テーマ : ウクライナ侵攻

EU弾薬供与、目標の半分 ウクライナ支援「向上せねば」

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は1月31日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに3月までに弾薬100万発を供与するというEUの目標に関し、実際に供与できるのは半分程度の52万4千発にとどまるとの見通しを示した。年末に110万発に到達するとした。ブリュッセルでの記者会見で述べた。

昨年11月、ウクライナ東部ドネツク州のバフムト周辺で対空機関砲を発射するウクライナ軍の兵士ら=(ゲッティ=共同)
昨年11月、ウクライナ東部ドネツク州のバフムト周辺で対空機関砲を発射するウクライナ軍の兵士ら=(ゲッティ=共同)

 既に供与した弾薬は33万発。EUは昨年3月の首脳会議で100万発の供与を承認したが、計画通りに進んでいない。ボレル氏は「欧州の生産能力を向上しなければならない」と強調した。
 ボレル氏はEU加盟国が新たに2万人のウクライナ兵の訓練を実施することも明らかにした。EUはこれまでに4万人の訓練を行っている。

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