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ロシア領内の防空「万全でない」 無人機到達でウクライナ軍

 【キーウ共同】ウクライナ空軍のイグナット報道官は、同国の無人機がロシア第2の都市サンクトペテルブルクに到達したことに関し「ロシアの防空は手薄になっている。ウクライナの前線とクリミア半島では充実しているが、領内は万全ではない」と指摘した。ウクライナメディアが20日報じた。

ウクライナ東部ドネツク州の陣地で無人機を操作するウクライナ兵=17日(ロイター=共同)
ウクライナ東部ドネツク州の陣地で無人機を操作するウクライナ兵=17日(ロイター=共同)

 サンクトペテルブルクはウクライナ国境から約900キロ離れている。無人機は石油ターミナルに攻撃を実施し、ウクライナ軍の射程が伸びたことを示した。イグナット氏は「無人機はモスクワや他の都市の石油貯蔵施設にも届く」と話した。
 英国防省は20日の戦況分析で、ロシア軍がウクライナ南部のドニエプル川西岸で苦戦しているとの見方を示した。西岸からウクライナ軍を撤退させることを優先目標としているが、訓練が不足し、統制も取れていないと指摘した。
 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は20日、ロシアが占拠する南部ザポロジエ原発の周囲に再び地雷が埋められたと明らかにした。IAEAが昨年11月に撤去していた。

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