テーマ : ウクライナ侵攻

ウクライナへ最初の18機を準備 オランダのF16供与

 【ブリュッセル共同】オランダのルッテ首相は22日、ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談した。ウクライナが待望するF16戦闘機の供与を巡り、最初の18機を引き渡す準備を始めると表明した。X(旧ツイッター)で明らかにした。ゼレンスキー氏はXに「オランダ政府の決定に謝意を伝えた」と投稿した。

オランダのルッテ首相=7月(AP=共同)
オランダのルッテ首相=7月(AP=共同)

 引き渡しはオランダ外務省の輸出許可と、ウクライナが人員やインフラの基準を満たすことが条件となる。オランダは11月7日、ウクライナ人操縦士の訓練のために5機をルーマニアの拠点に送るなど供与に向けて動いてきた。
 オランダでは11月の下院総選挙でウクライナへの武器供与停止を主張する極右政党、自由党(PVV)が第1党となり、今後の支援への影響が懸念されている。同党の過激な主張に拒否感を示す政党が多く、連立政権づくりは難航している。ルッテ氏は次期政権が発足するまで暫定的に首相にとどまっている。

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