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ロシア大統領選は「茶番」 結果「不当」とウクライナ

 【キーウ共同】ロシアの侵攻が続くウクライナでは、プーチン大統領の当選が確実視されていたロシア大統領選は「茶番」(ウクライナ外務省)と一蹴され、関心は低かった。ロシアの占領下にあるウクライナ東部・南部4州や南部クリミア半島で強行された選挙は「違法で無効」との立場で、選挙結果の不当性を訴えている。

ロシアが実効支配するウクライナ東部ドネツク州アブデーフカで、治安当局者の横でロシア大統領選の投票をする地元住民=16日(ロイター=共同)
ロシアが実効支配するウクライナ東部ドネツク州アブデーフカで、治安当局者の横でロシア大統領選の投票をする地元住民=16日(ロイター=共同)

 ロシア西部やウクライナ国内のロシア占領地では17日の投票最終日にかけて攻撃が相次いだが、ウクライナ側による選挙妨害かどうかは不明だ。ウクライナ外務省はロシアが危機をあおる「挑発活動」を行う可能性があるとして、占領地の住民に対し、人混みを避けるよう呼びかけていた。
 首都キーウに住む無職デニス・ペトロフスキーさん(23)は「選挙をやってもロシアは何も変わらない」と一蹴。研究者のミロスラワ・カラツバさん(50)は「プーチン氏が描いた通りの結果が出るに決まっており、意味がない。ウクライナにとっては悲劇が続くだけだ」と訴えた。

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