テーマ : ウクライナ侵攻

ロシア第2都市に無人機 ウクライナ 航続距離5割増【ウクライナ侵攻】

 【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナが特別作戦として発射した同国製無人機がロシア第2の都市、北西部サンクトペテルブルクに到達した。航続距離は5割以上伸び、既に攻撃した首都モスクワに次いで射程に入った。ロシアはイラン製シャヘドを改良してウクライナ各地への攻撃を続けており、無人機攻撃の応酬が激化している。

ロシア・サンクトペテルブルク、モスクワ、ブリャンスク、ウクライナ・キーウ
ロシア・サンクトペテルブルク、モスクワ、ブリャンスク、ウクライナ・キーウ

 ウクライナ国防省情報総局は18日、サンクトペテルブルクの石油ターミナルに無人機攻撃を実施した。無人機は迎撃されたとみられ、施設に破片が落下し火災が発生。ウクライナ当局者は共同通信に「特別作戦が成功した」と説明し、同市やその周辺の軍事施設が攻撃範囲にあると認めた。
 翌19日には、ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州に無人機攻撃があり、石油貯蔵施設で火災が起きた。
 一方、ロシアも首都キーウ(キエフ)や南部オデッサ、西部リビウなどウクライナ各地をシャヘドで攻撃。ステルス性を高め、妨害電波の影響を回避するなど、性能向上を図っている。
 英BBC放送は、ウクライナ国境から約900キロ離れたサンクトペテルブルクに無人機が到達したのは初めてと報道。ウクライナ側は1250キロ飛行したとしている。これまでは、昨年8月に北西部プスコフ州の飛行場を無人機で攻撃した際の飛行距離が最長で、ゼレンスキー大統領は「700キロ先の目標に命中した」と述べていた。

いい茶0

ウクライナ侵攻の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞