テーマ : ウクライナ侵攻

ロシアの選手ら750人侵攻支持 ウクライナ青年スポーツ省が公開

 【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナの青年スポーツ省は、侵攻を支持しているとみなしたロシアとベラルーシのスポーツ関係者をホームページ上に公開している。今月13日時点で約50競技の750人を超す選手やコーチを列挙。フィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ選手や、陸上女子棒高跳び五輪金メダリストのイシンバエワ氏を名指しした。

侵攻支持を指摘されたロシア選手ら
侵攻支持を指摘されたロシア選手ら

 国際オリンピック委員会(IOC)は昨年12月、ロシアとベラルーシの選手について、個人の中立選手(AIN)として今年のパリ五輪参加容認を決定。ただ、積極的に侵攻を支持する選手、軍や治安当局の所属選手は対象外とした。ウクライナは、ロシアとベラルーシ両国のスポーツ界と侵攻との密接な関係をあぶり出し、両国を五輪から排除したい考え。
 ホームページでは、各選手の交流サイト(SNS)上での発言や写真などから、それぞれの侵攻との関わりを示す。2022年北京冬季五輪のフィギュアスケートに出場したワリエワ選手は、侵攻後にプーチン大統領出席の行事に参加。東京五輪競泳2冠のリロフ選手は、侵攻支持を公言していると指摘した。
 イシンバエワ氏は少佐の階級を持ち、国防組織に所属しているにもかかわらず、IOCの委員として活動していると批判した。プーチン氏に近く、フィギュアスケート男子で06年トリノ冬季五輪金メダリストのプルシェンコ氏についても、侵攻を正当化する行事への参加を問題視した。

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