テーマ：ウクライナ侵攻

ウクライナ、安保会議書記を解任　態勢立て直す狙いか

　【キーウ共同】ウクライナ大統領府は２６日、政府で安全保障政策の中枢を担うダニロフ国家安全保障・国防会議書記を解任する大統領令を発表した。解任の理由は明らかにしていない。

ウクライナのダニロフ国家安全保障・国防会議書記（共同）

２５日、ウクライナ・キーウで、ロシアの攻撃後に被害状況を調べる当局者（ＡＰ＝共同）

ウクライナのダニロフ国家安全保障・国防会議書記（共同）

２５日、ウクライナ・キーウで、ロシアの攻撃後に被害状況を調べる当局者（ＡＰ＝共同）

　ゼレンスキー大統領は２月に軍総司令官を解任。戦況が停滞する中、長期戦に向け態勢を立て直す狙いがありそうだ。
　２６日に発表された別の大統領令によると、後任には対外情報局長官のリトビネンコ氏を任命した。
　ウクライナメディアは２５日、同日の首都キーウ（キエフ）への攻撃にロシア軍が極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」２発を使用したとの見方を伝えた。マッハ９（音速の９倍）の速度で千キロ以上先の標的を攻撃可能とされる同ミサイルによる攻撃は確認されれば２月以来、２度目とみられる。
　攻撃では市中心部が狙われ、１０人が負傷した。住民からは「警報が鳴った直後に爆発音がし、避難する時間がなかった」との証言も出ている。英字紙キーウ・ポストはウクライナ保安局が標的だったとの見方を報じた。
　ゼレンスキー氏は２５日、Ｘ（旧ツイッター）への投稿で「命を救うためにはさらなる防空システムが必要だ」と国際社会に支援を訴えた。
　ウクライナ海軍報道官は２６日、ロシアが２０１４年の南部クリミア半島併合時にウクライナから奪取した大型揚陸艦「コンスタンチン・オリシャンスキー」をミサイル攻撃したと地元テレビで述べた。
　東部ハリコフ州の知事は２６日、ロシア軍が一晩で少なくとも８機の無人機で攻撃したと発表した。一方、ロシア側は同州と隣接するロシア西部ベルゴロド州にウクライナ軍による攻撃があり、負傷者が出たとした。

いい茶0

▶ 追っかけ通知メールを受信する

ウクライナ侵攻の記事一覧

他の追っかけを読む

週間アクセスランキング

SBSテレビチャンネル