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ロシアの3飛行場攻撃 ウクライナ東部で7人死亡

 【キーウ共同】ウクライナ軍などは4日夜から5日朝にかけて、ロシア領内の3カ所の飛行場を無人機で攻撃し、ロシア側の11人が死亡した。複数の軍用機を損傷させた。ウクライナ情報筋が共同通信に明らかにした。

5日、ロシアのミサイルが着弾した現場で負傷した女性を運ぶ救急担当者ら=ウクライナ南部ザポロジエ(ロイター=共同)
5日、ロシアのミサイルが着弾した現場で負傷した女性を運ぶ救急担当者ら=ウクライナ南部ザポロジエ(ロイター=共同)

 ウクライナ東部ハリコフ市当局などは6日、5日からの夜間に市の住宅地へロシア軍の攻撃があり、7人が死亡、10人以上が負傷したと発表した。ウクライナ軍によると国内各地に飛来したミサイル6発のうち3発、無人機32機のうち28機をそれぞれ迎撃した。
 情報筋によると、飛行場への攻撃は軍と国防省情報総局の共同作戦。ロシア南部クラスノダール地方エイスクの飛行場への攻撃で4人が死亡、2機のスホイ25攻撃機を損傷させた。南部サラトフ州エンゲリスでは7人が死亡、3機の長距離戦略爆撃機ツポレフ95を損傷させた。西部クルスク州の飛行場にも攻撃を加え、結果を確認している。
 これに先立ち別の情報筋は、ウクライナがロシア南部ロストフ州モロゾフスクの飛行場を攻撃し、戦闘機6機を破壊、8機を損傷させたと明らかにしていた。
 一方、米シンクタンク、戦争研究所は5日、3カ所の飛行場への攻撃について、衛星画像などから「航空機やインフラを破壊または損傷させたという証拠はまだ確認されていない」と指摘した。
 ウクライナ南部ザポロジエ市では5日、ロシア軍のミサイル攻撃で4人が死亡し、20人以上が負傷した。最初のミサイルが撃ち込まれ、40分後に再びミサイルが着弾したという。現場を取材していたウクライナメディアの記者2人が負傷した。

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