テーマ : ウクライナ侵攻

ゼレンスキー大統領、サウジ訪問 自身提唱の和平案協議

 【キーウ、カイロ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領は27日、サウジアラビアの首都リヤドを訪れ、同国の実権を握るムハンマド皇太子と会談した。ウクライナ大統領府によると、ゼレンスキー氏が提唱する和平案「平和の公式」について意見を交わした。

27日、サウジアラビアの空港で迎えられるウクライナのゼレンスキー大統領(奥中央右)(ロイター=共同)
27日、サウジアラビアの空港で迎えられるウクライナのゼレンスキー大統領(奥中央右)(ロイター=共同)
25日、キーウ市内で記者会見するウクライナのゼレンスキー大統領
25日、キーウ市内で記者会見するウクライナのゼレンスキー大統領
27日、サウジアラビアの空港で迎えられるウクライナのゼレンスキー大統領(奥中央右)(ロイター=共同)
25日、キーウ市内で記者会見するウクライナのゼレンスキー大統領

 ゼレンスキー政権は平和の公式への理解を広め、ロシアに対する国際的圧力を高めようとしている。平和の公式を話し合う首脳級の「世界平和サミット」をスイスで近く開くことを目指しており、サウジなどグローバルサウスと呼ばれる新興・途上国の支持獲得に力を入れている。
 平和の公式は、ロシア軍の即時全面撤退やウクライナ領土の一体性回復などを盛り込んだ10項目の提案。
 ウクライナ大統領府によると、ムハンマド皇太子との会談ではサミットの議題のほか、ウクライナや欧州の安全保障を回復するための方策などを協議した。サウジ国営通信によると、皇太子は危機解決に向けた国際的な努力へのサウジの支援を強調した。ゼレンスキー氏は謝意を示した。

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