テーマ : ウクライナ侵攻

ロシア IAEAに対応要求 原発攻撃でウクライナ非難【ウクライナ侵攻】

 ロシア外務省は8日の声明で、ウクライナ南部でロシアが占拠している欧州最大のザポロジエ原発への無人機攻撃について「ウクライナは核テロの道を歩み始めた」と非難した。国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長に「明確な対応」を要求。ロシア国内への無人機攻撃を激化させるウクライナへの批判のトーンを高めた。
 タス通信によるとグロッシ氏は8日、訪問先ルーマニアでの記者会見で「大きな衝撃を受けた。繰り返されてはならない」と危機感を表した。原発当局者によると9日にも敷地内の訓練棟に無人機攻撃があった。
 ロシアのネベンジャ国連大使は8日、近く安全保障理事会で原発攻撃の問題を取り上げると表明。ラブロフ外相は9日、北京での記者会見で「今度こそ(ウクライナは)責任を逃れることはできない」と指摘した。
 ウクライナは原発攻撃への関与を否定している。同原発が立地するエネルゴダールのオルロフ市長は8日、ウクライナメディアに「無人機はロシアが自ら発射し、ニュースをつくろうとしたのだろう。質の悪い挑発行為だ」と語った。米国務省のミラー報道官は同日「ロシアは制圧した原発で危険なゲームをしている。原発から撤退し、事故を招くようないかなる行動も控えるよう求める」と述べた。
 (共同)

いい茶0

ウクライナ侵攻の記事一覧

他の追っかけを読む
地域再生大賞