テーマ : ウクライナ侵攻

フェンシングで日ウクライナ交流 スポーツ庁、国際貢献事業で招待

 スポーツ庁による国際貢献事業の一環として来日したウクライナのフェンシング選手が23日、東京都内で日本代表選手らと剣を交えるなどして交流した。ウクライナ出身で男子エペの日本代表を指導するオレクサンドル・ゴルバチュク・コーチは「練習場所を失った若い選手に日本が機会を与えてくれた」と母国へのサポートを感謝した。

男子日本代表の古俣聖(左)と対戦するウクライナ選手=23日、東京都内
男子日本代表の古俣聖(左)と対戦するウクライナ選手=23日、東京都内

 ロシアによる侵攻で活動拠点を失い、東欧などを転々とするウクライナ選手は多い。日本フェンシング協会は試合や練習の機会を提供しようと、14~25歳の男女計7人を招待。スポーツ庁が実施する「ポストスポーツ・フォー・トゥモロー」を活用し、旅費や滞在費を支援した。
 この日は和やかな雰囲気で男女別に団体戦を行い、3時間ほど汗を流した。ゴルバチュク氏の息子で、エペのウクライナ代表として活躍するエフゲニーも参加し「東京に来ることができて、手ごわい選手たちと戦えた」と充実した表情だった。対戦した男子日本代表の古俣聖(本間組)は「僕らも何度もウクライナで合宿して、交流がある。喜んでくれるなら、うれしい」と応じた。

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