約3千点が並ぶ。12日まで。 同館で開かれている教室の受講生や、地元の小中学生など幅広い世代の作品が並ぶ。同地区在住の芸術家が制作した木彫や石工、志戸呂焼きが楽しめる「金谷の名匠展」も設けた。 10、11の両日は同館プラモデル塾の展示やミニ四駆体験会も開かれる。展示は午前9時~午後5時(最終日は午後3時まで)。
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農業用水の大切さ 動画でPR 島田商高生制作
島田商高生は9日、農業用水の大切さを知ってもらうために大井川土地改良区の業務内容を紹介するPR動画を制作、島田市の同土地改良区事務所で職員らにお披露目した。制作に関わった生徒3人と土地改良区の内田幸男理事長らが立ち会った。 動画は約7分間で、土地改良区の制服を着たVtuber(ブイチューバー)が人工知能(AI)を活用した音声で解説する。業務内容や大井川の水の活用方法の紹介に加え、ごみの不法投棄防止を呼びかけている。 制作は、同校が土地改良区から「活動を広く知ってもらいたい」と相談を受けたことがきっかけ。同校3年の福世絢音さん、柴野明里さん、平野絵梨さんが約半年かけて制作した。 内田理事長は「
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触って楽しむ布絵本 島田・バリアフリー展
静岡福祉大付属図書館(焼津市)が所蔵する布絵本などを紹介したバリアフリー絵本展が7日、島田市の島田図書館で始まった。27日まで。 布絵本作家の山本敬子さん(同市)をはじめ、布絵本作りの先駆者といわれる「ふきのとう文庫」(札幌市)などの作品計約40点が並んだ。初日は山本さんが地元園児に向け、リンゴの収穫体験に見立てた新作の布絵本などを紹介した。靴ひも結びや弁当の包みになぞらえた作品も展示し、触って楽しむことができる。バリアフリー絵本の概要を記したパネルも設置した。 山本さんは「布絵本を通じて手を動かすことの楽しさを子どもたちに感じてほしい」と話した。 島田図書館と同大地域連携推進センターの共催
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踊りやコーラス「河内おとこ節」 健康づくりの成果披露 島田市いきいきクラブ連合会
島田市いきいきクラブ連合会金谷支部は7日、日頃の健康づくり活動の成果を発表する「みんなの集い」を同市の夢づくり会館で開いた。 同支部や島田支部から延べ約200人が出演し、踊りやコーラスなどを披露した。金谷支部女性部は息の合った動きで「河内おとこ節」などを踊った。会場には写真やタペストリーなどの作品も展示した。 島田市歌に合わせて体を動かし、柔軟性アップを目指す「しまだ市っ歌り(しっかり)げんき体操」にも取り組んだ。島田署員による特殊詐欺被害防止の講話もあった。 (島田支局・寺田将人)
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全国の鉄道応援ツアー第3弾 大井川鉄道→SL人吉 名物広報・山本さんと九州旅、募集
大井川鉄道(本社・島田市)は3月1~3日、同社名物広報の山本豊福さん(58)が同行し、全国各地の鉄道に乗って応援するツアーの第3弾を九州で開催する。第1弾でも熊本県を訪れた山本さんは「いまだに熊本地震の爪痕を感じた。企画を続け、いずれは能登半島地震で被害を受けた石川県も目的地にできれば」と被災地に寄り添う旅に意欲を見せる。 今回は3月23日に運行を終えるJR九州の蒸気機関車「SL人吉」(熊本県―佐賀県)の乗車がメインの旅。北九州市の門司港地区を走るトロッコ列車「潮風号」にも乗る。静岡空港から飛行機で九州に向かう前に、大鉄のSLにも乗車する。集合解散は静岡駅。 2020年7月の豪雨で被災し
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本年度特別交付税 市長 18億円を要望 島田市
島田市の染谷絹代市長は5日、総務省で松本剛明総務相と面会し、2023年度の特別交付税を増額するよう要望した。市内の道路や鉄道、農業用施設、河川に多数の被害が発生した22年9月の台風15号、23年6月の台風2号による災害からの復旧などに必要だとして、18億円を求めた。 染谷市長は終了後の取材に「台風の爪痕がまだ残っていて、復旧は道半ばだ」と説明。市の主力である茶業の活性化に向けた基盤整備や担い手育成に取り組む重要性、エネルギー価格の高騰による厳しい財政運営の実情も訴えた。「(松本氏から)好意的に理解してもらえた」と述べた。 同市への特別交付税は近年、10億円台を中心に推移し、22年度は約1
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包括的な相談窓口 島田市 設置へ予算計上
島田市は2024年度、高齢者や生活困窮者、障害者、子育て家庭など対象者の属性を問わない包括的な相談窓口を市役所に設置する。「重層的支援体制整備事業」として、24年度当初予算案に関連事業費240万円を計上する。 ひきこもりが長期化し、高齢の親(80代)と子ども(50代)が生活に困窮する「8050問題」、育児と親の介護を同時に担う「ダブルケア」などの複合課題に対応し、各制度のはざまに位置する人を適切な支援へとつなげる狙い。 相談をはじめ、社会とのつながりを築く支援や属性を超えて交流できる地域づくりに取り組む。各担当課との調整役や伴走的支援の拠点として、24年秋の窓口設置を目指す。 市の担当者は「
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シイタケ菌打ち体験 島田・大津小
島田市の大津小児童が6日、シイタケの菌打ちを同校で体験した。地元の自然に理解を深めてもらおうと、大津財産区(大畑修司議長)が企画した。 3年生約20人が同区で議員を務める住民から手ほどきを受け、電動ドリルでコナラの原木に穴を開けた。約60本の原木に、シイタケの種駒を金づちで丁寧に打ち込んだ。 原木は同区が管理する山から切り出した。学校近くで保管し、2年ほど寝かせて収穫するという。 大畑議長(71)は「山を守り、大切にすることが災害の防止につながることを学んでほしい」と話した。
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静岡県広報コンクール 広報紙部門 最優秀賞に島田市と吉田町
2023年度の静岡県広報コンクール審査会がこのほど行われ、広報紙の市部門で島田市、町部門で吉田町が部門別最優秀賞に選ばれた。広報紙(団体)部門を除く5部門の最優秀作品は24年度全国広報コンクールに出品される。 コンクールは6部門に計91点の応募があり、報道関係者やデザイナーなどが審査した。 島田市の「広報しまだ11月号」は、「『産む』を巡る『公共』」と題した特集で、保険適用となった不妊治療を取り上げた。不妊治療の当事者への取材のほか、不妊の原因や、妊娠に備えた体調管理など、さまざまな視点から「産む」を伝えた。審査員はデリケートなテーマに果敢に挑んだ姿勢や、説得力ある内容を高く評価した。
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静岡県女流美術協会 華やかな42作品 6日まで小品展 静岡市
静岡県女流美術協会(林のぶ代表)の第34回新春小品展が6日まで、静岡市葵区のギャラリーえざきで開かれている。 会員25人による油彩、水彩、版画、ミクストメディアなど42点が並ぶ。冬の街角を描いた風景画、静物や人物の具象画、海や夜などをタイトルに掲げた神秘的な抽象画など幅広い。出品者の一人、藁科淑子さん(島田市)は「さまざまな表現、技法が見られ、華やかな雰囲気になった。作品に込められた思いを堪能してほしい」と話した。
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AEDで人命救助 2人に感謝状 磐田
人命救助に協力したとして磐田市消防本部はこのほど、プラスチック製品製造の吉野工業所静岡工場(同市森本)で働く徳田凌さん(28)=同市加茂=と相沢悦至さん(33)=島田市牛尾=の2人に感謝状を贈った。 昨年10月21日午前2時ごろ、同工場で50代の男性従業員が心肺停止状態で倒れているのが見つかった。徳田さんが119番通報し、相沢さんがAEDや心臓マッサージで救命措置を実施した。男性は救急隊の到着までに意識が戻り、入院を経て職場に復帰した。 徳田さんは、自身のスマートフォンで通報しながら周囲にAEDを準備するよう呼びかけたという。「指令センターの丁寧な指示があったので落ち着いて対応できた。ほかの
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大井川用水の現状学ぼう 島田、菊川で3月視察会
大井川の清流を守る研究協議会は3月1日、大井川用水を学ぶ視察会を島田、菊川両市で開く。協議会構成市町の島田、焼津、掛川、藤枝、袋井、御前崎、菊川、牧之原市、吉田、川根本町の住民対象に、2月20日まで参加者を募集する。 大井川用水の現状を流域住民に知ってもらい、河川環境保全活動の啓発を図るため実施する。島田市の川口発電所や神座分水工、菊川市の菊川頭首工など計8カ所を見学する。 参加料千円。定員40人。定員を超えた場合は抽選となる。はがきに住所、郵便番号、氏名、性別、生年月日、電話番号を記し、〒428-0313 川根本町上長尾627「川根本町役場くらし環境課(大井川用水を学ぶ視察会)」宛てに
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ゲームで交流、菓子まきも 島田・竹下自治会
島田市の竹下自治会は3日、節分に合わせ、地域の子どもや高齢者が触れ合うゲーム大会を同市の五和小体育館で開いた。 参加者は新聞紙を使ったホッケーリレーやうちわで風船を運ぶゲーム、クイズなどを楽しんだ。リレーは新聞紙でできたボールを転がして運び、チーム戦で順位を競った。菓子まきも行われ、世代間で交流した。
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雪遊びに大はしゃぎ 島田・こばと保育園
島田市のこばと保育園の園児が3日、雪遊びを同園や隣接の大津通公園で体験した。県中部の建設業者らでつくるNPO法人「創造の集い なずな」が地域貢献活動の一環で実施した。 雪は岐阜県高山市から10トンダンプカー2台で運び込まれた。公園に真っ白な雪が降ろされると、園児は大喜びで滑って楽しんだ。保護者と一緒に雪だるまを作って遊ぶ園児もいた。 同法人は県中部の保育園などで、ヤマメのつかみ取りや泡を勢いよく噴射するバブルマシンの体験などの機会を提供している。
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みそ造り「出来楽しみ」 島田で体験会
島田市のNPO法人「しまだ環境ひろば」は3日、みその手作り体験会を同市の「そのだ農園」で開いた。市民らが有機栽培の大豆や米を使ったみその仕込みに取り組んだ。 大豆をじっくり煮込んだ後、米こうじや塩と混ぜてミンチ機で細かくし、容器に詰めて密封した。持ち帰って発酵させ、10月ごろから食べられるという。初倉南小3年の葛川心裕さんは「煮込んだ大豆を取り分ける作業が楽しかった。みそ汁が大好きなので食べるのが待ち遠しい」と話した。 収穫や手作りの喜びを感じてもらい、持続可能な循環型社会の実現や地産地消に貢献することが目的。参加者は昨夏から、種まきや草取り、刈り取り、脱穀などに取り組んできた。 (島
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特定地域づくり事業協同組合 茶のまち川根(島田)、静岡県内初認定
静岡県は、過疎地域などの担い手確保に取り組む「特定地域づくり事業協同組合」に、島田市川根地区の「茶のまち川根事業協同組合」を県内で初めて認定した。1月31日付。 同制度は、人口が急減する地域で、地域内の短期の仕事を組み合わせて年間を通じた仕事を創出し、組合で雇用した担い手を組合員の事業所などに派遣することで、安定的な雇用と担い手確保の実現を目的としている。 複数の業種の組合員で構成する組合を知事が認定する。認定された組合は、本来は許可が必要な労働者派遣事業を届け出のみで実施でき、国や地元自治体から運営費の半額の財政支援が受けられる。2023年末時点で全国97市町村の94組合が認定されてい
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大自在(2月2日)文学の「地産地消」
「もう、読んだ?」が、静岡県内の小説好きのあいさつになっている。宮島未奈さん(富士市生まれ)の「成瀬は信じた道をいく」と永井紗耶子さん(島田市生まれ)の「きらん風月」。昨年、静岡書店大賞、直木賞に選出された県勢作家2人が、同じタイミングで受賞第1作を出した。 先週後半から書店に並ぶ。静岡市内の大規模店では、2冊が競うように平積みされていた。ベストセラー作家の“ホーム”として、売り場の力の入れようが伝わってきた。 文芸や書店の現況は厳しい。出版科学研究所が1月25日に発表した出版指標では、紙の書籍の2023年推定販売金額は前年比4・7%減。全国の書店数は、ここ10年
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静岡空港周辺地域 さらなる発展誓う 島田で新春交流会
静岡空港周辺の6市2町の商工会議所と商工会、青年会議所でつくる「富士山静岡空港と地域開発をすすめる会」は1月31日夜、島田市内で新春会員交流会を開いた。会員ら112人が出席し、6月に開港15周年を迎える静岡空港と周辺地域のさらなる発展を誓った。 増田学会長(吉田町商工会長)は1月に発生した能登半島地震に触れ、「災害時の空港の重要性は高く、支援の中心となる。時代の変化に伴い、役割も都度見直していくことも大切」と述べた。来賓の川勝平太知事はお茶など周辺の地域資源に言及しながら「新しい可能性を見越して空港を活用した地域開発の青写真を描かなければいけない。知恵を絞り、夢のある地域づくりをしていきま
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能登地震支援へ 初倉中生 浄財寄託 島田
島田市の初倉中生徒は1月30日、同市の初倉公民館を訪れ、能登半島地震被災地への募金活動で集まった浄財12万3501円を日本赤十字社に寄託した。 同校の今田大翔福祉委員長が代表して、同社県支部島田市地区参与の山田敏雄島田市福祉課長に浄財を手渡した。生徒は25、26の両日、同市のスーパーカネハチで来店客らに募金を呼びかけた。
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全日本優勝へ 島田一・二中野球部「一丸」 市長訪問、活躍誓う
3月に静岡県内8会場で開催される第15回全日本少年春季軟式野球大会に出場する島田第一・第二中の合同野球部が1日、島田市役所で染谷絹代市長に活躍を誓った。 昨年10月に行われた中部地区大会で優勝したことなどから開催地代表として出場が決まった。地区大会決勝では、島田第一中2年の山本奏選手と同山内健瑠選手の連続タイムリーで先制し、志太ナインベースボールクラブ(藤枝市)に3対0で勝利した。 初戦は3月24日、島田球場で長野県の佐久長聖中と対戦する。合同野球部の木下優星主将(島田第一中2年)は「チーム一丸となって優勝を目指したい」と抱負を語った。染谷市長は「皆さんのこれからの成長にとって大きな経験
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スケートボード・根附海龍 五輪予選ランク6位 島田出身の20歳 異彩の新星 パリへ急浮上【しずスポ】
独創的なオリジナルトリックで、パリ五輪代表候補に名乗りを上げた。スケートボード・ストリート男子の根附海龍(20)=DC Shoes、島田市=が昨年末の世界選手権で準優勝。五輪ランク6位(日本人3番手)に浮上した。世界的にも異彩を放つ新星が狙うのは、日本人2大会連続の金メダルだ。 根附の武器は、かかとを使ってボードを縦回転させる「ヒールフリップ」。多くの選手がつま先で板をはじくキックフリップをベースにする中で、逆向きに回転するボードはひときわ映える。基本技術の一つではあるが、そこに多彩な動きを組み合わせて世界トップレベルのトリックに仕立てているボーダーはほぼいない。「決まれば衝撃を与えられ
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世界レベルの卓球 すごい ラリーやフォーム修正 島田二中生、シンガポール代表と交流
韓国・釜山で2月に実施される世界卓球選手権に向け、島田市で事前合宿を行うシンガポールの卓球代表が31日、同市の島田第二中を訪れて生徒と卓球を通じて交流した。 代表選手6人が卓球部の男女40人とプレーを楽しんだ。生徒たちは交代でラリーを行い、選手からフォームやラケットの持ち方など指導を受けた。質疑応答では生徒から「卓球と勉強どっちを優先するべきか」「どうやったらコントロールがよくなるか」といった質問が出た。「選手はラケットの向きが安定していて、自分の失敗したボールも拾ってくれた」とも語った。 代表選手は13日まで、島田市の総合スポーツセンター「ローズアリーナ」で合宿を予定している。 (島田支局
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【時評】全国地紅茶サミット 物や人集める「コト」期待(小泊重洋/地紅茶学会顧問)
昨年12月2、3の両日に岐阜市で第21回全国地紅茶サミットが開かれた。全国から大勢の紅茶愛好家や生産農家が集まった。 この会は毎回、開催地の有志が組織を立ち上げて運営する。今回、最初に中心となっていた女性が不幸にして途中で亡くなる事態が生じ、開催が危ぶまれた。しかし、後を受けた女性はSNSを最大限活用して事前の情報発信やオンラインセミナー、会場からのインスタライブなど時代にマッチした運営を行った。さらに長良川、紅葉の金華山、岐阜城を一望するパノラマ茶会を催すなどして大好評のうちに終えることができた。 このように運営がすべて開催地に任される。また、全国の生産者が自慢の紅茶を持ち寄り出店する
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茶況(1月30日)世界の珍しい茶 会員ら楽しむ 茶の都ミュージアム
ふじのくに茶の都ミュージアム(島田市)は28日、「アジアのお茶体験会」を同ミュージアムで開いた。参加者に常設展「世界の茶葉ギャラリー」で展示している珍しいお茶を提供した。 午後1時からと同2時半からの2回開催し、それぞれ同ミュージアム友の会会員約30人が参加した。参加者は中国産白茶とタイ産ウーロン茶、ネパール産紅茶の3種類のお茶を楽しんだ。同ミュージアム職員がそれぞれのお茶の産地や作り方、味の特徴の解説も行った。 (島田支局・白鳥壱暉)
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来年度予算への商議所要望に回答 島田市
島田市はこのほど、島田商工会議所から昨年10月に提出されていた要望書に対して回答した。染谷絹代市長が市役所を訪れた大久保節夫会頭に回答書を手渡した。 要望は同市の来年度予算編成に関する10項目。市内中小製造業向け工業用地の確保・整備の要望については「県の指定を受けたふじのくにフロンティア推進区域で、都市基盤施設整備の動きが活発化し工業用地の創出が進むことを期待したい」とした。浜岡原子力発電所の再稼働への働きかけについては「発災時の市民の安全・安心な避難誘導手段が担保されるまでは、再稼働は容認できない」と回答した。
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就学後の事故防止へ 年長児対象に安全教室 島田
交通安全協会島田地区支部は30日、島田市の五和幼稚園の年長32人を対象に交通安全教室を実施した。就学後の登下校時、交通事故に遭わないための横断歩道の渡り方などを学んだ。 交通安全指導員が、歩道では建物寄りを歩くことや、縦一列になることなど安全な歩き方を伝えたほか、横断歩道での安全確認や視界が悪くなる雨天時の傘の使い方を伝えた。その後、園児は2人一組になって園の外に出て、実際に横断歩道や道路を歩く練習をした。
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「蛇骨沢」や「ダイラボッチ」… 大井川流域の昔話 披露 中川根「話楽座」
中川根語り部の会「話楽座」はこのほど、「昔ばなし語り部まつり」を川根本町の文化会館で開いた。メンバーが川根本町を中心に大井川流域に伝わる昔話を披露し、訪れた町民ら約140人を楽しませた。 メンバー4人が1年間の稽古の成果を発表したほか、同会の講師を務める岡尾智津子さん(静岡市駿河区)や長唄吉住会の吉住小友也さん(島田市)ら特別ゲストも登場し、盛り上げた。桑野山(同町)の奥地に住む大蛇にまつわる物語「蛇骨沢」や山のように背の高い男を描いた「ダイラボッチ」など6作品が披露された。 同会の沢井初美会長(79)は「何もしなければ忘れられてしまう。貴重な文化の一つとして語り継いでいきたい」と話した。
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プロの投打⚾小中生に指導 島田で元西武・石毛さんらが教室
野球のまち「島田」復活地域活性化プロジェクト実行委は27日、元西武ライオンズの石毛宏典さんらプロ野球OBを招いた野球教室を島田市の島田球場で開催した。市内の小中学生約150人が参加し、プロの技を学んだ。 石毛さんのほか、投手としてオリックスなどで活躍した鈴木平さん(磐田市出身)、元阪神タイガースの植松精一さん(富士市出身)が指導を行った。3人は送球やバッティングの正しいフォームを実演しながら一人一人に丁寧に伝えた。石毛さんは「下手と言われても諦めないで、どうしたらいいか考え練習を重ねてほしい。そういった姿勢が社会に出ても役立つ」と子どもたちにエールを送った。 同実行委と地方創生に関する協
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児童手作り 柊鰯で「鬼来るな」 島田、節分祭控え
島田市の伊太小児童クラブで29日、2月3日に同市の大井神社で行われる「節分祭」で魔よけとして使用する柊鰯(ひいらぎ・いわし)の制作体験会が開かれた。同市の伊太小と神座小の児童が参加した。 節分祭を主催するアートオビシマダ実行委が、柊鰯について児童に知ってもらおうと開催した。児童はイワシの頭を模して布を切り取り、木の枝の先に取り付けた。枝にはヒイラギのとげをイメージした針金を巻き、手作りの柊鰯を制作した。完成した柊鰯は節分祭で開催されるスタンプラリー「鬼さがしゲーム」で使用できる。 節分祭は4年ぶりに人数制限なしで開催され、豆まきやマルシェのほか、柊鰯を制作できるワークショップも実施する。 (
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児童、木炭作りに挑戦 島田で体験会
島田市伊久美二俣地区の炭焼き小屋で27日、小学生対象の炭焼き体験会が開かれた。市教委のサタデーオープンスクールの一環で、市内の児童約20人が木炭作りを学んだ。 地元住民が伐採した地元木材を児童がのこぎりで切り分けた。炭焼き窯の仕組みについて地元住民から説明を受け、一人一人炭焼き窯の中に入り、切断した木を奥から立てかけていった。1週間ほど木を燃やした後、2月10日に児童が窯から木炭を取り出す予定。 島田第一小4年の清水理雄君(10)は「窯の中は暗くて寒かった。できた木炭はバーベキューで使いたい」と笑顔を見せた。
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少年サッカー 8チームが熱戦 島田で大会
島田市内のサッカースポーツ少年団が熱戦を繰り広げる「第31回ベルスターニューイヤーカップ」(市サッカー協会主催)が27日、同市の横井運動場公園人工芝サッカー場で開かれ、金谷サッカースポーツ少年団が優勝した。 6年生主体の8チームが参加し、8人制サッカーで対決した。ゴールが決まると、児童は集まって喜びを分かち合った。 その他の入賞チームは次の通り。 2位 島田第五サッカースポーツ少年団▽3位 島田第二フットボールクラブ
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台湾の高校生ら 静岡県で防災学ぶ 27日まで滞在
台湾教育部主催の「防災青年国際リーダーキャンプ」で静岡県を視察している台湾の高校生らが26日、県庁を訪れ、県の危機管理体制や防災対策、能登半島地震での支援活動について学んだ。 来訪した高校生23人と大学生3人は、27日まで県内に滞在し、御殿場市で火山防災を学んだり、島田市内でフィールドワークに取り組んだりする。 県の危機管理センターでは、能登半島地震の被災地で住家被害調査の支援に入った県危機管理部職員が現地の様子を説明。津波、大規模火災、住宅倒壊、道路寸断など多様な事象が発生し、支援も困難な状況にあると話した。静岡県の地震・津波対策アクションプランや家屋耐震化、防潮堤整備などの施策も紹介
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島田市金谷猪土居 小さな塔、茶畑に囲まれ 「火の見櫓」編④完【アートのほそ道】
島田市の国道473号を南進し静岡空港に至る交差点の手前、道路沿いに広がる同市金谷猪土居の茶畑の中に背の低い火の見櫓[やぐら]がある。細い四角柱の上に見張り台があり、二等辺三角形の鉄骨が屋根を支える。何年も人の手から離れていることを示す赤さびた金属が、茶畑と木々に埋もれながら夕焼けに輝いていた。 火の見櫓が立つ茶畑は近隣の茶業「永田農園」の土地だが同園でも詳しい経緯はわからず、島田市でも由来を把握していないという。高さは6~7メートル程度と、火事をいち早く視認するために高所から見通す必要がある火の見櫓としては小さい。同地に住む茶業杉本芳樹さん(71)は「昔は一面畑だったから十分な高さだったの
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島田市 新庁舎の火災想定 通報や消火の手順など確認
島田市は25日、市役所本庁舎などで火災対応訓練を実施した。職員約200人が参加し、火災の予防と発生時に被害を軽減させる対応を確認した。 4階西側男子トイレから出火した想定。職員でつくる自衛消防隊が通報や消火、他職員の避難誘導訓練を行った。AEDや新庁舎に新しく設置された救助袋など人命救助に関わる器具の使用も学んだほか、本庁舎内の消火栓放水訓練も実施した。同隊の滝上大岳副隊長は「新庁舎になって初めての訓練。慣れない部分もあったが、スムーズに避難できた」と話した。
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部活・地域クラブの在り方検討 島田市教育会議
島田市は25日、第2回総合教育会議を市役所で開いた。染谷絹代市長や山中史章教育長、教育委員らが参加し、学校部活動・地域クラブ活動の在り方について意見交換を行った。 学校教育課の職員が学校部活動の課題について報告した。少子化により部活動の維持が困難になっていることや、学校ごとに部活動の数に差があり平等性に欠けることを指摘。また、多くの部活動が教員の時間外勤務によって成り立っていることも課題に挙がった。 小中学生とその保護者を対象にしたアンケートの結果も公表した。児童・生徒が市内中学校にはない部活動に取り組みたいと考えていることや、保護者が地域クラブ活動に肯定的であることが示された。 解決策とし
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「すべらない砂」で志望校合格に前進 大井川鉄道、沿線中学受験生に贈呈
大井川鉄道(本社・島田市)は24日、受験生を応援するため、車両の安全確保に使う「すべらない砂」と願い事を記入する「護摩木」を同市の金谷中3年生151人に贈った。 同社鉄道部運輸課長の坂下裕之さんが「すべらない砂をお守り代わりとして、かばんに入れてくれるとうれしい」と話し、代表生徒に手渡した。渡辺新太さんは「試験まであと数週間。改めて頑張りたい」とお礼の言葉を述べた。 すべらない砂は蒸気機関車(SL)が急坂を走行する際、滑り止めとして使用する愛知県矢作川の砂が3グラム入った縁起物。護摩木は「志望校合格」など願い事を書き入れ、後日、SLの乗務員が燃焼中のかまに入れて祈願する。 沿線の川根中
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手品を使って認知症予防 島田市 マギー塁さんが講座 マギー司郎さんもサプライズ登場
島田市は24日、マジシャンのマギー塁さん(静岡市出身)を招いた認知症予防講座を島田市役所で開いた。マギー塁さんの師匠のマギー司郎さんもサプライズで登場し、参加者約100人が手品を使った認知症予防法を学んだ。 認知症サポーターを務めるマギー塁さんがハンカチなどを使ったマジックを披露した。指先を使って脳の活性化につなげることや、成功しても失敗しても笑顔になれるなど認知症予防効果を紹介した。参加者も簡単な手品に挑戦した。 マギー司郎さんも軽妙な語り口を交えて新聞紙や1000円札を使ったマジックを披露し、参加者の笑いを誘った。 講座は公会堂などで触れ合い活動に取り組むボランティアが対象。それぞ
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積み木と光で童話表現 島田・六合小でワークショップ
NPO法人クロスメディアしまだは24日、造形作家によるワークショップを島田市の六合小で開いた。特別支援学級の児童34人が積み木とLEDライトを使って童話のワンシーンを完成させた。 「UNMANNED(アンマンド) 無人駅の芸術祭/大井川」(2月10日~3月17日開催)に参加する童話作家のきみきみよさんが大井川流域をテーマにした物語を作成し、それを読んだ子どもたちが作品に登場する蓬莱橋や新金谷駅などを立体的に表現した。児童は自由な発想で蒸気機関車(SL)などを形作り、室内を暗くすると、LEDライトの明かりで幻想的な作品が完成した。 きみきみよさんの夫で造形作家の泰然(本名・諌見泰彦)さんが
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海軍の実験所テーマに講座 島田で27日、近代遺産学会
島田近代遺産学会は27日午後1時半から、戦時中の海軍島田実験所をテーマにした講座を島田市のしまだ楽習センターで開く。 元海上自衛隊海将で元自衛艦隊司令官の山崎眞さんが講師を務め、同実験所で研究に従事した父荘三郎さんのエピソードや実験所の実態などを語る。 受講料500円。対象は中学生以上。定員50人。希望者は当日直接会場へ。