テーマ : ウクライナ侵攻

ロシア、エネルギー施設攻撃 ウクライナ大手の生産半減

 【キーウ共同】ウクライナ軍は25日、南部オデッサ州とミコライウ州にロシア軍の無人機攻撃があり、エネルギー施設が被害を受けたと明らかにした。ロシア軍は22日に侵攻後最大規模とされるエネルギー施設攻撃を行い、ロイター通信によると、ウクライナのエネルギー最大手DTEKは電力生産能力の半分を失った。輸出を停止し、輸入を増やしたという。

25日、キーウでミサイルの破片が落下した現場(共同)
25日、キーウでミサイルの破片が落下した現場(共同)

 オデッサ州では停電が発生し、交通機関が一部停止した。ウクライナ国営石油・ガス会社ナフトガスによると、24日には西部の地下ガス貯蔵施設が攻撃を受けたが、供給に影響はないという。
 ウクライナの首都キーウ(キエフ)市当局は25日、ロシア軍のミサイル攻撃を受けたと発表した。ウクライナ軍によって迎撃されたミサイルの破片が市中心部に落下し、少なくとも7人が負傷した。現場では建物の一部が崩れ、近くの道路にまでがれきが散乱した。近隣住民の男性は「地震が起きた時のような大きな衝撃があった」と声を震わせた。
 ウクライナ側もロシアのエネルギー関連施設を狙った攻撃を強めている。ロシア南部ロストフ州の知事は25日、発電所で火災があり、二つの発電ユニットが運転を停止したと通信アプリに投稿した。
 ロシア国防省は24日の戦況説明で、過去24時間にウクライナの無人機172機と「ストームシャドー」を含む巡航ミサイル11発を迎撃したと発表した。ウクライナ国境の西部ベルゴロド州上空に飛来した22発の多連装ロケット砲も迎撃したと明らかにした。

いい茶0

ウクライナ侵攻の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞