テーマ : ウクライナ侵攻

ピースボートが横浜出港 ウクライナの若者も乗船

 広島や長崎の被爆者らを乗せて世界一周をするピースボートの船が横浜港を13日たつのに先立ち、主催者が記者会見した。被爆者3人が各地で自身の体験を証言する他、ウクライナ出身の若者7人が戦禍について伝えながら世界を回る。

ピースボートへの乗船前、記念撮影するウクライナ出身の若者や広島、長崎の被爆者ら=13日午前、横浜市
ピースボートへの乗船前、記念撮影するウクライナ出身の若者や広島、長崎の被爆者ら=13日午前、横浜市

 長崎で1歳の時に被爆した小川忠義さん(80)は会見で「一人でも多く核の恐ろしさを伝えていきたい」と意気込んだ。
 乗船した被爆者による証言会は2008年から始まり、これまで延べ170人以上の被爆者が自身の経験を話してきた。今回は、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中熙巳代表委員(91)も南アフリカのケープタウンまで乗船する。
 ウクライナ出身の若者の参加は在日ウクライナ大使館の協力で実施。ロシアの侵攻後に日本に避難したナターリヤ・マコホンさん(22)は取材に「自分の経験を伝えることで、どうすれば平和な世界になるか模索したい」と話した。
 14日には神戸に寄港する。およそ3カ月かけて世界を一周する予定で、主催者によると乗船者は計約1500人に上る。

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