テーマ : ウクライナ侵攻

クリミアの航空基地攻撃 ウクライナ、攻勢強める

 【キーウ共同】ウクライナ空軍のオレシチュク司令官は6日、ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島西部のサキ航空基地を攻撃したと明らかにした。通信アプリに「全ての目標に命中した」と投稿した。ウクライナ側は4日にもロシア黒海艦隊が司令部を置く同半島セバストポリ近郊などを攻撃したと表明、クリミアへの攻勢を強めている。

ロシア軍がウクライナ東部ハリコフに撃ち込んだミサイルの残骸を調べるウクライナ当局者=2日(ロイター=共同)
ロシア軍がウクライナ東部ハリコフに撃ち込んだミサイルの残骸を調べるウクライナ当局者=2日(ロイター=共同)

 ロシア国防省は6日、クリミア上空に同日未明に飛来したミサイル4発を防空システムで破壊したと発表した。攻撃の全体像や被害の有無には触れていない。
 一方、米シンクタンク、戦争研究所は5日、ロシア軍が数週間のうちに東部ハリコフ州クピャンスクの制圧に向け、消耗の少ない部隊を配置しようとしている可能性があると分析した。ウクライナ側は、ロシア軍が冬の間にクピャンスクやその近郊の制圧を狙っているとみている。ロシア軍はハリコフ州を流れるオスコル川東岸からウクライナ軍を撤退させようとしていると指摘した。
 北朝鮮が複数の短距離弾道ミサイルと発射装置をロシアに提供し、ロシアがウクライナへの攻撃で使用したとの米国の発表を受け、ハリコフ州検察の報道官は6日、ロシア軍が2日に撃ち込んだミサイルの一部が北朝鮮製の可能性があると記者団に説明した。ロイター通信が報じた。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は5日の声明で「今年を耐え抜くことは戦争自体を耐え抜くことを意味する」と述べ、国民を鼓舞した。防衛や作戦のために装備や人員を確保することが優先事項だとして「重要かつ決定的な時期だ」と訴えた。

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