テーマ : ウクライナ侵攻

ロシアとウクライナが非難応酬 国連安保理で市民死傷巡り

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は6日、ロシアが一方的に併合を宣言したウクライナ東部ルガンスク州リシチャンスクで市民ら28人が死亡した砲撃について協議する緊急の公開会合を開いた。会合を要請したロシアは「ウクライナによる民間人へのミサイル攻撃だ」と批判。ウクライナもロシアの攻撃で、ウクライナ領内で多数の民間人が死傷していると反論し、非難の応酬となった。

市民への砲撃について協議する安保理会合=6日、ニューヨークの国連本部(共同)
市民への砲撃について協議する安保理会合=6日、ニューヨークの国連本部(共同)

 ロシアのネベンジャ国連大使は、3日に砲撃されたのは喫茶店とパン屋があった建物で、28人の死者には妊婦と5歳の子どもが含まれていたと指摘。米国が供与した高機動ロケット砲システム「ハイマース」が使われたとして、米国も「共犯者だ」と述べた。
 ウクライナの代表は、南部ヘルソン州のホテルをロシアが5日にミサイル攻撃し、乳児を含む2人が死亡したと主張。「ロシアが戦争を終わらせれば、これ以上の民間人犠牲はなくなる」と訴え、撤退を要求した。
 米国や日本などもロシアに即時撤退を求めた。

いい茶0

ウクライナ侵攻の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞