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ウクライナ避難の学生、修了式 戦闘終結見通せず、日本で就職

 ウクライナの大学から多くの避難民学生を受け入れている福岡県太宰府市の日本経済大で15日、修了式が行われた。ロシアによる侵攻開始から2年が過ぎ、戦闘終結の見通しが立たない中、修了生8人は日本企業に就職し、新たな道を歩む。

修了式を終えたウクライナ避難民の学生=15日午前、福岡県の日本経済大
修了式を終えたウクライナ避難民の学生=15日午前、福岡県の日本経済大
修了証を受け取るウクライナ避難民の学生(左)=15日午前、福岡県の日本経済大
修了証を受け取るウクライナ避難民の学生(左)=15日午前、福岡県の日本経済大
修了式を終えたウクライナ避難民の学生=15日午前、福岡県の日本経済大
修了証を受け取るウクライナ避難民の学生(左)=15日午前、福岡県の日本経済大

 式典で学生代表として登壇したマルガリータ・ダガエバさん(22)は「新社会人になるが、不安と決意が一つになった気持ち。日本での社会人生活が最善のものになることを期待しています」とあいさつした。
 同大は侵攻直後の2022年3月以降、学術交流協定を結ぶキーウ(キエフ)国立言語大とリビウ国立工科大から計68人の学生を受け入れた。一部は帰国するなどし、23年度は32人が引き続き在籍した。多くは24年度も日本経済大で学び続ける見通し。
 8人は昨年6月に言語大を卒業済み。このうち5人は、日本経済大と言語大の双方で学位を得られる「ダブルディグリープログラム」の下で経営学などの所定の単位を取得したことから、日本経済大の学位も授与されることになった。
 ウクライナからの避難民学生に対し、同大の卒業生として学位が授与されるのは初めてとなる。

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