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ロシアの大規模石油精製所を攻撃 ウクライナ国境から1000キロ

 【キーウ共同】ウクライナメディアによると、同国の情報機関が2日、ロシア中部タタルスタン共和国ニジネカムスクの石油精製所を無人機で攻撃したと明らかにした。火災が起きたという。石油精製所はロシア有数の規模で、両国国境から約千キロ離れている。

ウクライナ東部ハリコフで掲げられたウクライナ国旗=2022年(ゲッティ=共同)
ウクライナ東部ハリコフで掲げられたウクライナ国旗=2022年(ゲッティ=共同)

 ウクライナメディア「ウクラインスカ・プラウダ」は、ウクライナの国防省情報総局と保安局(SBU)が共同で行ったと伝えた。ウクライナは今年に入ってから、ロシア領内の石油関連施設への無人機攻撃を繰り返している。
 ウクライナの情報筋はウクラインスカ・プラウダに「戦争への資金供給を制限するため、軍事施設を標的にし続ける。ロシアの軍事予算に流れる石油関連の資金を最小にする努力を続ける」と話した。
 ロシア国防省は2日の戦況説明で、過去24時間に無人機195機を撃墜したと発表。2月に制圧した東部ドネツク州アブデーフカ方面では、ウクライナ軍の11波の攻撃を撃退したとしている。
 ショイグ国防相は国防省幹部会で、1月からの3カ月間に東部・南部4州で計約400平方キロを新たに支配下に置き、ウクライナ軍を「西方に押し戻している」と主張した。3月だけでウクライナの軍事・エネルギー関連施設にミサイルや無人機で190回以上の集中攻撃を加えたと述べた。

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